ダイミダラーな年明け
NOVA「さて、正月早々ダイミダラーイベントが始まったわけだが」
晶華「ゼオライマー・ガチャを回したのよね。結果は?」
NOVA「うん、外れたよ」
晶華「つまり、今年のNOVAちゃんの運勢は不幸、と」
NOVA「いやいや。そう決めつけるのは早い。とにかく順番に説明させてくれ。まず、大晦日記念でクリスタルが108個もらえると言ったよな。あれは勘違いだった」
晶華「あれ? 勘違いだったの? もらえなかったわけ?」
NOVA「いや、もらえたのはもらえたんだけど、クリスタルのかけらが108個だった」
晶華「ええと、かけらとクリスタルは何が違うの?」
NOVA「かけらを10個集めると、クリスタル1個になる。完全に早とちりしていたわけだ」
晶華「つまり、実質クリスタルを10個だけもらえたわけだ。100万円もらえると思って喜んでいたら、実は100万ウォンの勘違いで、両替したら10万円にしかならなくて、ガッカリしたわけね」
NOVA「まあ、10万円でも無料でもらえるなら文句は言えないんだけどな。ともあれ、手持ちのクリスタル100個ぐらいと新しくもらった10個ぐらいでガチャを回したわけだよ」
晶華「だけど、ゼオライマーは当たらなかった、と。NOVAちゃん、不幸♪」
NOVA「お前は、ロードスの某ハーフエルフの少女かよ」
晶華「そして、NOVAちゃんはマーモ公の騎士ね」
NOVA「違う。それは清松さんのキャラだ。俺はボーグナイン。単行本化されなかった幻のリプレイキャラだ。単行本化されていれば、文庫版ロードスの末尾のNPCリストに乗っていたろうに」
晶華「そんな昔のことはどうでもいいじゃない。今がゼオライマーを当てられなかったぐらい不幸なんだから」
NOVA「いや、不幸なんかじゃない。実は、ゼオライマーは絶対に当たらないようになっていたんだ」
晶華「どうしてよ」
NOVA「実は、今回のガチャで当たるのは、ゼオライマーではなく、より強くなったグレートゼオライマーだったんだ。スパロボではJにしか出ていない超レアキャラ。アニメ未登場で、裏設定だけにある機体だ」
Super Robot Taisen X-Ω - Great Zeorymer l グレートゼオライマー
晶華「だったら、その超レアキャラを当てたら、NOVAちゃんのラッキーは保証されたも同然じゃない」
NOVA「どうかな。俺が望んだのは、ただのゼオライマーであって、グレートじゃない。グレートゼオライマーなんて当てたら、今年の運を全部使い果たすんじゃないかなって思う」
晶華「それは所詮、当てることのできなかった男の無様な言い訳じゃないかしら」
NOVA「うわっ。今年一番の毒舌来ました。お前には人をいたわる気持ちってものがないのかよ」
晶華「大丈夫。NOVAちゃんの心は強いもの。こんな言葉で挫けないってことぐらい分かっている」
NOVA「いや、分かっていても言っていいことと悪いことぐらい区別を付けようぜ。まあ、俺は挫けないけどな。何せ、グレートゼオライマー以外の3つのSSR機体が手に入ったからな。ダイミダラー2機とアクエリオン。ガチャで3つも当てて、さらにイベント賞品としてヴァンドレッドも入手した。超特大吉は逃したが、普通におみくじで大吉を3つ引き当てたようなもんだ。まあ、宝くじで言えば、一等賞が当たらなくても、前後賞を当てたようなもんだ。決して不幸じゃない。スーパーハッピーじゃないけど、普通にハッピーだったりするわけだ」
スーパーロボット大戦X-Ω 「健全ロボ ダイミダラー」参戦記念PV
ミダラだけじゃない男女合体ロボ
晶華「それで、NOVAちゃんのお正月はダイミダラーなわけね」
NOVA「まあ、BGMとしてミダラミダラと、遠藤さんの歌声が響き渡っているけどな。しかし、今イベントでの自軍の最強機体は、現在、アクエリオンになっている」
创圣大天使 Op 主题曲 Sousei No Aquarian Op 創世のアクエリオン OP
晶華「どうして、アクエリオンだけ特別扱い?」
NOVA「いや、実は、自分はアクエリオンの引きがいいらしく、これまでにSSRが2体とSRが2体とバージョン違いがやたらと当たっていてな。で、今回もバージョン違いの現段階最強バージョンが当たったんで、SSR機体を3体融合させて、最強機体の限界突破を行ったんだ。これで、うちのアクエリオンはレベル70まで強化できるようになった。まあ、イベント入手できるヴァンドレッドは、順調に進めばレベル80まで上げれそうだが、アクエリオンの場合、『Ωスキル対応の大器型』という売り文句で、育てれば相当強くなることが示されている。なお、うちの目下の最強機体は性能的にはキングエクスカイザーレベル80なんだが、敵の強力な攻撃に対しては分身回避のできるバルディオスの方が生存率が高い」
晶華「うん。アクエリオンを当てたのも、キングエクスカイザーを最高レベルまで上げたのも私だから、それは分かった。バルディオスはNOVAちゃんが強くしたんだけど」
NOVA「あれ、そうだっけ。まあ、そんな気もする。どっちでもいいや。とにかくアクエリオンが強くなったのは間違いない」
NOVA「以上。グレートゼオライマーは入手できなかったが、それほど不幸ってわけでもないって報告だぜ。それと、今回のイベントは男女合体でいろいろミダラなロボットたちを取り揃えたものらしいな。ヴァンドレッドもそうらしい、と初めて知った。まだまだ、近年のロボ界隈は俺の知らないネタがいっぱいだぜ。まあ、色物が多くて変化球っぽくて、1クールか2クールで終わる作品が多いのは確かだが、そういう作品をフォローするプラットフォームとして、スパクロが機能しているのは間違いない、と改めて感じた次第」
晶華「つまり、スパクロをプレイしていて、自分の知らないロボ作品をいろいろ知って、新鮮にあれこれ楽しんでいるってことね。今のNOVAちゃんは」
NOVA「ああ、そういうことになるな。とりあえず、手軽に新ロボを次々と参戦させることのできるフットワークの軽い実験的なプラットフォームとして、今の俺はスパクロを評価しているぜ。こういうのは楽しんだ者の勝ちだろうしな」
晶華「うん。グレートゼオライマーを当てられなくても、NOVAちゃんがハッピーで良かったよ。『うわあ。ゼオライマーが当たらなかったよ。俺の人生終わった。鬱だ死のう』なんて、NOVAちゃんが言わないかドキドキしたよ」
NOVA「さすがに、それはない。俺はそこまで、心弱き者ではないから、ゾンダーの機界昇華の必要はない。勇気でいろいろと補えるからな」
晶華「ガチャの低確率も、勇気で補えればいいのにね」
NOVA「そうだな。実際、グレートゼオライマーの当たる確率って、他のSSR機体の半分弱で当たりにくくなっているらしい。それでもレベル80のグレートゼオライマーを持っている人間はいるわけで、どれだけ課金しているんだろう、と尊敬するぜ。まあ、俺の場合は、課金する金があるなら、スパロボTとSWITCHの購入のために残しておきたいのが現状だがな」
晶華「それで現在のプレイの目標は?」
NOVA「グレートゼオライマーは手に入っても、声入りなのはメインパイロットのマサトだけで、サブパイロットの氷室美久は喋らないんだよな。だけど、氷室美久はサポートパーツとして入手可能。だから、美久を手に入れることと、ヴァンドレッドを4段階限界突破させることを目指して、イベントを続けるつもりだ。そこまでなら、正月休みのうちに大体、達成可能と見た」
晶華「まあ、適当に頑張ってね。仕事が始まったら、そこまでゲームに集中してられないだろうし」
NOVA「その時は、お前に後のことは託したぞ」
晶華「了解。その代わり、後でダイミダラーのことをたっぷり教えてね」
NOVA「俺はお前をそんなふしだらな娘に育てた覚えはありません」
晶華「何で? 理不尽なものを感じる」
(正月早々、晶華の不満を残したまま、本記事完)