Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

第2次Z再世篇 攻略感想記(決戦へのプレリュード編44〜48話)

 連休でも、それほどプレイは進まなかったなあ。
 さすがに、ずっとゲームしているのも疲れるので、気分転換は必要だし。
 ストーリー的にも、一つ一つの戦いの内容が重いので、一シナリオやってお腹いっぱいになりがち。

第44話「降臨!!終末を呼ぶ邪神!」

 真ドラゴンを倒す話。
 なお、真ドラゴンにはデビルガンダムみたいなイメージがあります。
 まあ、声優さんがドモンだったり、アレンビーだったりするのも理由ですが。


 真ドラゴンのHPは10万越え。今回の攻略範囲では、最も高いです。
 それに対して、こちらもマジンガーを初め、「熱血」を覚える機体が出てきて、ボス戦では1度の攻撃で1万5000ぐらい削ることが可能。
 ザコ戦での「かく乱」とか、ボス戦での「脱力」とかが定番になって来たりも。


 インベーダーと、アンチスパイラルが共闘して、キングキタンやヨーコさんも加入。そして、真ゲッターパイロットが新チームから旧チームに乗り換えになってストナーサンシャインを習得し、アクエリオンが太陽剣を習得など、イベント多数。
 ともあれ、真ドラゴンとともに眠りに就いた新チームの號さんが一時離脱。
 まあ、旧チームの方が、「鉄壁」使えたりするので、前線に出すには安心できまする。どうも、「鉄壁」覚えないスーパーロボットは、集中攻撃を受けるとあっさり落ちますので、ゴッドマーズとか、トライダーとかを前に出すのは、敵の数が減ってから、になりがちです。

第45話「次元力」

 インサラウムとの戦い。舞台は復興中のリモネシア。そこに、最後のZONEが仕掛けられ、クロウも「今度こそ自己犠牲による封印」を志すも、お金持ちのカルロス君が代わりに、次元力を抑え込む新装備抱えて特攻してくれました。
 まあ、前作でさんざん世界をかき乱した彼ですから、今さら感情移入はしないのですが、今作では「さんざん世界をかき乱しておいて、自己犠牲精神を発露して散るときに、いい人でした」という茶番劇が多すぎる、と。


 仮面ライダーディケイドとかもそうですけど、「世界の破壊者」を気取っておいて、倒される間際に、「実は世界のことを案じていたのです」とやられると、ゲームのプレイヤーとしては、戦いに勝った後のスッキリ感がないのですね。
 もっとも、スパロボでは、最初のビアン・ゾルダークさんからして、そうなんですけど。異星人の襲来を予想して、ばらばらの地球を自分が統一するか、自分を倒した若者を異星人の侵略を跳ね除ける力として育てるか、どちらに転んでも目的達成。ま、ビアンさんの場合は、配下にザビ家とか、機械獣とか、メカザウルスとか、いろいろ集結させていて、強大なDCを築いていたけれども(だから世界征服という野望にも説得力あり)、近年のスパロボだと、勢力が多数あり過ぎて、世界の混乱を助長しているだけ、と。
 ええと、今回の話で、どれだけの勢力があるか考えてみると、まずスーパーロボット系で「ドクターヘル」と「ムゲ・ゾルバドス」と「ズール皇帝」のオカルト軍団が一勢力。そして、彼らがかつて戦った「知的生命体の敵バアル」と呼称される「真ゲッターのインベーダー」と「グレンラガンのアンチスパイラル」が提携。その一方でリアル系は、「OOのアロウズと、黒幕のイノベイド」そして「WのOZ(トレーズ閣下)やらホワイトファング(ゼクスさん)やら」、さらに「マクロスFのバジュラを利用しているグレイスさん」と、「ギアスのブリタニア」が絡み合って、おまけに「インサラウム」。
 そう、今回インサラウムは、版権悪役と手を組まずに、完全に独自行動を行なっている別次元の侵略者なんですね。よって、彼らが仮にこの世界に移住しようとしても(それはすなわちプレイヤー軍に勝ったということですが)、群雄割拠するライバル軍勢があまりにも多すぎて、おそらく対処できないだろう、と。
 侵略するにも、もっと手頃な次元があったろうに、と思わずにいられません。


 確かに当初のインサラウムは、「あのガイオウより強い」なんて言われて、強大な勢力という感じだったのですけど、
 話が進むにつれて、「プライドだけ高い哀れな亡国の残党」という印象が強まってきます。何となく、「おごれる平家」のような感じも。
 そして、このシナリオで、マルグリットさんが裏切って、こちらに加入し、敵の裏事情を教えてくれるので、「戦略眼のないマッドサイエンティストの野心に引きずられた王家のボンボンが、意地と覚悟と奇跡頼みだけで破滅への道を突っ走っている」というイメージが出来上がります。
 さらに、故国が滅びた原因が、ガイオウの侵略……が契機に過ぎず、侵略に対処するため封印された禁断の次元科学を使用したところ、力が暴走して……というオチ。
 まあ、これに似たようなケースを挙げるなら、敵の侵略に対処するため禁断の力を発動させると暴走。
超合金魂 GX-36 伝説巨神 イデオン


 ともあれ、インサラウムの勢力が、ドクターヘルとか、インベーダーとかと戦ってくれたりするとか、逆にドクターヘルたちがインサラウムを警戒しているとかだと、勢力としての存在感も高まるけれど、どうもオリジナル敵が勢力として孤立し過ぎているのが、彼らの戦略の弱さの証明かなあ、とも。
 どうも、後がないから、と破れかぶれになって、この世界に侵攻したはいいものの、力押ししかできず、長期的ビジョンに則った作戦が見い出せない「ただの迷惑な集団」になってしまった、と。いや、まあ、マッドサイエンティストがいろいろ嫌らしい次元獣を作り出しては、こちらを苦しめているんですけど、そういう戦術面だけの優位を目指しても、最終目標が「5億の民の移住計画」なのだから、武力誇示の後は「安心して居住できる土地の確保」のために、誰と手を組むか、この世界の政治力学をしっかり見抜かないといけない。
 武力を示しながら、交渉してみる、という「複数のカードを状況に合わせて、上手く提示する」柔軟さがトップにないのが明確。


 もっとも、この世界は、内乱状態で政治的には大いに混乱しているから、話し合いよりも力で制圧した方が有効です、と、前作でスパイをやっていたシュバルさんが報告していたなら、納得できないこともないけど。
 政治背景が、宮廷陰謀劇とか外交術の盛んな絶対王政期ではなく、もっとプリミティブな初期封建制の感覚なら、「戦って土地を奪う」という単純な考えに走ることも分からなくはない。もちろん、そういうやり方は古代ギリシャやローマの文明志向のそれではなく、ゲルマン風蛮族の流儀を取り入れているわけだけど。
 インサラウム人の価値観が、同じ王制でも、より近代的な政治感覚を持っているラ・ギアスのラングラン王国とは異なることは想像がつくけど、まあ、本作では軍事階級とか上層部の人間しか描かれず、インサラウムの一般市民の文明度を考える材料が与えられていないから。
 スパロボでは、他に、ダンバインの敵勢力が比較対象として考えられるけど、オーラマシン乗りだけが地上に飛ばされて、地上の勢力とも彼らなりに交渉したりしているので、ドレイクさんの政治力の高さを今さらながら実感。軍事力は、外交力と組み合わせてこそ生きてくるものであって、軍事と技術だけで世界を統べるというのは、結果的に孤立無援でジリ貧に陥るだけだと思いつつ。


 ……って、ずいぶん、話が寄り道したけど、ゲーム的には、マリリンと部下の一団の命中・回避のバカ高さとか、毎ターン、次元攻撃を仕掛けてダメージを与えてくるルーク・アダモンがうっとうしいだけで、HP的には3万台とか、4万台。「鉄壁」「必中」のスーパーロボットを突撃させれば、力で押せるレベル。
 まあ、回避重視のリアル系だと不利だけど、固まっているところを、うまくマップ兵器で殲滅もできなくはない。


 で、ボスの聖王機もHPは8万弱で、真ドラゴンよりは弱い、という印象。この段階になると、インサラウムは強いというより、特殊なイベント的な攻撃がうざいという感じですね。

第46話「失われし聖王国」

 前の戦いの後、次元転移によって、以前ケドラの力で飛ばされた土地に送られます。そこは、実は崩壊したインサラウムの王都跡で、この機に敵の本陣に乗り込むことになります。
 結果、レントンエウレカの救出に成功し、ニルバーシュがパワーアップ。クロウも敵のユーサー王子に対面し、次元獣エスターを人間に戻すのに協力してもらうなど、友好的な振る舞いを受ける。


 まあ、個人としてインサラウム人は、誇り高い騎士でいい奴だということが分かる。国が滅びて破れかぶれになっているため、愚かな侵攻に出ざるを得なかっただけで、一度始めてしまえば、後は融通が利かず、やり通すしかないという考え。
 思い込んだら命がけ、という意味では、こんな感じですか。
ソフビ魂 VOL.33 ロボコンガンダムウォー【ガンダムX&ガロード】A-17
 他には、ボルテスのハイネルや、ダイモスリヒテルなんかとは相性良さそうだけどね >ユーサー王子
 どうも、本作の版権物の為政者は、一本気の強い真っ直ぐな誇り高い騎士道バカがおらず*1、「相手を陥れたり、外交手腕を駆使する策士」が多い感じなので、政治家としてはユーサー王子とインサラウム御一行が一番、未熟に思えます。
 ユーサー王子は、国の頂点よりも、せいぜい前線指揮官程度の器なんですね。だから、感情に振り回されるし、勝つための戦争よりも、誇りを満たすための自己満足な戦争に終始する面がある。


 で、そんな気高い相手に対して、ネゴシエイターのロジャーが改めて交渉を持ち掛けるのですが、外交能力の欠如した融通の利かないバカ王子は、自らの誇りにかけて後に退けないので、結局、ロジャーのネゴシエーションに値しないと見なされ、「ビッグオーファイナルステージ」の的にされてしまいます。
 それにしても、敵が「戦うしかできない単純バカ」で、自軍が「海千山千の陰謀劇を巧みに泳ぎ渡っている酸いも甘いも噛み分けた部隊(いや、単純バカな子供もいるけど)」というのは、面白い構図。
 もちろん、主人公からして、「金のためならエ〜ンヤコラな元軍隊の特殊部隊所属」という経歴の持ち主で、苦労人な大人なんですね。それでいて、直情的な子供ポジションとして、今回ようやく戻ってきたエスターがいる。
 次元獣にされた彼女に対して、せめてもの罪滅ぼしのように、アクエリアスのスフィアを発動させた王子が、クロウのリブラのスフィアの力と協力して、人間に戻してあげるイベントは、いい感じ。


 それで、未熟といっても、「いい奴」な王子を助けるために、アークセイバーの「騎士の中の騎士」の称号を受け継いだウェインが立ちはだかるんだけど、彼も今となっては、ザコ。まあ、8万を越えるHPは王子以上なんだけど、こちらの強化ぶりにはかなわない。
 この段階では、こちらがどんどん「熱血」や「魂」を使える機体が増えていくので、一度、「ボス敵タコ殴り」の状態に入れば、瞬殺できる、と。
 まあ、ウェインさんはこちらの足止めをして、自分と一緒に不安定な次元歪曲空間に引きずりこもうという作戦でしたが、それもエウレカの呼び出したイマージュが次元を安定させることで、目論み失敗。
 ここで教訓。有能な友好勢力ときちんと連携できる部隊は生き残るし、孤立無縁で誇りだけを頼りにしている者は、自己満足だけで散っていくしかない、と。悪の勢力でさえ、いろいろと連携しているスパロボ世界にあって、孤高なだけじゃ存在感のある立場にはなれない。

第47話「死線!総攻撃Dr.ヘル!」

 真マジンガー最終シナリオですね。
 あしゅらと、ブロッケンと、ピグマンを倒し、機械獣軍団を率いるドクターヘルの地獄王ゴードン(HP9万)を倒す、もうスーパー系力押し全開な燃える話です。


 うっとうしいのは、自爆攻撃してくるミサイル型機械獣。スーパー系だと回避困難で、経験値や資金源が勝手に散っていくので、まずは回避できる機体を前に出して、HP削ってから、一気に粉砕していくのが吉。
 そして、人間大ユニットのピグマン。「必中」なしでは攻撃が当たりません。まあ、スーパーロボットなら「必中」あるいは「直感」が使えないことはありませんので、対処はできるんですけどね。それでも、奴の精神攻撃は嫌らしいなあ、と思いつつ。
 ピグマン倒すと、残された力を振り絞って、光子力研究所を崩壊させてくれます。そして、後から出てきた科学要塞研究所。おお、グレートマジンガーじゃん、と思いきや、その後、続編が作られていないので、新研究所が登場しただけで終わり、という現状。今作でも、伏線だけはいっぱい張ってるのですけど、何らかのフォローはされるのでしょうか。
 一方、あしゅらを倒すと、何とガイオウ様の力で記憶を呼び戻してくれます。元々、ミケーネの神官・巫女で、ゴーゴン大公とも仲良しだった彼と彼女ですが、本作ではゴーゴンの代わりにガイオウ様……って感じですね。
 そして、自分がドクターヘルに利用されていた、と知ったあしゅらは、一大決意。


 さらにブロッケンを倒すと出現するヘルですが、お供の機械獣軍団を全滅させるのは大変。何せ、HP2万越え〜3万に至る連中が15体ですから、延々と時間が掛かります。ここはボスのヘルに集中砲火を仕掛けるプレイで。
 まあ、機械獣がいると、ヘルのところまでギリギリたどり着けない機体が、連続攻撃を利用して、もう1回行動でヘルに仕掛けることが可能になる。うまく活用できたので、良かったなあ、とも。
 そして、ヘルを倒すと、イベントで復活するわけですが、復讐鬼と化したあしゅらと、甲児のマジンガーが協力して、ヘルにとどめを刺す流れ。新しく習得した「ロケットパンチ百連発」も見物ですが、「人間大ユニットあしゅら対ヘル」というここだけのイベントがもっと見物。
 強いぞ、あしゅら。
 で、最後は、ヘルを倒したあしゅらが「また会おう」といった感じで去って行くのですが、ミケーネの勢力を呼び出す気なんだろうなあ、と。
 ついでですから、ミケーネの勢力は、ZEUTH世界の鉄也さんが倒した奴らを召喚してきてもいいですよ。ついでにグレートマジンガーもね。さらには、グレンダイザーまで来てくれると拍手です。
 でも、別世界なら、どういうわけかゴッドマジンガーを召喚してしまう、というのもありかな。
ゴッドマジンガー DVD-BOX

第48話「ゴッドブレス・ユニバース」

 いかにもダンクーガっぽいタイトルだなあ、と思いきや、ギアスのシャルル皇帝のセリフだった、というオチ。
 次のシナリオから、ギアス話のクライマックスに突入していくのですが、今回のシナリオ自体は、やはりダンクーガ、それからゴッドマーズ、さらにマクロスFのコラボです。


 復活したムゲに、沙羅とランカがさらわれて、獣戦機隊とアルトとタケルが救出のために建物に突入。
 その間に、外で陽動戦闘を行うところからスタート。
 適当に戦いながら、増援込みで50機を撃墜すると、いよいよムゲ出現。
 突出させたマルグリットがあわや撃墜されかかったり、万丈さんのダイターンがムゲの精神攻撃を受けて行動不能になるなど、予期せぬアクシデントはありましたが、大事には至らず。


 Wダンクーガの合体攻撃「断空双牙剣」の取得と、瀕死のマーズを救ったバラの騎士の正体が「マーグの魂を宿してコスプレしたロゼ」だと判明したことで、ロゼがコスモクラッシャーのサブパイロットに返り咲いたことが主なイベント。
 ロゼの精神コマンドは有効なので、今後はコスモクラッシャーも出撃させたいところ。


 で、ムゲは撃退したけど、後でもう1回出てくる予定。
 HP9万弱の人間大ユニットということで、ピグマンのアップデートバージョンですが、とにかく精神攻撃が嫌らしいです。まあ、精神耐性持っているゴッドマーズには効かないけど。
 ついでに、鉄人にも効かないなあ。


 いろいろあったけど、ランカは結局、バジュラの下に向かったわけで、マクロスFのボスキャラになること確定*2
 とにかく、ムゲを倒し、しかもその映像を駆使することで、自軍ZEXISの正義と、アロウズの暴虐を世間に知らしめる情報戦略が発動。
 それに対し、アロウズやリリーナ女王に代わる連邦主席にギアスのシャルル皇帝が立ったことで、ここからギアスの物語もクライマックスに突入。


 なお、うちは原作ルートに確定しているようです。ユフィやシャーリーなど、原作で死んだキャラが生還するIFルートは、2周め以降に。(つづく)

*1:もちろん、ゼクスやトレーズは彼ら独自の美学があるし、真っ直ぐで誇り高い面もあるけど、それでいて策士でもある。ユーサーの場合は、ガンダムで言うところの「ガルマみたいな坊や」のイメージなんだね。

*2:厳密には、彼女の姿を映し撮ったホログラフィで、中身はバトルギャラクシーだけど、スーパーロボットがランカを集中攻撃する映像は非常にシュール。とりわけ、敵機体に優しくない鉄人のスプラッター攻撃と、正太郎の正義感あふれる容赦ないやっつけセリフは凄まじい。