Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

大魔神カノン2話「彼音」感想

 サブタイトルが毎回、同音異義の「カノン」というのが、面白い。
 前回が「歌遠」で、「遠い故郷の歌」って感じ。
 今回は「彼の音」ってのが、カノンから祈り歌を盗作して自分の物として発表した元彼のことか、それとも兜妖怪のタイヘイのことか分かりませんが、その2人が物語の中心。カノンちゃん本人の出番は、比較的少なめに思った。

 アクションシーンは前半に集中。
 大魔神こと武人さまと妖怪イパダダの巨大バトルシーンが、時代劇回想シーンの形で、「CGで質の良くなった魔神ハンターミツルギ」的に描かれました。う〜ん、書いている自分も、ほめているのか、揶揄しているのか、よく分かりません(苦笑)。メカ戦のCGバトルはだいぶ見慣れましたが、巨大生物が混ざると、CG的な動きがまだ違和感を覚えるんですね。着ぐるみの方にリアリティーと安心感を覚える古い世代。
 もう一つのアクションは、逃げるイパダダを追跡するオンバケたちとの戦い。イパダダは、時間稼ぎ用の分身魔物(CG)をこしらえて、オンバケの追跡を振り切ります。分身魔物の動きは結構良く、CG魔物と絡み合うサワモリさんの肉弾戦がスムーズに合成されているのは、映像的にちょっとした驚き。CGキャラ相手の肉弾戦って、撮影するときには一人で演舞しているようなものだから(透明人間と戦っているようなもん?)、下手なアクション役者だと不自然に見えそうなものだけど。
 あ、ドラゴンナイトでも、レンがそういうアクションを披露していたなあ。
 どちらも、アクションの質が高い作品ってことで、結論にしておこう。


 ドラマ。
 カノンは、彼氏の裏切りと失恋のショックで、立ち直ろうとしつつも人間不信モード中。それに接触しようとするタイヘイですが、カノンの傷心を知らず、歌の件を話題に持ち出してしまって、嫌悪感を持たれます。よって、ストーリーがうまく進みません。
 RPG的に言うなら、主要人物がうまく接触できず、なかなかパーティー結成まで至らずに、グダグダしている状態。おかげで、ミッション提示にすら至らない。


 一方、敵役のイパダダですが、カノンの元彼にとり付いているものの、元彼はそういう記憶を持たない様子。意識を失っている間に、イパダダが暴れてて、自分の部屋で気付けば、なぜか傷だらけになっている描写。
 前回の段階では、クウガ響鬼など平成ライダーでおなじみの「事件編と解決編」あるいは「怪人登場編と怪人撃退編」の2話1エピソードかな、と思っていましたが、今回で怪人が倒されないってことは、そういう区切りのない連続話ってことですかね。
 いや、まあ、古くは『マグマ大使』やら、近年では『ウルトラマンネクサス』やらみたいに、4話1エピソードの可能性もありますが。
 ともあれ、今回の2話めを見た感想としては、若干展開がもたついているなあ、と思います。もう少し、加速することを願いつつ。