アズサ・マキ(ケイト)の陰謀で、孤立してしまったレイが、しかしペンドラゴン・クルーとの強い絆を再確認することで、勝利する話です。
第6話「もう一人の怪獣使い」
前回のラストで、レイと、他の人間との関係を絶つべく、「レイが怪獣を操って、ベラルゴ・シティーを襲った」という話をデッチあげる女。
さすがは、かつてヘルズ3兄弟の末妹サキュバスを演じ上げた方。響鬼の香須実姉さんよりも、こういう悪女系の方が映える女優さんだと思います。
レイを悪人に仕立てて、しかもテレパシーで「何も言わずに立ち去れ。さもなければ、人間達を殺すぞ」と脅しをかける念の入りよう。
これによって、レイは弁解もできずに、仲間のもとを去ることに。
でも、ドラマの見どころはここから。
ペンドラゴン・クルーは、誰もレイのことを誤解することなく、信じているんですね。
クマノ「あいつは確かに、オレたちに言えない秘密を持っているかもしれないけど……いい奴なのは間違いありません」
ハルナ「あの女性は、もしかすると錯乱して、ゴモラを操ったレイを自分の仇と勘違いしているのかもしれません」
そして、一番アズサ寄りのオキも、出て行ったレイのことが気がかりになって、心もそぞろな様子。
で、アズサは、オキの監視をうまく逃れ、機内を暗躍。
クマノを襲って気絶させ、「レイの戦闘記録をチェック」。レイの戦闘能力を分析しながら、「まだまだ大したことない、人間との絆が成長に影響を与えている?」とつぶやきます。
そこへ現われたオキを拉致し、レイに接触を図るアズサ。
怪獣バトル&メカバトル
ペンドラゴンを出て行ったレイは、そこでツインテールに襲われます。
……って、あれ? ツインテールの意味が違う(爆)。
ええと、どさくさ紛れに、最近読んだ「らきすた7巻」も貼り付けておく。
で、こっちが本当のツインテールだね。
最初は、「ツインテール萌え」と聞いて、「え? 君は怪獣マニア? いや、もしかしてグドンかよ」なんてネタもあったりしましたが、とりあえず、自分は「ツインテール燃え」です。
今回、ゴモラが負傷中なので、レイは気づかって、リトラと、自分の銃(トライガンナー)で応戦しています。
ツインテールの尻尾をつかんで、空に持ち上げて地面に落とすリトラ萌え。いや、今回は燃えませんが。
でも、ツインテールもタフで、リトラを尻尾で弾き飛ばしたりします。
まあ、レイの援護で、何とか仕留めることができました。
やはり、水中じゃないと、ツインテールも本領を発揮できなかった、ということで。
一方、そのころ、ペンドラゴンにはサドラの集団が襲い掛かりました。
もう、これからは、サドラは一匹見たら、十匹はいると思わないといけないかも。
とかく、この星はサドラぞろい。サドラひょこひょこ、三ひょこひょこ、四ひょこ、五ひょこ、六ひょこ、七ひょこ……ええい、めんどくせえ、やっちまえ〜、ということでワイバーンミサイル発射!
いや、冥闘士なんて発射しちゃいけない。
本当は、レスキューファイアーの「グレートワイバーン」なんて貼り付けたかったんだけど、合体セットの玩具は発売されていないので、手頃な画像がありません。
ミリタリーファンなら、こういう戦闘機を貼りつけて喜ぶんでしょうけど、自分の軍事関連知識は大したことないので、ただ単に見かけたものを貼っただけ。どうせなら、ガンダムセンチネルに登場したウェイブ・ライダー似の連邦軍全領域戦闘機(FF-08WR)を貼り付けたかったんだけど、さすがにそこまでマイナーなメカは、商品化されてませんな。
ともあれ、板野サーカスの影響を受けたと思しきワイバーンミサイルで、サドラ一掃。
そして、今回の主役とも言えるペンドラゴンが、修理も完了し、いよいよ発進します。
メインバトル
ええと、赤王さんからのメッセージ。
次回の登場に備えて、今回は休む、とのこと。実は、なかなか忙しいお方でしてね。
先日のファミ劇では、「ザ☆ウルトラマン」にも出演してたそうだし、最近はCMでも、ワゴン車に積まれています。まあ、今回は、怪獣が副で、メカが主な感じだから、赤王さんの解説も専門外ってことで。
代わりの解説怪獣を見繕っている時間もないですので、今回はぼく一人で。
対戦相手は、ガンQ。
目玉がファンネルみたいに飛んで行って、光線を放ちます。吸引能力はなし。
リトラを撃墜して、強豪ぶりをアピール……って、全然アピールになってないなあ。
弱っているリトラをいじめているだけで、見かねたレイがゴモラを召喚。
でも、弱っているゴモラをいじめても、強さは証明できません。
どうも、ガンQって、強豪怪獣じゃなくて、いろいろな意味でイヤらしい怪獣に分類されるんですね。
まあ、サキュバスの姉さんが使うには、それらしいか。
で、サキュバス姉さん……じゃなくてケイト姉さんに捕まったオキ君。
レイに泣きついて、謝ります。
「レイ、ぼくが悪かったんだね。君を疑ってしまって。それで、君は失望して、ぼく達のところから出て行ったんだ」
オキ、誤解してますが、この真っ正直な気持ちの吐露がいい奴ぶりをアピールします。で、このセリフがあるから、次のレイのセリフも光るわけで。
「オキ、俺は失望なんてしていない。必ず、逆転のチャンスがあるのを信じているからな」
そこへ飛んでくるペンドラゴン。ワンダバダダ、ワンダバダダ、ワンダバダダ、ワン♪
ウルトラヒーローのピンチを救いに来る防衛チーム……と同じ構図がまさに展開。
ここから、ゴモラも俄然、元気を取り戻し、戦闘力が急上昇。
さらにハルナ操るドラゴンスピーダーと、リトラが共に空中からの支援砲撃。まさに怪獣とレイオニクスと、人間達の絆が結び合った瞬間。
ゴモラは援護に徹し、尻尾でガンQを弾き飛ばします。
そして、とどめはペンドラゴンの修復されたハイパーオメガ砲の一撃。装置の不備で、「たった一発しか撃てない」というお膳立てが燃えるじゃないですか。
その一撃を無駄にしないためのゴモラ、ナイスアシスト。
ということで、人間達との絆が予想以上の力を示したことを見届け、ケイト姉さんは一時退却します。
レイに、さらなる成長を強要するセリフを残して。
次回、ボリスが怪獣無法惑星と化した秘密が分かる回。まさか、ブルトンとは。
同じ不思議な特殊能力を持つガンQに続く流れが、うまい物語構成だなあ、とも思いつつ。