前回の記事で、大ポカをやらかしたので、「メビウス」「リュウケンドー」より、こちらを優先。
さて、ストーリー本編ですが、「死んだと思われていたレッドの旧友・柾木」は、アシュの見せた心理攻撃の幻影でした。ボウケンレッド明石の持つ罪悪感を具現化した存在。
「仲間を見捨てた男がボウケンジャーとして、プレシャスを保護する資格があるのか?」と問い詰められて、「死んだ仲間みたいな犠牲者を出さないための使命感」……という答えを出しつつも、割り切れず。
アシュハンターの高丘に、「お前の持つ使命感は小さい。好きでやっているだけだから、いつでも逃げられる」と指摘されることで、明石は自分を取り戻します。
そう、「明石がボウケンジャーをやっているのは、冒険が好きだから!」
う〜ん、共感です。
「〜〜しないといけない」といった変な使命感、義務感に縛られると、妙に偽善的になるし、楽しくないし、重くなる。
「〜〜したい」「〜〜するのが好き」 こう考えないと、NOVAもブログを書き続ける気にはなりません(笑)。
誰のためにブログを書くか? と聞かれたら、「自分が楽しむため」と応えるのが、明石にも通じるNOVA流ってことで*1。
そして、「好きだから」という理由は、使命感、義務感に比べても小さい物ではありません。自分を縛り付ける義務感と違い、「好きだから」は自分の内面からほとばしるスピリッツですから、逃げることもできないし(自分の内面からは逃げられません)、小手先の理屈では割り切れませんし、失敗しても再挑戦に通じます。
ということで、細かい理屈よりも、自分の本当の気持ちを真正面から見つめることで、呪縛は断ち切れ、大きく成長できる。こんなチーフの姿に、素直に感動、と。
ボウケンレッドをやめてくれ
さくらさんが気にした、ミスターボイスの指令って、
「ボウケンジャー解雇」って意味じゃなく、レスキューに特化した「ボウケンシルバーに転属してくれ」ってことらしいですね。
で、明石がもし「死んだ仲間みたいな犠牲者を出さないための使命感」に縛られていたら、シルバーになることも考えられたのですが、
「冒険が好き」という情熱こそ原点である以上、ボウケンレッドを継続するわけで。この辺の設定描写は上手くできていると思います。
もちろん、「ボウケンシルバーのスーツ」は、「使命感」に縛られた高丘映士*2こそ、ふさわしい……ということで、次回に続く、と(ただし2週間後)。
30作記念ネタ
さて、大ポカです。
NOVA、一生の不覚です。NOVAの脳はコンパクトにできていないので、頭に刃がサクっと突き刺さったら復活なんてできません*3。
それはさておき。
はい、見事に『鳥人戦隊ジェットマン』を忘れて、ファイブマンの次にジュウレンジャーの予想なんてしてしまいました。
しかも、それに気付くことなく、2週間。
おかげで、ジェットマンを予想していませんでしたブラックとブルーが鳥になってパタパタなんて、思いつきもしなかったろうけど。
ともあれ、この二週間のうちに、井上敏樹脚本の話をしたり、雨宮慶太氏の『牙狼』に触れたりしていたのに、『ジェットマン』のことを思い出しもしなかったなんて。
特撮ファンとして、まさに一生の不覚ですな。
『ソード・ワールド』でピンゾロ出して、経験値10点稼いだ気分です。
いや、自分では得意だと思っているけど、NOVAの「特撮マニア技能」は実はバツ技能だった? なんて真剣に悩んだりもします*4。
仕方ないので、『ジェットマン』については、いつもよりいっぱい画像張り付けしておくってことで、お詫び代わりにしておきます。
……まったく、戦隊の中でも特に好きな作品なのに、何やってんだか!