Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

いは「遺跡」のい

 前回は、「い」の項目の序章みたいなもので、ここから本格的にスタート。


 遺跡といっても、いろいろな種類があるのは前回も話したけれど、ここではフィクションにしばしば登場する「古代遺跡」に絞ってみる。また、「水田跡」とかの話をしても仕方ないので、「何かの宝やパワーソースが隠されている(封印されている)実用的な探索対象」という条件も加味。
 学術的には価値があるけれども、何の実用的価値もない「普通の遺跡」じゃ、物語のネタにはならない、という判断。

遺跡の中に眠るもの

 「古代」という前提から考えると、「神々の力」「伝説の物品」「禁断の知識」の3つが該当するかな。もちろん、全てをひっくるめて「何らかの超パワー」にまとめることができるんだけど。
 また、他に「莫大な財宝」という方向性も考えられるけど、「お金を稼いでめでたしめでたし」だったら、それで話が終わってしまう。「超パワーを手に入れて、それからどうなる?」って話の方が、遺跡物としては、より魅力的に感じる次第。
 では、これを細かく見て行くとしよう。

神々の力

 これは、遺跡の中に「力を持った存在」が封じられているケース。
 この場合、力を持つのは、「神」だけでなく、「魔物、モンスター」それから「巨大ロボットみたいな乗り物」というケースも考えられます。最後のは、「伝説の物品」にも該当しそうだけど、遺跡から発掘されたロボットって、往々にして自意識を持っていたりもして、単純なアイテムとは話が違うことも多い。むしろ、「魔神とか巨神とかの部類」になるでしょう、と。
 これらの力ある存在は、「将来、目覚める悪に対抗するために眠りについた正義の使徒」かもしれないし、逆に「古代人の苦闘の末に封印された破壊者」かもしれない。ある意味、「遺跡から蘇りし強大な力」という設定だけで、一つのフィクションが作れることは間違いない。

伝説の物品

 これは、神々ほどではないけれど、持ち手に力を与えてくれるアイテム。
 神々の場合、正義とか悪とかの属性が大体決まっていて、発掘主の自由にはならないことも多く、制御が困難。時として、発掘主の運命をもねじ曲げてしまいがちなのに対し、
 物品の場合は、善悪の属性とは無関係で、双方の勢力の争奪戦をよりストレートに演出できる。
 強大すぎる神々の力に比べると、物語上のサブテーマとしても利用できる、と。
 強大な敵勢力と戦うために、「伝説の武器」を探しに行くとか、
 不老長寿の力を秘めた「聖杯」を探しに行くとか、
 古代の遺跡から、「変身ベルト」とか「レアカード」が見つかったとか(笑)、玩具会社も喜ぶようなネタが多かったり。

禁断の知識

 これは、前の2つに比べて、実用度が下がる。
 知識は直接の力ではなく、さらなる冒険・探索のための道標とか、単なる通過地点とかに該当。
 遺跡の奥にある壁画を見ることで、古代怪獣の弱点が分かって、撃退の契機になるとか、
 あるいは遺跡から発掘された宝の地図によって、次の目的地が判明するとか、
 知識とは違うかもしれないけど、遺跡の奥に封印されたゲートから異世界に向かうことができるとか、
 物語上の意味としては、決してメインになることはなく、ただの一エピソードに相当。最終的に力を手に入れるための十分ではないけど、必要手段という感じ。


 分類としては荒削りだけど、まあ、遺跡の中に何らかの力が収められている、と考えると、探索のし甲斐もあるというもの。
 次回は、そういう「遺跡の中に秘められた力」の織り成すフィクションを思いつくままに、語ってみる予定。