Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

剣の世界の花粉症ガール(SW2.5編その2)

前回のあらすじ(みたいなヒノキちゃん語り)


花粉症ガールV3こと日野木アリナ(旧名・南郷阿里)は、TRPG好きの女の子。
並行次元の九州、阿蘇のふもとに作られたコンパーニュの塔に三つのしもべ(そのうちの一人、セイリュウは行方不明)と共に住んでおる。


何? 女の子かどうか怪しいじゃと?
言っておくが、断じて男の娘じゃないぞ。


え? 性別ではなく、年齢の方が問題じゃと?
つまらんことを問題にする奴じゃな。
いいか。わらわは人間ではなくて、精霊じゃ。
精霊は人間と違って、年齢は契約者のイメージ次第。
わらわの現在の契約主であるサブロー殿が、わらわを老女口調で話す外見幼女風に設定したのじゃから、たかが読者Aごときにわらわの年齢をどうこう言う資格はない。


何? 読者A、人呼んでアストじゃと?
粉杉翔花ファンクラブ会員ナンバー2番?
そんなキャラもいたかの? よく覚えとらんわ。


何じゃ。わらわじゃなくて、翔花を出せ?
TRPGよりも、入浴シーンが見たいじゃと?
そうはさせん。お主のようなスケべな読者Aから、純情無垢で可能性あふれるコナっちゃんを守るのがわらわの使命じゃ。
いまいち頼りにならん新星どのに代わってな。


とにかく、今はTRPGの時間じゃ。
わらわがゲームマスターを務めるゆえ、読者Aは不毛な邪魔をせずにキャラ作りを見守っているがいい。
うちのシロとゲンブはすでにキャラ作りを終えているでな。
いよいよ、次はコナっちゃんかと思いきや、「紙に字を書いたことがない」とは何たること。このピンチをどう切り抜けようと思っていたら、助っ人現るじゃ。新星どのもそれなりに考えてはいたようじゃな。


わらわとしては、プレイメンバーが増えるのは歓迎するところ。
何せ、セイリュウが行方不明になってから、シロとゲンブだけでは、どうもパーティーメンバーが揃わんで困っていたからのう。


それでは、夏の特別企画SW2.5編のその2、始まり始まりじゃ。ヒヒヒ。


助っ人って、お前かよ。チッ(by読者A)


謎の声『彼女の未熟な点は、私がカバーします』

ヒノキ「お、お主はもしや?」

謎の声『フッ、ようやく私の出番です。翔花1号ママをサポートするために、せっかく改修されたマーク2。この日が来るのをどれだけ待ちに待ったことか』

翔花「KPちゃん? KPちゃんなのね」

ケイP『そうです、私です。いや、ぼくと言った方がいいかな。だけど、ぼくと言うと、シロちゃんことビャッコさんから「ボクとキャラがかぶるからやめろ。ただでさえ、ネコ耳従者でキャラかぶりしているんだから」と手厳しく警告されたために、しばらくは一人称・私で行こうかな、と』

翔花「何でもいいよ。KPちゃんさえいれば安心。これでDKフォームにだってなれる。見知らぬ土地で一人じゃ心細かったんだから」

ヒノキ「一人って、わらわは友人、花粉症ガールズの仲間じゃなかったのか?」

翔花「うん、ヒノキちゃんは大事な友達だよ。だけど家族じゃない。KPちゃんはペットで、家族で、慣れ親しんだ身内なんだから、比べられるものじゃないの」

ヒノキ「やれやれ。わらわももっと、コナっちゃんからの信頼を得られるように精進せねばな。いつか『ヒノキちゃんさえいれば安心』と言ってもらえるようにの。それはともかく、そのネコ耳ドゴランボールはTRPGの心得があるのかな?」

ケイP『フッ、マーク1はともかく、この私、マーク2はマスターNOVAからTRPGの短期英才教育を受けております。2号ママと一緒にロードス島戦記も読みましたし、ソード・ワールドだろうと、D&Dだろうと、アリアンロッドだろうと、クトゥルフだろうと何とか理解しました。さすがに、ハーンマスターとか、ロールマスターとか、ファンタズムアドベンチャーとか、マルチバースとか、メガトラベラーまでチェックしている時間はございませんでしたが。マスターの部屋のルールブックを全部チェックするには、このドゴラの学習能力をもってしても、一筋縄ではいきません。TRPG多元宇宙を解析して時空魔術の真髄を極めることは、未熟な私では到底およぶところにあらず』

ヒノキ「というか、それだけTRPGのルール名を挙げられるだけで十分だと思うが。まあ、タイトルだけなら精霊ネットでチェックするぐらいできようが、実際にルールブックを所持して読み込むのとは訳が違う。とりあえず、今はソード・ワールド2.5が分かれば、それでいい」

ケイP『それなんですが、2.5のルールは未読なので、ルールブックを見せてもらえないでしょうか。2.0と、その改訂版はマスターNOVAの部屋で読んだのですが、私がマスターの部屋からここに送り込まれた時には、まだ2.5は発売されていなかったので、どう変わったか分かっていないのです』

ヒノキ「2.0を分かっているなら、それほど大きな変化はないはずじゃ。フェアリーテイマーがルール1から消えたことかな、気になるのは。我々、精霊にとって、精霊使いやら妖精使いが消えるのはゆゆしき事態じゃからな。今は9月発売のルールブック2で掲載されるのを待つばかりじゃよ。ほら、ルールじゃ。コナっちゃんはその間に、リプレイでも読んでおるといい。書けなくても、読むことはできるんじゃろ?」

翔花「それなら何とか。あと、花粉症LINE程度なら」

ヒノキ「フム。鉛筆で字を書くのは億劫がっても、携帯やスマホでのメールやLINEの打ち込みなど、短文なら喜んで長時間を費やす女子は普通にいるからな。よし、シロとゲンブはこっちのキャラが完成するまで下がっておれ。準備ができるまで、しばし時間が掛かりそうじゃからの」

ゲンブ「御意」

シロ「おい、粉杉翔花。一つ忠告してやる。キャラを作るなら、プリースト技能にすることだ。ボクとゲンブは前衛で戦えるが、回復呪文を使えるキャラがいない。コンジャラーやマギテックにも回復呪文はあるが、プリーストがいれば、より安心できる。仲間の役に立ちたいなら、プリーストを作ることが望ましい。そうすれば、こっちは感謝してやってもいい。この忠告を無視するようなら、ボクは決してお前を許さない。どうするかはお前次第だが、決して役に立たないキャラを作るんじゃないぞ。足手まといになるようなら、ボク自らお前を始末してやる。せいぜい考えることだな」

翔花「うん、忠告ありがとうね。プリーストが何かは分からないけど、勉強するよ」

シロ「やれやれ。プリーストも知らない未熟者とは、先が思いやられる。感謝にはおよばない。回復役がいないと困るのは事実だからな。仲間にアドバイスするのは、こっちが生き残るためだ。お前のためじゃない。勘違いするんじゃないぞ(シュパっと退場)」

ヒノキ「どうにも、素直になれんようじゃな。ともあれ、ルールとリプレイじゃ」
ソード・ワールド2.5 ルールブックI (ドラゴンブック)ソード・ワールド2.5リプレイ 水の都の夢みる勇者 (ドラゴンブック)

キャラ作り(ケイPの場合)


ケイP『よし。ルールブックは読了』

ヒノキ「何、わずか3分で文庫本500ページ近くを読んだというのか? ドゴランボールは化け物か?」

ケイP『いや、化け物というかモンスターなんですけど。それと念のため、キャラ作りに必要なところは100ページほどだし、基本は2.0と同じだから、理解は簡単です。それよりも、このボール形態だとダイスを振りにくいので、人型アーマー形態になる必要があると思うのですが、先程、ゲンブさんとトレーニングしていたので、炭素分が不足しているのです。翔花ママ、御手数ですが私にエネルギーを補充してくれませんか?』

翔花「うん、分かった。いつものあれだね。食らえ、花粉症バスター!」

ケイP『いただきました〜。炭素パワー充填完了。ケイPマーク2、スーパーチェーンジ』

翔花「人型アーマー形態ね。私が装着すれば、ショーカDKフォームだけど、今回は中身のない自律アーマーってことで」

ケイP『ええ。マーク2アーマーは実のところ、今回が初披露なんですよ。2号ママはもっぱら日常編だったので、アーマー装着する機会がなくて』

ヒノキ「TRPG専用アーマーでもいいのではないか。ダイスの射出機能とか、ルールブックシールドとか、ドラゴンランスとかを装備して」

ケイP『いや、ハードカバーが頑丈だと言っても、ルールブックをシールド代わりに使うのは、マスターが好みません。まだ、マスタースクリーンを使う方がマシでしょう』
ダンジョンズ&ドラゴンズ ダンジョン・マスターズ・スクリーン

ヒノキ「おお、赤い龍のスクリーンか。空飛ぶ姿がいかにも力強くて、優雅で、惚れ惚れするのう。さあ、この勢いで、キャラ作りを進めてくれ」

ケイP『はい。翔花ママのサポートを一義とする私としては、種族はルーンフォークに確定。ご主人様に仕える人造人間キャラは、正に私のためにある種族。ダイスを振って決めた生まれは魔動機師。マギテックで、技12、体8、心6。これに各種ダイス目を吟味して完成した能力値が器用18、敏捷16、筋力16、生命力18、知力12、精神力7。これにファイター2レベルと戦闘特技《かばう》を習得して、骨組みは完成。あとは買い物をするのみですな』

ヒノキ「思ったより早いな。ずいぶんと手慣れておる」

ケイP『サポートが仕事ですから、自分のキャラのために時間は掛けていられません。それに、キャラ作りのコンセプトも明確ですからね。後は、悩むことなくダイスを振るか選ぶだけ。機械的に処理できるというものです。記事としては、読んでいてつまらないかもしれませんが』

ヒノキ「うむ、物語として考えるなら、キャラを作るプレイヤーが葛藤し、試行錯誤して、運命のダイス目に怨嗟の声を上げながら、それでも何とか自分のキャラを完成させる姿が楽しいからな。前回なら、スムーズに進んだシロよりも、武人を目指しながら商人になってしまったゲンブの方が面白かった。ところで、《かばう》持ちのファイター2レベルとは、ゲンブとキャラコンセプトが完全にかぶっているようじゃが」

ケイP『騎士として、そこはお互いに譲れないところでしょう。個性差を付けるなら、魔動機術をどう活かすかですが』

ヒノキ「マギテック1レベルで使える術は、ソリッド・バレット、ターゲットサイト、フラッシュライト、マナサーチの4つだけ。シューター技能を持たずにファイター2レベルとは勿体ない気もするがのう」

ケイP『後ろで飛び道具を撃つよりは、前衛で翔花ママを守るのが本分なんですよ。魔動機術は当面、攻撃の命中率を上げるターゲットサイトのために使います。精神力が低いからMPもそれほどありませんし、あくまでメインはファイターということで』

ヒノキ「ふむ。そこまでキャラコンセプトがしっかりしているなら、わらわが口をはさむことではなかろう。ルールの範囲において、キャラ作りは自由じゃ。さあ、残りは装備購入と、経歴作りじゃ」

ケイP『ああ、それは後からでも適当にやっておきますので、そろそろ1号ママのキャラ作りに取り掛かろうと思います。さっきから、「ケイPなんて、どうでもいいんだよ。翔花ちゃんを早く見せんか」とモニターの前でわめいている酸素欠乏症めいた読者Aの視線を感じますので』

ヒノキ「……そいつは気のせいじゃ、と言いたいが、わらわも先ほど感じたでな。腐っても読者は読者じゃから、無下にもできん。ブログ記事のキャラにとって、作者は神じゃが、読者もまた違う意味で神じゃからな。可能なかぎり、リクエストには応えてやらないと。まあ、こっちの意に沿わん我が儘に対しては、道理を諭して引っ込んでもらうがの」

よっしゃ、翔花ちゃんのキャラ作りだぜ(by読者A)


ケイP『翔花ママ。右手を出して下さい』

翔花「うん、こう?」

ケイP『ライト・ガントレット分離。1号ママにパーツ装着』

ヒノキ「ほう、右手の小手だけパーツアーマーが装着されたわい」

ケイP『これで、字を書けない1号ママも、私の筆記技能を使うことができるようになります。同時に実践を重ねることで、翔花ママ自身の筆記スキルも養成可能。これぞマスターNOVAが、翔花ママのトレーニング用に私に付与した機能。翔花ママ一人では時間の掛かる学習も、私がサポートすることで効率よく習得していける知的実践型学習システム、これも私の役割の一つです。さすがに、風呂に入ることまでは教えられませんので、その点は南郷さまにお任せするしかないのですが』

ヒノキ「なるほど。新星どのも全くコナっちゃんの教育に無関心ではなかったのだな。このような学習サポートシステムを用意するとは。正に、一家に一台、ドゴランアーマー学習システムとして販売すれば、金持ちにもなれように」

ケイP『いや、それをすると世界がドゴラに支配されてしまうから、あくまで翔花専用に留めておくのが吉、人間全てがうまくドゴラと共生するには時代が早すぎる、とマスターはおっしゃっていました』

ヒノキ「ふむ。便利な道具も、それを扱う人間次第じゃからな。よかろう、これでキャラ作りに支障がなくなれば、それで良い。コナっちゃん、大丈夫かの?」

翔花「うん。プレイヤー名、粉杉翔花。やった、自分の名前が漢字で書けたよ。私、えらい」

ヒノキ「おうおう、そいつは良かったな。……まるで小学生を相手にしているような気分じゃが、新星どのの仕事じゃと、こういうこともしょっちゅうと言うことか」

翔花「ねえねえ、ヒノキちゃん。キャラクター名はどうするの? プレイヤー名と同じでいいのかな?」

ヒノキ「本来なら、プレイヤー名とは別にキャラ名を、そのゲーム世界っぽく設定するところじゃが、話がややこしくなるので、カタカナでショーカでいいんじゃないかの。まあ、ゲームに没入したければ、好きに付ければいい。わらわのキャラなら、空の大怪獣にちなんでローランドがお気に入りじゃが。女の子ならローラ、いかにも姫って感じじゃろう」
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翔花「うん。字が自由に書けるって気持ちいいね。だけど、右手を私に渡して、KPちゃんはどうするの? 不便じゃない?」

ケイP『その点はご心配なく。ドゴラは不定形なので、右手パーツを切り離しても再生可能。バトル時は、ロケットパンチを連射できるシステムになっています。さすがに自分の質量を削っているので、弾数無限ってわけにはいきませんが、炭素エネルギーの補充ができて、組織再生の時間的余裕さえあれば、破損パーツの修復は容易なことです』

ヒノキ「自己修復可能なアーマーで、しかもエネルギー変換機能付きじゃから熱やビームにも強いとなれば、敵に回すと結構厄介なものよなあ、ドゴランアーマーとは」

ケイP『高熱マグマにも耐えられるT1000みたいなものですからね。それより翔花ママのキャラ作りです』
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翔花「ええと、最初に種族を決めるのよね。種族はシロちゃんの助言に従ってプリーストっと。うん、書けた。カタカナだって完璧だよ」

ヒノキ「完璧じゃない。プリーストは種族じゃなくて、職業じゃ」

翔花「ええ、そうだったの? だったら、プリーストは後回しで、種族を決めないと。ええと、KPちゃんと同じで、ルーンフォークでいいかな?」

ヒノキ「ルーンフォークと兎人のタビットは、プリースト技能の取得が不可じゃ。種族が分からなければ、無難に人間にしておけばいい。主人公にも最適じゃ」

翔花「ええ? 花粉症ガールは人間じゃないし。できれば自分に近い種族がいいな。あ、精霊とかない? ドライアドとか」

ヒノキ「ドライアドをプレイできるゲームは、探せばあるのかもしれんが、少なくともソード・ワールドでは無理じゃ。近いところでエルフにしておくといい。簡易作成データだと、エルフには神官剣士も用意されていて、結構おすすめじゃ」

翔花「ああ、そういうのがあるんだ。だったら、簡単な方で行こうかな」

ヒノキ「簡易作成だと、ほぼ完成済みのキャラが用意されていて、そのデータをシートに書き写すだけでいい。何なら、書き写さなくてもルールブックのデータをコピーするだけでも、最初のプレイは可能じゃ。経歴ダイスだけ振れば、ほぼ完成じゃよ」

翔花「ええ? それじゃ何だかつまらないよ。私だって、シロちゃんたちみたいにサイコロを振って、自分だけのキャラを作りたい」

ヒノキ「よく言った。では、種族エルフで、生まれを決めるとよかろう。プリースト狙いなら、5か6がおすすめじゃ」

翔花「ダイスなら振ったことあるよ。NOVAちゃんが普通に教えてくれた。🎲🎲コロコロ、2」

ヒノキ「いきなりピンゾロとは、何とも幸先が悪いのう。経験値50点進呈、と言いたいが、生まれ決定表では関係ない。エルフの2は剣士、軽戦士向きのフェンサー技能が得られるな。技12、体5、心9。さあ、これで能力値ダイスを振るのじゃ。エルフだと、筋力だけが1Dで、他は人間と同じ2Dだから割と分かりやすい部類じゃの。とりあえず、いっぱい振って3セット決めてみることじゃ」

翔花「気合を入れて、一気に行くよ。1セットめ、12、3、1、7、7、6。2セットめ、6、4、3、8、7、8。3セットめ、8、10、2、11、7、2。どれを選べばいいのかしら」

ヒノキ「プリーストに必要なのは、後ろ2つの知力と精神力じゃが、知力は見事にオール7、精神力は2セットめの8が最高か。あまりパッとしないのう」

翔花「ええ、私は1号。脳筋と呼ばれて、知力じゃ2号ちゃんに勝てません。だけど技なら負けない」

ヒノキ「合計点は1セットめと2セットめが共に36で、3セットめが40。最後の精神力が高ければ、迷わずこれに決定じゃが、最後にピンゾロだから極端に精神力が低い。プリースト狙いではなく、前衛剣士としてなら悪くないんじゃがのう。1セットめは、器用12が光るが、他がパッとせん。プリーストなら2、剣士に重点を置くなら3といったところじゃろうか。ちなみに簡易作成なら、同じ剣士生まれで、6、7、4、6、11、6となっておる。ボーナス+3が3つもあって、結構優秀なキャラだと思うので、良ければこっちを選んでもいいぞ」

翔花「うん。でも、頭はそんなに良くないのも事実だから、2セットめにするよ。一番バランスが取れてるし、プリーストなら精神力が高い方がいいんでしょ? ええと、足し合わせて、器用18、敏捷16、筋力8、生命力13、知力16、精神力17でいいのかしら」

ヒノキ「ふむ、足し算は普通にできるのじゃな。算数は普通にできるようで安心したぞ」

翔花「足し算と引き算なら何とかね。九九は覚えていないので、掛け算とか割り算は無理だけど、その辺のややこしい計算はKPちゃんがやってくれるから問題ない」

ヒノキ「つまり、学力は小学校1年並みと言ったところか。幼稚園児よりは上じゃが、のび太くんには勝てん。先がなかなか思いやられるのう」

翔花「だけど、NOVAちゃんのブログや精霊ネットで、ヒーローさんのことや、いろいろな雑学は詳しいのよね。光合成のことだってバッチリ。水と二酸化炭素に太陽の光を浴びせると、酸素と栄養分が生成できるってことは、小学6年から中学1年で習うってNOVAちゃんが言っていた」

ヒノキ「それは大体19世紀終わりの科学知識じゃな。シャーロック・ホームズの時代の最新科学ということになる。基本原理としては、光エネルギーを化学エネルギーに変換することで、生命活動の元を生成する作用ということになるが、20世紀後半の科学だとそこにATP、アデノシン三リン酸がどうのこうのって話になろう。まあ、わらわは生物学者ではないから、精霊学の見地から語るしかないが、要は物質世界のエネルギー循環に植物の精霊も大きな役割を果たしているということじゃ。現在は夏の暑さが問題になっておるが、この熱を何らかの形でエネルギー転換できるようになれば、いいのじゃがの。せっかくの酷暑や台風なんかを建設的に利用できさえすれば、人間の知恵も大したものと言えようが」

翔花「何だか頭が痛くなってきた。どうしてゲームのキャラを作るだけで、お勉強の話になったのか分からない。とにかく続けるね。技能はフェンサーが1レベルで、プリーストを取れと言われていたのね。ところで、プリーストって何?」

ケイP『神に仕える神官です』

翔花「ああ、そういうこと。そう言えば、私に回復呪文を掛けてくれたドルイ道がどうこう言っていたおじさんがいたけど、ああいう感じ?」

ケイP『誰の話だか、私にはちっとも分かりませんが、ドルイドは信仰形態の一つですね。無印ソード・ワールドアレクラスト大陸にはいましたが、ラクシアにはいらっしゃるのでしょうか?』

ヒノキ「探せば、どこかにおるのかもしれんが、わらわは知らん。とりあえず、プリーストが神官とか僧侶と呼ばれる職業なのは確かで、ゲーム的には回復呪文と、対蛮族やアンデッドの呪文が充実しておる。まあ、1レベルには回復呪文がないので、回復役を務めるなら2レベルが必要だがの」

翔花「だったら、プリースト2レベルに。これで経験点2000点を使うので、2500点から引いて残り500点。引き算もバッチリよ。さすがは私」

ヒノキ「はいはい。くり下がりがなければいいのう。残り500点はどうする? シューター、スカウト、レンジャー、セージの4つのうち1つを習得できるが」

翔花「それぞれの説明を聞きたいんだけど」

ケイP『それは私が。シューターは飛び道具使い、スカウトは忍びや盗賊、レンジャーは野伏、セージは学者です』

翔花「飛び道具もいいけど、私は剣士だから前に出る。学者って柄でもないので、スカウトかレンジャーってところかしら。どちらもシロちゃんが選んでいたわよね。どっちが得なのかな」

ケイP『スカウトは都会の忍びで、レンジャーは野外活動の専門家。他には、スカウトには先制判定ができて、レンジャーは薬草の扱いが得意。スカウト技能は野外でも機能しますが、レンジャー技能は野外でしか機能しないので、ダンジョン探索のことを考えるなら、スカウトの方が優秀と考えます』

翔花「だったら、スカウトにするわ。これがあれば、必殺仕事人みたいに敵の背後からプスッて攻撃もできるのかしら」

ヒノキ『正にフェンサー&スカウトは、そういう取り合わせじゃ。もっとも、ソード・ワールドD&Dの盗賊と違って、背後からの奇襲(バックスタブ)でダメージが向上するルールはないがの。代わりにクリティカル率の向上によって与えるダメージが増加しやすいという恩恵がある。ダイス目次第では、クリティカルの連発によって大ダメージを狙いやすいのが、ソード・ワールドの軽戦士の特徴と言えよう』

翔花「うん、それにするわ。プリースト2レベル、フェンサー1レベル、スカウト1レベルで、邪を祓う退魔忍といったところかしら」

ヒノキ「信仰する神さま次第じゃな。プリーストは神を選ばねばならん」

翔花「そんなの決まっている。私が信じているのは、時空神NOVAちゃんよ」

ヒノキ「そんな妄想ブログ限定の超マイナーゴッドは、ラクシアには存在せん。いや、新星どのが自分でゲームマスターをして登場させれば別じゃが、わらわがGMである以上、そんなことにはならん」

翔花「だったら、花粉症の神さまよ」

ヒノキ「それもおらん。残念ながらな」

翔花「ええ? どんな神さまならいるのよ」

ヒノキ「今回のルールブック1では、8種類が用意されておるな。ラクシア世界で伝統的な4つに加えて、アルフレイム土着の新たな神4つが。しかし、他にもラクシアには無数の神々がおる。これまでに紹介されたメジャー、マイナーといった神々を紹介したのが、この本じゃ。全部で46柱の神が紹介されており、そのうち37柱には特殊信仰呪文のデータ付き。プリーストをプレイするなら、お勧めのサプリメントと言えよう」
ソード・ワールド2.0 ラクシアゴッドブック (ドラゴンブック) [ 北沢慶/グループSNE ]

翔花「だったら、時空を司る神さまとか、花粉症を司る神さまだっているかもしれないじゃない」

ヒノキ「ざっと読んだけど、時空神とか花粉症神といったストレートなのは、ラクシア公式にはいない。コナっちゃんに向いた神さまを見つくろってやりたいところじゃが、今回の記事ではそれも時間が足りんようじゃの」

翔花「だったら、神さまの話は次回ね。今回はこれにて完。次回は、ラクシアの神さまの話ってことで」

一方そのころ(楽屋落ちメタ会話)


翔花2号「ちょっと、NOVAちゃん。私もコンパーニュの塔に出張出演するんじゃなかったの? 『翔花2号を忘れていたな』なんて言わせたいわけ?」

NOVA「『翔花2号? そんなものは伝説に過ぎん』ってか。忘れられかけた頃にさっそうと登場して、味方のピンチを救うのは格好いいが、今はお前のためのキャラを作っているんだ。どうやら、コンパーニュでは魔法使いキャラがいないようだから、俺が作り、お前がプレイするビルドファイターみたいなキャラを製作中だ。完成次第、あっちに送り込む。真打ち登場って感じでな」
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翔花2号「本当に間に合う? この執筆ペースだと、向こうに着いたとたん、お盆休みに入って、スーパー温泉入浴タイムがスタートしそうなんだけど」

読者A「だったら、W翔花とヒノキちゃんで、キャッキャヒヒヒタイムにすればよろしいのでは?」

NOVA「お前、まだいたのか? ただのゲストキャラかと思っていたら、しぶとく出てきやがって」

読者A「いやいや、NOVAさん。同じ末尾文字Aを持つ者同士、ここは仲良くしましょうよ」

NOVA「いやだ。お前が翔花のストーカーを続ける限り、俺はお前を認めん。今すぐ末尾文字Aを止めるんだ」

アスト「仕方ないですな。だったら、アストってことで。とにかく、俺もこのブログのレギュラーになりたくて、いろいろ考えているんですよ。レオの弟のアストラに名前が似ているし、アーストロンって怪獣にもつながる。アストロメガネンオーなんてロボにも関われるし、結構、使い勝手のいい名前だと思いません?」

NOVA「鉄血のオルフェンズでは、アストンというキャラが討ち死にしたよな」

アスト「いや、オルフェンズだったら、主人公格のミカヅキやオルガ、アキヒロだって討ち死にしたじゃないですか。とにかく、W翔花の入浴タイムは、期待しているんですって。何せ、これまでお風呂に入ったことのない精霊少女が初の入浴に戸惑いながら、お湯の快感にボーっとなって、フワーっとなって、みずみずしい玉のお肌が桜色に紅潮するなんてシチュエーションは、滅多に見られるものじゃないし」

翔花2号「NOVAちゃん、この変態ストーカーは次元の彼方に放逐してくれない? 読者の一人だからって今までは我慢していたけど、そろそろ本気で鬱陶しくなってきた」

NOVA「分かった。マピロ・マハマ・ディロマト!」

アスト「ウキャーーーーッ」



BOM!


大きな閃光と共に消失す。



翔花2号「どこに送ったの?」

NOVA「さあな。明日という名の未来のどこかじゃないのか? ストーカーって奴は、しつこいからストーカーなんだ。そのうち、『翔花ちゃん、今度、冬の雪山登山に一緒に出かけて、暖まるために、ぼくと抱き合って眠りませんか』なんて気持ちの悪いメールを送って来るかもしれんぞ」

翔花2号「うわ、何それ、キモい」

NOVA「誰からとは言わんが、俺自身、最近それに似た内容のメールを受け取ってしまい、ゾッとしている。しかも、相手は男だ。あまりにしつこいようなら、今後は、受け取り拒否確定だな。腐れ縁にも程がある。友だち付き合いならいいが、ホモだち紛いの文面に付き合う謂れはない。ただでさえ、暑い夏で仕事で忙しいのに、そんな気持ちの悪いメールを送ってきた奴とは、改めてこの場で絶縁宣言をしてもいいぐらいだ」

翔花2号「NOVAちゃんも、おかしな人に絡まれて大変ね。同情するわ。お仕事頑張ってね」

NOVA「ああ、もう少しすれば、お盆休みでリフレッシュできる。ビルドの映画も見たし、お盆休みにはエグゼイドのアナザートリロジー3部作も含め、いろいろ見るんだ」(完)
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