グレートエクスカイザーをゲットしたぞ
NOVA「今回は良い話と悪い話の二つがあるけど、どちらから聞きたい?」
晶華「もちろん良い話だけど、悪い話の概要は?」
NOVA「ゲーマーとして、俺の尊敬する御仁が亡くなったという訃報だ。去年、上原正三さんが亡くなったのと同レベルで哀しいので、思い出話を語りたい」
009『上原正三さんレベルで哀しいということは、大層な御仁だな。誰なんだ?』
NOVA「その話は後だ。まずは、めでたい話の方から行くぞ」
NOVA「と言うことで、スパクロのガシャでグレートエクスカイザーを当てることができたわけだ。前に当てたグレートマイトガインのパーフェクトモードと合わせて、ついに自分のスパクロでは初の合体攻撃機体も揃えたことになる」
SRW X-Ω Great Exkaiser & Might Gaine Kaiser Express Combination l スパロボxω グレートエクスカイザー グレートマイトガイン 合体攻撃
NOVA「スパクロのエクスカイザーは、これまでキングエクスカイザー、ドラゴンカイザーがユニット登場していて、今回が最強合体のグレートエクスカイザーになったわけだ。それと期間限定参戦のマイトガインとのコラボで、新年初イベントは盛り上がったんだな。そして、ついにエクスカイザー最終回まで漕ぎつけて、ダイノガイストとの決戦までストーリーが語られた。これでエクスカイザーの展開は終わりかなあ、と思うと、ちょっと寂しくなる」
009『仲間のウルトラレイカーとゴッドマックスは登場しないのか?』
NOVA「ストーリーでは登場するけど、ユニットとしては出ていない」
009『だったら、「ブレイブサーガ」をするしかないようだな』
NOVA「ブレイブサーガかあ。何年前のゲームだよ。懐かしすぎるだろう?」
ケイPマーク1『1998年ですね。実は旧世紀のゲームだったという』
晶華「バーンガーンって、これも勇者ロボなの?」
NOVA「ああ、アニメじゃなくて、ゲームオリジナルだけどな。アニメだと、勇者ロボの歴史は90年のエクスカイザーに始まり、その後、ファイバード、ダ・ガーン、マイトガイン、ジェイデッカー、ゴルドラン、ダグオン、そして最後の勇者王ガオガイガーの計8作。その中で、スパロボ本編に参戦したのは、ガオガイガーとマイトガインの2作のみ。エクスカイザーが2018年にスパクロ参戦した時は、俺が大喜びしたものだ」
晶華「この辺の記事ね。確かに、NOVAちゃんのエクスカイザーへの期待っぷりが濃厚に書かれているわ。で、そんなエクスカイザーさんがついにクライマックスを迎えたわけかあ」
NOVA「次はファイバードが来て欲しいなあ、とワクワクしている俺がいる」
太陽の勇者(1) アバン & OP & ファイバード & リスター
009『って、来るのか、ファイバード?』
NOVA「いや、あくまで願望だけどな。だけど、ファイバードは1991年の作品。すなわち、今年でスパロボ同様に30周年記念なんだ。だったら共に30周年記念ということで、ファイバード参戦というのも期待したいじゃないか。そのために、今回、エクスカイザーが完結したんだと思えば、次への布石だとも思えるし」
晶華「太陽の勇者さんかあ。だったら、太陽サンサンの私も応援したいわね」
NOVA「と言うことで、スパロボの勇者ロボ史に、ガオガイガー、マイトガイン、エクスカイザーに次いで、ファイバードが来ることを予想してみる次第」
009『……ところで、バーンガーンを出したんだから、ヴァリオンを出さないと片手落ちじゃないのか?』
NOVA「……マニアかよ」
Brave Saga 2 Full Opening: CROSSOVER ~Because You're Not Alone~ English Subbed
スパクロ26章の話
NOVA「で、スパクロ本編の26章も先日、終了した……ような気がする」
晶華「何、その曖昧な態度は?」
NOVA「一応、10話まで進んだので、いつものパターンだったら、次が27章になるんだけど、前の25章が10話で終わらずにズルズルとエピローグを引っ張ったからなあ。現段階で10話で終わるのか、それとも11話以降しばらく続くのか、確信が持てないんだ」
009『だったら、次の話を確認してから、26章をまとめればいいだろうが』
NOVA「いや、それだと予定している『フェアリーガーデンの第3部』のスタートとかぶりそうでなあ。先に26章記事を書いてからにしようと思った」
晶華「ええと、26章はターンAガンダムとダンバインの物語が本編ストーリーに絡んで来たのね」
NOVA「で、ターンXとターンAが暴走して、月光蝶をぶつけ合って世界が滅んだ」
晶華「えっ?」
NOVA「……と思ったら、謎空間に飛ばされて、そこでナイアーラが現れる」
晶華「ナイアーラって、ヘビの人? 生きていたの?」
NOVA「ああ。前の章の最終決戦で、裏主人公のソリスチームに倒されていたはずなんだけど、また復活したんだな」
晶華「ラスボスのオウラさんは倒されたのに、しつこいわね」
NOVA「実は、ナイアーラもオウラと同質の存在だ、と言って、アサヒたちと再戦する流れになって、次の話に続いたわけだ。ターンAの世界がどうなったのかは分からないけど、ロランたちも、ダンバインのショウたちも、今は自分たちの世界から飛ばされてアサヒたちに同行している状況。この後の物語の舞台がどうなるかは、現状で不明」
晶華「とにかく、ナイアーラさんが復活して、前章の話の因縁がまだ解消されていないことが判明したのね」
NOVA「ああ。いい加減、ナイアーラの顔も見飽きたので、新しい敵が出て来てもいいと思うんだけどな。26章で新展開にワクワクした気分が、台無しだよ。世界を影で操る存在がしつこく出張ってくると、世界そのものがちゃちに見えてくる。そういう存在は、滅多に出ないから威厳を保つものなのに、倒されてから1章しか経っていないのに出て来たのは、『また、お前かよ』と言いたくなる」
晶華「どうしたら、良かったわけ?」
NOVA「とりあえず、実時間で半年ぐらいは溜めが欲しかった。2章から3章ぐらい経過していれば、『お前、生きていたのか?』と驚いてあげられるのになあ。新世界でワクワクしていたら、その章のうちに昔倒した敵が顔を出しても、うんざりするだけだ」
晶華「じゃあ、NOVAちゃんは26章にうんざりしているのね」
NOVA「26章自体はいいんだけど、最後に、また出たこいつってマンネリ感がなあ。しかも、その理由が『裏主人公のソリスの相手をしていたから、表主人公の君たちと遊べなかったからさあ。あんなのじゃ納得できない』って趣旨だ。露骨にメタ会話だよなあ」
晶華「とりあえず、27章冒頭で、サクッと倒して、また新しい世界に転移してくれたらいいんじゃない?」
NOVA「あるいは元の世界に戻されるか、だな。そっちに戻ると、種Dの物語が始まりそうだけど。ちょうど今のイベントもそんな話だし」
晶華「他にイベントは?」
NOVA「年末の忙しい時期に『リーンの翼』が参戦していたな。あまり、ハマらなかったけど」
The Wings of Rean ED - My fate(中文字幕)
スーパーロボット大戦UX アッカナナジン All Attacks
009『「リーンの翼」と言えば、ダンバイン同様のバイストンウェルを舞台にしたオーラバトラーの話だよな』
NOVA「元々は、83年に富野さんの書いた原作の主人公がサコミズさんで、彼は旧日本軍の戦闘機パイロットにして、剣の達人。原作では、戦時中にバイストンウェルに異世界転移した彼の冒険物語で、ロボメカのオーラバトラーは登場しない。言わば、ダンバイン以前のバイストンウェル物語になるんだけど、その後、2005年にダンバインの物語とはパラレルワールドみたいな関係で、サコミズさんのその後の物語が描かれたわけだな」
晶華「でも、アニメでの主役はエイサップ鈴木くんで、サコミズさんが敵役みたいなものよね」
NOVA「ロードスに例えるなら、サコミズさんは暗黒皇帝ベルドみたいな立ち位置だな。かつて世界を救った英雄が、覇者となって野望を果たそうとし、その覇業を若き英雄が止めようとする話」
009『ロードスは違うんじゃないか? パーンじゃベルドは止められなかったし』
NOVA「ベルドを止めたのは、カシュー王だもんな。で、カシューの子孫が後年、ロードス統一の覇業を掲げ、それを止めようとするのがパーンに憧れるスパークの子孫というのが、今の新作ロードス小説だったりする」
晶華「2巻はいつ出るのかしら?」
NOVA「今年は、続きも期待したいよな」
鈴木銀一郎氏の訃報
NOVA「さて、スパクロ話から一転。違う鈴木の銀一郎爺さまが先日1月6日に亡くなったという訃報が入った」
009『銀爺が亡くなっただと? そいつはお悔やみを申し上げねばなるまい』
晶華「ええと、NOVAちゃんズが哀しんでいるようなので、空気を読んで、誰? とは聞かないようにするわ。代わりに、ネットで検索する」
晶華「ええと、いろいろゲーム関係の書籍に関係している人ね」
NOVA「何よりも、メジャーなのはこれだろう?」
NOVA「一言で言えば、日本のアナログゲーム界の最長老と呼べる偉人だ。『モンスターメーカー』の生みの親であり、TRPG『ナイトメアハンター』を送り出した翔企画の創設者。少なくとも、80年代から90年代にアナログゲームにハマった人間にとっては、この人のことを知らないとモグリ呼ばわれされるぐらいの有名人だ」
晶華「モグリって?」
ケイP『その道に詳しくないのに、専門家を騙っているにわか、素人ってことだッピ。例えば、「ウルトラマンファンを名乗っていながら、ゼロさんがセブンの息子で、レオの弟子だと知らない」とか、「仮面ライダーファンを名乗っていながら、石ノ森章太郎さんの名前を知らない」とか、「ガンダムファンを名乗っていながら、赤い彗星のシャアを知らない」とか、そういうレベル?』
晶華「『ロードスファンを名乗っていながら、砂漠の傭兵王カシューや灰色の魔女カーラを知らない』とか、そういうレベル?」
NOVA「まあ、シリーズ物が長く続くと、どの時期の作品にハマっているか、何に興味があるかで、個人差が出たりもするけどな。ウルトラで言えば、ゼロを知らないオールドファンがいるかもしれないし、ライダーというキャラのファンだけど原作者が誰かなんて気にしない者もいるかもしれん。『ロード・オブ・ザ・リング』の映画は好きで、監督のピーター・ジャクソンは知っているけど、原作のトールキンのことを知らないファンはいるかもしれない」
晶華「で、鈴木銀一郎さんを知らないと、どれぐらい恥ずかしいこと?」
NOVA「そうだな。その業界の伝説的な長老格という意味では、『円谷英二を知らない特撮ヒーローファン』に喩えられるんじゃないかなあ」
晶華「それって、よほどじゃない?」
NOVA「よほどなんだよ。今がコロナ禍じゃなければ、アナログゲーム業界の重鎮がこぞって葬儀の場に参列させて欲しい、と考えるほどの御仁」
晶華「SNEの安田社長とどちらが上なの?」
NOVA「安田社長よりも16歳上の最長老というだけで察しろ。まあ、最近、安田社長の自伝&ゲーム紹介本を読み終えたんだが、銀爺の『ゲーム的人生論』はそれに近い読後感のゲームエッセイだと思う。安田社長はゲームのクリエイターというよりは紹介者、クリエイトのサポート役なんだけど、銀爺は自ら積極的にクリエイトする側の人物だからなあ。単純には比べられんが、もしもお二人が対面するなら、上座に立つのは明らかに銀爺ということになる」
晶華「ええと、まだ凄さが分からないんだけど?」
NOVA「安田社長がウルトラの父だとすれば、銀爺はウルトラマンキングだと言えば、分かるか?」
晶華「ああ、それで分かった」
NOVA「とは言え、銀爺のゲームの方向性は、ウォーゲーム方面が主流で、TRPGやカードゲームはモンスターメーカー関連が基軸。まあ、最近、本棚に眠っていて読み直した本だと、このリプレイの助っ人プレイヤーぶりが印象的だなあ」
晶華「とにかく、NOVAちゃんが語りたくなるほどの御仁ということは分かったわ」
NOVA「うん。俺も久々に本棚から『ゲーム的人生論』を取り出して、 再読している最中だ」
009『じゃあ、その本を読んで、銀爺にお悔やみ申し上げたら、改めて妖精郷の第3部をプレイするんだな』
NOVA「ああ、そうさせてもらうよ。いろいろ懐かしい気持ちを思い出しながらな」
(当記事 完)