スパクロ話、少々
NOVA「チッ、サキさんゲットの裏技は使えなかったか」
晶華「裏技でゲットできるのは、まだ剣鉄也さんまでだったのね。ルルーシュとサキさんは、普通にシナリオを進めないとダメみたい」
NOVA「ところで、スパクロでは、特撮からガンヘッドが参戦するという情報が入ったんだが」
晶華「何、ガンヘッドって?」
NOVA「1989年の夏、東宝さんがサンライズと組んで制作した実写版ロボメカ映画だな。ある意味、メカキングギドラやVS版メカゴジラに至る川北特撮ロボの原点になるんじゃないかなあ」
Gunhed Original Japanese Trailer
「TIME Song for GUNHED」/永井真理子 カバー【初音ミク(Hatsune Miku)】
晶華「89年ってことは、平成元年じゃない」
NOVA「そうだな。『ゴジラVSビオランテ』の年でもある。ただ、俺はこの映画を見たことがないんだ」
晶華「何で?」
NOVA「この時期の俺は怪獣映画ファンは自覚していたが、ロボットファンは一時卒業していたからな。その後も、ガンヘッドという作品に注目するきっかけがなかったので、名前は知ってるけど見たことのない作品として、ここまで意識することさえなかったわけだ。正直、何でスパロボに? と思って今回、改めて調べたら、実はクリエイター陣は凄かったわけで、この機会ににわかに関心が芽生えている次第」
晶華「ふうん。主演が高嶋政宏さんってことは、VSメカゴジラとか、VSデストロイアに通じる流れってことね。この機にスパクロでゴジラも復刻してくれたら嬉しいんじゃない?」
NOVA「確かにな」
シロ「今、戻りました」
リトル「ただいまですぅ」
シロ「コンパーニュで、またマッスル太郎のリプレイが再開されたので、ボクとリトルは邪魔にならないよう、こちらでまた時空魔術の修行に励みたいと思います」
NOVA「おお、だったら2人にはスパクロでガンヘッドのイベントに励んでもらうか」
シロ「ガンヘッドって、あの伝説のロボメカの?」
リトル「ええと、これですかぁ?」
晶華「リウ君。それはガンヘッドとガンダムヘッドを掛けた高度なギャグよ」
NOVA「高度かどうかは知らんが、ガンヘッドはシロくんたち、そしてスパロボDDは晶華に託した」
晶華「託したって、NOVAちゃんは何をするのよ」
NOVA「俺はアステロイド監視所に向かう」
晶華「どうしてよ」
NOVA「鉄太郎さんが、私用のために少しいなくなるみたいなので、マーキュリー・バットの監視に俺が行かないといけないんだ。それと、そろそろパグマイアのプレイ準備をしないといけないし」
晶華「ここはどうするの? 子供たちだけだし、KPちゃんもいない今、何かあったら大変よ」
NOVA「ああ、一応、助っ人に来てもらうことになったから」
晶華「へっ、誰?」
NOVA「お前もよく知っている人だよ」
翔花の行方
晶華「で、お姉ちゃんの件はどうするのよ」
NOVA「それなんだが、この10日ほどの観察で分かったことが一つある」
晶華「何?」
NOVA「コロナ退治に向かった翔花だが、少なくともリアル世界で騒動を起こしたりはしていないようだ。もし、リアルで暴れていたら『コロナ退治に息巻く緑色のアーマー少女現る』って感じのニュースになってそうだからな」
シロ「代わりに、アマビエ様がコロナと戦ったりしているのかも」
【コロナバスター】3DプリンターMIRACLPと純正フレキシブルレジンで光るアマビエ様を降臨させてみた
晶華「緑色に光るアーマー鼻炎って、一種の花粉症ガールなのかも」
NOVA「アーマー鼻炎って、さすがにそれはないだろう。まあ、アマビエが日本を守る妖怪だったら、外国産のウィルスから日本を守護してくれてもいいかもって願いが、民間伝承の成立を見るような感じで少々興味深くはあるんだけどな」
晶華「Amabieって英語風に言えば、アメイビィって感じで格好いいかも」
NOVA「アマビエはともかくとして、翔花が今どこで何をしているか、あれこれ考えてみた結果、3つの可能性が判明した」
晶華「1つめは?」
NOVA「結局のところ、キラメイジャーの世界にいる可能性」
晶華「まあ、確かにヨドンへイムがコロナの親玉だと考えられるかも」
NOVA「少なくとも、キラメイレッドがコロナに感染して、克服したらしいのは公表された事実で、だったらコロナ退治のためにキラメイジャーの世界に翔花が向かったというのは理にかなっているわけだ」
晶華「2つめは?」
NOVA「やはり、ビョーゲンズが暴れている今のプリキュアの世界だろう」
晶華「ニチアサのどちらかってことね。だったら、もう一つはゼロワン?」
NOVA「いや、今のところゼロワンとコロナを結ぶ要素は考えられない。同じメインライターのエグゼイドならともかく」
晶華「じゃあ、3つめは何?」
NOVA「トレギアのいるタイガ映画の世界じゃないかな。ともあれ、翔花が俺の娘である以上、俺の興味のある範囲で行動している可能性は大きい。だったら、やはりコロナに直接被害を受けた、それら三作品の世界に翔花が向かったということだろう」
シロ「つまり、それらの世界を観察していれば、そこに翔花の手掛かりがある、ということですね」
晶華「結局、今までとやっていることは大して変わらないってことね」
リトル「それらの番組が、5月以降も普通に続けられることを願うですぅ」
NOVA「まあ、一時休止とか再放送で凌ぐということになっても、俺は変わらず応援する気持ちを表明するけどな」
ミニ総括
NOVA「ところで、年度も変わったので、この辺でブログのミニ総括もやっておこう」
晶華「前の総括記事はこの辺ね。NOVAちゃんが誕生日を迎えて、Shinyになる直前ぐらい」
NOVA「ああ、この頃は新型コロナのことも他人事みたいに考えていたっけな。そこから3月に至る辺りで、世界も激変した感じだ。自分の仕事も趣味もしっかり影響を受けているわけだしな」
晶華「GTライフで、NOVAちゃんがDMで『パグマイアinD&Dシナリオ』やろうって話だったんだけど、ちっとも進展していないよね」
NOVA「3月は仕事が忙しかったからな。とりあえず、GTライフの今後の予定は、俺も参加してパグマイアのキャラを完成させて、そこからプレイを始めてみるつもりだ」
シロ「コンパーニュの方は、アリナ様とゲンブがマッスル太郎を進行中と」
リトル「他に、こういうことを書いていたですぅ」
★翔花伝&コンパーニュ記2020上半期の展望
1.マッスル太郎のミストキャッスルを完結させる
2.古代魔術の話で、グランクレストを改めて評価する
3.ゴブスレRPGの3本めのリプレイ記事を書く
4.失踪中の粉杉翔花を、他のブログ記事と連動して追跡する
5.その他、ロードス、SW、ゴブスレを中心に新作情報を追う
NOVA「とりあえず、マッスル太郎は予定どおりだが、完結するのは夏まで掛かるかもしれないなあ。ゴールデンウィークまでという計画は無謀だった。ソロプレイだけなら、1ヶ月もあれば十分なんだが、 それをリプレイ記事にするとなれば、やはり時間を食うわけだなあ」
晶華「そりゃ、3時間ほどのTRPGプレイも、リプレイ記事に書き起こすには1日から3日ぐらい掛かったりするものね」
NOVA「その前に、シナリオ作りにもそこそこ時間が掛かったりするから、リプレイ記事を一つ作るには手間暇かけて1週から2週ぐらいは要するかな。自分の感覚としても」
晶華「で、結局のところ、マッスル太郎を終わらせるには、どれぐらい掛かるという目算なの?」
NOVA「シナリオのミストキャッスルによれば、『エンディングを迎えるにはミッションを10〜15回程度達成する必要がある』そうだ。1ミッションで得られる経験点を1000点と換算すれば、1万から1万5000点ってことで、これを1つの技能に注ぎ込めば、レベル7から8になる計算だ」
シロ「だけど、マッスル太郎はソロプレイなので、一人で何でもこなさないといけないから、その分、大量の経験点を必要とするわけですよね」
NOVA「この場で試算してみると、グラップラー7レベル、スカウト7レベルが最低限必要なラインで、今はどちらも3レベルだから、両方7にするためには、あと1万6500点の経験点が必要だ。それ以外の技能も高めるためには、2万5000点ぐらい要するかもな」
リトル「つまり、最低でも16ミッション、できれば25ミッションをこなす必要があるですぅ」
晶華「ええと、今までの記事だと、昨年10月プレイの第一部で『骨の川』『牧場偵察任務』『水汲み』『薬酒クエスト』の4ミッションで、獲得経験点は4000点ぐらい。今年3月プレイの第二部で『手紙配達』『人探し』『女暗殺者』の3ミッションで、獲得経験点は3000点ぐらい。このペースで考えるなら、全6部から10部ぐらいになる計算なんですけど」
NOVA「ある程度、話が進めば、ランダムミッションの繰り返し部分、機械的な作業で終わる部分はショートカットして行くことになるだろうな。『はい、ミッション受注。目的地に行って、魔物を倒した。ミッション終了』とか、適当に地の文で結果だけ書いて処理するとかになりそうだ」
晶華「とにかく、マッスル太郎記事を頑張ってクリアしたいって気持ちに変わりはないのね」
NOVA「いや、それだけじゃない。今の俺の頭では、マッスル太郎でミストキャッスルをクリアした後は、続編のミストグレイブに突入する気持ちもあってな。そこでは、シロ君とリトル君にも新キャラを作ってもらって、マッスル太郎と3人パーティーで霧の街の地下を探索してもらいたい」
シロ「え? ボクたちもマッスル太郎と一緒に冒険するのですか?」
リトル「リウはTRPGなんてしたことないですぅ」
NOVA「霧の街から生還したマッスル太郎がボディガード役として、新人冒険者2人を引き連れ、新たな危地へ踏み込むって企画を、今年の下半期に始められたらいいなあ、と何となく思っている」
晶華「私は?」
NOVA「お前はゴブスレがあるじゃないか」
晶華「そりゃそうだけど、ソード・ワールドにも参加したいし」
NOVA「キャラが増えすぎると、書く方も大変なんだぞ。まあ、何にせよ、ミストキャッスルをクリアしてからでないと、実現しない妄想企画なんだけどな、今は」
晶華「で、後はゴブスレとグランクレストなんですけど」
NOVA「グランクレストは、ロードス新作2巻が出る頃合いに記事書きしたいと思っている。ゴブスレは、新サプリメントが出るタイミングかな。とりあえず、コンパーニュで進めたい記事企画はこんなところだ」
陰鬱なるコメント対応話
晶華「じゃあ、後はここよね」
NOVA「ここは、前回の総括記事では、コメント対応でバタバタしていたからな」
晶華「今度も、コロナ禍にかこつけてゴミクズのようなコメントが湧いて出たわね」
NOVA「まあ、連日のマスコミのコロナ報道に接して、不安で不安で仕方ないんだろうさ。で、自分と同じ不安を共有できる相手に絡みついて、不安を紛らわそうとする。ただ、そういう人間に同調すると、不安の連鎖で鬱モードに引き摺り込まれるだけだからな。そんなに不安なら、アマビエの絵でも描いて、壁に貼り付けてろってんだ」
晶華「で、NOVAちゃんはわざわざレス付けたけど、どういうつもりなの?」
NOVA「ゴミ箱にポイしてスルーするというのが、賢い人間の対応だと思うんだ。ただ、今は4月だからな。自分も割と気力と時間が余っている陽モードなわけだ。だから、陰鬱キャラの相手をする程度の余裕はある。まあ、放っておくと悪霊化するような人物だし、悪霊退治は花粉症ガールの仕事だからな」
晶華「って、ちょっと待ってよ。NOVAちゃんがここを去った後は、私に相手しろってこと?」
NOVA「ケイPが相手して、うまく行かなかったが、お前なら何とかなるだろうさ。ミストレスモードになって、卑屈な下僕を鞭でしばき倒してマゾ奴隷みたいにして扱えばいい」
晶華「そんな扱いでいいわけ?」
NOVA「ああ。奴はリョナ好きを公言しているからな。つまり作家性としては女の敵だ。遠慮する必要はないぞ。まあ、性癖については他人の趣味にどうこう言うつもりはないし、俺も『女の子の涙目とキャーッて悲鳴』に感じ入ったりもするわけだが、表現としてのやり過ぎは退くわけだ。部位欠損まで行くと楽しめない」
晶華「ラーリオスのカート君には、片手切断したくせに」
NOVA「そりゃ、ルーク・スカイウォーカーのオマージュだからな。その後、欠損部分を補う義手までセットにするならOK。まあ、部位再生できる能力まで与えるなら、過激な表現も可能になるな。何にせよ、作家としての表現の是非はともかく、人間として向上心があるかどうかの問題で、俺は今回のコメントをクズだと認定している」
晶華「まあ、こちらを心配しているような書き込みの中で、『今月はさらに収入が減るでしょうね』なんて書くのは、『はッ、てめえ、一体何を言ってるんだ? ケンカ売りに来たのか? 視野の狭い下手な予想を調子に乗って、まくし立てているんじゃねえよ』ってヤンキー相手にケンカを売るようなものね」
NOVA「俺はヤンキーじゃないけどな。まあ、中学時代の学校はそういうところだったし、そういう気質にも感情移入できるわけだが。一応、『優等生キャラだけどキレたら怖いってロールプレイと人脈作り』で生き残りを図っていた過去がある」
晶華「ああ、それがNOVAちゃんの中学時代の生存戦略ってわけ?」
NOVA「戦略っていうか、昔は情緒不安定でため込む気質だったからな。見境がなくなると、やり過ぎてしまうというか、穏和な気質が暴走すると止まらないってキャラには、感情移入してしまうところがある。それをコントロールするには、適度なところで発散してしまえばいい、その発散の仕方は……と学んだのは大人になってからだな」
晶華「で、実際のところ、収入はどうなの?」
NOVA「まじめな話、この状況下で『15%の収入減で持ちこたえている』というのは、経営者としてまだ、よく頑張っていると思うんだよね、俺(自画自賛)。『個人的なコロナ被害』ってタイトルの記事も、『いろいろあって大変だけど、俺も被害受けていて完全に楽観視しているマヌケじゃないけど、それでもできることをして前向きに頑張っているからな』って趣旨の記事のはずなんだ。ただ、コメント主はそう受け取らず、やたらとネガティブ面を強調した話に仕立て直す始末。要するに他人のポジティブに頑張るって記事を、まともに読めていないわけだな」
晶華「『大変な状況だけど、お互い頑張って行きましょう』ってまとめるのが、現状での社会人の理想的な交流作法だと思うわね」
NOVA「まあ、同じ物を見ても、読む人間の心得次第で違う景色が映るらしいが、コメント主は現状、破滅的な思考になりがちなので、こっちがぞんざいに接するなら『死にたきゃ、勝手に死ねよ。俺を巻き込むな』と言わざるを得ないし、こいつは定期的にそういう思考になって、まあ、こういう鬱書き込みも俺にとっては日常茶飯事みたいなものに思えるんだな。イヤな縁だけど」
晶華「NOVAちゃんが求めるのは、共に同じ物を見て楽しめる友人であって、また自分に面白い何かを紹介したり、見せてくれる、聞かせてくれる誰かだけど、コメント主さんはその案件を満たしていない、と」
NOVA「『暗い世の中だけど、俺はそれに抗って見せる。俺の心の希望は誰にも消させない』って叫べるのが、主人公の資質だと考える。まあ、俺はそこまで若くないから、『暗い世の中で大変な状況なのは分かっているけど、何とか生き延びて、これからもしたいことをしたいし、できること、しないといけないこともする。周りの暗さに翻弄されると、お先真っ暗なので、そういうことしか言わない者はゴミクズと見なして切り捨てて、地に足ついた楽観主義で現状を一歩一歩乗り越えて行こう。希望を見せてくれる指導者は応援してますし、自分も希望の灯をつなげていきたいなあ』ってところかな」
シロ「なるほど。それがコメント主の文脈になると『暗い世の中で、やはりあなたも苦しんでいるようですね。今後、さらに苦しみは続くでしょう。あなたも私と同じ地獄に落ちる日も近いのではありませんか。私もそろそろ死にそうなので、覚悟を決めるしかないと思いますが、ああ、死にそうだ、どうしよう(チラッチラッ)。こんな惨めな私を見て、どう思いますか?』って感じですかね」
NOVA「そう解釈していいコメント内容だな。他の解釈ができるなら、教えて欲しいものだ。少なくとも、こういうのは物語の主人公になれる思考じゃないし、どちらかと言えば、絶望した陰気な悪役スタンスって感じだよな。こういう思考で、読者が気軽に楽しめるエンタメ小説は到底書けないと思うし、同じ生真面目な悲観主義者でも、話のネタにできるほどの凄絶な破滅志向というレベルにも達していない」
リトル「時空魔術師さまは、この人に凄絶な破滅志向であって欲しいのですか?」
NOVA「突き抜けたバカなら、見ているだけで劇になる。他人に害を与えない破滅芸を見せてくれるなら、俺は笑いながら拍手して、『惜しい男を亡くしたものだ』と称えてやるぜ。もちろん、フィクションならな」
リトル「現実なら?」
NOVA「そこまで突き詰めた人間はなかなかいないから、こいつにもそこまでの破滅芸は求めないが、少なくとも『暗い世相に直面して、暗いことしか言えない』ようなのは、作家として価値がないよな。こいつの場合、ダークなキャラを売りにするなら、『ついに私の時代が来た。コロナで世間が沈滞している今こそ、私の書くダーク小説に世間が共感する時。長年、書きためた災厄小説を発表する時が来たわけです。ヒャッハー』ぐらい開き直ってくれると、同じ非常識な輩でも、面白い奴と認定してやるんだが」
晶華「そんな人、現実にはいないよね」
NOVA「そうか? これぐらいの思考実験を仮想的に行うのは、作家としての芸の一つと思うんだがな。まあ、実際に口に出すと顰蹙を受けるので、その辺の空気を読みながら、仮想キャラの発言としてお茶を濁すのが常識的な作家なんだろうが、たまに羽目を外した暴走妄想発言が出てくるのが面白い」
晶華「どうでもいいけど、コメント主さんの話題になると、NOVAちゃん、筆が弾むよね」
NOVA「まあ、いい固形燃料だと思っているよ。同じゴミクズでも燃えるゴミだな。あとは有毒ガスを撒き散らさないように注意して、汚物は燃やして消毒だ〜、ヒャッハーってエンタメ弄りネタにすれば、コメントを書いた人間も満足して成仏してくれるだろう」
シロ「そんなことを言ってると、まるで、新星さまが悪役を演じているみたいだし」
ミニ総括2
NOVA「半分冗談のコメントいじりもこれぐらいにして、ここでの今後の記事書きだが、前にこういうことも書いたよな」
1.創作論「一人称というテーマ」
2.花粉症ガール創作設定のつづき
3.バラダギ様こと『大怪獣バラン』の話
NOVA「で、2月末に書いた記事ネタ候補だが、正直、今書いてもつまらないと思うんだ」
晶華「まあ、1番はつまらないよね。年寄りとか師匠キャラはわし口調で、ワイルドな主人公キャラは俺とかオレ口調で、クールな男性キャラやサラリーマンの営業活動は私で、おとなしい子どもなんかはボク口調ってことで、一人称の違いでキャラ性が変わるってことを、いろいろ書くつもりだったみたいだけど」
NOVA「まあな。普段は慇懃な私口調だったのが、キレるといきなり俺口調になるとか、一人称芸はいろいろあるが、そういう一人称雑談で面白い記事にできるかな、と2月末は思っていたんだ。でも、いざ記事にしても、意外と面白くならないことに後から気づいた」
晶華「何で?」
NOVA「こういうのは、実際に実演して見せた方がいいってことだ。例えば、今ここにコロナちゃん(仮称)というキャラを構築するとする。さて、一人称は何がいいだろうか?」
シロ「ワイルドな奴だから、オレサマですか?」
コロナ(仮称)『ゲヒャヒャヒャヒャ。人間の奴、オレサマの脅威にみんな怯えてやがるな。これで世界はオレサマのものッコロ』
リトル「最後のッコロって何ですかぁ?」
NOVA「いや、コロナだから語尾はコロだろう?」
晶華「いや、一人称がオレサマでも、そんな語尾を付けただけで、ワイルドさが抜けるんですけど」
NOVA「だったら、ロナかな」
コロナ(仮称)『ウゲハハハ。人間たちはみんな地獄に落ちろな。オレサマに掛かれば、人間などイチコロな♪』
晶華「コロよりマシだけど、セリフを全部ろなで終わらせる気?」
NOVA「こういうので、近年の当たり例はイカルス星人だな。語尾のほとんどをイカ? という疑問形で終わらせて、応用してみせる芸風。やはり、芸は続けて、応用を利かせられるようになって、定着するものじゃないか」
シロ「新星さまの名前じゃ、なかなか応用しにくいですからね。ボクと違って」
NOVA「確かに、NOVAは必殺技の名前には使えても、語尾には付けにくいノヴァ」
晶華「しょうかは、普通に語尾に使えるんじゃないでしょうか?」
NOVA「そんな口調で喋ったら、お前じゃなくてリバTだ」
リトル「リウは語尾に、ぁやぅみたいに小文字で伸ばしているですぅ」
NOVA「とまあ、一人称だけでなく、キャラのセリフを表現する個性付けは、セリフの多いラノベでは必須のテクニックだからな。このヴァリエーションをあれこれ考えるのは、ラノベ作家の基本芸だと考える」
晶華「つまり、キャラの一人称をあれこれ変えてみて、使い勝手をあれこれ試してみるのも、作家のトレーニングってことね」
NOVA「呼応ってことを考えるなら、一人称と語尾の組み合わせにも、しっくり来るものと来ないものがある。一例を挙げると以下の通り」
- 俺は頑張るぜ
- わしは頑張るぜ
- ボクは頑張るぜ
- わたくしは頑張りますぜ
- あっしめは頑張りますぜ
- あたいは頑張るぜ
NOVA「さあ、以上の例で、しっくり来るのはどれでしょう?」
晶華「う〜ん、1と5と6かな」
NOVA「どうして?」
晶華「理由がいるの? 何となく感覚的に、2、3、4はおかしいと思う。それじゃダメなの?」
NOVA「では、お前の感覚的に、2、3、4をしっくり来る語尾に改めよ」
晶華「う〜ん、『わしは頑張るぞい』『ボクは頑張るよ』『わたくしは頑張りますわ』ってところかしら」
シロ「それもいいが、『わしは頑張るのじゃ』『ボクは頑張るぞ』『わたくしは頑張りますのよ』でもいいんじゃないかな」
リトル「それなら、『わしは頑張るでござる』『ボクは頑張るですぅ』『わたくしが頑張って差し上げましょう』って感じでもいけるかも」
NOVA「これで、一人称主語と文末語尾を切り取ってシャッフルして、ランダムにつなげ合わせると面白い文ができるわけだが、それはさておき、語尾の『〜〜ぜ』はワイルドな口調なんだよな。だから、ワイルドな感じの一人称にはふさわしいわけで」
晶華「俺とあたいが、それぞれワイルドな男女の一人称は分かるけど、あっしめってのは何?」
NOVA「あっしは時代劇の貧乏職人などの下々の者が使いそうだな。あと、木枯し紋次郎みたいな渡世人とか。で、一人称にめを付けると、下の身分の者が謙遜しているような言葉なので、ですます口調の丁寧語だけど、そこにぜを付けることで『丁寧だけど野卑な口調』を表現している。つまり高度なセリフ表現ということになるわけだ」
シロ「一人称と文末語尾の呼応という点では、『まろは〜〜でおじゃる』とか『わては〜〜やねん』とか『おいどんは〜〜でごわす』とか、身分や方言のヴァリエーションも考えられますね」
NOVA「……とまあ、こういう話を展開するのが1番だったわけだ」
晶華「へえ、意外と面白かったじゃない」
NOVA「表現技法のトレーニングにはなると思うぞ。何らかのシチュエーションを与えられて、どういうセリフが相応しいかを考える問題が英語にはあるが、国語ではそういうことをやらない。『ありがとう』に対して『どういたしまして』と答えるのを、サンキューとユア・ウェルカムの訳語として初めて知るケースもあるほどだ」
晶華「私も、どういたしまして、なんて使ったことないし」
NOVA「じゃあ、俺がお前に『ありがとう』って言ったら、どう答えるんだ?」
晶華「これぐらい当然よ」
シロ「いや、それは偉そうだろうが」
晶華「だったら、シーちゃんはどう答えるのよ」
シロ「『お役に立てて光栄です』とか『感謝の言葉、謹んで頂戴致しました』とか、そんな感じだな」
晶華「うわ、堅苦しい。リウ君は?」
リトル「お礼には及ばないですぅ」
晶華「なるほどね。だったら、NOVAちゃん、ありがとう」
NOVA「いえいえ、こちらこそ。日頃お世話になってますから、お互いさまですよ……って大人同士の社交なら答えるな。生徒相手なら『構へん構へん』って関西弁で答えがち。確かに、日常では意外と『どういたしまして』って使ってないな。貸した文房具を返してもらって、『ありがとう』と言われた際に、『どういたしまして』と答えたりするぐらいか」
晶華「ずいぶんと具体的な例えね」
NOVA「ともあれ、こういう受け答えのセリフ回しをいろいろシミュレートしてみるのも、創作練習にはなるってことだな。そこが下手くそだと、キャラの会話が不自然になるわけだし」
晶華「で、こういう創作論って、誰に向かって書いているわけ?」
NOVA「そりゃ、創作話の好きな読者じゃないかな。って言うか、俺がこういう何気ない創作話って好きだし。こういう雑談に乗ってくれる相手だったら、いい創作語りができそうだしな。逆に、こういう話に関心を示さない奴は、創作活動をする者としてはつまらないと思うよ。まあ、プロとして活動していて、この程度のことが当たり前に分かっている人間にとっては、つまらないと思うのも納得だけど」
晶華「で、1番の話はこれぐらいにして、2番の『花粉症ガール創作設定』はどうするの?」
NOVA「結局、これって必要なのかな? って思って」
晶華「必要でしょう。花粉症ガールのファンの人が是非とも読みたいと思ってるって」
NOVA「本当に? どうも、そういう声はちっとも聞こえないんだけどなあ。読者は確実にいてくれるのは分かるけど、創作設定が必要かどうかがちっとも見えて来ない。だったら、創作設定は書き手の脳内で分かっていれば十分だろうし、日常雑談に創作設定なんて必要ないだろうし」
晶華「時々、バトルしてるじゃない」
NOVA「熱心な読者は、積極的にリンクを使って過去記事読んでくれているからな。まあ、俺が過去記事を読み直すには、創作設定ってあった方が便利だし、『創作設定という名の過去記事の読み直し感想』が我ながら楽しい時もある。でも、今は過去を振り返りたい気分じゃないんだ」
晶華「どうして?」
NOVA「こうも新型コロナで世相が暗いときは、過去を振り返ってもしみじみなりがちで、どうも後ろ向きになりたくないんだ。未来に向かって前向きに進みたいときってあるんだよ。後ろを振り返るのは、平時に来し方を振り返りたくなった時でいい。今は未来を目指して頑張ろうって時だ」
晶華「だったら、創作設定はお姉ちゃんが帰って来てからでいいよね。じゃあ、バラダギ様の話はどうするの?」
NOVA「バラダギ様は、新型コロナに対して有効なのか?」
晶華「いや、多分、無意味じゃないかな。バラダギ様はアマビエ様じゃないし」
NOVA「バラダギ様は、護国聖獣になり損ねた怪獣だからな」
晶華「護国聖獣って?」
NOVA「天のギドラ、海のモスラ、地のバラゴンの3つだ。いわゆるGMKと呼ばれる映画に登場した」
人類の味方!キングギドラ2001【千年竜王】 ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 king gidhora
シロ「確か、聞いた噂によると、元々は天のバラン、海のアンギラス、地のバラゴンという原案だったらしいですね」
NOVA「つまり、 婆羅蛇魏山神が2001年に魏怒羅に化身したのではないか、と俺は解釈している。あのギドラの姿をしたのは、実はバランだったんだよ」
シロ「何と。バランが忍術を使うですと?」
NOVA「まあ、あのムササビのように飛ぶ姿は忍者っぽいと見えなくもない」
Varan the Unbelievable - Main Title
NOVA「このバラダギ様のテーマが、後にラドンのテーマに改変され、キングギドラとの決戦にも使われるなど、バランの精神はいろいろと受け継がれていると思われ」
Godzilla vs. Radon II- Godzilla vs. Mechagodzilla II OST
NOVA「まあ、バランの映画のことはちっとも語っていないが、語りたくなったら、またそのうちな。今はこれで心残りは消えたので、後はお前たちに託して、俺はアステロイド監視所へ出張する。じゃあな」
SHYUN!
晶華「ちょ、ちょっと、シャイニィな閃光って一体、何よ……って行っちゃった」
シロ「仕方ない。ボクたちでしっかり、ここを守るとするか」
リトル「お留守番、頑張るですぅ」
(当記事 完)