Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

新・魔法少女談議(その1)

父娘の話題移行OP

 

NOVA「今回の記事は、GTライフの話の続きだ」

晶華「9月4日の魔法少女談議、そして10月6日の魔法少女談議2の話の続きってことね。どうして場所を変えたの?」

NOVA「一番、大きな理由は、向こうじゃ動画挿入しにくいということだな。魔法少女談議を続けると、OP動画とかを示したくなるじゃないか。元々、向こうはD&Dを初めとするゲーム懐古記事を続けていたんだけど、多元宇宙を話題に出したことから話が広がったわけで、そこに魔法少女の話を交えたら、言葉による理屈だけじゃ面白さが伝わらなくなった」

晶華「どうしてよ。NOVAちゃんは言霊魔術師でもあるのでしょ?  だったら、言葉で伝える努力を惜しむべきじゃないと思うんだけど」

NOVA「ああ、ゲームやSFなら、ルールとか設定考察だけで十分話ができるんだよ。だけど、魔法少女ってジャンルになると、設定以上に何よりも魔法少女の可愛さ、萌え要素や、神秘性を言葉だけで伝えるにも限度がある。例えば、キューティーハニーと、魔女っ子メグちゃんと、花の子ルンルンのつながりなんて、設定を語っても伝わらないが、荒木伸吾さんのキャラデザインを示したらイチコロだ」


キューティーハニー オープニング(高画質)


魔女っ子メグちゃん OP [HD]


花の子ルンルンOP (TV-STEREO)

NOVA「つまり、ハニーは悪の組織のパンサークローと戦うスーパーヒロインで、メグは魔法の国の女王の座をめぐるライバル・ノンとの競争劇。そして、ルンルンも花の国の王位獲得のために必要な『七色の花』を探索する旅物語で、ライバルのトゲニシアが女王の座を得ようと邪魔してくる」

晶華「共通点は敵との対決じゃない。設定を語るだけで、十分伝わるわよ」

NOVA「まあ、そうだけどな。パンサークローの場合は完全に敵だが、ノンの場合は競争相手で時には共闘する。トゲニシアは、キャンディのイライザや、タイムボカンシリーズのマージョ様に該当するイジワル女の系譜だな」

晶華「花粉症ガールとしては、花の子ルンルンに興味があるわね」

NOVA「そうか?  俺としては、ラ・セーヌの星と、テンプルちゃん、それから魔女っ子チックルの話をしたかったんだが。ルンルンはその後を想定していたわけで」

晶華「だけど、前はキャンディの話をしていたじゃない。それならキャンディの次は、ルンルンでしょ」

NOVA「ああ、その後はルンルン→ララベル→サンディベル→宇宙刑事ギャバンって話もしていたな。じゃあ、今回は東映魔法少女の流れに乗るとするか」

 

 キャンディからルンルン、そして魔女へ

 

NOVA「とりあえず、キャンディ・キャンディの後番組がルンルンになるわけだが、この前番組の変遷を遡ると、いろいろカオスな状況が分かって一興だ。キャンディ←マシンハヤブサ勇者ライディーン←ジムボタン←新みなしごハッチ←エースをねらえ←ジャングル黒べえ変身忍者嵐という流れで、前番組と後番組が何でこんなに一貫性がないんだ、と思いたくなる。なお、関西では番組編成の違いで、ライディーンの前番組がウルトラマンレオらしいから、まだつながるように思える。俺はこの辺の番組は再放送でチェックしたものが多く、リアルタイムの記憶だとマシンハヤブサからだな。マシンハヤブサの次がキャンディというだけでも凄い変わり方なんだが」


【マシン ハヤブサOP FULL】

晶華「それにしても、魔法少女の話をしていて、マシンハヤブサに話題が飛ぶとは思わないわよ、普通」

NOVA「たぶん、この時代にリアルタイムで生きていた子供は、番組改編期のたびに困惑していたろうと思うぞ。ハヤブサを見ていて、最終回の後で、さあ何が始まるかと思えば、こうだからな」


キャンディ・キャンディ OP ステレオ


「あしたがすき」 キャンディ・キャンディ

晶華「NOVAちゃんがキャンディを見ていたのって、それまでマシンハヤブサを見ていたからじゃない?  だったら、番組改編でその時間に番組を見る習慣ができていたから、見続けていたという理由がはっきりするわ」

NOVA「う〜ん、そうかもしれないが、俺はそれほど熱心にハヤブサを見ていた記憶もないんだよなあ。まあ、それはともかく、72年の変身忍者嵐から続く迷走期の末に、76年に至って、ついにキャンディという超ヒット作品に行き着いた大人たちは、全115話という放送の後、続く番組も『金髪の洋風美少女アニメの路線』を継続して、花の精の少女ルンルンが憧れのイケメン王子さまセルジュを助けるために、各地を旅する物語を製作したわけだな。ここで、ようやく、この放送時間は女の子のための物として安定するわけだ。73年のエースをねらえ以来だな」

晶華「ルンルンはペットを連れた可愛い女の子ね。花の子という設定が共感できるわ」

NOVA「ちなみに、ライバルのトゲニシアも花の精だぞ。しかも得意技が花粉嵐というらしい」

晶華「でも、その技を使うと、一週間、顔が皺だらけになるそうじゃない。それにトゲトゲ花の精って、いかにも悪役丸出しの設定ね」

NOVA「こういう悪の魔女キャラが定着した作品は何かと考えるなら、やはり73年のキューティーハニーかな。その後、75年のタイムボカン鋼鉄ジーグが悪い女ボスが登場する一方で、格上のライバルキャラという方向性だと、エースをねらえのお蝶夫人がやはり73年となり、70年代半ばにかけてバトルヒロインと共にライバルや悪の女王キャラも定番化してくる時期と言えるか」

晶華「実写だと?」

NOVA「72年のレインボーマンには、ミスターKの秘書的な立場で登場した女幹部らがレギュラー悪女の嚆矢と考えられるな。そして、塩沢ときさん演じる魔女イグアナとか、曽我町子さん演じる吸血魔女ゴッドイグアナらが登場するわけだ」

晶華「おお、曽我町子さんの魔女キャラ系譜を語るだけでも、NOVAちゃん好みの記事が書けそうじゃない」

NOVA「そうなると、もはやルンルンどころじゃなくなるな。特撮悪女キャラなら、次にダイヤモンドアイのヒメコブラ(73年)と、電人ザボーガーのミスボーグ(74年)や恐竜軍団編の王女メザ(75年)に通じるが、もはや魔法少女ではなくて、悪役の魔女の方向に話が流れているぞ。こんな話で本当にいいのか?」

晶華「だって、灰色の魔女が好きだもん。正統派の魔法少女より、ライバル魔女の話の方が私好みだし」

NOVA「やれやれ、気分はルンルンじゃなくなったな。一度、仕切り直した方が良さそうだ」

魔女っ子メグちゃん DVD-BOX1魔女っ子メグちゃん DVD-BOX2