WショーカとShiny NOVAのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

『シャムタンティ丘陵』攻略記(準備編)

長い冒険の始まり

 

翔花「それでは、これより長大なゲームブック4部作シリーズ、ソーサリーの冒険を開始します。プレイヤーはわたしが女戦士クローディアを、妹のアキちゃんが女魔法使いのロザリンちゃんを、そしてジュニア君が喋る魔剣の精霊エクスカリバー・ジュニアことEJを担当します」

晶華「キャラクターデータはこれね」

●女戦士クローディア(プレイヤー・粉杉翔花)

 技術点11、体力点21、運点12

 

●女魔法使いロザリン(プレイヤー・粉杉晶華)

 技術点10、体力点19、運点12

 

009『キャラ作りについては、以前にプレイした「王子の対決」の準備編を参照だ。あと、ぼくは今回、ディレクター補佐を担当する』

晶華「メインのディレクターは、お姉ちゃんがプレイヤーのときは私が、私がプレイヤーのときはお姉ちゃんが担当するってことで、交代制のプレイよ」

翔花「『王女の対決』と違って、ソーサリーは2人用ゲームブックじゃないから、同時プレイはできない仕様なのね」

009『それでも、戦士プレイと魔法使いプレイができるから、戦士プレイで死んだら、魔法使いに交代して最初からスタート。そして魔法使いが死んだら、もう一度、戦士に切り替えて、どちらが先にクリアできるかを競う形』

翔花「勝ったらどうなるの?」

晶華「お姉ちゃんが勝ったら、ここの管理人の座を譲ってあげるわ」

翔花「そんなのいらない。管理人はアキちゃんってことで、わたしはただの一般花粉症ガールのままがいい」

晶華「神霊候補なんだから、ただの一般花粉症ガールってことはないでしょう。志が低すぎる」

翔花「だったら、アキちゃんが勝ったら、神霊候補の座を譲ってあげるわ」

晶華「そんなのいらない。私はここで引きこもり管理人ライフを過ごしたいんだから、わざわざ屋久島で大地母神の後継者として、平和のために祈るのなんて性に合わないマネをさせないでよね」

009『とにかく、当ブログの管理人の座とか、神霊候補の立場を賭け事の対象に使うのはなしだ。そんなことなら、どっちが勝つかという競技にはしない。別に勝ち負けを競わなくても、ソーサリーをプレイするだけで面白いってことでいいだろう』

 

ジュニア「それじゃあ、ゲームブックに詳しくないリウのために、いろいろ背景情報とか解説してください」

 

ソーサリー1巻『シャムタンティ丘陵』の話

 

009『ソーサリーというのは、1982年に出版された元祖ゲームブック火吹山の魔法使いの翌年、1983年からスタートした4冊分の長編ゲームブックだ。作者は、火吹山の共著者であるイギリスのスティーブ・ジャクソン。彼はFFシリーズ2巻めのバルサスの要塞を書いた後、83年から85年までソーサリーシリーズを続けながら、なおかつ83年に4巻めのSFゲームブック「さまよえる宇宙船」を、翌84年に10巻めのホラーゲームブック「地獄の館」ファイティング・ファンタジーRPGを、85年に17巻めのスーパーヒーローゲームブック「サイボーグを倒せ」を、86年に24巻めの「モンスター誕生」を発表して、ゲームブック作家として引退宣言をした』

ジュニア「82年から86年までが活動期間ですかぁ」

009『89年に彼がゲームブックで構築した敵役(悪魔の3人)が暴れるFF小説トロール牙峠戦争」を発表しているが、日本のFFゲームブック展開が途切れたために、翻訳されるまでずいぶん時間がかかったものだ(2021年)。その後、FF40周年を記念して36年ぶりに新作ゲームブック「サラモニスの秘密」を発表して(2022)、これが現状のジャクソンの最終作となる。つまり、ソーサリー4部作を入れて、彼のゲームブックは全部で10本だ。ソーサリー以外は、ウルトロピカルで全て攻略済みだ」

晶華「つまり、私たちがソーサリーを攻略することで、スティーブ・ジャクソン完全制覇となるわけね」

009『しかし、アメリカにもスティーブ・ジャクソンがいるから、話がややこしくなるわけだが、そちらは「サソリ沼の迷路」(84年)、「深海の悪魔」(86年)、「ロボットコマンドゥ」(86年)の3冊だけだから、比較的制覇は簡単だな。今度、NOVAがウルトロピカルで攻略を始めたのが「ロボットコマンドゥ」で、Wジャクソンのゲームブックを並行攻略するらしい。正直言って、令和NOVAはバカになってるらしい。ぼくだったら、どちらかに専念する』

ジュニア「時空魔術師さまは凄いですぅ」

晶華「その言葉は、攻略が完結したときに言ってやって。企画を立てても、途中でやっぱり無理でした、ということも時々? しょっちゅう? まあ、気まぐれに中途半端に、それでも思いつきで大言壮語をしては、計画性もなく、バタンキューしちゃう傾向もあるんだから」

翔花「それを尻拭いするのが、わたしたち花粉症ガールの仕事だと思うの」

晶華「それで楽しめればいいんだけどね。とにかく、ジャクソンさんがどういう人かは分かった。ソーサリーが長編大作ってこともね」

009『なお、ソーサリーに関するゲームブックおよび、TRPGシナリオは日本語出版されたもので全部で5つある』

 

  1. 1985年、東京創元社から出たスーパーアドベンチャーゲーム名義の4冊。日本初上陸して、同社が多数のゲームブックを出版する老舗として盛り上がる契機となった。
  2. 2003年、創土社より、ゲームブックが復刻され、新訳で4冊が出る。その際のタイトルは『シャムタンティの丘を越えて』『魔の罠の都』『七匹の大蛇』『諸王の冠』
  3. 2004〜05年、国際通信社より、TRPGのD20シナリオ(D&Dのシステム)として『七匹の大蛇』までの3冊が出る。完結しなかったのが残念。
  4. 2019年、書苑新社より、TRPGのAFF2版用シナリオとして、『ソーサリー・キャンペーン』が出る。こちらは1冊で、4巻分の冒険が収まっている。
  5. 2024年、SBクリエイティブより、『FFコレクション』 4集にソーサリー全4巻が収録。今回のプレイは、それに基づきます。

 

ジュニア「大きく分けて、80年代の最初のゲームブックブームと、ゼロ年代の復刻期(ブームにはならず)と、令和の今ってところですねぇ」

翔花「昭和ソーサリー、平成ソーサリー、令和ソーサリーといった感じか」

 

009『で、これは個人的な話だが、このソーサリー1巻「魔法使いの丘」はNOVAが初めてプレイしたFFゲームブックなんだな。だから、思い入れも強い。あと、最初にプレイしたゲームブックは、「14へ進め」で有名なブレナンのドラゴンファンタジー3巻「魔界の地下迷宮」だ。今回、EJをネタにしたのも、そちらへの思い出オマージュという意味合いもあるようだ』

ジュニア「とは言え、リウはドラゴンファンタジーの原作も知りませんがぁ」

009『NOVAもそっちは処分してしまっているからなあ。まあ、テキトーに喋る剣役をやってくれたらいいだろう。なお、弱点は蜘蛛らしい』

ジュニア「だったら、蜘蛛が出て来たら、悲鳴を上げたらいいんですねぇ」

009『ソーサリーに蜘蛛なんて出たかなあ』

 

当ブログのオリジナル・ストーリー

 

009『さて、では君たちの背景をもう少し掘り下げよう。「王女の対決」で見事に試練を果たして、ガンドバッド王国の女王になったクローディアと、宰相ロザリンのハッピーエンドから、100年近くが経った。君たちの冒険物語は、失われたクールの民間伝承として現在のクール大陸では知る人ぞ知るマニアックなエピソードとなっている』

晶華「一般的には知られていないってことね」

009『ガンドバッドが結局、滅びてしまって、暗黒大陸クールの歴史に埋没してしまったからなあ。失われた話に興味のある読者は、こちらの記事をチェックしてもいいが、キャラ続投なだけで、時代も舞台も違うから、大して気にする必要はない』

翔花「とにかく、ガンドバッドが滅びて、時代が移り変わって、わたしたちはどうなったの?」

009『当然、国が滅びる前に、平穏に逝去して、その魂は《14の世界》に送られた』

晶華「何、その《14の世界》って?」

009『英雄や物語の主人公の魂の欠片がそこに送られて、輪廻転生を果たすあの世だ。ヴァルハラと言ってもいいし、金剛神界とも、バイストンウェルと解釈してもいいが、とにかく、クローディアとロザリンの双子姫の魂は、《14の世界》でアバロンの大魔法使いマーリンと遭遇する』

晶華「マーリンって、あのマーリン?」

009『そう、あのマーリンだ。アーサー王伝説に登場するマーリンは、ドラゴン・ファンタジー改めグレイル・クエストの世界で、プレイヤーの魂を召喚して、村の若者ピップとして冒険に誘う役回りを務める。当ブログでは、ピップ=NOVAなんだが、双子姫はピップの縁者としてマーリンに召喚されて、ピップの愛剣EJとともに、アナランドに送り込まれたという設定だ』

翔花「いわゆる異世界転生って奴ね」

009『この《14の世界》は多元宇宙の門として機能していて、いろいろなゲームの世界に通じたりしているんだが、とにかくマーリンは君たちをピップの娘として、アナランドの冒険者の肉体に送り込んだ。ただし、肉体は仮初のものでしかなく、魂は不滅だが体はすぐ死ぬ。それでも、EJがマーキング機能を持っていて、肉体が死んでも、この《14の世界》に戻されて、記憶を残したまま人生を生き直すことが可能という仕組みだ』

晶華「だけど、肉体は1つしかないので、2人同時プレイはできない、と」

009『マーリンも、FFゲームブックのタイタンの世界には詳しいわけじゃないから、2つの魂を一度に召喚することはできなかった。君たちが同時に召喚されたのは、双子なので魂の結びつきが強かったのだろう。とにかく、アナランドの戦士もしくは魔法使いとして転生した双子姫の魂が、剣の精霊EJをお供に死んでもやり直し可能な勇者らしい冒険を頑張れってことで、当攻略記事を始めよう』

翔花「クローディアの冒険の記憶は持っていていいのよね。だったら、わたしは前世で女王だった。だから、マンパンの大魔王に奪われた〈王の冠〉の話を聞いて、その冠は元々、わたしの手に収まるはずのものなのに……と内心、思いながら、気位の高い高慢な女戦士を演じます。そうね、〈王の冠〉を手に入れて、失われたガンドバッド王国をこの地に再建することを目指そうかしら」

009『カーカバードの地は荒野地帯だから、武力さえあれば、王国再建は不可能じゃない、と勝手に決めてもいいのか? アナランドの北に秩序ある友好国ができることは悪くないかもしれないが、すべてはマンパンの大魔王を倒してからの話だ』

晶華「クローディア姉さんは、王国再建の野心に燃えているみたいだけど、私はそれどころじゃありません。この地の魔法は、ガンドバッドのものとは違うので、ロザリンは魔法の覚え直しをしないといけないの」

009『EJが魔法については、ロザリンをサポートしてくれることにしようか。ソーサリー本来のルールでは、魔法をプレイヤーが記憶しておかないといけないが、それでは攻略記事として行き当たりばったりが過ぎるので、選択肢の解説をしやすくするために、呪文書をプレイ中にチェックするのは許可しよう』

ジュニア「だったら、リウが呪文書をチェックして、晶華さんに助言するようにしますぅ」

晶華「EJが外付け呪文記憶装置みたいになっているのね。昭和時代は不便なダンジョンシナリオが、オートマッピング機能のおかげで攻略しやすくなったようなものかしら」

009『マップは自分で書くのが醍醐味じゃないか、とオールドゲーマーなら言うところだが、キャラの背景はそんなところで、後は柔軟に異大陸転生した双子姫の物語を構築するとしよう』

翔花「ガンドバッドも、アナランドも、同じタイタン世界だから、異世界ということにはならないのかあ」

009『作者的には、ガンドバッドがオーストラリア製で、アナランドはイギリス製だからな。大陸の違いが、文化習俗の違いにはなるだろうが、物理法則まで変わってくることにはならない、と』

 

冒険の準備

 

009『さて、君たちが長い冒険生活を送る荒野地帯、それがカーカバードだ』

クローディア(翔花)「その響きに、ガンドバッドっぽさを感じるわ。〈王の冠〉を手に入れると、この地にガンドバッド王国を興せる、と、私は期待して、冠奪還任務に志願したってことで」

EJ(ジュニア)「EJとしては、王の剣エクスカリバーの伝説を知っているから、権威ある秘宝を持つ者が王に即位するという話を聞いて、大いに納得しますですぅ。クローディア様、かつてはガンドバッドの王位を試練の果てに勝ち取り、栄光の女王に輝いた貴女さまこそ、この地を治める女王にふさわしい。このEJ、その覇業の協力を致しましょう」

クローディア「覇業というと、わたしが悪役みたいじゃない? わたしの目的は、悪の大魔王を倒して、自分の王国を築くこと。だけど、今ある善良な国を滅ぼしてまで、それを為したいとは思わない。とにかく、わたしの望みは、みんなが美味しいご飯を食べられて、笑顔でハッピーに暮らせる世界を作ることよ」

晶華「そんなお姉ちゃんの正義の心を、女神リーブラ様が応援してくれるのよね。女神の加護で、いつでも1回だけ能力値を原点に回復できるし、他にも脱出や病と毒からの回復もできるわ」

009『他には、金貨20枚、保存食2回分が最初の所持品だ』

クローディア「保存食で何点回復できるの?」

009『決まっていない。本文中で指示されるようだ』

クローディア「ガンドバッドの保存食は2点しか回復しないので、わたしとしては4点回復できる別大陸の豪華な食事に憧れていました」

009『ただし、この地では最低でも1日に1食は食べないと、体力を消耗してしまうので、食生活には十分気をつけること』

クローディア「では、先に女戦士クローディアのシャムタンティ丘陵での冒険を始めましょう」

 

●女戦士クローディア

 

・技術点11

・体力点21

・運点12

・金貨20枚

・食料2食

・所持品:背負い袋、剣(精霊EJが宿っている)

(当記事 完)