スパロボ新作と、FF4TAプレイ進行については、ツイッターでつぶやいたので、同じことは繰り返さない。
ここでは、ギルバート編と、ヤン編の復習をします。
それから、スパロボの立ち上げをする予定。
ギルバート編
ギルバートは、商業国家ダムシアンの王子にして、吟遊詩人。
でも、戦士ではないので、戦闘力も低く、前作のプレイヤーには長年、ヘタレキャラと見なされてきました。
何せ、ピンチになると、「隠れる」という性質があって、しかも7歳の女の子(リディア)に弱虫と言われたり、HPも負けていたり、さらには一度、パーティーから離脱して、再会したときは、衰弱してベッドに寝たきり。
そもそも、登場した際も、「自分をかばってくれた恋人アンナが死んで、シクシク状態」。そこで「仇を討とう」といった発想にならず、竪琴鳴らして、現実逃避という有様。アンナの祖父の老人(賢者テラ)の方が血気盛んで、「嘆き悲しんでも、アンナは蘇らん。仇は、この私の手で討つ」と息巻くわけで。
そんなギルバートが年月を経て、雄々しく成長したのが、このシナリオです。
でも、ギルバートって戦闘力もないし、連れの秘書ハルも弱そうだし、どうなるのかな? と思っていたら、ああ、ボディガードの衛兵が3人、付いて来たので安心。このシナリオの戦闘力の半分以上は、名もなき衛兵君が担当してくれます。
ギルバートのお仕事は、後ろから竪琴を鳴らしながら、癒しの呪歌で支援と。
いや、まあ、癒しの歌が使える点も、前作より成長したなあ、と思いますが。
本作では、前作登場キャラも、特殊能力が全体的にパワーアップしているのが目に付きます。
白魔道士のローザも、HP回復の「いのり」が、MPも回復する「しゅくふく」になっていますし、
忍者のエッジも、回復系の忍術も使えるようになって、「ぬすむ」も「ぶんどる」にパワーアップ。
で、本シナリオは、国王として策士ぶりを発揮するギルバートの姿も見られます。
いや、前作でも、戦闘でのヘタレっぷりを除けば、ギルバートの本領は「知識面」と「王族としてのコネも活かした交渉能力」だと分かるんですけどね。パーティー参加期間が短く、ギルバートの長所がさほど活かされていなかった感じ。
本シナリオは、最初は衛兵に守られながらの旅でしたが、よりか弱い秘書のハルが砂漠の高熱病で倒れた際、単身、治療薬の「砂漠の光」を入手に向かうなど、十分な男らしさを発揮。
また、バロンとの交渉で、セシルが偽者であると看破し、情報収集用の「ひそひ草」(盗聴器みたいなアイテム)を仕掛けたり、土産として渡された小箱が罠(ボムの指輪)だと見破ったりするなど、知謀の主であることを示しております。
で、ラストは、バロンとの交渉からの帰途、盟国ファブールの船がリヴァイアサンの巻き起こした渦に飲み込まれるのを目撃したところで、つづく、と。
ヤン編
で、モンク僧の国ファブールの王となったのが、ヤンです。
といっても、本シナリオをプレイする目的は、ヤン本人ではなく、ヤンの娘のアーシュラを仲間にするため、といった形になるのですけど。
ヤン自身は、仲間をかばいながらカウンター攻撃を放つ特技「ぼうげき(防撃)」を新たに習得。前作で防御力を向上させる「がまん」が、いまいち使い勝手が悪かったので、改善されたなあ、と思っています*1。
一方、娘のアーシュラは、武闘家見習いとしての戦闘能力の他に、「チャクラ」で回復ができる、というのが美味しい。本シナリオでは、唯一の回復役として活躍します。
そんなヤンと娘の心の交流に焦点を当てたシナリオ。娘が父親に認めてもらえるまでの話ですが、他のシナリオとの絡みも見どころ。
エッジ編で、謎の少女に虐殺されたモンク僧。その墓を作った忍びのゲッコウですが、ヤンたちが現場に到着したときに墓を発見するイベントがあって、先にエッジ編をプレイしていると、少し感慨深いです。
で、バロンの飛空艇団がファブールを急襲し、魔物の襲撃、そして竜騎士カインが風のクリスタルを奪う流れは、前作と同じ。う〜ん、歴史は繰り返す。
船でバロンに向かうヤンたちですが、途中、魔物の襲撃にあって、燃料庫にダメージを受けて航行不能に。なるほど、この世界の船は、油で動くんですね。てっきり帆船だという思い込みがありました。
船の動力については、FF5がなかなかシナリオに絡む面白い話でした。この世界の船は、基本的に帆船なんですが、風のクリスタルの力が機能しなくなって、風が吹かなくなり、帆船使用不能という事態に。
でも、海賊船は「海竜シルドラが牽引してくれる」ので、風がなくても使える、と。
また、その後、帆船よりも進化した「火力船」が登場したりもします。
もっとも、FFでは飛空艇が登場すると、航海にスポットが当たる機会は激減するんですけどね。ドラクエに比べて、海の扱いがいまいち地味な印象です。
まあ、それはともかく、船の応急修理はしたものの燃料が足りないので、難破した先の島で「ヤシの油」を探すのが、本シナリオのクライマックス。一人で島の奥地に踏み込むヤンと、帰りの遅い父親の後を追う娘の双方の視点が入れ替わりながらの探索エピソードで、互いの絆が強く結ばれる展開。
で、航海を続行するんだけども、ギルバート編のラストで見られたように、結局、リヴァイアサンの渦潮に巻き込まれてorzという幕。
本当に、歴史は繰り返しますな*2。
[rakuten:projectcore:10040795:image]