White NOVAのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガールというオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

妄魔の日(ジオウ総括)

祝え、過去と未来をしろしめすCD集の購入を

 

NOVA「週末休みで、これを買ってきた」

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晶華「おお。ついにNOVAちゃんが、オーマ……いえ、妄魔時王に」

リバT『おめでとうございます、我がグランドマスター。これで、全ての束縛が解放されて、自由と混沌が世を統べる理想郷が誕生することでしょう』

NOVA「いやいや、単にCDボックスを買っただけだよ。そんな大したことないって」

リバT『いいえ、大したことなのです。本日は2019年9月9日。すなわち1999の年月日。関東の地では、台風15号の襲来によって『世界が変わる』と気象庁が宣言。この日は、後の世で妄魔の日と呼ばれることになりましょう』

NOVA「まあ、関東の台風15号については、昨年の21号を経験している身には、大事にならなければいいと思うがな。俺が逢魔降臨暦CD集を買っただけで、そのような大惨事に見舞われるとあっちゃ、おちおち買い物もしてられないし」

 

晶華「それで、その歴史書だか予言書だかには何が書かれてあるの?」

NOVA「とりあえず、開けてみた」

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平成ジェネレーションズ Forever

晶華「何これ?」

NOVA「いや、昨年末の映画のCDなんだが」 

晶華「ああ、音で聴く予言書か。きっとウォズさんの声で、魔王の降臨記録が収録されているのね」

NOVA「いや、CDドラマとかじゃなくて、BGM集な。ついでに、夏映画もきちんとあるぞ」

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Over Quartzer

NOVA「映画だけでなく、もちろんTVのサウンドトラックもあって、ジオウの曲は一通り網羅されている」

晶華「音楽だけ?  声は?  ウォズさんの祝福は?」

NOVA「ドラマはないが、歌は入ってるぞ。『Black & White』というタイトルで、ウォズさんこと渡邊圭祐さんが歌っている。『歌え祝福を  讃えよ我が主人(あるじ)を』と歌詞にあって、キャラクターソングとして面白い。他にも、魔王のボーカル曲や、救世主のボーカル、ツクヨミの歌、タイムジャッカーたちの歌とか、じっくり聞くのが楽しみだ」


仮面ライダーウォズ 全フォーム変身集

 

晶華「とにかく、これでNOVAちゃんも妄魔時王になること確定か」

NOVA「勝手に確定するなよ。妄想ブログを管理している時空魔術師ではあるが、別に王ってわけじゃない。俺は常盤ソウゴと違って、別に王になりたいなんて夢は持っていないんだからな」

晶華「じゃあ、NOVAちゃんの夢は何よ?」

NOVA「一応、物書きが夢だったわけだから、今のブログが夢の結晶と言えなくもない。職業ではないが、少なくとも好きなことを書いて、ネット世界に公表して、一応、日々の読者を確保しているみたいだからな。それなりの自己実現にはなっているだろう。そもそも、妄魔時王、いや、そのネタ元になったオーマジオウよりも、ある意味では今の俺の方が格上なんだぜ」

晶華「ええ?  あのオーマジオウを、ごときと見下しちゃえるわけ?  たかがNOVAちゃんなのに?」

NOVA「たかがって何だよ。それに、俺はオーマジオウを、ごときと見下したりはしていないぞ。タイムジャッカーのスウォルツは、所詮ごときだが。とにかく、ジオウの最終回を迎えた今、オーマジオウについて最後に語っておこう。一応、ジオウという作品の総括も含めてな」

 

平成ライダーのCD雑感

 

NOVA「さて、今回、台風15号が関東襲来ということで、去年の21号を思い出したりもしたんだが、今ごろ、重要なことに気づいた」

晶華「何なに?」

NOVA「これだよ」

晶華「ええと、それはビルドのパンドラボックス型CD集よね。買ったの?」

NOVA「いや。買おうと思ってはいたんだが、買わないまま、そのことを今まで完全に失念していた。どうやら、あの時は台風21号の襲来で、それどころではなかったらしい。もう、買おうと思っていたことさえ忘れていたのを、1年経った今、ようやく思い出したわけだ。おのれ、台風め。俺からビルドの大事な記憶を奪いやがって、という気分」

晶華「今からでも手に入るのかしら?」

NOVA「限定品だから無理じゃないか、と思ったが、アマゾンだと半額で手に入るようだ。ただ、今さら欲しいとは思わない」

晶華「どうしてよ?  NOVAちゃんのビルド愛はその程度なの?」

NOVA「いや、ビルド愛はジオウ愛に上書きされたし、収録曲を見ても、これがツボだというのが特になくてな。例えば、戦兎が歌うキャラソングとか、万丈の歌とか、何よりもげんとくんの歌とか、紗羽さんやみーたんの歌とか、そこまで入っていたら、今からでも欲しくなるんだが、ビルドの歌はそこまでキャラソングを前面に出していなかったんだよな。ジオウとか電王とかと違って」

晶華「と言うことは、電王さんのCDボックスは買ったの?」

NOVA「ああ、買ったぞ。と言うか、ライダーでCDボックスを買ったのは、その時以来だな。主題歌CDなら定期的に買ったりするんだが」 

仮面ライダー電王 COMPLETE CD-BOX(DVD付)

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KAMEN RIDER BEST 2000-2011 SPECIAL EDITION (DVD付)

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NOVA「平成ライダーの主題歌CD集は、オーズの時に出たものを買って、それっきりということになる。後は、このゲームを買った時に個別に補充した」

NOVA「このゲームの戦闘BGMに取り込むために、フォーゼ、ウィザード、鎧武、ドライブ、ゴーストまでの主題歌は個別に買ったんだが、それ以降はCDは未購入。よって、エグゼイドとビルドの主題歌は未所持なんだが、今回、こういうのが出たので、どうしようかな、とは思っていた」

平成仮面ライダー20作品記念ベスト(CD3枚組)

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晶華「エグゼイドさんとビルドさんのためだけに、手持ちの曲といろいろ被っているCD集を買うかどうかね」

NOVA「まあ、20作記念だから買ってもいいか、とは思ったんだが、残念ながら収録曲がフルサイズじゃなくて、TVサイズの短縮版なんだよな。ということで、こちらはパスすることにした。それに、エグゼイドやビルドの主題歌が聞きたければ、こちらを買うという手もある」

CDツイン スーパー戦隊 VS 仮面ライダー

CDツイン スーパー戦隊 VS 仮面ライダー

 
CDツイン スーパー戦隊 VS 仮面ライダー

CDツイン スーパー戦隊 VS 仮面ライダー

 

NOVA「あるいは、普通にダウンロードで曲だけ買うという手もあって、それが一番安上がりなんだな。まあ、そういう金すら使いたくなければ、YouTubeで聞くという手もあるが、単に曲を聞くのと、音源を自分のものにするのとでは、心の充実感が違う気もする」

晶華「無料で聞けるなら、その方がいいと思うけど」

NOVA「好きなもののために、お金を投資するのは大切だと思うぞ。もちろん、金は有限なために、何に使うかは個人の価値観にもよるだろうが、商品を買うことで付加価値的なものが付いてくることもある」

晶華「例えば?」

NOVA「逢魔降臨暦CD集で言うなら、作曲家の佐橋俊彦氏へのインタビュー記事だな。こういうのがあるだけで、曲のイメージがいろいろと膨らんでくるわけだ」

晶華「佐橋さんって?  ここでは初めて聞くけど」

NOVA「いや、お前に語ってないだけで、これまでブログで語ったことは何度か……検索してみる。(検索後)思ったより少ないな。メビウスの記事で1回、他には大魔神カノンぐらいか。何で、俺はこれまでに佐橋さんについて、こんなに語ってないんだよ。チッ、仕方ない。この機会に語っておくか」

晶華「ちょっと、NOVAちゃん。オーマジオウについて語るんじゃなかったの?」

NOVA「瞬瞬必生だ!(意訳『思いついたことがあれば、たとえ凸凹だらけで醜い道であろうと、その場のノリや面白さを優先して、迷わず突き進むべし』) 大体、オーマジオウよりも佐橋さんの方が、俺にとっては偉大な人ということになる」

晶華「そんなに凄い人なの?  佐橋さんって」

NOVA「ああ。平成ヒーロー史において、昭和の伊福部昭ゴジラ)、冬木透(ウルトラシリーズ)、渡辺宙明マジンガーZやゴレンジャーなどの初期戦隊)、菊池俊輔昭和ライダーゲッターロボドラゴンボールなど)に匹敵する作曲家だと考えてるぜ」

晶華「横山菁児さんと、どちらが上になるの?」

NOVA「横山さんは、ジャンル的には作曲数が少ないからな。個人的に好きでも、時代を代表するとまでは言えない。ただし、佐橋さんは星闘士星矢においては、横山さんの後継者的な立ち位置とも言えるわけで」


聖闘士星矢Ω オープニング(ペガサス幻想)


Saintia OST: 佐橋俊彦 セインティア、闘志に満ちて /Toshihiko Sahashi Seintia llena de espíritus luchadores

 

佐橋俊彦氏の偉業

 

NOVA「大体、ジオウや平成ライダーの音楽を語るに当たって、佐橋さんをスルーするわけにはいかんだろう」

晶華「そんなに言うなら、私も調べてみるね。(検索して)あ、なるほど。クウガ、アギト、響鬼、電王、そしてジオウと、20作品中5本を担当かあ。つまり、平成ライダーの25パーセントは、佐橋さんの曲でできているということね。だけど、1期がメインで、2期はそれほどでもないみたい」

NOVA「ディケイド以降の2期は、鳴瀬シュウヘイ中川幸太郎氏の登板が多いなあ。鳴瀬さんは電王の主題歌や挿入歌を始め、Wやオーズ、フォーゼ、ドライブといった流れで平成2期の楽曲を引っ張ってきた感がある。

「中川さんはガオレンジャーボウケンジャーといった戦隊から、ディケイド以降、鳴瀬さんとの共同作業が多く、単独劇伴はウィザードになるのかな。ただ、スパロボ的にはコードギアスやガンXソードの人ということになる。どちらも21世紀に入って目立ってきた作曲家で、平成半ばぐらいの世代だな。よって、平成初期から活躍していた佐橋さんとは10年以上後の世代ってことだ」

晶華「つまり、平成ライダーの音楽は1期が佐橋時代で、2期が鳴瀬&中川時代と考えたらいいのね」

NOVA「大枠はな。もちろん、龍騎とか、カブトとか、鎧武とか、エグゼイドとか、単発の作曲家の作品もそれなりにあって、平成ライダーは音楽的にも変化が試みられている。だから、ZXまでの菊池俊輔一色とか、BLACKからJまでの(真を除く)川村栄二色が濃厚ってわけじゃなく、全体としては実に豊潤な音楽世界とも言えよう」

晶華「それでも、NOVAちゃんにとっては、佐橋さんが至高というわけね」

NOVA「だって、この人、ライダーだけじゃなくて、ウルトラも戦隊もガンダムも制覇しちゃってるんだぜ。しかも、俺の好みの曲ばかり。戦隊ではカーレンジャーギンガマン、それから飛んでキョウリュウジャーだ」


激走戦隊 BGM 2曲


Seijuu Sentai Gingaman -Henshin Theme- [Ginga Tensei!]

 

NOVA「ウルトラマンだと、ガイアとメビウス、そして大怪獣バトルだな。あと、この人の特撮デビューはウルトラマンパワードだったりもする。平成ウルトラとしては、グレートやネオス、ゼアス同様に黒歴史にされがちなんだが」


逆転のクァンタムストリーム 「ウルトラマンガイア」より


メビウス!&メビウスの勝利


ウルトラマンパワード メインテーマ

 

NOVA「さらにスパロボファンとして忘れていけないのは、ガンダムSEEDとDestinyの他に、リューナイト、ワタル、ビッグオー、電童、フルメタなどだな」


Kidou Senshi Gundam SEED Gundam Deployed


THE ビッグオー 【OST】 SURE PROMISE/佐橋俊彦


ギア戦士電童 輝刃の鼓動

 

NOVA「ここまでつなげると、いかにNOVAの平成時代が佐橋音楽に彩られていたかが分かるというものだ。……というか、自分で思っていたよりも数多く、佐橋さんの音楽のお世話になっていたことに気付いて、驚いている次第。さらに映画のクリスタニアまで、大島ミチルさんとの連名で佐橋さんが曲を書いていたんだなあ」


OVA レジェンド オブ クリスタニア OP

 

NOVA「つまり、特撮ヒーローとスパロボTRPG関係にまで佐橋音楽がタッチしていたおかげで、俺のサイトの趣味成分のうち必殺シリーズ以外の全領域に氏が絡んでいたことが判明したわけだ。これで、オーマジオウよりも佐橋俊彦さんの方が、俺にとっては格上だということが分かっただろうか」

晶華「うん。オーマジオウさんはどれだけ凄いと言っても、所詮は平成ライダーの枠内のこと。だけど、佐橋さんは平成ライダーのみならず、ウルトラも戦隊もガンダムも、そしてTRPG関係のクリスタニア伝説までしろしめてらっしゃる。つまり、その広がりにおいて、オーマジオウさんの比ではないということね」

NOVA「その通りだ。オーマジオウなど、所詮は墓の番人に過ぎないからな」

 

墓の守り人

 

晶華「墓の番人って、何のこと?」

NOVA「うむ。これは佐橋さんの言葉だが、ジオウの音楽世界はインド風味で作曲したそうだ」

晶華「インド風味って、どういうこと?」


逢魔時王降臨

NOVA「プロデューサーの白倉さんが、ジオウという作品のイメージを『カレー風味のファンタジー』と佐橋さんに伝えたので、それを受けてインド音楽の楽器(シタールやタブラ)を取り入れたりしたそうだ。他にも、白倉さんはジオウを『何でもありの闇鍋みたいなもの』と別所で語ったりもしているんだが、とにかく作曲家にとっては、ジオウの王朝はインドのマハラジャなイメージらしい」

晶華「ああ。だから、オーマジオウさんはカレーの色をしているのね」

NOVA「いや、色は関係ないと思うが、そう言われると、オーマジオウフォームが全身からカレールーを発散しているように見えた」

晶華「とにかく、ジオウさんのイメージにインドのカレーがあることは分かった。だけど、墓守りってどういうことよ」

NOVA「グランドジオウは、平成ライダーの仏壇らしい」

仮面ライダージオウ RKF ライダーアーマーシリーズ 仮面ライダーグランドジオウ

晶華「言われてみれば、確かに全身に平成ライダー仏が鎮座されてらっしゃいますわね」

NOVA「敬語に慣れていないのがよく分かるので、無理しなくていいぞ」

晶華「とにかく、グランドジオウさんが仏壇フォームなのは分かった」

NOVA「そういう観点だと、トリニティフォームも釈迦三尊像なんかと絡めることができるかもしれんが。ゲイツ普賢菩薩で、ウォズが文珠菩薩に対応すると解釈できるのかな。そして、グランドジオウと、トリニティとの大きな違いって何だと思う?」

晶華「ええと、グランドジオウは過去の平成ライダーの力に基づき、トリニティはゲイツさんやウォズさんなど現在、いや未来から来たライダーさんの力に基づいているということかしら?」

NOVA「そんな感じだな。言い換えると、グランドジオウの力は死んだ仏に相当し、トリニティは生きている仏に相当するという解釈も成り立つ」

晶華「死んだ仏って、死んだ人が仏になるんじゃないの?」

NOVA「違う。生きて悟りを開いた者が仏になるんだ。仏道修行というのはそういうものなわけで、ただし、庶民が仏になるのは非常に難しいとされているため、庶民を救うための智慧を示すのも、仏の仕事というか使命ということになる。その智慧が仏典や宗派によって様々あるのがややこしいんだが、例えばキリスト教の影響が強いと言われる浄土関係だと、阿弥陀如来西方極楽浄土に死んだ者を導いてくれるという教義であって、そこから『死んだら仏に導かれて、仏の世界に行くことができる』という俗信が生まれたらしい」

晶華「つまり、『死んだら仏さまが助けてくれる』ってことね。だったら、死ねばいいってことじゃない」

NOVA「別に、仏教は自殺を奨励する教えじゃないんだけどな。あくまで、前提条件として、この末法極悪の濁世という思想があって(西洋の世紀末思想の影響も示唆される)、そこから逃れるには、仏の慈悲にすがるしかない。だから、悔い改めて仏に帰依しましょう、という方向になる。つまり、死んで極楽浄土に行けるのは、仏を信じる者という条件つき救済なんだな。

親鸞さんなんかは、悪人成仏ということを言われているが、これも言葉だけだと誤解があって、『悪人=末法の世に生まれた者全て』と定義される。世の中の人々は全て悪なのだからして、下手に自分が善人だと思い込んでいる人間の方が性質が悪く、仏にすがろうとしない。自分の悪を認め、悔恨し、仏の慈悲を純粋に願う者の方が仏に縁しやすい(機根が上である)という考えだ。従って、反省しない悪人は極楽成道できないというのが常識ということだ。単純に悪人が成仏しやすいとなれば、ヒャッハーと世紀末世界で暴れ回るモヒカン連中が仏になりやすいという理不尽な宗教になってしまうだろう」

晶華「……何で仮面ライダージオウについて語ったら、宗教話になってしまうわけ?」

NOVA「だって、ジオウの背景に、インドとか仏教があるんだから仕方ないだろう。一応、俺は仏教徒で、それを語る素養もあるわけだからな。とにかく、ジオウにおける王の定義が、仏教の仏と同義なら、スウォルツごときが王になれない理由は明確だな。奴には衆生救済の志が一切ないのだから。仏には衆生の声を聞く役割があるわけで、『貴様の意見は求めん』と嘯くスウォルツはその心根を改めない限り、絶対に仏=王になれない、とジオウの物語では示されている」

晶華「それでオーマジオウさんが墓守りと言うのは、結局どういうこと?   私が聞きたいのは、ややこしい仏教の話じゃなくて、墓の番人とNOVAちゃんが言った理由なの。手短かに説明して」

NOVA「ソウゴがライダーの力を集めた理由は、スウォルツもしくはウォズを含むクォーツァーの誘導に乗せられたから、と言うのが、ジオウの物語の終盤に語られるわけだが、その結果、ソウゴの元に全ての平成ライダーの力が統合され、各ライダーの存在が抹消されることとなる。そうして、ライダーのいない世界は消滅し、ソウゴの世界に統合される流れだが、おかげで多くの犠牲者が出た。そこまではいいな」

晶華「犠牲が出たのは、ちっとも良くないけど、物語は理解したわ。夏の劇場版も、TV版も、細かい過程に違いはあるけど、平成ライダーの力をソウゴ君が集めて、それを奪おうとした黒幕の手によって、世界がとんでもないことになってしまうのは同じなのよね」

NOVA「最終的に、オーマフォームあるいはオーマジオウフォームの力で黒幕を倒し、オーマフォームでは令和に橋渡しするハッピーエンドで幕を閉じ(劇場版)、オーマジオウフォームでは令和に至れずに平成30年の学生生活をやり直すことになった(TV版)。さて、では2068年のオーマジオウに至る未来はどのように構築されたでしょう?」

晶華「ええと、最初は『オーマジオウが世界の人口が半分になるほどの虐殺を仕出かした』とツクヨミさんが語っていたのよね。だけど、それは事実じゃないのかしら?」

NOVA「劇場版の魔王・信長の事例を通して、『本来の人物とは違った人間像が、後世の歴史では語られ得る。過去さえも、現代人の意向により捏造・改変され得るため、オーマジオウももしかすると、ゲイツたちが信じている悪人とは言いきれないかもしれない』という可能性が示唆された挙句、世界を破壊したのはオーマジオウではないということが分かった。結果的に、TV版ではスウォルツが、劇場版ではクォーツァーのバールクスが世界に大きな被害を与え、ソウゴはオーマジオウの力で彼らを倒したものの、奇跡的に修復されないままであれば、オーマジオウの未来に至ったのだろうと考えられるわけだ」

晶華「つまり、オーマジオウは世界を破壊したのでなく、破壊から救うために戦ったのだけど、それでも救いきれなかった。それを悔やんで、平成ライダーの墓標を守り続けている可哀想なお爺ちゃんってわけ?」

NOVA「そこにクォーツァーの残党によって扇動されたレジスタンスが、『オーマジオウが諸悪の根源』というデマを真に受けて攻撃してきたので、悔悟の日々でやさぐれていたオーマジオウが平成ライダーの記念碑を脅かす者は許さん、と応戦したのがファンの推察で語られている。つまり、オーマジオウは自ら攻撃を仕掛けているのではなく、攻められたから圧倒的な力で対処しているだけで、あくまで正当防衛なんだという説だな。俺もそう信じている。

「ともあれ、オーマジオウが墓守りという話は、公式スタッフの会議で飛び出した発言で、俺が勝手に言っていることじゃないわけで。いずれにせよ、オーマジオウは強いけど、仲間を持たない孤高の王で、世界を悲劇から救えなかった可哀想な存在。それが過去の自分の時間改編を見守りながら、より良き未来を構築することを願っているのだと補完すれば、いろいろと感慨深くもなるわけだ」

晶華「なるほど。強いけど、決してハッピーじゃないのがオーマジオウさんなのね」

NOVA「さらに言えば、平成ライダーの枠内から出られないのが、オーマジオウの限界と言える。昭和ライダーとも、令和ライダーとも関わりを持たずに、平成ライダーの墓標だけを守り続ける、閉ざされた存在。それに比べると、俺自身はライダーも戦隊もウルトラも、さらに必殺もスパロボTRPGも、いろいろとしろしめす存在でありたいわけだよ。だから時空魔術師にして、妄想ブログの管理人の俺は、その追っかけるジャンルの幅広さにおいて、オーマジオウを凌駕していると自認するわけだ」

晶華「うん。NOVAちゃんの言葉は、半分が妄言だからね。どう見ても、NOVAちゃんがオーマジオウを凌駕しているとは思えないけど、NOVAちゃんがそう主張するなら、私は付き合ってあげるわよ。私も妄魔時王の娘、妄魔王女と名乗る覚悟はできているんだから」

NOVA「そんな覚悟はしなくていいから。妄魔時王も賞味期限切れのネタとして、忘れてくれていいから」

晶華「じゃあ、これからはどういうネタにするつもりなのよ?」

NOVA「う〜ん、妄魔崩壊太郎?」

晶華「それはやめて。一発芸のために、自分を犠牲にしなくていいから」

(当記事 完)