White NOVAのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガールというオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

またもや誕生日

NOVA「翔花、2ヶ月目の誕生日おめでとう♪」

翔花「うん、NOVAちゃん、ありがとう。だけど、今は素直に喜べないな」

NOVA「どうしてだよ?」

翔花「だって、九州に修行に出かけているもう一人の私、翔花1号ちゃんが、今ごろ過酷なバトルの真っ最中でしょ? 向こうが大変なときに私だけNOVAちゃんに誕生日をお祝いしてもらって、それでいいのかな、と思って」

NOVA「いや、向こうも本当なら、今ごろはコンパーニュの塔で歓迎パーティーの真っ最中だったと思うぞ。よりによってガメラの眷属たる武人にケンカを吹っかけるなんて、ポンコツナビと、調子乗りの愚かな娘の仕出かしたことをいちいち気にしていても始まるまい」

翔花「その愚かな娘は、ここにいるんですけど?(ジト目)」

NOVA「あ、いや、お前は愚かじゃないだろう。何せ、読書好きに現在教育中の、知力の翔花2号なんだからな。脳筋かつ行き当たりばったりの1号とは違う。IQ600の超天才な元ネタキャラとは大違いだ。まあ、アストロモンスを憑依召喚させるなんて、多芸っぷりを発揮したのは、技の1号と言えなくもないのだが。向こうは実戦で技を磨き、こっちは勉強で知識を磨くでいいんじゃないかな。そして、ゆくゆくは技と知力のV3でさらなる成長を図る、と」

翔花「う〜ん、その設定なんですけど、結局、私と1号ちゃんってどういう関係なの? バトル編と日常編は、パラレルの物語って前は説明していたけど、1号と2号の設定を採用しちゃったら、パラレルとも言いきれないでしょ? 割とNOVAちゃんは、翔花に負けず劣らず行き当たりばったりなところがあって、『面白ければそれでよし』『こじ付けるための設定は、後から無理矢理にでも屁理屈付けて考える』という人だから、まあ、今回も完全に適当ってわけでもないのだろうけど、一応は、その無理矢理で、強引で、読者を『何てこった、こいつは伝説の意味不明だぜ。元ネタ検索しないと』って感じ入らせるほどのマニアックな屁理屈を聞いておきたいんですけど」

NOVA「やっぱ、2号の方がクールで毒があるよな。1号、2号はライダーよりもパトレンに例える方がいいのかもしれん。すると、1号は赤で、2号が緑ってところか」

翔花「パトレン1号はNOVAちゃんじゃない。翔花1号ちゃんは天然で勢いよく突き進むところがアカニンジャーって感じで、私はその妹のシロニンジャーってところかな」

NOVA「そっちに例えるか? 俺のイメージは、今のプリキュアかもしれん。天然で優しく勢い任せで時々落ち込むのは主人公キュアエールで、お前は知性派のキュアアンジュを目指せ。俺は今朝はロボ娘の正体を現したルールーちゃんの顛末をドキドキしながら見る。ネタバレだが、彼女は今回の試練を経て……」

翔花「ああ、それ以上は、知りたくない読者の方もいるだろうから、そういう人はここまでにしておいて。でも、ネタバレOKな人と、翔花とNOVAちゃんのお喋りをまだ楽しみたい人は、読み続けてもいいんだからね」

新戦士の話


NOVA「ルールー・アムールは新たな紫プリキュアのキュアアムールになる、というのが、ほぼ確定の情報だな。こうして、NOVAはキュアアンジュとキュアアムールのどっちを本命にするかで悩むわけである。青のアンジュか、ロボのアムールか。まあ、もう一人、キュアマシェリというキャラも出るそうだが、こいつはお子様なので、守備範囲外ということになる」

翔花「NOVAちゃん、お子様はダメなんだ」

NOVA「あのな。俺、教師だよ。教師がお子様プリキュア萌え〜なんて言っていたら、周囲からの信頼を失うだろうが」

翔花「いや、◯◯萌え〜なんてリアルで相手構わず言っていたら、教師じゃなくても信頼を失うと思うけど」

NOVA「まあ、そうかもな。リアルではそんなことは言わない。言ってもジョークみたいにしてだな。大体、萌え〜なんて、ありゃ何だ? マスコミがオタクってものに勝手にイメージ付けたレッテル貼りじゃないのか? 俺にもいわゆるマニアというか、オタクの友人はそれなりにいるが、◯◯萌え〜なんて口癖にしている連中は一人もいないぞ。それとも、関東の方じゃ、みんな◯◯萌え〜と言っているのが常態なのか?」

翔花「関東の人に聞いてみれば? 掲示板で書き込んでいる人の中にいるんでしょ、関東の人って」

NOVA「いや、さすがにそういう思いつきの質問を臆面もなく掲示板で問いかける気にはなれんぞ。自分が気になるけど、他人にはどうでもいい質問を堂々とぶつけて来るような空気読めずは、掲示板には何人もいらん。どうしても知りたければ、もっとスマートな方法を考える」

翔花「例えば?」

NOVA「その回の怪人とかセリフに『◯◯萌え〜』なんていうのが出てきたら、感想ついでに、ふとよぎった疑問をあくまで独り言のように書いてみる。もしも話題が興味を惹けば、誰かがレスを返してくるだろう。あくまで独り言の形をとるので、誰も応じてくれなくても自分の体面は保てる形。大上段に質問をぶっかけて来る奴は、要は『相手にして欲しいレスくれ君』だから、食事の場でいきなり騒ぎ立てるマスコミのインタビュアーと同じで、『自分の質問には返事がもらえて当然』というような傲慢さが鼻につく。情報が欲しければ、日頃の付き合いとか、相応の対価が必要ってのは、TRPGやってる人間なら常識だぜ。他には、『お前、その話を聞いて、どうしたいんだよ』って目的意識を見せない輩はダメだな。質問に答える意義を示せない質問はダメな例だ」

翔花「NOVAちゃん、見出しのテーマとズレてるよ。NOVAちゃんが語りたいのは、新戦士の話であって、掲示板に最近参加した新参者への説教じゃないでしょう。あの人は、妙な引力を持って、NOVAちゃんの説教癖を誘発するんだから。NOVAちゃんも頭を冷やして、プリキュアとニチアサ見てきたら?」

NOVA「おお、もう8時25分か。いいタイミングで知らせてくれた。翔花2号、お前はいい秘書になれるぞ。じゃあ、今からツイッターに切り替えるわ。誕生日祝いの話は、また後でな」

翔花「行ってらっしゃい。私、『質問力』の本を読んで待ってるから」

ガメラの話


3時間後


翔花「お帰り、NOVAちゃん。遅かったね。2時間ほどで帰って来ると思っていたけど」

NOVA「ああ、ニチアサ後にいろいろ用事を済ませてきたからな。さあ、今からスーパー翔花タイムだ」

翔花「スーパーNOVAちゃんタイムでしょ?」

NOVA「う〜ん、自分でスーパーNOVAタイムって書いても別に恥ずかしくないんだが、娘とはいえ他人のセリフで言われると恥ずかしくなるな」

翔花「それは私も同じよ。恥ずかしいから、同じようなことを言い返しただけ。普通にスーパー空想タイムでいいんじゃない?」

NOVA「(妄想)が抜けたぞ」

翔花「私は、NOVAちゃんと違って(妄想)に現を抜かさないもん。それより、プリキュアはどうだったの? 新戦士は登場した?」

NOVA「いや、まだだった。しかし、残念だったな。せっかくルールーちゃんがメカ鎧をまとって大活躍だったのに、そのメカ鎧があっさり壊れちゃったんだよ。あの重騎士アーマーは、これから翔花のドゴランアーマーの参考になると思ったのによ。こんなんじゃ、俺、ドゴランアーマーを破壊したくなっちゃうよ。ガメラ、頑張れって応援モードになっちゃうぜ」

翔花「こらこら、それじゃ1号ちゃんが大変なことになるじゃない。一応、双子の妹を自認する私としては、聞き捨てならないんですけど」

NOVA「大丈夫だ。鎧は壊れても、中身のルールーちゃんは無事だ。人間の心に触れたことでバグが生じたみたいだけどな。まあ、人間性を獲得したと言えば、うちのケイPを思わせるところもある」

ケイP『ケピっ?』

NOVA「おお、ケイP? 聞いていたか。今週末はシャショットといい、ルールーといい、戦兎といい、ルパンブルーといい、敵キャラと化した機械や主人公やクールキャラが仲間の絆で味方に戻るエピソードでいっぱいだ。しかも、げんとくんも愛と平和のために戦うことを誓ったし、うん、5月末はおおむねハッピーエンドと言えるんじゃないかな」

ケイP『マスターNOVA、ドゴランアーマーを破壊って物騒な話を聞いたと思ったけど』

NOVA「大丈夫だ。MK1が破壊されたとしても、MK2のお前がいる。パラノイアってTRPGでは、プレイヤーキャラには5人のクローンがいるから、1人が死んでもすぐに2人目が交代できるって寸法だ。まるで、エヴァ綾波みたいだな」

翔花「ちょっと待ってよ、NOVAちゃん。それって1号を殺す宣言? 私がいるから、1号ちゃんはどうなってもいいって言うつもり?」

NOVA「仕方ないだろう。相手はあのガメラだぜ。俺、ガメラ、特に平成ガメラはめちゃくちゃ好きなんだ。あのSNEを辞めて傷心の頃の俺を、ガメラのハードボイルドな生き様が心にビビッと突き刺してくれたんだ。どんなにボロボロに傷ついても、誤解されようとも、自分の信念をかけて、敵怪獣イリスに向かって立ち向かい、打ち勝って、その後、ギャオスの大群に挑んでいく1999年のガメラ3のラストシーンは絶望と悲壮感に満ち溢れていてな。ああ、漢ってのはこういうのを言うんだなって感じ入っちゃってよ。エンタメ映画として希望あふれる終わり方で好きなのはガメラ2の方なんだが、あれはあれで、阪神淡路大震災地下鉄サリン事件で世紀末感を漂わせていた世相にフィットしてよ。とにかくリアルタイムで見たときは相当、インパクトがあったんだよ」
ガメラ 大怪獣空中決戦ガメラ2 レギオン襲来ガメラ3 邪神<イリス>覚醒S.H.モンスターアーツ ガメラシリーズ ガメラ (1996) 約140mm PVC&ABS製 塗装済み可動フィギュア

翔花「NOVAちゃん、そんなにガメラのことが好きだったんだ。と言うことは……」

NOVA「フフフ、翔花、お前は俺の好きな物に対する執念深さとこだわりと情熱を知っているよな。たとえ、身内であっても、恩人であっても、俺の好きな物をバカにした奴は決して許さない。他人の好きは尊重するし、わざわざ他所に殴り込みに行ってまで抗議することはないが、俺の目の届くところにわざわざ来て、俺の好きな物に対する根拠のない悪口雑言を言い放った輩はどうしてやろうかなあ、と手ぐすね引いてニヤニヤしているところだ」

翔花「翔花1号ちゃんは、別にガメラの悪口を言っていないわよね」

NOVA「ああ、言っていない。だがな」

ケイP『マ、マスター。あのケイPはどこかおかしくなっていたのでありますよ。ほら、口調だって全然違うし、どこかの戦闘民族の魂が乗り移って、そう、きっと灼熱の九州の暑さに正気を失っていたのです。あるいは、シャショットみたいに、何者かに洗脳されたとか』

NOVA「ああ、おかしくなった奴を元に戻すには、こっちも本気になって感情と拳をぶつけるしかないからな。力がみなぎる! 魂が燃える! 俺のマグマがほとばしる! って感じだ」
仮面ライダービルド ライダーヒーローシリーズ 22 仮面ライダークローズマグマ

ケイP『ぼ、暴力反対でございます』

NOVA「おいおい、[バトル創作]でそんなことを言っても始まらんだろうが。俺のガメラをバカにしたんだ。この落とし前はきっちり付けさせてもらうぜ」

ケイP『ド、ドゴラに対する愛はないのですか?』

NOVA「ドラゴンに対する愛はあるけどな。ドゴラは、俺、どうしてドゴラなんて登場させようと思ったのか分からないぐらい、印象が希薄なんだわ。まあ、マイナー愛って意味では、愛していないわけじゃないけどな。数多い東宝怪獣の中でも特にマイナーで、俺が目を掛けてやらないと忘れ去られて悪霊化しちゃうんじゃないかってぐらい気の毒に思ったから、ちょっと持ち上げてやったんだわ。そうしたら、調子に乗りやがって、俺の大切なガメラに対して、暴言を吐きやがった。この罪がどれほど重いか分かるか。反省がなければ、レギュラーキャラを抹消するぐらいの重さだ」

ビルドの話


翔花「あ、そう言えば、どこかの掲示板で、NOVAちゃんが好きなげんとくんをセクハラだとかで中傷した人がいたわよね。どうするつもり?」

NOVA「一応、警告はしたからな。その後の反応待ちってことだ。まあ、単なる自爆芸なのか、それとも、何かをバカにすることでウケ狙いを図ろうとするお子様思考なのかは分からんが、後者だとしたら、場をわきまえた方がいい、ということだな。うちの掲示板には、登場キャラをあざけ笑うことを良しとする人間はいないからな」

翔花「NOVAちゃんだって、ヘルブロス兄弟のことを軽蔑しているじゃない。ヘルブロスのことが好きな人だっているかもしれないでしょ?」

NOVA「そういう表明があれば、謹んで謝罪した上で、相手の好みを尊重する態度を示すさ。決して、その場にいる人の表明している好きなキャラを嘲ったりはしない。あと、俺が嫌いを表明する時は、きちんと理由も書いてるぜ。ヘルブロスは『関西人のNOVAと同郷のはずなのに、遊び心もない卑怯な連中で、万丈を嘲った』からな。俺が関西人であるという事実と、関西人の一般常識の上からもこういう笑えない卑怯なのは軽蔑に値するという郷土意識、そして難波チルドレンという俺の教え子めいたキーワードで、こいつらの根性は叩き直してやらないと、って感じた次第だ。だが、今朝は覚醒したげんとくんのローグが俺の代わりにブロス兄弟を叩きのめしてくれたおかげで、念願の一つが叶ったぜ。やはりビルドの脚本家は俺のツボを分かってくれてるよ」

翔花「ねえねえ、私の内海さまは?」

NOVA「目立つのは来週だろうな。マッドローグも次回予告に出ていたし」
ガンバライジング/ボトルマッチ5弾/BM5-020 仮面ライダーマッドローグ LR

翔花「ワクワク、来週はNOVAちゃんと一緒に見るから」

NOVA「というか、どうして今朝も一緒に見なかったんだよ」

翔花「ライダーだけなら良かったんだけどね。いくら何でも、年頃の娘としては、自分の父親がプリキュア見て、ルールーちゃん萌え〜なんて言っている姿は正視に耐えないの」

NOVA「いや、俺はルールーちゃん萌え〜なんて言ってないのだが。彼女の今朝まとったメカ鎧に燃えたわけで。俺、プリキュア見てても、キャラの可愛さよりも性格類型とか、変身バンクや必殺技バンクが往年の東映メカロボアニメの演出手法を受け継いだとか、そういう観点で好きなんだ。そして、何か『翔花伝』に使えるツボはないかな、と創作家視点で見ているわけで。そう、俺がプリキュア見るのも、全ては翔花、お前のためだと今なら言えるぜ」

翔花「あ、そう、ふうん(へえ、NOVAちゃん、翔花のためにプリキュア見てたんだ。それが最高の誕生祝いの言葉だよって、口が裂けても言えないわね。心の中で留めておくわ、私のこの想い)」

NOVA(何だか、表情見てたら、心の中がダダ漏れなんだけど。こいつ、毒舌なのに、顔がニヘラ〜としてるから、ちょっとした観察力があれば、すぐに察しやすいんだよなあ。今度、ポーカーでもやってみるか)

ケイP『あのう、何だか親子でニンマリ見つめ合っているところ恐縮ですが、宇宙生物のドゴラとしては、今週のエボルというのも気になるんですよ。やはりエボルは最強ポジションなんですよね』
ガンバライジング/ボトルマッチ5弾/BM5-019 仮面ライダーエボル コブラフォーム N

NOVA「まあ、どんどん進化する強敵エボルに対して、かつては敵対していたライダー達がいかに確執を乗り越え、それぞれの漢らしさを見せつけ、絆を構築して行くかが現在のドラマの中心だからな。エボルが弱いと話にならん。それでも、万丈も、カズミンも、げんとくんも、今朝はみんな格好良かったぜ。あ、楽しみにしていたカズミン妄想タイムはなかったわ。まあ、これは次回のパトルパが大当たりっぽいから期待だ」

ケイP『い、いや、ぼくとしてはマスターに「エボル最強。やっぱ、これからはエボルの時代だよ。俺はエボルのためなら、地球だって壊せる」ってぐらいハマってもらいたいのですが』

NOVA「何で、俺がそんなエボル信者にならないといけないんだよ。そんなもの、お前が勝手に主張すればいいじゃないか。どうして、自分の意見に対して、安易な同調を他人に求める? 他人と自分じゃ意見が異なって当たり前。その前提を受け入れた上で、自分と異なる他人の意見を尊重できる自分になるのがコミュニケーションじゃないのか。自分と他人が一緒じゃなきゃダメってのは子供の発想だぜ。お前が宇宙生物らしくエボルを応援するのはいい。だが、他人にまで同じ感想を求めるな。自分は自分らしく主張し、他人がたまたまシンパシーを寄せてくれたら、それで良し、ぐらいに考えて、欲張っちゃいかんよな。他人は自分の無批判な同調者ではない、意見の同調を求めるなら相応の納得できる根拠を示せ、根拠もなく結論だけを書いても他人には伝わらない。そんなものは中学生以上の国語の基本だぜ。お前は中学時代の俺の魂を引き継いでいるから、言わせてもらうけどな。自分はこう思ったって感想だけ書いて、根拠を書くことを考えつかなかったから、国語の成績が伸びなかったんだ。読解はできても、記述する際に根拠の部分が絶対に必要だと気付いていなかったから、関係ないことをぐだぐだ書いて、ポイントを外していたんだな」

ケイP『そ、そうでありましたか。誰も国語で根拠が必要だって教えてくれなかったであります』

NOVA「まあ、中学の国語教師は普遍的な解答記述の方法をあまり教えてくれなかったからな。作品ごとの意味内容と、教師視点でのコメント感想を語るだけで。問題の解き方とか、論理構成、読解の基本は、小学校の先生の方が『段落の分け方』とか『登場人物のセリフの区分け(誰のセリフか話し手の名前を付与する)』とか具体的なテクニックを教えてもらった記憶がある。まあ、自分の解答と、模範解答を比べて類推する能力があれば、気付けたはずだったんだがな。自分勝手な思い込みや思いつきで分かったつもりになり、普通に書いてあることや周りの状況が見えていなかったから、気付くべきところに気付いていなかった。こいつが中学生時代の反省材料だな」

翔花「今でも、思いつきで関係ないことをぐだぐだ書く癖は、抜けないみたいだけどね」


シーダーニードル急所にグサッ。

TRPGと創作こだわり話


数十秒後。


NOVA「ふう。また一人、NOVAが死んだか。一体、何人めになるかなあ」

翔花「自分が死んだ数を気にするなんて、まるでゲームのキャラね」

NOVA「いやあ、だってさ。本質的に思考よりも、先に直感で動いちゃう脳なんだから仕方ないだろう? 冷静な思考が先なら、冗談でも自分が死んだなんて発言は出て来ないと思うぜ。思いつきでバカやっちゃうのが直感って奴で、それにブレーキを踏んで真面目に考えるのが思考。中学時代の俺は、インスピレーションと好奇心、そして記憶力でどんどん吸収して勝負できたが、さすがに高校時代になると、それだけじゃなあ。パッと考えれば答えが出る基本問題ならともかく、考える材料を問題の文章から集めたり、ポイントが何かを考えてからじゃないと、問題を解く際に見落としが多くなって当たらない。『ちょっと待てよ。こいつはトラップじゃないか?』とシーフのように慎重に観察する力は、後付けで高校時代に磨かれた。その時期に本格的にTRPGを始めたおかげで、ルールを解釈するとか、世界を構築するとか、自分の中の世界が広がるようにもなって行った」

翔花「なるほど。KPちゃんとNOVAちゃんの差はそこにある、と。KPちゃんは知っていることしか分からないけど、NOVAちゃんは知らないことでも推測したり、妄想と組み合わせながら、筋道を立てて新しいアイデアを生み出せる。じゃあ、KPちゃんにTRPGを教えたら、NOVAちゃんみたいに成長できるかしら」

NOVA「だったら、『クトゥルフ』がお勧めだぜ。あれは、ゲームマスター役のことをキーパー(管理者)というし、ケイPにお似合いだ。ドゴラっぽいショゴスって不定形生物も登場するし。まあ、ドゴラをキーパーにしたクトゥルフリプレイなんてネタは、結構マニアックな人の注目を浴びそうだが」

翔花「試してみたいわね。ルールブックは、NOVAちゃん、持ってるの?」

NOVA「当然、持ってるぞ。システムは2種類。日本版元祖のホビージャパン版は買ってないが、2004年にエンターブレインから出たベーシックRPG第6版と、D&DヴァリエーションのD20版なら買った。ルールはざっと流し読みだが、大雑把に把握している。キーパーやるなら大雑把じゃ困るんだが、持ってないと調べることもできないからな」
クトゥルフ神話 TRPG (ログインテーブルトークRPGシリーズ)「コール オブ クトゥルフ d20」 テーブルトーク ロールプレイングゲーム

翔花「どんなゲーム?」

NOVA「ホラーで、屋敷とか探索して、魔道書とか見つけて、時々、気が狂っちゃうゲーム」

翔花「なるほど。つまり、クトゥルフをプレイしすぎるとNOVAちゃんみたいな妄想マニアになっちゃうのね」

NOVA「ちょっと待て。俺の妄想癖はクトゥルフのせいじゃない。まあ、TRPGのルールブックを魔道書みたいなものと見なすなら、世界の真理を知りすぎて狂気に陥っても不思議ではないが」

翔花「花粉症ガールは、クトゥルフに出てくる?」

NOVA「多分いないんじゃないかな。探せば、D&Dのドライアドみたいに似たようなのが見つかるかもしれないが」

翔花「見つけたら教えてね。話を戻して、中学時代のNOVAちゃんは素のKPちゃん並みに幼稚なおバカだったけど、高校時代になってTRPGに出会ってから、狂気に陥るぐらい勉強して魔法使いになった。ここまでで合ってる?」

NOVA「う、そう単純化されると頷きたくないものがあるが、あながち間違った解釈でもないんだよな。狂気という部分だけは否定しておきたいが」

翔花「大丈夫。内海さまもマッドローグになるんだし、私は今さらNOVAちゃんが狂気の一つや二つぐらい抱え込んでも嫌いにならないわよ。さすがに三つ以上と言われるとドン引きするかもしれないけど」

NOVA「いや、狂気って数えられる物かよ、ってツッコミ入れたいが、クトゥルフRPGのルールだと数えられるんだよな。今度、クトゥルフの狂気表見て、自己診断してみるか」

翔花「とにかく、妄想狂気に駆られたNOVAちゃんは、世界を構築するぞ、と勢い込んで、小説その他の文章書きを志した。合ってる?」

NOVA「狂気狂気ってうるさいなあ。ああ、直感の導きと、クールな論理回路に従って、文章を書くようになったさ。今は、文章を書く際も、テーマを先に決めて、一応のプロットだけは構築してから、後は前もって考えた思考の土台と、その場で突発的に思いつくひらめき任せで、好きなように書くのが常態だ」

翔花「だから、アストロモンスなんて出てきちゃうのね。あれって、狂気の産物だもんね。たさ様には前もってプロットめいた話を知らせているのに、完成品が予想外のものが出てきて、爆笑させたのなら、エンタメとしては成功だと思うけど」

NOVA「アストロモンスを考えたのは、俺じゃなくて、お前の1号だろうが。まあ、俺が自分のとっさの思いつきにプックスクスと笑いながら登場させたんだが、俺の中ではあれを思いついたのは翔花1号ということになっている。まあ、こういう自分の思いつきを、自分の中の別人格に仮託するのも狂気なのかもしれん。心配なのは、このネタ成分の濃い話に付いて来れる読者がどれだけいるかってことだ。プロなら、編集さんの客観的な意見を聞いて、ネタを削ることも考えないといけないレベルだが、この辺は自分一人で好き勝手書いていると、削るに削れないからな。共同作業で他人の意見や需要に合わせられるかが、プロとアマの差だと考える」

翔花「NOVAちゃんにとって、プロとアマの差ってのは、長年の研究テーマの一つだもんね」

NOVA「ああ、やっと、まともな話になった。そう、プロってのは自分の作品に金を払ってもらう立場だからな。下手なものは世に出せねえって心意気がいるし、書いたものへの責任だって当然問われる。そして、一人で自費出版するのでもない限り、編集さんのスケジュールに自分を合わせて、求められている内容を理解し、そういう枠内で自分のテーマを追求し続けることのできる人間。そこからスタートして、後は作品の売れ行き次第で、編集さんへの発言力が上がったり下がったりしながら、自分の書いた原稿を本という形にしてくれている編集さんの努力に普通に頭を下げられる人間だからこそ、プロとしてやっていける。失言して、場にいられなくなったから言い訳して逃げるような、無責任な考えで受け入れられるような業界じゃない。作品の良し悪しよりも、まずは一人の人間としての真っ当な振る舞いが問われるのは、職業である以上は絶対必要な条件だ。そこに、運やタイミングを計る目なども伴うわけで、その意味で俺はプロのクリエイターとして長年続けてきた人間を尊敬する。業界人で居続けることは、業界人になることよりも、はるかに難しいからな」

翔花「その話、誰に向けたメッセージ?」

NOVA「そりゃ、プロを目指しているクリエイターの卵。あるいは、プロに憧れたけれど、果たせず仕舞いだった人かな。少なくとも、プロ向けのメッセージじゃない。プロとして働いている人間には言わずもがなのことだからな。仮にそれが身に付いていなくても、編集さんからの苦言とか要望という形で伝わっているはずさ。伝わらずに我儘を続けるなら、干されるだけだし」

翔花「厳しいんだ」

NOVA「当たり前だ。例えば、俺が尊敬するロードスの水野さんは、最初にロードスの小説を書く際に、『リプレイのキャラに合わせたコミカルなノリで書いた』そうだ。そして、編集さんから『こんな物は小説とは言えない』といきなりボツを食らったそうだぜ。あ、これは俺が直接聞いた話じゃなくて、下のインタビュー本に書いてあった情報だ」
東大・角川レクチャーシリーズ 00 『ロードス島戦記』とその時代 黎明期角川メディアミックス証言集

翔花「ロードスはまだパーンとディードリットが出会ったところまでしか読んでないけど、リプレイはキャラが違ったの?」

NOVA「かなり違う。パーンは無理無茶無謀の3無戦士だし、小説のようには悩まない。ディードはそもそもD&Dのエルフだから、精霊使いとかハイエルフという設定もないし、パーンと恋愛関係というわけでもない。そもそも、中身は男の山本さんだ。書き下ろし単行本化されたリプレイでは、また別の人らしいけどな」

翔花「つまり、リプレイが原作だけどコミカルなゲーム感覚で、後から小説が書かれて、そこからイメージが少しずつ形作られていった、ということでいいの?」

NOVA「概ねはそうだな。水野さんによれば、1巻の段階では、モンスターとか魔法とかロードスの世界観をどう文章で示すかに四苦八苦して、キャラの性格まで気を使う余裕はあまりなかったそうで、本格的にキャラ小説として心情を掘り下げたのは、2巻からだそうだ」
新装版 ロードス島戦記 2 炎の魔神 (角川スニーカー文庫)

翔花「先は長そうね。NOVAちゃんはいつ出て来るの?」

NOVA「出て来ねえよ」

翔花「出て来ないの? だったら、何のためにSNEってところに入ったのよ。ロードスに憧れて入ったんじゃなかったの?」

NOVA「いや、そうだよ。俺がSNEに入社する際に、自分の作品として提出したのは『ソード・ワールドinロードス』というタイトルのリプレイだ。ソード・ワールドのルールで作ったライデンの冒険者が、事件に巻き込まれて解決した挙句、さあ、これからアレクラストで冒険するぞって海を渡ったところで続くって話。結局、続きをプレイする機会はなかったんだが」

翔花「それでも、アレクラストを作ったところに入れたなら、立派に冒険してるんじゃない」

NOVA「まあ、そうだよな。ただ、仕事の上ではソード・ワールドとは縁がなかったな。俺は当然、水野さんの下で働けたら、と思ったんだが、水野さんは当時、半分SNE外で仕事をすることが多くなっていて、クリスタニア専門の分室を事務所にしていた。水野さんは俺以外の1人を分室に連れて行って、彼はソード・ワールドのリプレイで、うなずきエルフのマイス君として登場している。今はSNEに所属していないが、同期の中で最も温和で無口なキャラだった。変に自己主張しすぎない奴が、俺の欲しいポジションに就いたわけだが、そういう素直な人間を水野さんは必要としていたのかな。さすがに、彼のどこがいいのか、なんて聞けないしな」

翔花「NOVAちゃんは、ロードス好きをアピールしなかったの?」

NOVA「したさ。ただ、当時、ロードスはメディアミックスが進んでいて、水野さんは小説とかアニメとか派生作の仕事が忙しく、ゲームの方は社内ではタッチしていなかったんだ。一応、ゲームのシステムを作った高山浩さんを中心に、コンプRPGなどの雑誌サポートはあって、そのミニリプレイに俺は主役の騎士を担当したんだけどな」

翔花「主役! それは大抜擢じゃない。凄いよ、NOVAちゃん」

NOVA「ああ。で、ミレウスさんですかって聞かれるんだ。そっちがメジャーだからな。単行本にもなったし。俺が担当したのは、単行本にならなかったボーグナインって騎士」

翔花「ボーグナインって、元ネタはこれ?」
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NOVA「特撮マニアの俺がプレイヤーで、その名前じゃそう考えるよな。だけど違う。どうも、それは読者の投稿キャラで、名前と基本設定はすでに出来上がっていたんだ。高山さんが『貴族の家の騎士キャラ』という設定で彼を選び、そのプレイヤーとして『一番、世間知らずのお坊ちゃんキャラをプレイできそうなNOVA』を選んだことになる。いわゆるプレロールドキャラって形。自分で作ったキャラじゃないので、愛着があるかと言われれば微妙と言わざるを得ないけど、もしもこの記事を読んでいる人の中で、万が一、ボーグナインを投稿した人がいたなら、20数年越しで聞きたいよね。やっぱり元ネタは、ジャンボーグナインですか? って」

翔花「他に何があるのよ」

NOVA「ネットで検索すると、まずアーネスト・ボーグナインという俳優の名前が出てきて、おそらく、この人の可能性が一番高いと思う。次に、スパロボでリルカーラ・ボーグナインというキャラがいるが、彼女の初出は新世紀に入ってからで、俺がSNEにいたのは阪神淡路大震災前後だから、元ネタとしては有り得ない。他には先述のジャンボーグとか、サイボーグ009という可能性もあるが、何ぶん俺が付けた名前じゃないから、断定はできない」

翔花「それでも、栄えあるロードスリプレイの主人公、いわゆるプレイヤー1よ。もっと自信を持って、『俺があの伝説の騎士ボーグナインだ!』って叫べばいいじゃない」

NOVA「いや、もう、このキャラ、ロードス・カルト知識に分類されるくらい、知る人ぞ知る無名な存在なんですわ。たぶん、叫んだとしても『誰それ?』と片付けられて終わり。ネットで検索すると、White NOVAの方が確実に有名人だったりする。そもそも、プレイに参加していた俺自身がリプレイのタイトルが『灰色の勇者』だってことを、今さっき調べて思い出したぐらいだし。そうか、俺も実は『灰色』だったのねって」

翔花「どうして灰色なの?」

NOVA「ああ、それは、また今度、灰色の魔女のカーラの話をするときに絡めて話した方がいいだろうな。とにかく、知られざるロードスの逸話の中に、ほんの少しだけNOVAの足跡も残っていたというか、そういう話で、この記事を締めておこう。いろいろ思いつくままに雑談して、どこで終わらせるか全然考えてなかったし、いい加減疲れた」

翔花「うーん、灰色の勇者ボーグナインか。つづりはVorgNainって感じだと、NOVAちゃんの名前も拾えるよね」

NOVA「俺のイメージするつづりだと、Borgneinなんだがな。とりあえず、翔花案に合わせると、残りはrginで並び替えると、ringで指輪になるな。新たな星の指輪を持つ灰色の勇者ボーグナインか。これと俺の記憶だけで小説が書けそうだ」

翔花「ロードスの小説本編では、ボーグナインは登場していないんでしょう? だったら、ボーグナインのプレイヤーが書くボーグナイン小説を書いてもいいんじゃない?」

NOVA「今さらなあ。俺には『翔花伝』がある。ボーグナインは思い出話程度にしておこう」

翔花「うう、じゃあ、私が今から読むロードスの続きは、パーンの名前をボーグナインに置き換えて読むね。ロードスの騎士ボーグナインはハイエルフの娘ディードリットといつまでも仲良く暮らしましたマル」

NOVA「こら、勝手に正史を読み換えるな。ボーグナインが仲良く暮らした少女は、ハイエルフじゃない。ダークエルフなんだ」

翔花「ダークエルフ? 名前は?」

NOVA「忘れた。師匠のガドルは覚えているんだけどな。プレイヤーの人にも少なからず世話になったし、現在もSWの中核として頑張ってらっしゃる。ところが、他のパーティーメンバーはさっぱりだ。もしも、当時のコンプRPGを今も持っている奇特な人が読者にいるなら、俺が教えて欲しいぐらいだよ。一応、言ってみる」

翔花「そうかあ。NOVAちゃんの過去は、灰色の勇者かあ。他にもまだまだ秘密が隠されているかもしれないから、頑張ってロードス読むわよ」

NOVA「ああ、一応、ロードス30周年記念サイトというのがあって、いろいろプロジェクトが進行中とのことだわ。情報遅くて済まんが、さすがにロードスばかり定点観測していたわけじゃないし、自分のラノベやアニメ界隈のアンテナは特撮ほど感度が良くないからな」

https://sneakerbunko.jp/lodoss30th/

NOVA「それでも、復活してくれて嬉しいし、夏にはNOVAが初めて購入したOVA版ロードスのブルーレイボックスが、秋にはSNE同期の川人忠明くん*1が執筆したロードスRPGが、冬には水野さんの新作小説が発売されるとのことで、そりゃもう今からでも応援するしかないってもんでしょ。うむ、2018年は素晴らしい年だ」

翔花「何だか、私の誕生日よりも、NOVAちゃんの誕生日みたいな喜びようだけど、NOVAちゃんの喜びは翔花の喜びにもつながるから、私も頑張ってロードスファンになれるよう、まずは1巻を読了します。そうすれば、またNOVAちゃんがいろいろお話ししてくれるって信じて」

(完)

*1:94年にSNEに入社したNOVAの同期の一人。他に、現在残っているのは、モンコレで一世風靡した加藤ヒロノリくんと、彼の女房役の杉浦武夫くんがいて、それより半年ほど早く入社した青年団長こと北沢慶さんの下、次代を担う若手として頑張ってきたのだが、阪神淡路大震災以降のTRPG冬の時代の中で一人消え、二人消えしていくうちに今に至る。去り際の自分たちのセリフが、今のルパンレンジャーみたいに「誰かが倒れても、後に残された者が想いを受け継ぎ、自分たちの願いを叶えるべし」、そして去り行く者への社長のセリフが「力さえあれば、また何らかの形で世に出ることもある」と記憶。とりあえず、ロードスを継承するという想いを川人くんが引き継いだのは僥倖。こちらは原点どおりファンの立場として応援あるのみの姿勢で、及ばずながら自身のブログでヨイショしてみます。もちろん、各種商品群の購入は確定だ!