35話で、敵の精神攻撃により、「気力70、精神コマンド使用不可」状態にされるシナリオを苦労して、クリアしたところ。
それはともかく、記事ではちょっと前の復習のつもりで。
第26話「冥府への転落」
25話で登場したランドと、クロウの会話シーンがいいなあ。
気のいい豪快な兄ちゃんと、守銭奴で世間通な老け顔兄さん。タイプは違うけど、大人同士で酒を酌み交わしながらの会話は、相手のキャラを尊重しながら友好的に進みました。
機体を壊してしまったランドは、本業が修理屋なので、お詫びに修理。
クロウは、我を忘れて暴走したことを謝りつつ、「壊し屋……」と言いかけて、相手の表情が変わったのを鋭く察知。それ以上、踏み込まない如才なさを発揮。
で、ZONEを封印するためのスフィアの力についての話など、いろいろと語り合う。
そして、部隊は暗黒大陸から日本へ。
温泉旅館のくろがね屋に出現した、あしゅら男爵に対して、ボスボロットが今作での初登場。ええと、昔はボスボロットって性能低い足手まといでしかなかったですが、近年のスパロボでは、エースユニットとは言えないまでも、戦えないことはないいぐらいの性能には上がっています。
少なくとも、初期の紙装甲なダイ・ガードよりは強い。
どちらも3人乗りの補給機なので、自分にとっては、ライバル格に見えますな。
VS
ただ、ボロットは、今回スポット参戦なので、インターミッションで、ダイ・ガードとの性能を比べることができません。
代わりに、第1次Zのボスボロットと、第2次Z破界篇のダイ・ガードのデータを比べてみますか。
まず、ボスボロットは基本スペックが「HP4200、EN80、装甲1100、運動性55、照準値130」。
比較対象として、マジンガーZが「HP6200、EN180、装甲1700、運動性75、照準値145」なので、ボスボロットの低性能ぶりは明らか。
一方、ダイ・ガードはデータが3種類ありまして、初期型が「HP4600、EN100、装甲200、運動性60、照準値130」。
何よりも、紙装甲と言われた200が大変なことになってます。ちなみに、脆い機体として有名なスコープドッグのデータを挙げると、競技用の初期状態が「HP3400、EN80、装甲800、運動性105、照準値140」。つまり、スコープドッグの装甲は、ダイ・ガードの紙装甲の4倍もあるわけですな。
そんなダイ・ガードですが、武装強化されると、「HP5600、EN170、装甲1300、運動性65、照準値140」になります。ホッ、これなら第1次Zのボスボロットには勝ってます。
最終的には、「HP6200、EN190、装甲1500、運動性70、照準値145」なので、マジンガーにもあまり引けを取らないパワーアップを示していたわけで。う〜ん、ダイ・ガードは弱い、という先入観がありましたが、ちゃんと使ってあげると、底上げされていくのか〜と、攻略本データ読みながら、改めて実感。
さて、ボスボロットの話のはずなのに、どうしてダイ・ガードのスペック調べに夢中になってしまったのか。
ええと、このシナリオは、ボスボロットがくろがね屋を守って大活躍の話のはずですが、あしゅら男爵の秘密兵器ケドラの暴走によって、自軍が異次元に飛ばされるという展開に。
そこに次元獣までもが出現して、ケドラ、次元獣、自軍の三つ巴の戦いになるという怒涛の展開。
第27話「ゼロVSゼロ」
ケドラ倒して異次元から無事に帰還した自軍。
スーパー系なシナリオに続いて、リアル系、ぶっちゃければガンダム系の敵の出現シナリオです。
でも、前哨戦として、タイトルどおり、ウイングゼロの未来予測によって、ギアスのゼロ(ルルーシュ)が危険だと知ったヒイロが、彼の抹殺を図るという展開に。
VS
ええと、自軍はガンダムではなく、ルルーシュの方。
自分は、ガンダムはチェックしたけど、ギアスの方は番組を見ていない人間なので、スパロボで勉強中。ただし、それほどこだわりがなかったので、あまり鍛えてません。まあ、最低限、回避はできるぐらいですが、攻撃力不足がたたって、ヒイロと五飛のどちらも倒すことができませんでした。ええと、彼らを倒すことが、何かのフラグの条件みたいなのですが、今回は断念と。
で、ターン経過すると、アロウズの軍勢が出現して、モビルドール部隊がわんさと湧いて来るんですな。
援護防御しまくるビルゴさんの大群が、非常にうっとうしく、苦労させられました。
19話もそうでしたが、今作のモビルドールはパイロット性能も高く、回避系のエースパイロットにも平気で当ててくる。おまけに、こちらの攻撃は仲間同士庇い合って、ダメージがなかなか通らなかったりする。
この辺りから、精神コマンド「直撃」と、マップ兵器の使用を考えるようになりました。
蜃気楼のマップ兵器の効果範囲も初めて確認したり。近年のスパロボでは、あまりマップ兵器を使わないプレイになってましたが、今作ではどうしても攻略に必要だな、と思いつつ。
第28話「暗黒よりの使者」
ブラックオックスの顔見せシナリオ。正式参入は、32話ですな。
リアル系のモビルドールに苦しめられた後では、単純な力押しのスーパー系の敵は、ホッとします。
今回、鉄人が初参戦で、スーパー系のレギュラー悪役はロボットマフィアの首領ブランチさんが定番なんですが*1、その背後に、ゴッドマーズ第3部のゲシュタルト(復活ズール)の影が見え隠れしてきた、と。
ともあれ、このシナリオで、オックスを敵から奪い返したわけですが、今度は正義のオックスが敵に奪われた鉄人を奪い返す32話に続いて行くわけですな。
鉄人シナリオは、気軽にプレイできるので、ストレスたまらないです。
第29話「戦士達の叫び」
スーパーの次は、リアル系ガンダムの話。
アロウズの軍勢がアザディスタンを戦火に包み、OOとWの両ガンダムのパワーアップが行なわれる、キツイけど熱いシナリオ。
名のあるパイロットも多く、敵の数が尋常ではない、と。
数えてみると、28話の敵数が初期配置24、増援19の43体。
今話が、初期配置33、増援26の59体。
つまり、単純な数だけで、1.3〜1.4倍なわけですな。
その中に、ブシドーさんのマスラオとか、
イプシロンのストライクドッグとか、
スザクのランスロット・コンクエスターとか、
いわゆる主人公のライバル機体が出揃って、大変なわけです。
そこに援軍として登場したのが、ヒイロの駆るガンダムエピオン。
トレーズ閣下から、ウイングの代わりに預かったエピオン。
本来なら、サンクキングダムに出現するはずなのですが、今作では、リリーナ王女の完全平和主義に、OOのマリナ王女が賛同し、さらにギアスのナナリーまでもが加わって、リリーナ・マリナ・ナナリーの王女連合が結成されて、舞台がアザディスタンになったわけですな。
この辺のクロスオーバーには拍手です。
他に王女(女王)と言えば、ターンAのディアナ様、キングゲイナーのアナ姫、あとグレンラガンの螺旋王の娘ニアもいましたな。相変わらず、王族関係者の多い自軍です。
スパロボで王女と言えば、他にグレンダイザーのマリア、ベガ大王の娘のルビーナ、ダンバインのシーラ様&エレ様、飛影のロミナ王女、他に誰がいたかな。クロスボーン・ガンダムのベラ・ロナも一応、王女になるかね。
それと、ライディーンの洸のお母さんのレムリアさんと、エルガイムのクワサン・オリビィも王族になるか。
当然、魔装機神関係で、セニア&モニカ王女も忘れてはいけない。
ただ、オリジナル主人公で、王族は今のところいないかな。ダイオージャのミト王子とか、ダイケンゴーのライガー王子みたいに、王族の操るロボってのも見てみたい。今回の敵の聖王機ではなくて、主人公でね。
王族話はともかく、エピオンに乗ったヒイロさんですが、駆けつけてきたミリアルドさんと機体を交換して、改めてウイングゼロに乗ったり、
ノインさんのトーラスが援軍に来たり、記憶喪失だったトロワが記憶を取り戻してヘビーアームズ改に乗り込んだり、
刹那のダブルオーに、沙慈のオーライザーが合体して、ダブルオーライザーにパワーアップしたり、
果てには、カミーユのZガンダムのバイオセンサーが発動したり、アリオスガンダムのアレルヤが裏人格のハレルヤと「融合」できるようになったり、
ガンダム系パワーアップイベントの目白押し。
で、大量の敵を、ウイングゼロのマップ兵器なんかも駆使しながら、どんどん破壊していく、前半はキツイながらも、後半は爽快になるシナリオだったということで。
第30話「一点突破」
マクロスFのミシェルと、ガンダムOOの二代目ロックオンことライルがスナイパー対決をするシナリオ。
ミシェルは先代ロックオンのニールを尊敬していて、双子の弟のライルに対して、微妙なわだかまりを覚えていたり。
スナイパーの先輩格のゲイン(キングゲイナー)が両者の対立を仕切って、次元獣の弱点を一点突破する競争が展開。
で、敵はインサラウムで、ユーサー王子の聖王機も登場するわけですが、HP5万を超えるボスだけど、意外と能力は大したことなく、お付きのマルグリット(HP4万弱)より先に倒せる。
マルグリットの場合は、ユーサーの指揮官効果で命中・回避が強化されているので、結構、当ててくるし、避けたりもする。だから、先にユーサーを倒す方が、相手しやすくなるわけですね。
あと、このシナリオからオーガスが登場しますが、
代わりに、ZONEを封印するために、ランドが一時離脱することに。
また、次元獣になったエスターが登場するわけですが、彼女を殺そうとするクロウに対して、彼女にギアスをかけたことで「まだ人間の心を持っている」と察知したゼロが止めに入るなど、この辺のクロスオーバードラマもいいなあ。
ともあれ、インサラウムとの戦いも激しくなり、今のブラスタでは力不足を感じたクロウが、研究所に向かうことに。
第31話「ジ・アンブレイカブル」
主人公メカ・ブラスタのパワーアップが行なわれるシナリオ。
格闘主体の赤(R)と、射撃主体の青(B)の選択ですが、自分は後者にしました。ブラスタは遠距離援護の機体として使いやすいので、赤色リ・ブラスタは2周目の楽しみに。
で、機体改造中なので、本シナリオの主人公機は量産機のアクシオの改造型。その機体で、敵のナンバー1騎士のジェラウドの旦那と戦うことになるわけですが、
勝利条件がジェラウドさんを倒すことだけで、全滅させる必要はないために、さくっと終わった印象あり。
いや、次のシナリオが「生きていたローレライ加入」があるわけで、そっちを早くプレイしたかったりも。
昔は、経験値やお金のために、倒せる敵は全部倒すなんて考えてましたが、今は周回プレイで引継ぎができるので、さっさと話を先に進めたほうが効率いいと思うわけで。
ともあれ、共通ルートはここまでで、32話から35話までが、また地球と宇宙に分かれます。
アロウズが、衛星兵器メメントモリで、地上の国家を恫喝するようになったため、宇宙部隊はメメントモリ破壊を目指す。で、地上部隊は宇宙部隊を支援するために、相手の気をそらせるための陽動に回る、と。
まあ、自分はスーパーロボ中心の地上に同行。(つづく)
PS:新機体リ・ブラスタは、スフィアの力を強化するので、パイロットのクロウが我を失って暴走する可能性があるのだけど、それを克服するためのCDSを採用。
その内容が、守銭奴の彼が無意識に反応する「お金のチャリンと落ちる音」を鳴らすこと(コイン・ドロッピング・システム)。まあ、ちょっとした暗示ですな。
ええと、NOVAの場合、しんどくてぼんやりしている時でも、必殺BGMのトランペットを聴くと、身が引き締まるようなものか? ある種の効果音や音楽に反応することって、あるよね。
でも、クロウのことを心配していた仲間たちが、CDSの内容を聞いたときの呆れた反応が面白い。シリアスな中でも、どこかクスリと笑わせてくれるネタを交えてくれるクロウさんが、ぼくは好きです。