翔花の得意技
晶華「今日はKPちゃん絡みの設定をまとめる予定だけど、その前に、前回まとめ損ねた私の初期技と、ブルー・スタンド時に習得した技をリストアップしておくわ」
ケイP『こうしておかねえと、どんな技が使えるか作者が勘違いする可能性があるからな』
晶華「一応、創作ノートにチラチラ残しているんだけど、いちいちノートを確認するのが手間どることもあるみたいだし、ブログ内でチェックできると楽だしね」
ケイP『マニアックな読者なら、キャラの技の研究をしたがるケースもあるみたいだしな。そういう読者の需要にも答えられたら、一石二鳥ってもんだ』
晶華「というわけで、これが私の初期技よ」
★粉杉翔花&晶華の初期技
1.花粉症バスター
「くらえ、花粉症バスター」と言いながら、突き出した手から放つ花粉粒子攻撃。手のポーズは、かめはめ波のように両手を合わせるのが基本だけど、片手で放つこともできるし、人差し指を銃口に見立てたり、手のひらをそっとかざすように優しく放つこともできる。
それによって威力や速射性、命中率、優しさなどをそれぞれ増すことも可能。だけど、掛け声は同じなので、とにかく手から花粉粒子を放てば花粉症バスターになり、応用力も多彩。
当初は、花粉症に弱いNOVAをイジメたり、ツッコミ入れたりする日常会話の定番技で、それを受けたNOVAは悶え苦しむことになるが、やがてメガネとマスクでガードすれば耐えられることを学習する。
その後、バトル編で使ってみたところ、ホッケーマスクを付けた殺人鬼ケイソンには通用せず、基本技らしく、とりあえず放ってみたものの効かないことが多い。まるで、ウルトラマンオーブの初期技「スペリオン光線」の如し、である。最近のヒーロー物って、技の寿命が短いよね。
だけど、花粉粒子を煙幕のようにして撹乱技に使ったり、牽制技として他の大技への繋ぎに使ったり、バトル経験を積むことで多彩に活用されるようになる。必殺技ではないけど、日常会話でも周囲の被害を気にせず気軽に放てるうえ、花粉粒子を炭素成分として餌にできるドゴラのケイPにエネルギーを与えるなど、花粉症ガール・粉杉ショーカを象徴する技と言える。
2.スペシャル・トリプルツッコミ・ローリングサンダー(STRT)
日常編において、翔花がNOVAのボケに対し、三連発のツッコミを入れる口撃カウンター技。
ただのボケツッコミなので、いちいち技名は叫ばないが、受けた相手が「うお、出たな。スペシャルツッコミローリングサンダー」とリアクションすることで成立する。逆に言えば、相手のノリが悪い場合、技として成立しないので、漫才のようなコンビ芸、カップリング技、合体技と見なすことも可能。
実戦では、そこまでノリのいい相手も珍しいし、翔花自身、いちいち技名をアピールしないので最近はご無沙汰である。
元ネタのボクシング漫画『リングにかけろ』のスペシャルローリングサンダーは、三連パンチのローリングサンダーを強化した五連パンチだが、ショーカのSTRTは三連であるところが注意。
実際、一度に五つもツッコミを入れないといけないほどボケられる人間の方が珍しいので、ほぼ五連ツッコミは幻の技と言える。
なお、黒さが増した晶華は毒舌ツッコミが割と日常茶飯事なので、もはやSTRTは技として認知されてもいない。普通のパンチやキックなどに名前をいちいち付けないようなものである。よって、今のところ発展性に乏しいが、この技を発展継承するためのアイデアを作者は現在検討中。
3.ラリホーマ
ドラクエ元ネタの睡眠誘発呪文。
花粉症だと目がトロンとして眠くなるし、翔花の誕生日が3月27日で牡羊座だし、まあ日常ギャグとして使ってもいいよね、ということで、夜中に記事書きするのに疲れたNOVAを何度か眠らせるのに使った。
バトル編では使っても面白くないので、しばらく出番はなかったけれど、お盆休み中の温泉編で、翔花2号が久しぶりに活用。相手を傷つけずに無力化するのには非常に有効だと示した。うん、バトルよりも、侵入工作のために使えるんだな、と実感した次第。
ゲームでは、戦闘でも相手の行動を封じて便利な呪文だけど、ガチンコ対決では戦いがあまり盛り上がらないので、バトル展開での使用はなかなか難しいと思う。まあ、即死呪文よりはまだ活用しやすいんだけど。
現在は、翔花1号よりも2号(晶華)の技として、作者は認知。1号も使えるけど、今はあまり積極的に使わない方向で。
4.花粉分解
体を花粉粒子に分解して、物理的なダメージを無効化する防御回避技。花粉症ガールの共有技ではなくて、あくまで粉杉ショーカの技である。つまり、出自を異にする(花粉ではなく樹木そのものの精霊である)ヒノキちゃんは使えない。
これによって、物理攻撃しかできないケイソンの凶器攻撃は完封され、勝利の方程式が確立された。
なお、この技は常時発動しているわけではなく、意識して発動しないといけないため、物理的なトラップや事故(積んでた本が崩れてくるとか)、不意打ちによるダメージなどは受けることもあるし、痛みを感じないわけでもない。傷そのものは粒子結合で修復しやすいけど、衝撃で意識を失うことは割としょっちゅう。その時は「キュー」と鳴き声を上げて気絶する。
つまり、物理的な攻撃をかわすのは簡単なんだけど、一度ダメージを受けるとあっさり気絶して戦闘不能になるのが、粉杉ショーカの弱点である。
あと、分解したまま脱出したり、隠れ潜んだり応用性は高いが、持続時間はさほど長くない(1分ぐらい)ので、一時しのぎにしかならない。だけど、瞬時に使えて、しかも連続使用可能なので、防御回避には非常に便利。
ただし、この技に頼りすぎると、見切られた時に呆気なく倒されることをシロが指摘。分解から復元する瞬間が無防備になるので、そのタイミングで攻撃できるような武芸の持ち主には、返り討ちにされる。したがって、他の防御技や回避の体術と組み合わせて、見切られないようにすることで、いざという時の切り札として活用することが望ましい。
晶華「とりあえず、基本技はこんなところかしら」
ケイP『おらの用意した資料に、マスターがコメントを記載した分を整理してみたんだが、問題があるかな』
晶華「花粉症バスター、ラリホーマ、花粉分解の三つが、基本技御三家にしておきましょう。STRTをどう活用するかは、これからの課題ってことで」
ケイP『技というか、芸って感じだもんな。武器商人トルネコがつまらないギャグを言って、相手を笑わせるのに近いというか、もっと音波攻撃や精神攻撃的なものに発展させられればいい感じだな』
晶華「NOVAちゃんの言霊魔術の中に、言葉の刃で相手を突き刺せば相手が物理的なダメージを負うようになる、とか、そういうものはないかしら」
ケイP『ギャグマンガだと、セリフの吹き出し🗯の周りのギザギザを相手に突き刺すネタもあったりしたけどな』
晶華「文章じゃ難しいかも。ええと、カギカッコ「をブーメランみたいに投げるとか、二重カギカッコ『をハンマー代わりにして相手を殴りつけるとか?」
ケイP『それだったら、普通に絵文字を使った方が早いぞ。🔨とか⚔とか🍴とか🏹とか、最近は結構充実しているし』
晶華「言葉を武器に、ということなら歌詞が定番だけど、吟遊詩人的な技を目指すのも一興かな。ツインラブギターみたいな感じで🎸」
ケイP『楽器なら、前にフルートを選んでいなかったか?』
晶華「フルートじゃ私が歌えないの。あの時はNOVAちゃんとアナちゃんが歌っていたけど、緊急時の試案みたいなものだから、改良の余地はあると思うのよね」
ケイP『その話はまた別の機会にして、それよりもOPが長くなったので、そろそろ次に行かねえか。Are you ready?』
晶華「行くのです❤️」
ブルー・スタンドの技
晶華「花粉分解以外の基本技じゃ、ケイソンさんには太刀打ちできないと分かったから、私は必死になって新技の獲得に取り組んだのよね」
ケイP『そこで植物の精霊ドライアドとしての潜在能力と、花粉粒子から物品生成する能力に目覚めたんだな』
晶華「ええ。だけど、ブルー・スタンドの時に会得した技って、その後の基本になったものも多くて、ブルー・スタンド専用技ってわけでもないのよね。とりあえず、ケイソン戦で使った技をまとめてみましょう」
★対ケイソン技
1.シーダーウィップ(スギのムチ)
NOVAの植物イメージ「ツタで相手を絡みとる」に基づき、翔花が髪の毛を一本使うことでムチに生成。
その際、「髪の毛一本アイタタタ」と呪文のように唱えることが初期の定番だったけど、やがて髪の毛を使わなくても、花粉粒子から直接生成可能になるので、手順が省略される。
威力はないが、中距離で相手を牽制したり、縛り付けたりできるので、手軽に便利。しかし、この技で最もダメージを受けたのは、女帝モードになった翔花2号の鞭打ち虐待によってトラウマとなったケイPマーク2である。
よって、シーダーウィップは物理ダメージよりも、精神に与える追加効果が大きいと考えられる。おかしなM属性の性癖を植えつけたり、いまだに悪夢にうなされるトラウマを植え付けたり、一部の者には絶大な後遺症を与えて今に至る。
2.木と一体化
植物の精霊ドライアドに準じる特殊能力。
花粉分解と違って、長時間の潜伏が可能。森の中というのは、花粉症ガールにとってホームグラウンドに等しいので、周囲の木を利用すれば他にもいろいろできそう。森の木と会話して情報収集したりもできるが、木を操って、戦いに参加させたりすることは目下不可能。
それができるのなら、森の木の軍勢を率いて、映画『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』のクライマックスみたいなこともできるんだけど、今は無理。
とりあえず、木に隠れ潜んで、ケイソンの目を逃れたりした。
3.飛行能力
翔花の名前のとおり、翔べるはずなのだけど、NOVAのイメージが強かったため、背中のジェット噴射で飛ぶというメカ的なスタイルになった。ひらひらドレスでロケット噴射なので、翔花は服や体への引火を気にして、半ばパニックを起こした。
しかし、ひらひらドレスのロケット噴射は、ケイソンの心にも動揺を生じさせて、逆転の契機になった。
飛行時の言霊は「風よ、光よ、風雲ロケット、3、2、1、ゼロ、サンダーバーズ、アー、GO!」
快傑および風雲ライオン丸と、バリブルーン(ゴレンジャーの飛行メカ)と、サンダーバードの四大精霊の加護を受けた飛行能力だが、翔花には不評なようで、以後は使われていない。
4.シーダーニードル(スギの針)
接近戦しかできないケイソンに対しては、飛び道具が有効というNOVAのアドバイスにより、翔花が髪の毛から生成。投げたり、首筋に突き刺したり、必殺シリーズのノリで活用。
NOVAも昔、昆虫採集用のニードルを投げてふすまに突き刺す趣味を持っていたので(思春期の黒歴史)、ドゴラ戦で有効活用したりも。
針に毒を塗ったりすれば、効果的で実に暗殺者向き。
三連射する「トリプルアロー」など応用しやすい小技で、バトル編の定番とも言える。
5.フィンガーボム
シーダーニードルを五連射したら、背中のロケット噴射の炎イメージが思いがけず付与されてしまい、火炎属性の爆発効果が加わる。
モモレンジャーとフレイザード(ダイの大冒険の敵役)の言霊精霊の加護を受けて、ケイソンに大ダメージを与える。
6.シーダーランス(スギの槍)
ケイソンへのとどめ技として、針よりも破壊力のある武器として生成された。別名・陽樹槍とも呼ばれる光の槍。
NOVAはこの武器で空中から敵を貫通するイメージを抱いたが、翔花のイメージには合わなかったようで、結局、とどめ技には採用されず。
破壊力はあるものの、翔花の優しい心には合わないようで、まだその性能を十分に発揮できる機会に恵まれていない。吸血鬼退治には有効と思われるが、自分を貫くわけにも行かず。まあ、どちらかと言えば、2号よりも1号が使うイメージでしょうな。そして1号なら、強化されたチグリスランスを使うことになるだろうから、結局、使われることのない不遇な武器になりそう。
7.消火水流
風の力で、クリスタルレイクの水を運んで、燃えるケイソンの火を消した。ブルー・スタンドの風と思念の力を応用した小技。技名は特に決められていないが、翔花の気持ちが高まった時には、こういうことも可能になるという一例。
自分自身で水を生成したわけでなく、たまたまその場に湖があったためにできたことだが、周囲の環境をとっさに活用できるのは、相応のセンスを必要とするので、翔花の臨機応変の才を示しているとも考えられる。
今後、応用次第によって、水を使った技のきっかけになる可能性もある。ソード・ワールド2.5のエルフは、水に順応性のある種族だし、屋久島編では使う機会があるかも。
晶華「思ったよりも、いろいろできるのね、私って。ケイソンさんとの戦いでは、とっさに放った技ばかりだから、あまり実感していなかったけど」
ケイP『ヒーローでも定番技と、一度しか使われないレア技なんかがあるからな。こういう形でまとめると、自分の過去の戦いを分析することもできるし、今後の戦いの役にも立つんじゃねえかな』
晶華「うん。この後は、私とお姉ちゃんに分かれて、使える技にも違いが出てくることになるけど、分裂前の翔花共通技として、今後の発展を考える土台になるかもね。来たるべきタイムジャッカーとの戦いに際して、私も自分を見つめ直したいと思うし。心と技と体を鍛えて行くつもりよ」
ケイP『じゃあ、次はようやく、おらの登場だな。おらの原型、ドゴラ幼生体の初登場は4月19日、ケイソンとの戦いの直後になる』
晶華「NOVAちゃんが、ケイソンさんの正体である83年の少年NOVAこと秀ちゃんとお喋りに夢中になっていたから、暇になった私が森を散歩していたら、ドゴラちゃんと出会ったのよね。プルプル言って可愛かったなあ」
ケイP『そうか? だったら今でも言おうか、プルプル』
晶華「……今は育っちゃったので、あまり可愛くないかも」
ケイP『そ、そんな(涙目)』
晶華「だけど、今は頼れる相棒、パートナー的なアシモンとして立派になったからね。親しみやすいし、時には威風堂々と戦ってくれたりもする。可愛いは正義だけど、可愛さだけじゃ生き残れないから、しっかり成長してくれて助かってるわ。本当に」
ケイP『お、おう。晶華ママに褒められると、おらとしては照れるぜ』
晶華「照れるって感情も、人間性の証拠みたいで本当に成長してるんだなって思うわ」
ケイP誕生話
ケイP『おらとの邂逅エピソードは、4月19日から25日の間だな。K・ピエール・プルナレフという名付けが行われたのは、4月23日になるが、その間の経緯をまとめるとこんな感じになる』
★ケイP誕生までの経緯
●4月19日:翔花とドゴラ幼生体の遭遇。ペットとして気に入った翔花は、ドゴラ帽子をかぶって、NOVAのところに連れ帰るが、ドゴラの正体に気づいたNOVAは危険と見なす。ドゴラに対して不寛容なNOVAの態度に、翔花が怒って仲違いする。
●4月20日:翔花と別れたNOVA、寂しさを感じてドゴラとのコミュニケーションを考えることにする。NOVAと別れた翔花、最初は気丈に振る舞うも哀しみがこみ上げて泣きじゃくる。ケイソン編から生じた実時間と記事時間のズレを気にしながら、時空転移の術なども活用して、NOVAは泣きじゃくる翔花と合流、父娘の絆を再構築に至る。言霊魔術の力でNOVAはドゴラが人の言葉で会話できるようにするも、翻訳魔法が安定せずに多彩な口調が入り乱れ、不定形のドゴラの属性と相まって、キャラや口調が混乱することに。NOVA、怪獣娘を例に、ドゴラに人間性の獲得を訴え、幼いドゴラを教育しようとする。
●4月21日:設定語り的な雑談記事「翔花、イラストになる」。ストーリー本編外の雑談・今後の予定記事にて、「ドゴランアーマーを身にまとうドゴラン・キーパーフォーム」を先行提示。その後の企画案として、ヒノキちゃんやメガネンジャーなんかも提示して、ブレインストーミング話のネタとしてみる。結局、形になるまでには1、2ヶ月を要することになるけれど。
●4月22日:ストーリー本編の続き。ムダ話を展開した挙句、クリスタル湖畔の山小屋で、ドゴラ映画の鑑賞会。映画を通じて、ドゴラちゃんに自分自身と人間を知ってもらおうとする教育の一環。その後の話で、ドゴラちゃんに正義の心や人間社会のルールを教えようとしたら、学習能力の高いドゴラちゃんの心は短時間で知識面の急成長を果たすものの、コンピューターのように人情を解しない合理性のみで考えるようになり、暴走の兆しを見せることに。
●4月23日:急成長したドゴラちゃん、「ラブ&ピース」の精神を曲解した結果、愛する者を吸収融合して、さらに敵すら吸収した先にある完全平和の理想を目指そうとし、手始めに翔花を取り込もうとする。ドゴラの身勝手な理屈を知ったNOVAは、結局、怪獣への教育が困難なことを知って、翔花を守るために、ドゴラとの対決を決断。得意の時空魔術による神出鬼没戦法と、言霊魔術によるハッタリ的言辞で戦闘経験の少ない相手を翻弄し、昔とった杵柄的な小技を駆使して、翔花の救出に成功。
ドゴラに対し、弱点のハチ毒で抹殺しようとするNOVAだが、翔花はNOVAの非情な覚悟を認めつつも、そこまで割り切れずドゴラを助けたいという気持ちは否めない。そこでNOVAはケイソン=過去の自分から託された「怪獣を封じ込めるKカプセル」を使って、抹殺ではなく封印作戦に挑む。封印とその後の名付けによって、「騎士ガンダム」「スライムナイト」「J・P・ポルナレフ」「ロボット刑事K」「宇宙刑事ギャバン」「パトレン1号(朝加圭一郎)」といった『正義を重んじる騎士道精神と、社会のルールを重んじる警察魂と、多様性のイメージ』を植え付けられたドゴラちゃんは、NOVAと翔花に従属する魂の眷属として再誕し、K・ピエール・プルナレフの正式名称、略してケイP(翔花曰くKPちゃん)と呼ばれることになる。
●4月25日: バトル後の日常雑談記事「翔花、おしゃれに目覚める」。カプセルに封じられたケイPはドゴラ帽子として、翔花のアクセサリーになっていたものの、そのデザインがダサいということで、ネコ耳アクセサリーに転身を余儀なくされる。当初、ネコ耳は翔花ではなくてNOVAの趣味だったが、時代はネコ耳ハロやネコ娘を推奨する流れだったので、程なく定着。
その後、ケイPはピンクハロのドゴランボールが常態になって、日常キャラとして親しみやすくなった。
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ケイP『とまあ、以上の経緯があって、おらの原型ができていったわけだな。その後、武闘派のおらマーク1と、知性派の弟マーク2に分かれるなど、続きの話もあるのだが、その辺は翔花ママの分裂と一緒に語る方がいいよなあ』
晶華「うん、私がお姉ちゃんと分裂するようになったのは、バトル創作ストーリーの登場人物としての翔花(1号)と、NOVAちゃんと日常雑談する翔花(2号)を分けようとしたからなのよね。バトル話を書いてみたのはいいものの、思ったより手間暇かかるので、その間は日常雑談ができないとの弊害があって、バトル回と日常回は切り分けようという話になったんだけど……」
ケイP『結果的にはキャラが増えただけで、日常回とバトル回の境界線も曖昧になっちまったし』
晶華「ええ。クロスオーバーだったり、日常キャラのはずの私が過酷な試練に巻き込まれたり、新世界誕生で結果的に世界そのものが切り分けられたり、いろいろ行き当たりばったりになって来ているわ」
ケイP『それでも状況の変化に柔軟に対応して行こうとするのが、新時代を生き抜く秘訣だとマスターは言っていたけどな。マスターの気まぐれに付き合うのも大変だったりするが、一応、マスターも企画案は先行提示しながら、その青写真に基づいて物語作りは試みているみたいだし』
晶華「うん。予定は未定と言いながら、ある程度、長い目で見たら、先行紹介したアイデアは何らかの形で実現しようとしているみたいだし、アイデアを貪欲に取り込もうと頑張っているのは確かよね」
ケイP『問題は、何かと寄り道する癖があって、真っ直ぐストレートに話を進めるのが苦手だってことだな。一つのことを終わらせてから次に取り掛かるのではなく、複数作業を切り替えながら書き散らしてしまいがちで、いろいろとごちゃ混ぜカオスを生み出してしまう傾向がある』
晶華「だから、時々、過去記事を整理総括しながら、振り返ることがしょっちゅうなのよね。今は私たちが手伝っているけど、NOVAちゃん一人に任せていたら、過去に飛んだり、未来に飛んだり、どこに行くか分からないから」
ケイP『晶華ママも人のことは言えないと思うが、今は落ち着いているから、まっいいか。じゃあ、今回はこれぐらいにして。次から5月の思い出、1号と2号に分裂する時期の話に入る予定だな』
(今話完)