ホームカミング
晶華「KPちゃん、お待たせ。NOVAちゃんとお姉ちゃんも一緒だよ」
ケイP『おお、ようやく帰ってきたな。マスターNOVA、ずいぶん遅かったじゃないか』
NOVA「うむ。最初はちょっと、ロードスの神さまの話をして、すぐにこっちに帰ってくる予定だったんだが、思わずハンバーガーの異世界に行くことになってな。結果的に、異世界フィッシュトヴィアの話で4回、ロードスの司祭と神の話で3回も費やしてしまった。それで、この後、また晶華を連れて、ゴブリンスレイヤー妄想リプレイに流れる予定だ」
ケイP『まるで、向こうがメインブログみたいじゃないか』
NOVA「俺の感覚だと、こちらが実家で、向こうが出張先のオフィスみたいだが、仕事が忙しくて家に帰れないサラリーマン、あるいは友達の家に泊まりに行ってゲーム三昧な放蕩学生みたいな気分だぜ」
ケイP『で、翔花ママの修行は完了したってわけだな』
翔花「うん、KP1号ちゃん、ただいま。これ以上、修行すると神さまみたいになって帰って来れなくなりそうなので、力は封印して、精神性を鍛えないといけないんだって。だから、ここで自分を見つめ直すことになったんだ」
ケイP『翔花ママが神さまか。だったら、ドゴランボールだって作れちゃうかも知れねえな』
NOVA「ドゴランボールじゃなくて、ドラゴンボールだろうが。そう言えば、向こうで竜の魂、略してリュウタマ、正式名称はGソウルが7つあるって話をしていたな。確か、こんな感じで」
ケイP『リュウタマって、こんな感じか?』
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NOVA「今どき、キュウレンジャーか。どちらかと言えば、こっちかも知れんが」
バンダイ 騎士竜戦隊リュウソウジャー リュウソウルシリーズ リュウソウルセット01
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ケイP『戦隊といえば、次の戦隊のタイトルが「魔進戦隊キラメイジャー」という噂が出て来ているんだが』
NOVA「マシン戦隊だと? メカ物と魔法使いのコラボか? 魔法戦隊マジレンジャーの後継者か、それとも炎神戦隊ゴーオンジャーの後継者かは知らんが、一つだけ分かっていることはある。◯◯メイジャーというタイトルが初ということだ。キラヤバを受け継ぐ、キラメイてるぜ的なキーワードが出るのかな。だけど、頭に不定冠詞のaを付けると、アキラメイって言っているみたいで何だかイヤかも」
晶華「でも、綺羅明ジャーだったら明るそうだね」
NOVA「暗殺冥者だったら、暗そうだぞ」
ケイPマーク2『あのう、マスターNOVA。新戦隊話で盛り上がるのはいいのですが、その前に私たちのあいさつとか、させてもらえませんかね』
NOVA「おお、すまねえな。こいつは知っているだろうが、ケイPマーク2。ケイPのバージョンアップとして登場したはいいが、屋久島ではほとんど活躍することができず、まるでドラゴンボールにおける孫悟飯そのものの立ち位置なキャラだ」
マーク2『シクシク。涙目になりたいですが、私は涙を流せない。ドゴラだから、マシンだから』
ケイPイチロー『ドゴラに涙は似合わねえ。よし、マーク2。お前は今日からジローを名乗って、このイチローと一緒にダブルKとして、ハカイダー部隊と戦うんだ』
NOVA「ハカイダー部隊って誰だよ?」
ケイPイチロー『そりゃ、おらから妹のリバTを奪った、元タイムジャッカーのクラゲKに決まっている。奴は、ケイP一族のサブローでありながら、悪霊ケイソンに取り憑かれた挙句、晶華ママを攻撃した悪党だからな。マスターNOVAが許しても、おらが許さねえ』
NOVA「兄弟ゲンカもほどほどにな。さて、次は、俺の弟子として時空魔術の研鑚をすることになったキングシーサーの子、プリンスシーサーのビャッコことシロ君だ。シロちゃん、もしくはシーちゃんと呼んだりもしたが、今後は俺はシロ君と呼ぶことにする」
シロ「ええ、新星さま。忍者にして、パティシエの技が御入用でしたら、いつでも仰ってください」
イチロー『シロか。つまり、四郎だな。よし、お前はKP一族の特別ナンバー4号に任命する』
シロ「何でボクがKP一族に任命されないといけないんだよ? ボクは翔花のパートナーの獣の巫女にして皇子。つまり、翔花と同じくらいの敬意をもって接してもらうことを要求する」
イチロー『翔花ママのパートナーだか何だかは知らねえが、ここではおらの方が大先輩だからな。気弱なジローはともかく、おらはお前を丁寧に扱ったりはしねえ。厳しく接するから、そのつもりでいろ』
晶華「そうね。私も初代KPちゃんに賛成。大体、ネコマタは生意気なのよ。いつの間にか、14歳に成長して、お姉ちゃんのパートナー面をしだして。お姉ちゃんのパートナーは、この私。あなたなんて、スイーツを作ってくれないなら、何の価値もないんだから」
シロ「だったら、腹黒魔女の分のスイーツはなしな。翔花、新星さま、ケイP2号、リトル、この4人でスイーツタイムにしよう」
晶華「なっ、私とKP1号ちゃんをハブるつもり?」
シロ「お前がこのボクを受け入れないなら、ボクもそうするしかない。大体、お前だって、いつの間にかアリナ様に弟子入りして、コンパーニュに勝手に出入りするなど傍若無人な態度がいけ好かない。ボクのスイーツが欲しければ、その傲り高ぶった態度を改めるんだな」
晶華「くっ。ならば、あなたの部屋は、この〈夜明けの尖塔〉には用意してやらない。その辺の森で、勝手に野宿でもしていることね」
翔花「アキちゃん! シロちゃんは私のパートナーよ。部屋を用意しないのなら、私の部屋で一緒に暮らすんだから」
晶華「そ、それは、ふ、不純同性交友よ。認められるわけないじゃない」
翔花「大丈夫。シロちゃんはバトル時にはオレサマ男になったりもするんだから、同性とか異性とか、そんなことを気にする必要はない。大切なのは、私のかけがえのないお友達にして、パートナーってことなの」
晶華「お姉ちゃん(涙目)。屋久島での経験が、お姉ちゃんとネコマタを心身共に結び付けたのね。二人の間には、もう私は入ることができないの? 私のお姉ちゃんは、もう私の手の届かない遠いところに行ってしまったと言うの?」
NOVA「何だかややこしい話になっているなあ。おい、晶華。シロ君の育成はヒノキ姐さんや偉大な怪獣王さまに頼まれたんだから、受け入れてくれないと困るんだよ」
晶華「……だったら、ネコマタには条件がある」
シロ「何だよ」
晶華「スイーツの作り方、教えて」
シロ「はっ?」
晶華「私があなたを認めるのは、そのスイーツ作りの技なの。ならば、私があなたを受け入れるためには、あなたの弟子になって、その技を学ぶこと以外に考えられない。私があなたの技を身につけて心身ともに成長して初めて、私はあなたを受け入れることができる。リナ老師のときはそうしたんだから、今回もそれで行く」
シロ「お前がボクの弟子に?」
晶華「勘違いしないで。あくまでスイーツ作りに関してだけよ」
シロ「だったら、ネコマタ呼ばわりはやめろ」
晶華「うん、分かった。シーさん」
シロ「シーさん?」
晶華「シーサーだから、シーさんでいいでしょ? それともプリンスだからプリさんがいい?」
シロ「プリさんよりは、シーさんの方がマシだな。分かった、こっちもアッキーと呼ぶぞ」
晶華「これで、私たちは対等ね。私はシーさんの時空魔術研鑚に協力し、シーさんは私にパティシエ技能を教える」
シロ「よろしく頼む。ミストレス・アッキー」
晶華「こっちもね、シーさん」
リトル「うわあ、一時期はどうなるかと思ったけど、二人が仲良くなれてよかったよ」
イチロー『で、最後に、その子は誰なんだ?』
NOVA「聞いて驚け。かの偉大な怪獣王の息子だ」
リトル「リトル・セイリュウです、よろしく」
イチロー『怪獣王の息子って、こうなのか?』
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NOVA「いや、リトルだから、こっちだろう」
イチロー『こういうのじゃなくて、良かったぜ』
NOVA「いや、俺もさすがにシン・ゴジラと同居したいとは思わない。ドゴラには可愛げを感じるが、蒲田くんには不気味の壁を越えられない感じがする。まあ、ネットでは今もネタキャラとして、蒲田くん大人気だけどな」
NOVA「他にもレアなゴジラの幼生体だと、ハンナ・バーベラのアニメ版ゴジラ(1978)に登場するゴジラの甥っ子ゴズーキーというのがいてな。皮膜で滑空することもできるマスコット怪獣だ」
NOVA「さらに、エメリッヒ版ゴジラの続編としてTV放送されたアニメシリーズがあって、イグアナもしくはジラの息子がゴジラとして登場しているなあ」
Godzilla the animated series- Godzilla vs Cyborg-zilla
リトル「ゴズーキーや、ジラの息子ってのは知らなかったです。世界は広いですね」
NOVA「俺も噂は聞いていたが、動いているのを見たのは今の動画が初めてだな。ともかく、今はゴジラもワールドワイドな存在だから、リトル君もGの眷属として恥じないように育ってくれ」
リトル「はい、時空魔術師さま。まずは、シロ姉さんやアッキーさんと一緒にスイーツ作りの修行から」
NOVA「いや、スイーツ作っているゴジラってのはイメージしにくいんだがな」
雪で遊んだりチョコレートケーキを作るゴジラ達@ゴジラ・ストアTokyo
特撮話(ウルトラ編)
NOVA「さて、 そろそろ年末も近づいてきて、ヒーロー物の界隈では、通称クリスマス決戦と呼ばれる一つの総仕上げに入るわけだ」
晶華「まずは、ウルトラマンタイガが終わるのよね」
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NOVA「光の勇者とか、タロウの息子とか、いろいろな称号を持っているが、近年のウルトラでは珍しいくらい、ドラマに絡まない無個性な奴という印象しかない」
翔花「NOVAちゃんはタイガさんが嫌いなの?」
NOVA「いや、明確に嫌いなのは、敵のトレギアの方だ。タイガに関しては、好きでも嫌いでもない、言わば無関心といったところ。俺の中では、タイタス>ホマレ先輩>ピリカさん>社長>フーマ>ヒロユキ>タイガというヒエラルキーができていて、タイガがピンチでもどうでもいいと思って見ているわけだ」
シロ「◯◯の息子、という路線がダメなのですか?」
NOVA「いや、逆。◯◯の息子なのに、それをコンプレックスに思って否定しているという性格づけ。だったら、それがメインドラマかな、と思いきや、あまりタイガ自身の掘り下げはしていないんだよな、この作品。未熟なタイガが仲間たちとの絆や地球でのドラマに直面して、バディーのヒロユキと共に成長する大河ドラマ風ストーリーとして描いてくれれば、俺もタイガの成長を我が子のように見守るんだが、その辺の掘り下げる部分が薄すぎる。宇宙人と地球人のトラブルドラマに比重を置きすぎて、ウルトラマンが単に怪獣退治するだけの役どころでしかない。3人もいるのに、ウルトラマンが添え物になりすぎだ」
リトル「◯◯の息子という売り文句なのに、そのドラマを掘り下げずに、違う話を繰り返しているのが問題なんですか」
NOVA「そうだな。まあ、違う話に対して、タイガがただの傍観者ではなくて、もっと当事者性を持って接してくれるだけでも、いいんだがな。ヒロユキが、地球に潜伏した宇宙人の事件に悩む。いっしょにタイガたちも悩む。熱血漢のタイガが事件に飛び込もうとしたら、冷静なタイタスさんが『いや、我々が介入しすぎるのも良くないぞ』と抑え役になるとか、そういうセリフがあって、様子を見ているうちに事件の裏にトレギアが暗躍しているのが分かって、『やっぱりトレギアか。だったら、俺たちが止めないとな』という展開ならOKかな」
晶華「タイガさんたちがフリーな立場じゃなくて、『トレギア以外の事件には介入するな。地球人の問題は極力、地球人に任せるように』という職務を帯びているという設定でもあれば、ここまでドラマに絡まないというのも納得できるってこと?」
NOVA「結局のところ、製作上の問題点は二つなんだ。一つはメインライターがあまり仕事をせずに、多くの脚本家がそれぞれ好きな話を書く、基本が一話完結のオムニバススタイルの点。だから単発のドラマばかりで、タイガの成長をじっくり描く方向にはならない。もう一つは、ドラマと戦闘シーンの両方を書く場合の尺の短さだな。これが平成ライダーだと二話一の連続活劇手法で両立を図っているんだけど、単発ものであれもこれもは描けないってことだ。そうなると、人間とゲスト宇宙人中心のドラマがメインとなって、タイガたちの見せ場はバトル部分のみとなる」
翔花「NOVAちゃんとしては、どうして欲しいわけ?」
NOVA「とりあえず、イージスとトライスクワッドの情報共有化だな。イージスの人間ドラマは面白いと思うし、彼らがトレギアという黒幕のことを知らないので、事件が解決したと思ったらトレギアに引っくり返されるガッカリオチになりがち。ここをクライマックスで解消して、みんなで強力してトレギアの陰謀を叩き潰すなら、まあ、締めとしてはいいだろうな。とりあえず、イージスとトライスクワッドが手を組んで、共同で対処する以外に、絆というテーマは描けないと思うし」
晶華「メビウスさんだと、中盤でウルトラマンの正体が防衛チームに判明して、そこからの絆のドラマが盛り上がったし、チーム内に宇宙人が普通にいるイージスで、ヒロユキさんがトライスクワッドのことを秘密にする理由が不明だもんね」
NOVA「まあ、その辺はメインライターがまとめないといけない部分なんだけど、たぶん、それを描くと物語が終わってしまう、ということなんだろうな。終盤は怒涛の展開を見せるんだろうけど、タイガたちトライスクワッドも、トレギアも、この作品一本で解決するとは思わず、消化不良の分は続編で補うのだろうとも。俺としては、年明けからトライスクワッド劇場が始まって、その後、トライスクワッドとウルティメットフォースゼロの共演劇でも発表されたら、嬉しいと思っている」
晶華「ゼロさんとタイガさんの共演か。ここは、ゼロさんがタイガさんに『2万年早いぜ』って言うのかしら」
NOVA「ゼロの設定年齢は5900歳で、タイガは4800歳なんだ。せいぜい『1000年早いぜ』だろう」
翔花「というか、ゼロさんは5900歳なのに『2万年早いぜ』なんて言っていたの? それって、未成年の子が『10年早いぜ』ってイキっているようなものじゃない」
NOVA「実のところ、初代ウルトラマンでさえ、設定年齢2万歳だからな。つまり、ゼロさんの感覚で50代前の地球人の俺が話すなら、『俺と戦うには200年早いぜ!』ということになる。20歳を前にした未成年の子が『100年早いぜ!』って言っているようなものか。とにかく、タイガ終盤でゼロさんがお助けアイテムを送ってくれることは確定しているようだ」
(中途半端だけど、当記事 ひとまず完)