キバも3話分。
まあ、井上脚本に関する公約も果たし始めたことですし、こちらも張り切って行きましょう。
ただ、「長文すぎる記事を短くまとめよう」なんて、不可能なことは言いません。
何せ、キバは絶対に一言ではまとまりませんから。
次狼さん、ワイルド!
名護さん、ナイス!
ほら、どうしても、過去編と現代編の二言になってしまう……男に二言は許されないのに。二言が許されないなら、もう言を重ねて、一気に突っ走るしかありませんね。
今夜もまた、鎖を破ってぶっちぎるぜ! ってことで。
1986年
過去編と言えば、まずはBGM。
さすがに3話もためると忘れちゃったので、特撮掲示板のお世話になります(笑)。
日高さん他の記事を参照して、と。
(特撮掲示板をのぞき見中)
ええと、5話は菊池桃子の「Broken Sunset」、6話はおニャン子の「じゃあね」、7話はW氏提供情報、吉沢秋絵の「季節外れの恋」だそうです。
当ブログが書き続けられるのも、皆さんの協力あってこそ、と気持ち悪いくらいヨイショしておきます。
ただまあ、あまりに他人さまに頼ってばかりだと、甘え癖がついてしまうので、自分でもあれこれ探してみると……おや、テレビ朝日の公式HPにもそういうコーナーがあったじゃありませんか。
3話で、小林明子の他に、小林旭の「熱き心に」が流れていたとは気付かなかった。というか、その歌自体、知らなかったし(苦笑)。
気を取り直して、3話分の追跡。
4話以前は、音也メインの感があった過去編ですが、5話で次狼さんが登場したことで、そちらに比重が移った気がしますね。
まずは、「こいつは自分の出番を奪う」と危機感を感じた(?)音也が、次狼さんにケンカを売って敗退。戦闘力の限界をさらしてしまいます。
次狼さんはコーヒー党で、不敵な態度で「カフェ・マル・ダムール」の木戸マスターにもコーヒー勝負を挑みますが、あっさり負けを認めて、以降、そこの常連に居座ることになります。しかし、これが店に不吉な影をもたらしたことは、この時点ではまだ分からず。
6話では、ファンガイアにさらわれたゆりを救出するために、音也が動き回るわけですが、実は一般人(?)の音也では大したことはできません。
それに協力してくれる心強い助っ人が次狼さん。正体は狼男のガルルで、鼻が利くという調査能力、そして獣化しての戦闘能力で、ゆり救出に大健闘。過去編ではライダーが登場しないので、代わりにファンガイア戦を担当するのかな? と期待させてくれました。
しかし、7話で、どんでん返し。
モンスターは所詮モンスターということで、「美味しいコーヒーの匂いを漂わせたカフェ常連客」を影ながら襲撃していたことが、ラストで判明。
「ライダーに協力する怪人が人を襲うってどういうこと?」というツッコミも見受けられましたが、時間軸的には「人を襲った怪人が封印の末、改心(?)してライダーに協力」*1という流れになるわけで。もしも、お子さまが変な誤解をしてそうなら、そこのところをしっかり教えてあげるのが、特撮ファンの親の務めと言えるでしょうな。
まあ、次狼さんがキャッスルドランに封印されることは確定しているわけで、問題は誰が封印するのか? ってこと。もしかして、音也? 実はバカみたいに振る舞っているだけで、本当はすごい人?
……と、まだまだ楽しみは尽きない過去編だったりします。
2008年
一方、ライダーの活躍する現代編。
主人公の紅渡は、実は「子供っぽいピュアでナイーブな心を持った若者」として描かれているんですな。年齢以上に世間のことを知らないので、人見知りが激しく、だまされやすい。
5話では、理想の父親代わりと慕う名護さんの依頼で、恵の警護に当たるわけですが、やっていることはストーカー(笑)。しかも、本当のストーカーとも出会って、だまされて協力してしまう、お人好しっぷりをさらしてしまいます。
保護者役の静香たんの心配する気持ちが本当によく分かりますよ。
そんな彼も、変身すれば、頼れる戦士キバなわけで、さあストーカーファンガイア倒そうかと思えば、その前に立ちはだかる名護さん。変身! と期待をさせてみるわけですが。
はい、イクサの登場は、しばらくお預け。
恵の悲鳴に気を取られて、名護さんの出番も、はい、そこまでよ、と。
6話は、名護さんよりも、渡と恵の交流がメインドラマ。過去編で、音也とゆりの親世代が交流をしている流れと、うまく絡めて、「人の中に流れる音楽」というキーワードが受け継がれていく描写は秀逸でした。
もちろん、初登場したバッシャーフォームも、この回のポイントの一つ。
なお、玩具に関するネタバレ情報は脚注参照。*2
そして7話。
渡と恵との関係が深まったことで、名護さんと恵の口論もエスカレートして、ファンガイア捜査にすら支障をもたらす話。
何だか、この2人の口論はデジャブがあるなあ、と思っていたら、そうそう、アギトの北條さんと小沢さんじゃないですか。あの時は、間に立たされていたのは氷川くんでしたが、渡はどちらかと言うと、翔一くんに近いキャラクターですね。自分の好きな2人がいがみ合うのを見て、おろおろしてしまうのは、昔の自分みたいで感情移入させられます(苦笑)。
ま、ドラマ内だったら、名護さんと恵の口論は楽しんで見ているわけですが。
ともあれ、次回は名護さんの過去話が展開されるようで、そちらも楽しみにしつつ。
ファンガイア
ドラマが面白いので、肝心の敵怪人のことは忘れがちになるのですが、まあ、こちらも個性派ぞろいってことで。
ところで以前、キバが始まったばかりの頃、
公式サイトでの英語表記は「FANGAIA」。
ヴァンパイア(VAMPIRE)からの派生なら、「FANGIRE」と表記すべきだとは思うんだけど、果たして。
なんて書いてましたが、先ほどのテレビ朝日のサイトでは、「FANGIRE」と表記されていました。うむ、それで納得です。
さて、5〜6話のファンガイアは羊なんですが、同時に1話で逃げ延びていたクモも再登場。羊は恵のストーカー。それに対して、クモは母親のゆりの代から、娘の恵までしつこく狙う大物ストーカー。
いや、ストーカーに大物も小物もないとは思うのですが、クモは、とにかく過去において狼男のガルルの攻撃まで逃れ、現代でもまだキバに倒されていないわけです。何だかしぶといなあ、と思いつつ。このまま、クウガの「ゴオマ」みたいな名物キャラとして暴れ回ってくれることも期待です。
一方の羊ですが、ガルルフォームとの戦いでは、脚力勝負を制するという思わぬ健闘ぶりを披露。普通、羊と狼の対決だったら、羊に勝ち目はないと思うけどなあ。とうとう飛び道具まで持ち出してきた、と思ったら、飛び道具勝負ではバッシャーフォームに勝てませんでした。
まあ、羊の怪人ってだけで、少し珍しいので印象的でしたね。
そして、7話登場のプローンファンガイアは、エビですか。
だったら、バッシャーフォームとの水中戦も期待したくなるのですが、果てさて。
まあ、7話はエビファンガイアよりも、もっとワイルドな次狼さんの方がインパクト大きかったので、そっちの方が気になるのですが。
キャッスルドランの大暴れも期待しつつ。