なぜかトレンド1位に輝いたマンホールの蓋
晶華「ねえねえ、NOVAちゃん」
NOVA「何だ、娘よ」
晶華「来週の誕生日に、これ買って」
NOVA「こ、これは、あの釈由美子さんも愛用したという伝説の武器『マンホールの蓋』だと? ダメだ、こんな高価なアイテムが買えるわけがない」
晶華「値段をよく見てよ。2000円だって」
NOVA「樹脂製で耐荷重量2トンか。これぐらいなら買えなくもないな。俺もマンホールの蓋に詳しいわけじゃないが、wikipediaなどで調べてみると、普通は鋳鉄製で幹線道路用だと20トン以上の重量に耐えられるとある。それ自身の重さは、昔は80キログラム以上もあったそうだが、最近は軽量化と強度向上が進んで40キログラム程度だそうだ。樹脂製だとホームセンターなんかでも売っていて、私道や家のガレージ用。自転車や小型乗用車が乗っても大丈夫程度の防御性能か。釈由美子さんの使ったヴィヴラニウム製の蓋は、どれだけの性能かは知らないが、少なくとも仮面ライダーギンガの必殺光線を防げる程度には頑丈そうで、しかも投げられる。必殺シリーズの瓦を想起させるよなあ。芦屋雁之助さんや萬田久子さんが投げていたっけ」
晶華「瓦投げなんて、平成、いや昭和の遺物じゃない。令和のトレンドは、マンホールの蓋なのよ。みんなが釈由美子さんの真似をして、マンホールの蓋を携帯して、護身用に使う。それこそ令和の風習になるの」
NOVA「そんな令和は嫌だなあ。背中にマンホールの蓋を背負った人が街を歩き回っているなんて」
晶華「だけど、世の中にはマンホールの蓋のファンもいて、マンホーラーとも呼ばれているわけで」
NOVA「別にマンホーラーの人たちも、蓋を武器や防具に使っているわけじゃないぞ。単に変わったデザインの蓋を撮影したりしているだけで、言わば切手収集家とか鉄道写真家と同じような感覚ではないだろうか」
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NOVA「こんなマンホール関連の本まで出版されているんだから、世の中にはマンホールマニアも一定数いるんだろうなあ。まあ、だからと言って、俺がマンホールマニアになる必要はないんだが」
晶華「だけど、私は去年、バットクイーンと呼ばれた女よ。釈由美子さんが妄想バットクイーンを演じて、マンホールの蓋で戦ったりしたんだから、私もその時流に乗りたいと考えるのは当然じゃない」
NOVA「当然かどうかは知らんが、わざわざマンホールの蓋を買わなくても、お前にはケイPがいるじゃないか」
晶華「あ、本当だ。ねえねえ、KPちゃん。ドゴラン・マンホールの蓋になって〜」
ケイP『けぴっ、どうしてオラがマンホールの蓋に?』
NOVA「娘は、釈由美子ごっこがしたいらしい。たぶん、来週には地獄兄弟ごっこにハマってそうだが。なお、俺はキバよりもイクサのファンなんだがな」
晶華「名護さんがメガネをかけていれば、私もファンになっていたんだけど。『その命、神に返しなさい』って口癖は、ツボにハマりそう」
NOVA「いや、イクサは白くて、パワーアップすれば青くなるのが俺好みだ。ライダーで白くて、それなりに強いというのは少数派だからな」
晶華「サガも白いし、フォーゼも白いわよ」
NOVA「いないわけじゃないが、ライダーのカラーは黒か緑が原点で、平成になって赤が基本カラーになったりする。もちろん、白じゃなくて銀だったら、相応にいるがな」
晶華「銀といえば、仮面ライダーギンガね」
NOVA「ああ、ギンガだな」
ケイP『それはギンガ違いじゃねえか』
NOVA「だったら、こっちか」
晶華「それもギンガ違い」
NOVA「おかしいなあ。だったらこれか?」
【コメント映像】「絶狼<ZERO> -DRAGON BLOOD-」出演者からコメント映像が到着!/GARO PROJECT #139
晶華「確かに絶狼は、銀牙騎士だけどね。主役は元ドラゴンオルフェノクだし、芳賀優里亜さんはキバの現代編クイーンだったし、弓削智久さんはカブトのラスボスみたいなものだけど、強引すぎない?」
NOVA「まあ、ギンガといえば、ギンガマンとか銀河大戦とかいろいろつなげたくなるキーワードだけど、とにかく宇宙なんだよ。マンホールは宇宙じゃねえ。これからは目線を宇宙に向けないとな」
晶華「マンホールに始まり、カブトに続く。オチが締まらないけど、NOVAちゃんがジオウにハマっていることは、伝わったわ。来週は矢車さんの活躍を期待しましょう」
(当記事 完)