Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

妖精郷の、魔法陣ネコ発見(SWフェアリーガーデン3ー6)

フィットチーネを求めて

 

GM(NOVA)「さて、前回の話だが……」

ミリィ(晶華)「確か妖精郷にキラメイジャーとヨドン軍が現れて、シンヨドミヒメ作戦で大ピンチって状況だったわね」

GM「いやいや。それは前回の記事の話であって、前回の妖精郷の話ではないだろう」

サイバ(009)「そうそう。前回、ミッション目的の魔法陣管理ネコ、フィットチーネを救出するために、【太陽と月と星の迷宮】を攻略しないといけないって聞いたんだったな」

マークス(ケイPマーク1)「ということで、早速、突入しましょう。何しろ、6階層もあるそうなので、急がなければなりません」

GM「ちょっと待てよ。確かに、前回の記事で、ちらっとそういう話もしたけどさ。ついでに、昔の大怪獣バトルへのコメントへの言及で、ちょこっとエレキング関連の画像を挙げたり、牙狼の映画配信の話題に寄り道したりもしたけどさ。妖精郷の前回はこっちなんだから、段取りをしっかり踏もうよ」

ミリィ「女王パワーで未来を予見して、手間を省いてショートカットしたってことで構わないわよね」

GM「女王パワーで未来を予見したとしても、知ったのは【太陽と月と星の迷宮】という名前だけで、それがどこにあるかも君たちはまだ知らないし、そもそも直接そこに行っても、目的のフィットチーネはいない」

サイバ「フィットチーネがいないのに、どうして6階層もある迷宮にわざわざ潜らないといけないんだ?」

GM「そういう話を今回、やるんじゃないか。まずはおとなしく俺の話を聞け」

ミリィ「じゃあ、よけいな寄り道をしないで、さっさと『前回の話だが……』の続きを話しなさいよ。あたしたちは早くシンフォギアのイベント話の続きと、ダイ大のフレイザード戦の続きを見たいんだから」

GM「まあ、ダイ大はこの記事を書いている途中で、そっちを視聴すると思うけどな。今、8時20分ぐらいだし、さすがにクロニクルZが始まる9時までに(当記事 完)にはならないだろう」

サイバ「前回、ぼくたちは【火柱の塔】の攻略を途中で断念して、休息を求めて【風車の谷】へ向かったんだったな。ええと、24日めの深夜の話だ」

ミリィ「休息をとって準備を整えたら、もう一度【火柱の塔】へリベンジするわ。魔香草と毒消しさえ十分あれば攻略可能なはず」

サイバ「いや、それは無理っぽいな」

ミリィ「どうしてよ?」

サイバ「塔の上層階には、毒の胞子を振りまく正体不明の敵を見つけたんだが、そいつの知名度が16という情報をGMがくれたんだな。どうして、そんな情報をうっかり漏らしたんだろうと思ったんだが、それって親切なGMのさりげない警告だったんだって後から気づいた」

マークス「なるほど。ソード・ワールドではレベルの高い敵ほど、知名度も高くて、魔物知識判定に成功しにくいということですね」

サイバ「ゴブリンを例に挙げると、レベル2のザコゴブリンは知名度5だが、レベル3のゴブリンシスターは知名度9、レベル5のゴブリンシャーマンは知名度13、レベル6のゴブリンロードは知名度9、現在最強と目されているレベル8のゴブリンハイキングは知名度12だそうだ」

ミリィ「ええと、レベル5のシャーマンが一番、識別が困難なんですけど?」

サイバ「王よりも部族のシャーマンの方が前線に出ることが少なくて、一般には知られていないってことだな。実際、我々も王さまの名前は知っていても、王に仕える魔術師の名前なんて、マーリンとかよほどメジャーなのを除けば、覚えていないだろう?」

ミリィ「確かに、ロードスでもヴァリスの国王ファーン様の名前を覚えていても、ファーン王に仕える宮廷魔術師の名前なんて覚えてないわね」

GM「ファーン王に仕えていたのはエルムだな。ロードスの小説1巻を読めば、普通に分かる。決してトレビアとは言えない普通の知識だ」

マークス「そりゃ、マスターが自他共に認めるロードスマニアだからですよ。普通のロードスファンじゃ、そこまで覚えてませんって」

GM「まあ、俺もエルムの名は少し調べないと出て来なかったんだが。六英雄の名前は、ファーン、ベルド、ウォート、ニース、フレーべ、名もなき仮面の魔法戦士(カーラ)、それから戦死したフラウスと、黒歴史となったナシェルなど素でポンポン出てくるんだが、エルムの名は彼らよりも知識判定の難易度が高そうだ」

ミリィ「じゃあ、NOVAちゃんに質問です。新作ロードスの主人公と、その兄弟姉妹の名前は全部覚えている?」

GM「……すまん。1巻の発売から時間が空きすぎたので忘れてしまった。主人公の名前すら素で出て来ないとは情けない。ロードスマニアを自認する者としては恥ずかしすぎるので、こうなったら潔く腹を切って……」

ミリィ「きゃあ、NOVAちゃんが死んじゃう!?」

サイバ「おおい、GM。今、あんたが死ねば、誰が記事の続きを書くんだ? 言っておくが、ぼくは書けないぞ。2009年の時点でフェアリーガーデンは未発売だし、このリプレイは令和のNOVAだからこそ書ける。平成NOVAではダメなんだ」

GM「おお、そうだ。ゼンカイジャーとシンカリオンZが俺を待っているんだから、こんなところで死んでいる場合じゃないな。それにロードスマニアだったら、水野さんの新刊を読まずして、まだ死ねない。真のロードスマニアだったら、死ぬんじゃなくて、生きて作者を応援するのが是王道なり。だから早く、2巻を出してください」

サイバ「大体、真のマニアだったら、生きるか死ぬかのハムレットみたいな葛藤をする前に、公式サイトぐらいチェックして、忘れた知識を補完しろよ。ぼくは未読だけど、主人公の名前がライルで、カシュー王の子孫で覇者を目指しているのがディアスというぐらいは確認したぞ」

sneakerbunko.jp

ミリィ「それに、そこまで新刊が所望なら、コミックで飢えを満たせばいいんじゃない?」

GM「まあ、コミックも原作小説に追いついたらしいので、結局、小説の2巻が出るまでは続けられないそうだが、今年中に出ることを期待して、俺は2021年を生きることにするぞ。うん、50歳の知命記念でロードス新刊情報が出て来れば、俺がハッピーになれる。ということで、今月中に小説の進捗情報ぐらいは出ないかなあ」

 

サイバ「知名度の話から、致命的な失念を経て、知命までつながってしまったようだな。とにかく、こんがらがった話を戻すと、知名度16ってのは知識判定の基準値9のキャラでなければ対決するのが非推奨ということになる。ぼくは知識が得意なキャラなのに、知識判定の基準値は7だ。つまり、あと2レベルぐらい上げてからでないと、毒の胞子吐きみたいな強大なモンスターには勝てないという推測が成り立つわけだ。GM知名度16というデータを漏らしたのは、『今の君たちのレベルでは勝てそうにないから、レベルを上げて出直して来い』ってメッセージだと、ぼくは受け取ったね」

ミリィ「うん、さすがはリオン様ね。だったら、【火柱の塔】の攻略は、せめてレベル7になってからの課題にするわ」

 

気持ちを切り替えて

 

GM「さて、ダイ大の空烈斬習得話を見て、来週のアバンストラッシュ回にワクワクした気分で、改めてプレイを始めるぞ。君たちは24日めの深夜に【風車の谷】に到着し、ロードス……ではなくて、『リオン戦記』マニアのビッツ夫妻の家に泊めてもらって、25日めの朝になったわけだ。では、ランダムクエストが発生するか2Dを振ってもらおうか」

ミリィ「4」

GM「7以上でクエスト発生なので、今回は特に事件も仕事もなさそうだ」

サイバ「ただでさえ、やることが多くてバタバタしているので、平和なのはありがたい。では、前回、消費した保存食と賦術用のカード1枚、それに魔香草を1人5つ分買って、しめて1700ガメル支払ったということで」

ミリィ「毒消しは?」

サイバ「1つ500ガメルもするからなあ。戦利品は3760ガメル分あるから、1人1つ買えば3200ガメルを消費することになるが、どうも貧乏性になっているというか、買っていいのかどうか迷うなあ」

マークス「でも、いずれ必要になるなら、今ここで買っていてもよろしいのでは?」

サイバ「う〜ん、毒消しの半額バーゲンセールなんてやってない?」

GM「いちいちケチくさいことを言ってるなよ。買うか買わないかはっきりしろ」

サイバ「よし、ぼくも男だ。金はある時に使う。3200ガメルをパーッと支払って、残り560ガメル分だ。後はダンジョンに入って、モンスターをやっつけて、金稼ぎができることに賭ける」

GM「毎度あり。では、村での買い物タイムは終了だね」

サイバ「本当はゴーレム作りのためにも、お金が欲しいんだけどな。妖精郷じゃ、金がなかなか貯まらないから、貧乏生活になってしまう。どこぞの蛮族地下世界だったら1万ガメルなんて大金で武器を強化しようとか、騎獣をパワーアップさせようなんて、豪勢なことを語っているってのに」

GM「その代わり、こっちは★の数が28個とかで経験点的に凄いことになっているんだが」

ミリィ「それって、ミッションを達成したら★1つが200点になるのよね。もしも万が一、ミッションを失敗したらどうなるの?」

GM「★の数5つまでは200点が半分の100点になる。6つ以上はそのまま200点で換算していい」

ミリィ「すると、今の5600点が半分の2800点まで減らされたりはしないのね。せいぜい500点減って5100点なら、失敗しても安心だわ」

サイバ「いやいや。フィットチーネ探しに失敗したら、転移の魔法陣が使えなくて、ラクシアの故郷に帰れなくなるんだから、一大事だろう?」

ミリィ「あたしの魂の故郷は、妖精郷だから問題ナッシングよ」

マークス「どうやら、ミリィさんは想像以上に妖精郷に順応しちゃっているようですね」

ミリィ「リオン様も、キャプテンさんも、妖精郷に骨を埋める覚悟をしましょうよ、フフフ」

サイバ「何だか怖いよ!? せめて、故郷の本棚から大事な書物をいっぱい持って来させて」

マークス「リオンさんも、本さえあれば、それでいいのですか!?」

サイバ「だったら、キャプテンはもしもエマお嬢さまが妖精郷同化度が高まりすぎて、帰れなくなっていたら、どうするつもりなんだ?」

マークス「うっ、それは考えていませんでした。もしも、お嬢さまが妖精郷から出られないなら、この私もお側で尽くしたい。その気持ちには偽りありません」

ミリィ「だったら決まりね。みんなで仲良く、妖精郷で一生ハッピーに暮らしました、めでたしめでたし」

サイバ「せめて、帰る努力ぐらいはしようよ。ぼくの目的は妖精郷に自由に行き来できるようになって、互いに交流できて、ぼくの物語が多くの人に読まれるようになることなんだから。無理やり妖精郷に留められることは、望んじゃいない。妖精さんが、ぼくの小説の読者になってくれれば別だけど、彼ら彼女らは識字能力がなさそうだからなあ」

ミリィ「だったら、妖精たちに字を教えるラクシア初の妖精教師を目指すのはどう?」

サイバ「何で、自分の小説の読者を増やすために、字を教えるところからスタートしないといけないんだよ? 人間はエルフと違って、寿命が少ないんだ。妖精教師になる時間があるなら、その時間を執筆したり、本を読んだり、取材したりすることに当てたいね。ぼくの夢は別に教師になることじゃないんだから」

GM「まあ、現実に教師をやってるからと言って、TRPGのキャラまで教師をやりたいわけでないことは察するが。違った自分、なりたい自分にルールの範囲でなれるのがTRPGのいいところだ。何にせよ、識字能力を得た妖精というのが存在するのかどうかは微妙だな。妖精には、一部の大妖精クラスを除けば、時間という概念が希薄らしいし、目の前の事物を認識することは可能でも、紙に書かれた字から想像力を働かせる能力が甚だ欠落していると思う。せいぜい伝わるのは、絵本やマンガのイラストぐらいじゃないだろうか?」

サイバ「おお、それだ。原作サイバ☆リオンと、作画してくれる絵師を探せば、ぼくの物語をマンガの形で妖精たちに流行らせることができるかもしれない。よし、妖精郷で誰か絵師になってくれそうなキャラを探そう。ミッドウーノ様の小説だって、絵物語になった作品はいろいろあるからな。GM、新たなミッション『妖精郷の、絵師を探せ』を希望する」

GM「そんなことより、さっさとディーラのところに行けよ」

 

捕まってるフィットチーネ

 

ミリィ「はい、25日めの昼に、あたしたちは【鳥籠の木】に到着しました」

GM「すると、新たなイベント『鳥籠大回転』が発生した。ええと、何だか軽やかな音楽に乗って、いきなり木がグルグル回り始めるぞ」

サイバ「これは……バルジの大渦か何かか?」

ミリィ「ロードガルザのトルネードスクリュークラッシュかも知れないわね」

GM「のんびり観察している場合じゃない。鳥籠の木に入っていた書物や石板とか雑多なものが、君たちの頭上から降り注いでくるぞ。回避判定16を行え。失敗すれば、2D+15点の物理ダメージを受けるということで」

ミリィ「ちょっと。それは何としても避けないと。ええと、この場合は【フェアリーウィッシュ】の魔法で行為判定+1のボーナスって有効?」

GM「まあ、戦闘中ではないから有効とする」

ミリィ「フッ、あたしにはラッキーな妖精の加護があるので、飛んで来るものにも当たらない。避けたわ。だけど、ノマちゃんには加護が及ばないので、そちらにダメージ」

GM「ダメージダイスは自分で振るといい」

ミリィ「24ダメージ。防護点4を減らして、20点くらった。残りHPは14点ね。このままだと、ノマちゃんが死んじゃう」

サイバ「GM。ダメージを少しでも減らすために、とっさに防護魔法【プロテクション】を張るのはいいか?」

GM「特別に許可しよう」

サイバ「ミリィが避けたのを確認したけど、ノマちゃんを守るためと、自分やキャプテンのために3倍掛けして、防壁発動成功。ノマちゃんのダメージも1点減らしていいぞ」

ミリィ「ありがとう、リオン様。これでノマちゃんのHPは15」

サイバ「さて、ぼくは避けられるはずがないので、本の山に埋もれて、やはり24ダメージだ。防護点と防壁で減らして20点くらったから、残りHPは9点。キューっと呻いている」

マークス「今のは、残り9点と呻き声をかけた、ちょっぴりキュートなギャグですね。さて、私も回避に失敗したので、練技【ビートルスキン】で防護点も上げます。24点中11点を弾き返して、13点をくらいました。残りHPは27点。あと2回は耐えられますね」

サイバ「地震が来たら、本棚に埋もれて死ぬのが夢……と考えた時もあったが、よもやこんなところで夢が実現するとは」

ミリィ「まるで本による弾岩爆花散ね。こんなところにフレイザードが潜んでいるとは、不覚だったわ。とにかく、リオン様を本の山から引きずり出す」

マークス「敵が潜んでいるなら、私がかばわないといけませんね。戦闘特技【ガーディアン】を使えば、3体までかばえますので、ノマちゃんも含めて全員をかばいます」

サイバ「いや、さすがに3体まとめてかばうと、HPが保たんだろう」

GM「まあ、心配しなくていい。戦闘が発生したのではなく、ただの不幸なアクシデントって奴だ」

ミリィ「不幸なアクシデントで、全員に24点ダメージが飛んでくるっていうの? たぶん、妖精郷でくらった中で最大ダメージよ」

GM「すると頭上からバサバサと羽音がして、ディーラが舞い降りてくる。『ゴメンゴメン。書物の整理をしていたら、間違って回転モードの合言葉を唱えてしまったんだ。大事にならなくて良かったよ』」

サイバ「20点ダメージは十分大事なんだがな。この落とし前、どうやって付けてくれる?」

ディーラ『落とし前って言ってもねえ』

サイバ「なあに、大したことじゃないんだ。君たちが、ぼくたちの友人のケットシーのそのまた友人の白ネコ妖精を捕まえたって話を聞いてね。ぜひとも解放してやって欲しいんだよ。それで、この傷の痛みは帳消しにしよう」

ディーラ『それは無理。犯罪者とは取り引きしないんだ』

ミリィ「誰が犯罪者よ。あたしは過去と未来の女王よ。今は半分女王だけど、犯罪者なんかじゃないわ。スカウト技能を持っている者が全員、泥棒ってわけじゃない」

ディーラ『犯罪者は、その白い泥棒ネコなんだ。大事な本を盗もうとした』

サイバ「本泥棒か。それは確かに犯罪だな。だけど、せめて友人の友人の頼みだ。話ぐらいさせてくれないか? それぐらいの許可がなければ、こちらも出るところに出て訴えてやるぞ。何しろ、君たちの事故のせいで、こちらはこんな重傷を負ったんだからな」

ディーラ『出るところってどこだよ?』

サイバ「いや、この妖精郷にも司法を担当する役所か警察ぐらいあるだろう?」

ディーラ『そんな物はないよ。妖精王さまがいれば話は別だけど、いなくなってからは、各地域で別々に自治しているからね。ここでは、私たち本の管理者が秩序を守っている』

サイバ「つまり、君たちがソード・オブ・ロゴスみたいなものか。だったら、組織の中に裏切り者がいるんじゃないか?」

ディーラ『おかしなことを言うなよ、小説家。さっきの事故で怪我をさせたのは謝るけれど、それと犯罪者解放は別の件だ』

ミリィ「そうね。秩序は守らないといけない。だから、女王の裁きを申し渡します。その犯罪ネコには女王の手で厳重な罰を与えますので、あたしたちに即刻、引き渡しを要求します」

ディーラ『女王? 冗談も休み休み言え』

ミリィ「タイタン様? ご証言を願えますか?」

タイタン『やれやれ、仕方ないなあ。鳥どもはジンの管轄なので、わしの管理下にあるわけじゃないのだが』

ディーラ『タタタタタイタン様? まさか、本当に? 少々お待ち下さいませ。私たちの長を呼んで来ますので』

GM「ということで、タイタンの威光に畏れをなしたディーラが、鳥籠に囚われたフィットチーネを連れてくる。その言い分は、いつぞやのブラウニーと同じだ」

サイバ「いつぞやのブラウニー……って、確か、この記事だったな」

GM「要は、ディーラの本が読みたいからって忍び込んだら、泥棒扱いされて捕まったらしい」

ミリィ「ブラウニーと同レベルのドジっ子ネコってことね」

フィットチーネ『妖精郷の平和を維持するためには、どうしても本の知識が必要なんです。助けてください(涙目)』

ミリィ「その涙目には感じ入るものがあるわ。ここは女王の顔に免じて、許してあげて」

GM「ディーラの長は首を横に振る。『女王の名を騙った犯罪者はすでに一人捕まえているのです。その者は、かつて魔動機師ダレスに捕まって、要注意人物だから、と先代の長に厳重管理を頼まれている。妖精王がいなくなった現状で、妖精郷の行く末を誰よりも強く案じてらしたのが魔動機師ダレスという男。そのダレス亡き今、彼の研究資料こそが妖精郷を救うための手がかりだと、私たちは考えています。だから、私たちは〈ダレス写本〉を求めたのですが、小説家よ、そなたはそれを入手すると約束した。使命は果たしたのですか?』」

サイバ「果たそうとしたけど、今だ道の途上と言ったところですね。〈ダレス写本〉を手に入れるためには、ぼくたちは力不足ゆえ、その足りない力を得るためにはフィットチーネの救出が急務。つまり、手順としてはフィットチーネ救出→強くなる→火柱の塔の攻略→〈ダレス写本〉の入手』という流れ。〈ダレス写本〉がそれほど重要であれば、フィットチーネをぼくたちに引き渡すことが互いにWinWinになる手段だと訴えます」

ディーラの長『口先だけでは信用できませんね。信用を勝ち得るには、条件が必要です』

サイバ「なるほど。【太陽と月と星の迷宮】を攻略しろってことですね」

ディーラの長『どうしてそれを? そなたは予言者か何かか?』

サイバ「なあに、小説家ならではの独自の情報源と、緻密な観察力を組み合わせた推理の結果に過ぎません。では、その迷宮の場所を教えていただければ、信用を勝ち得るためにクエストを果たしてみせますよ」

 

ディーラの情報

 

GM「それでは、目的地の【太陽と月と星の迷宮】の位置を決めようか」

ミリィ「でも、その名前は長いので、もう少し縮めない?」

GM「ええと『太月星迷宮』とかか?」

ミリィ「いいえ、いかにもキラキラしてそうなので【キラ迷宮】がいいと思う」

サイバ「よし、それで決定だ。キラキラ輝く【キラ迷宮】だったら、いっぱいお宝も稼げそうだな」

マークス「デスダンジョンみたいなキラー迷宮でなければよろしいのですが」

GM「地図に書くときに【キラ迷宮】で読者に分かるかな?」

ミリィ「うちのブログの読者なら、キラメイジャーを知らないのは何で? ってレベルじゃない? 少なくとも、この前後の記事でキラメイジャーの話をしているんだから、太陽と月と星でキラキラしている【キラ迷宮】ってのは、文字どおりキラキラネーミングってことで」

GM「まあ、いいや。とりあえず、ダイスを振って場所を決めると……おお、本リプレイ初の東エリアが出たぞ」

サイバ「東か。一度、おもてなし亭に戻るといいかな」

ミリィ「戻るとしたら、南のラナさんの果樹園に寄って、スイーツを買ってから、タイタン様とピクシーのところに配達して、透明薬を作ってもらってから、キラ迷宮に行くというルートを推奨します」

サイバ「いや、それって時間が掛かり過ぎじゃないか? ここまで来たら、よけいな寄り道をせずに迷宮に行きたいぞ」

ミリィ「う〜ん、どうしようかしら?」

●妖精郷の探索範囲(第3部6話時点)

 (青字は宿泊可能

  緑の線は今回のミッションでたどった道

  赤はその他の目的地

 

鉱山  骨の丘 雲海の岬大樹の森 屋根付き橋

 l   l  ↓     ↑    l

花迷路大神殿ー停留所ー花畑ー羊ヶ原ー魔法陣

     l     

   火柱の塔   ↑ 薬草園ー鏡の池 キラ迷宮

          l

凍山 煙草の森ーおもてなし亭     

ll l  l l l   lー白い巨塔

ll  l 闇の木   lー星空の舞台

ll 風車の谷ーー赤い河 果樹園

ll l↓       l l

l白百合l鳥籠の木ー花咲く丘 l

l の谷   l          l

l      l          l

砂の街ーl 巨人たちの墓場ー炎の穴

    l

崩れゆく場所

  • 中央エリア:おもてなし亭、薬草園、鏡の池、闇の木、白い巨塔
  • 西エリア:煙草好きの森、火柱の塔、凍てつく山
  • 南西エリア:風車の谷、鳥籠の木、白百合の谷、崩れゆく場所、砂に埋もれた街、巨人たちの墓場
  • 南エリア:赤い河、果樹園、花咲く丘、星空の舞台、炎の穴
  • 北西エリア:大神殿、骨の丘、花園の迷路、妖精の鉱山
  • 北エリア:停留所、雲海の岬
  • 北東エリア:羊ヶ原、水路のある花畑、屋根付き橋、魔法陣の広場、大樹の森
  • 東エリア:太陽と月と星の迷宮(キラ迷宮)

 

GM「もう少し情報を出すと、その迷宮の奥には古代の書物があって、それを取って来て欲しいそうだ。ただ、そこにはボガードトルーパーもいて、戦いになるだろう。敵を倒して書物を入手して、ここまで帰って来たら、フィットチーネを解放してミッション終了となる」

ミリィ「すると、フィットチーネさんをおもてなし亭まで連れ帰る途中で、ラナさんのところに寄ればいいわね。行ったり来たりになるけど、まあ、時間が掛かってもいいわ。あたしは妖精郷に骨を埋めるつもりだし」

サイバ「勘弁してくれよ。ところで、そろそろHPも回復したいんだが。ミリィには【ウィスパーヒール】を2回かけてもらい、それから、ぼくの【レイジング・アース】を1回かけると、効率よく全員のHPが全快する」

ミリィ「はい、じゃあ、回復したわ」

サイバ「ぼくも回復。これでMP残り30点」

ミリィ「あたしは24点ね」

マークス「私は20点ですね。回復呪文はありがとうございます」

サイバ「さて、次に魔物知識判定をしておくか。ボガードトルーパーに対して17」

GM「レベル5蛮族だね。最近、マッスルG太郎と戦って、2回攻撃で瞬殺されなかったという打たれ強さを誇っている」

マークス「全力攻撃と連続攻撃とマッスルベアーを組み合わせて、破壊力抜群の敵でしたね。まあ、命中14ということは、出目6で避けられますが」

ミリィ「レベル5だったら、十分、対処できそうね」

サイバ「ところで、怪我をさせられた落とし前をどう付けるかってことなんだが……」

GM「まだ執念深く言ってるのかよ」

サイバ「こういうのは後腐れのないように、有耶無耶にはしない方がいいんだよ。まあ、こちらも無理は言わない。一つの書物を閲覧させて欲しいんだ」

ディーラの長『何でしょうか?』

サイバ「いわゆる魔物本だ。【火柱の塔】で遭遇した知名度16の敵の正体が分かる本を調べさせてくれないか。ここの本で調べれば、データや対処法が分かるんじゃないかと思ってね」

GM「ディーラは、【火柱の塔】の攻略に役立つなら、と快く了承してくれる。ただし、知名度判定16に成功できるかな?」

サイバ「今は運命変転が使えるんだ。9以上か、5以下で成功する。試す価値は十分あるぞ。(コロコロ)チッ、8か。惜しくも失敗」

ミリィ「あたしも試す。(コロコロ)はい、9が出たので達成値16。あ、リオン様、この本じゃない? と示すわ」

サイバ「でかした、ミリィ。で、正体は何なんだ?」

GM「レベル8の植物モンスター、ポイズンモールドだ。HP120で、乱戦エリアに毒や病気の胞子をまき散らす毒カビだよ」

サイバ「ええと、データを見ると、ダメージを喰らうたびに病気の胞子をまき散らし、生命抵抗判定16に失敗すると、HPとMPの現在値が10点ずつ減少するだと? 厳しい相手だなあ。毒消しだけじゃ対処できないじゃないか。こいつは危険すぎる」

GM「まあ、今の君たちじゃ対処困難だね。一応、裏技に気付けば、今のレベルでも何とかできると思うけど、ちょっとした準備が必要になる」

マークス「私がエンハンサーレベルを上げて、練技【アンチボディ】を習得すれば、毒や病気に対する抵抗に+4のボーナスが得られます。すると、基準値13になりますので、毒や病気も何とかできるでしょう」

サイバ「だったらキャプテン1人を乱戦の壁にして、ぼくたちは後ろから飛び道具を使うとするか」

ミリィ「あたしは戦闘特技《ターゲッティング》を覚えていないので、後衛から攻撃すると前衛の人に誤射してしまう可能性があるのよね」

サイバ「だったら、攻撃以外の補助魔法でキャプテンの援護を行なって欲しい」

ミリィ「そんな魔法があるかしら?」

サイバ「とにかく、毒や病気に対処する方法をいろいろ考えてから、【火柱の塔】には挑戦しないといけないってことだな。敵のレベルが8と分かったのも大きい。どっちにしても、今のぼくたちのレベルでは危険大ってことで、できることからコツコツと取り組むことが正しい、と」

ミリィ「ところで、もう一つ気になったのは、ディーラの鳥籠に捕まっている『女王の名を騙った犯罪者』の存在ね。一体、何者かしら?」

ディーラの長『それは、あなた方が少なくともレベル11以上の時に対処できるイベントとなります。今はあまりに危険なので、関わらない方がよろしいかと』

ミリィ「レベル11って、実はいろいろと危険なものがあちこちに封印されているんじゃないかしら、この妖精郷って?」

GM「俺の昔のプレイでは、レベル7でエマを救出して、とっとと妖精郷から逃げ出したからなあ。レベル8以降のプレイは未踏の領域ということで、今回はここまでにしておこう。続きは、シンフォギアとキラメイの完結編記事を書いてからだ」

 

●フェアリーガーデン第3部6話の状況

 

日数経過:25日め昼(鳥籠の木であれこれ交渉)

 

経験点:ゴブリンシャーマンを倒した★3個

    コボルドたちを解放した★3個

    ポピンの歌からの情報3つ★3個

    ポピンをタイタンに会わせた★3個

    タイタンからの情報いろいろ★6個

    シルフと仲良くなる★1個

    ジィから透明薬の情報を聞く★3個

    ピクシーのお茶会で情報を聞く★4個

    火柱の塔のドゥームを倒す★2個   

    (合計★28個)

    魔物退治分190点、ピンゾロ(ミリィ2回)

収支:560G分の戦利品

   闇精鉱、光精鉱

   妖精の粉、土精鉱、乗り手の歌/ユニコーン

   みかんムース消費

   保存食補充(ミリィ5、他6)

   魔香草補充(ミリィ&サイバ4、マークス5)

   アンチドーテポーション各人1つ購入

   妖精の宝石(タイタン)と(シルフ)

妖精郷同化度2(カシュミーラのみ3)

ブラウニー発見数:4体

 

遂行中のミッション

フィットチーネを助けろ

(そのためにキラ迷宮の探索が必要)

 

受注したクエス

・マルキのペンダントを故郷のロッテに渡す。

 

その他の冒険目的&情報

白い巨塔に〈光精鉱〉を持ってくる」

「火柱の塔に〈炎精鉱〉を持ってくる」

「火柱の塔の上層階には、レベル8植物ポイズン

 モールドがいる(対毒・病気の準備が必要)」

「火柱の塔には炎の妖精エインセルがいる」

「火柱の塔にある〈ダレス写本〉を入手」

「赤い河に水晶塔が1つある」

「大神殿の信者を解放できるよう成長」

「白百合の谷のエマを救出する」

「そのために、透明薬を作る」

「透明薬の材料は、妖精の粉と妖精の酒」

「ピクシーへの謝礼として、ラナ印のスイーツ1セット買う」

「タイタンに酒をもらうため、ラナ印のスイーツ1つ買う」

「炎の穴でイフリートに会う」(レベル5以上で達成可)

「雲海の岬でジンに会う」(レベル11以上で達成可)

「凍て付く山でスカディに会う」

「凍結海でミーミルに会う」

「星空の舞台のベルゼンにアラマユの遺産の情報を話す」

「ひっくり返る沼地に、変なカエルがいる」

「ヒックリカエルはダジャレで世界をひっくり返し、闇に包む」

「空に浮かぶ家に3人のルーンフォーク女性がいる」

「雪山にドラゴンゾンビがいる」

「鳥籠の木には偽女王が捕まっている」

 (レベル11以上でイベント発生)

「崩壊しかけている妖精郷を救う」

 

冒険達成度:合計20% 

(当記事 完。つづきはこちら