書くキャラクターをことごとく変な奴にしてしまうことで有名な井上脚本。
矢車さんが前回で一時退場してくれて良かったです(笑)。
しかし、被害を免れなかったのは、加賀美くん。彼は、もう少し地味で真面目なキャラだと思っていたので、合コンというイメージはなかったんですがね。
それに比べると、ひよりさんは今回、まだいじられてなかったと思う。
ともあれ、風間大介ことドレイクの登場編となる今回。ただし、変身して、つづくですが。
本編のほとんどは、「天才メーキャップアーティスト」*1にして
「稀代のフェミニスト」の風間の描写、そして天道との対立に費やされています。
天道の方は、いつもより20%増しの傲慢に描かれています。彼は傲慢だけど嫌味ではない、という認識だったのですが、今回の天道は嫌味度アップに思えました。これも井上脚本の毒なのか、それとも、こちらの思い込み? 自分と加賀美を比べて「太陽とすっぽん」とか名セリフを残しますが、いまいち心に響かない。どちらかというと、「食」とか「友情」といった漢字薀蓄の方が「おおっ」と感じさせてくれます。
ところで、天道が何故、自分を太陽に例えるか、分かっていなかったんですが、「お天道さま」ってことなんですね。
ストーリーとしては、合コンの女の子にもてるために、得意の料理とメーキャップ技術で対決。しかし、「あらゆる合コンに参加するのがポリシー」って風間。ここまで変なキャラを、井上脚本以外で書ききれるのか、逆に心配したりも。
そして、この回は「天道が負けてる」という珍しい回*2。
女の子にもてているのは、風間さんの方。
でも、まあ、女の子がみんな偽者ワームだった、というオチがついてます。それにしても、井上さん、「グレーのパンツ」という証拠で、どの女の子がワーム? なんてサスペンスを示しておきながら、全部ワームだったなんて、ミステリーの世界では反則だよ。それをやっていいのは、アガサ・クリスティーぐらい。 ま、井上脚本にミステリーを期待しても、どんでん返しというオチが待っているだけなんだけどさ。
以上、気ままにダベるだけダベった、カブト感想でした。
次回、ドレイクの活躍に期待。