Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

MM9・2話感想

 夏になって、見たい深夜番組が増えたなあ、と思いつつ。
 まあ、来週以降、感想記事は、金曜夜から土日に書くようになることを宣言しておきます。さすがに、朝が早くなるので、平日の夜には書けません。


 さて、ナレーション・石坂浩二とか、エンディングで怪獣の影絵がインサートされるとか、怪獣特撮ファンのツボを突く要素盛りだくさんの本作。
 前回のミカヅキさんに続き、今回はもう一人のヒロイン・藤澤さくらの紹介編みたいなものですか。原作と違って、ヒロイン2人のバディ物として展開するドラマらしいです。
 ミカヅキさんは、立ち位置・大人の毅然とした常識人(ただし、暴走の気あり)、一方のさくらは礼儀知らずで思ったことをすぐに口に出す、怖い物知らずな新人。
 バディ物の魅力の一つに、コンビの軽妙な掛け合いがあるわけですが、そういう要素は、今回の話に十分生かされていました。


 今回のMは、こんにゃく岩から採取された不定形生物。
 つくばの研究室に保管されていたのが、逃げ出したので捕獲するミッションが展開されます。
 結果的に、急激な巨大化のために生物の細胞が劣化して死んじゃうというオチなわけですが、そこまでのサスペンス展開とか、ミッションに際して責任感とか知恵とか見せ合うヒロイン2人の「性格や気は合わないけど、息はピッタリ合う」というコンビぶりが楽しめました。
 ちなみに、さくらは「勉強不足な新人」ということで質問役。ミカヅキさんは「本当に、あんた何も知らないのね。それでよく気特対に採用されたもんだわ」とツッコミ入れつつ、解説役に回ります。で、この解説は、視聴者が番組の世界観をつかむためのものでもあるので、ドラマ作りとしても定石にかなっていて、いいなあ、と思ったり。


 ともあれ、やる気のない周囲の役人に対して、主人公周りは、やる気を示すというドラマの方向性もはっきり見えたので、安心して見てられるなあ、と。
 番組的にも、ウルトラマンよりは、ウルトラQの方向性だということで、超兵器を持たない人間が、どうやって怪事件に向き合うか、という話を楽しめるなら、と。また、「怪奇大作戦」に比べると、軽妙な雰囲気のお話だったりも。