あっさり散ったキャモに比べ、トラストは結構、長生きですな。
しかも、回が進むにつれ、どんどん「いい奴度数」が上がっていく。マジメで頭が固く、融通が利かないなんて、ある意味、一昔前の自分を見ているようだ(苦笑)。
キットに対して、「話をそらすな」「そんな出まかせが通じると思うな」などと言いながら攻撃。それでも、変身解除した相手が子供だと分かると、ようやく手を止めて、一応、話を聞こうとする。
短絡的なバカだと思っていたら、そうでもないんですね。ただ、こうと決めたら一途で思い込みが激しい。で、軌道修正するまでに多少、時間を要するだけで。70年代のスーパーロボットに乗り込めそうな熱血漢です。
そんなトラストに加え、ライアことスティング(クリス・ラミレス)が本格的に登場する回。
今回は、キットとレン、マヤヤンがほとんど絡まず、3つの話がほぼ同時並行で進みます。
一方で、主役はトラストことブラッドですな。
キットから話を「バトルクラブ」が嘘だという話を聞いたブラッドは、ゼビたんことチャーリーに話を聞こうとしますが、その前に現われたのがドリュー。
ドリューは、「おまえはゼイビアックスにだまされている。自分と手を組んで、ゼイビアックスとウイングナイト(WK)を倒そう」と持ちかけますが、
ブラッドは、「みんな違うことを言う」と不信感を示して、ドリューを退けます。そりゃそうだ。こんな状態で、誰を信じていいかなんて判断つきませんな、実際。
で、ブラッドの前に現われたチャーリーは、ゼイビアックスの正体を現して、強圧的な脅迫モード。結局、「レーサー復帰のためには、ゼビたんに従うしかない」と判断せざるを得ないブラッドは、WKを倒すべく、勝負を挑むと。
JTCから仮面ライダー・スティングの情報を聞いたマヤヤン。スティングをおびき寄せるため、友人のトレントとレイシーに頼んで「モンスターに襲われる少女」ごっこを展開。
何だか、チープな着ぐるみモンスターで、ここだけ空気が違うんですけど(苦笑)。
で、トレントとレイシーのチープな努力に関係なく、スティング出現。鏡の向こうで戦っております。それを写真に収めようとするマヤヤンと、影から見張る先輩記者ミシェル。
スティングの戦いに、乱入参戦するキット。
何だかんだ言って、モンスター退治には積極的な主役ライダーですな。
スティングとの共闘で、モンスター退治に成功しますが、スティングさん、「アメリカ合衆国政府の命令により、君を逮捕します」と宣言。
今度は、ゼビたん、どんな嘘をついたんだ? と疑問に思いながら、次回に続く。
杉田コーナー。
今回は、カードの解説。
モンスター召喚の「アドベント」が、向こうでは分かりやすく「アタックベント」。
ゾルダの「シュートベント」が、向こうのトルクには「ラウンチベント」に変わっているなど、いろいろと解説。
でも、コーナーの前に、「あのキャモのファイナルベントを公開」とか言ってたのに、そこは触れず。次回の楽しみになるのかな?