Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

13人のドワーフたち2

 ええと、トーリンについて改めて書いてみたら、変な方向にそれたので、仕切り直したうえで、真面目に他のドワーフについて、書いてみます。

2.バーリン

THE HOBBIT: AN UNEXPECTED JOURNEY : BALIN THE DWARF ホビット 思いがけない冒険 ドワーフ バーリン
 トーリンに次ぐドワーフ軍団のナンバー2的ポジション。
 原作では、トーリンが最長老で、バーリンが2番目の年上だったんですが、
 映画では、バーリンが最長老に設定し直され、威厳ある薄幸の王子を支える家老(爺)みたいな立場になっています。
 『指輪』の映画では、だいぶ年下のギムリから、「いとこのバーリン」呼ばわりされていましたが、これは翻訳ミスによるもの。「my cousin」は確かに「私のいとこ」と訳すのが通例ですが「私の親族」という意味もあって、「我が一族のバーリン」と表現するのが妥当でしょうね。
 ともあれ、このバーリン、『指輪』の映画でも、ギムリの父親グローインと並んで、名前の出てくるドワーフです。モリアの領主として、オーリやオイン、その他の一族を率いて旅立ったのですが、旅の仲間が見たのは討ち死にした彼の墓標だった、という顛末。


 原作でのバーリンのイメージはビルボに好意的で、ドワーフ一行の殿(しんがり)を任されるほどトーリンの信頼厚く、見張りの達人。そして、自分の見張りをかいくぐったビルボの手腕に敬意を表し、最後にビルボと語り合う役どころ。
 トーリンの後継者(はなれ山の王)は鉄の足のダインが担うことになったので、トーリンに心酔した側近としては居場所がなくなったから、モリアに向かったのかな、と原作読んだときは思ってましたが、
 映画では、キャラクターが変わっていて、「トーリンを敬愛しつつ、その無謀ぶりを心配しながら諌め、フォローする爺や」の立ち位置になってます。すごく慎重で、ガンダルフを除けば、一行の知恵袋。トーリンの参謀格。
 そんな彼だから、危険の伴うモリアに向かうキャラには見えないんですね。
 まあ、解釈するなら、トーリン亡き後、彼の一族の菩提を弔うため、悲願のモリア再興を目指したとか、自ら死地を求めて半ば自暴自棄になっていたとか、そんな感じになるかな。
ホビット 思いがけない冒険 バーリンの鎚矛 レプリカ BALIN'S MACE
 なお、映画でのバーリンの武器は鎚矛(メイス)。
 どちらかと言えば、控えめな彼の護身用といった感じの武器です。

3.ドワーリン

ホビット 思いがけない冒険/3.75インチ アクションフィギュア/ツインパック/ドワーリン & バーリン
 バーリンの弟で、知識派の兄に対する武闘派として、映画では設定されています。外見的にも禿頭の巨漢で、インパクト抜群。武器は大斧2刀流。さらに、臨機応変に敵から奪った武器なんかも自在に使いこなすとか。
ウォーハンマーRPG 基本ルールブック
 モヒカンドワーフで有名な『ウォーハンマーRPG』の世界から飛び出してきたような戦士です。バーリンがトーリンにとっての大臣なら、弟のドワーリンは親衛隊長みたいな風格があります。
 ビルボの家に最初に現われたドワーフであり、ドワーフ軍団の一番槍を務める立場なのかもしれません。


 原作では、あまり目だってなかったですが、映画では外見的なインパクトから、覚えやすいキャラだと思います。
 気になるのは、このドワーリンがどうして兄のバーリンと連れ立って、モリアに行かなかったか、ということですが。
 NOVAの勝手な予想では、戦士として優秀なドワーリンは、ダインの下でも重要な役割を担うようになったため、個人的な気持ちで兄に同行するわけには行かなかったというところかな。
 映画では、バーリンがドワーリンとお互いに頭突きを交わし合ってから、談笑するという仲睦まじさを見せていたので、危険な地に向かう兄をただ見送るようなキャラには見えなかったと。

4&5.フィーリとキーリ

ホビット 思いがけない冒険/3.75インチ アクションフィギュア/ツインパック/キーリ & フィーリ
 フィーリが金髪の兄貴で、キーリが黒髪の弟。
 ドワーフ一行の中では一番の若手で、トーリンの甥。
 冒険に参加して名前を挙げようと考えている楽観的な性格で、トーリンからは「戦いを知らない若僧が頭に乗るんじゃない」と諌められています。
 原作では、トーリンを庇って戦死するという悲劇が待っているのですが、映画でも同じような展開を見せるのかな。


 また、原作ではコンビ扱いされて、どっちがどっちという描き分けもなかったのですが、
 映画では、キーリの方が美形のラブロマンス担当という位置づけが確定しています。お相手は、やはりオリジナルエルフのタウリエルみたいですね。
 キーリは、メイン武器も弓で、エルフとの弓対決もあったりするのかな。
 庇う相手もトーリンではなく、タウリエルかもしれない。


 一方のフィーリ兄さんは、キーリの種族を越えた恋愛の相談役、というか諌める役になるのかな、と勝手に予想。
 武器は投げナイフで、パワーよりは俊敏さを旨とするタイプみたいです。


 あと、映画では、下っ端らしく馬の世話係を任されていましたが、
 ビルボに行方不明となった馬の捜索を押し付けて、トロルとの遭遇のきっかけを作った兄弟だったり。
 まあ、その分、原作よりも早く、ビルボと打ち解けた感じですけどね。


 今夜はこれぐらいで。
 次回で、残り8人行けるかな。