Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

メビウス46〜49話

 体調崩して、1ヶ月近く休んでいると、週間番組の追跡がままならないです。
 間もなく、終了予定の「メビウス」と「スパロボOG」は、クライマックスの盛り上がり真っ最中なのに、そこから受け取った熱さを逐一、伝えきれないのが、もどかしい。
 それでも、できる時にできるだけのことは書きたいので、今がその時だ! ってことで。

46話「不死身のグローザム」

アクションヒーローシリーズ ウルトラセブン
 四天王シリーズ第3弾。
 さすがに、A、新マンと続いて、3回目……となると、受け取る方としては慣れちゃって、最初の視聴時はあまり熱さを感じなかったけど、
 それでも、メビウスが倒され、GUYS男性陣が戦闘不能な状況で、コノミを初めとする女性陣の活躍ってドラマは特筆すべきもの。いや、こういう話だったら、むしろセブンはいらないな……と批判しつつも、「メガネッ娘のコノミを勇気付けるウルトラアイ」ってエピソードが以前に描かれていたため、かつての伏線の消化は行なわれている。
 惜しむらくは、セブンと、ファイヤーウィンダムや、ミクラスの共闘ぐらいは見たかったなあ、と。あと、アギラ&セブンガー……って今さら、無い物ねだりしてどうする? 

47話「メフィラスの遊戯」

DVD ウルトラマン VOL.9RAH リアルアクションヒーローズ ウルトラマンAタイプ 1/6スケール ABS&ATBC-PVC製 塗装済み可動フィギュア怪獣39 メフィラス星人
 四天王シリーズ最終話。
 期待していたメフィラス星人の挑戦は、初代と同様、人間の心に挑戦するゲーム感覚に満ちたもの。うん、マンダリン草を使って、子供を不具にするような作戦じゃなくて良かった。
 人間の脳に妖しい電波を送って、「メビウスが敵、メフィラスが正義の味方」という世界を具現化。孤立したミライは、テッペイを初めとするGUYSメンバーとの絆を訴えるが……。
 前話のグローザム戦を除き、四天王編は「メビウスの孤立化」を意図した作戦ばかり。巨大ヤプール戦では「離れた場所にいても、心は一つ」と訴え、デスレム戦では「人間の醜さと美しさの両面を知りつつ、それでも人間を愛する姿勢」を訴え、メフィラス戦では「たとえ記憶を操作しても、心の奥底に刻み込まれた絆は消えやしない」と見せつける*1


 ともあれ、ミライと仲間が絆を取り戻す象徴になったのが、29〜30話の最初のインペライザー戦で、ミライが仲間に贈った「ファイヤーシンボル入りの品々」。メフィラスに記憶操作されていた際には、黒くなっていたファイヤーシンボルが、絆を取り戻した際に、元の赤さを取り戻したのは、過去の伏線を示すと共に、仲間の絆を分かりやすくビジュアル化した、ナイス演出でした。


 そして、メビウスが心理戦に勝利した後で、初めて変身するハヤタ。
 一瞬、逆上して、我を忘れたメフィラスに「遊戯の敗北」を告げる役割。それを聞き入れ、かつてと同様、「地球人の心に今回も敗れたものの、再侵略を告げる」メフィラスは、かつての初代と同様のもの。
 ただ、宇宙に飛び出した際、皇帝に抹殺される姿は、メフィラスの威厳も地に落ちたものよのう、と感じたりも。いや、タロウのときの二代目で、地の底にまで落ち込んでいたんだけど(笑)。
 それはともかく、メフィラスの威厳を文字どおり粉砕してまで、登場した皇帝により、メビウスの物語も最終3部作に突入します。

48話「皇帝の降臨」

ウルトラマンメビウス ウルトラ怪獣シリーズ2006 SP テンペラー星人
 ついに登場した宇宙大皇帝エンペラ星人(画像は「テンペラー星人」で代用。)。
 かつて小学館の児童誌や書籍で語られてきた「非公式な設定」が、ここに来て、ついに公式設定化の快挙。
 その尖兵は、無双鉄神インペライザー。一体でも強敵でしたが、レベルアップしているメビウスなら、充分倒せる相手。ただ問題は、量産化されていて、倒しても倒しても、次々、新手が送られてくる点。
 最近、スパロボWでも経験しましたが、「倒しても倒しても、どんどん送られてくる増援」ってのは、攻略意識を萎えさせます。64の時みたいに、「ミニフォーの大群」なら、「やったあ、いい経験値と資金稼ぎだ!」と喜べるのですが、そこそこ強い敵だと、ENや弾薬が保つのかよ! と不安に駆られます。こういう不安は、攻略本を読んじゃうと雲散霧消するのですが。


 ともあれ、絶望的な戦いに陥ったメビウス
 そして、メビウスとGUYSの癒着(笑)をマスコミに公表することで、皇帝の計略を成功させようとするダークザギ・ヒルカワ……って、何かが違うような気もするけど、ヒルカワの意図はともかく、結局はそういうことでしょう。
 「メビウスを引き渡して降伏すれば助かる(かもしれない)」 地球人に対して、突きつけられた、この悪魔の選択に対し、立ち向かったのが、我らがサコミズ隊長、いや、サコミズ総監。
 マスコミの前で、思いの限りを打ち明け、「地球人とウルトラマンの絆」を訴える。まさに「ボクらが変えてく未来 友情(きずな)はとぎれやしない♪」ですな。
 サコッチの活躍によって、ダークザギの計略は潰え(笑)、地球人はウルトラマンとの共闘を選択します。
 しかし、強敵インペライザーの攻撃で、ガンフェニックスは撃墜され、メビウスのピンチは止まらないまま、つづく、と。

49話「絶望の暗雲」

ウルトラマンメビウス ウルトラヒーローシリーズ2006 04 ウルトラマンヒカリウルトラマンメビウス ウルトラ怪獣シリーズ2006 08 ザムシャー
 ヒカリの登場は、予定通りとして、ザムシャーとカコちゃん(サイコキノ星人)とファントン星人の登場は、何だかオールキャスト登場的な盛り上がりで、非常にナイスです。NOVAはザムシャーの回(16話)を見逃してしまったため、今回がザムシャーとの初遭遇。う〜ん、まこと武人よのう。散り際もまた天晴れなるかな。
 前回が、「地球人とウルトラマンの絆」を確認する話だとすれば、今回は、それに「他の異星人との絆」をも加える話で、これまでの物語がいろいろと収束してくる展開は、ウルトラマンガイアにも匹敵する熱さを感じます。


 メビウスは、最初に「メビュームダイナマイト」でインペライザーを撃退した後、戦闘不能・変身不能に陥り、今回の活躍は序盤だけ。でも、それを助けるべく、次々と駆けつける、かつて絆を育んだ仲間たち。それなのに、エンペラ星人の力は強大で、次々と抵抗むなしく、倒れていく。
 ついには、セリザワ隊長ことヒカリと、それを助けようとしたリュウさんまで、撃破されていく。絶望の中で、希望は残されているのか? 


 太陽も暗黒化して、これは「ウルトラベル」の助けが必要か? とか、いろいろ予想を思い浮かべつつも、ここは素直に来週の放送を楽しみに待つべし。
 ということで、劇場版のメビウスインフィニティーに匹敵する究極のフォームチェンジを期待しつつ。
UH26 ウルトラマンガイア(スプリーム)*2

*1:一方で、グローザム戦では、メビウスへの試練ではなく、「ウルトラマンに頼るだけでなく、人間としての強さ」を訴えたわけだけど、その分、他と傾向が違うように感じたんでしょうね。

*2:画像は、「ウルトラマンアグルの光を託されたガイアのスプリームバージョン」。メビウスがこういう形態になるかどうかは目下不明。