現在、21話で暗黒大陸に入ったところですが、記事としては16話がキリがいいので、そこまで。
第11話「扉の向こうから」
ここで、今回のオリジナル敵インサラウムの偵察機ガブリンが初登場します。
先行偵察機なので弱い、というのは、第4次スパロボ、あるいはスパロボFのガロイカを思い出します。あちらは、強敵ゲスト(とりわけF)の機体群の中で、唯一、弱小と呼べるもの。
ただし、弱くても、攻撃力はそこそこあるので、数が多ければ鬱陶しいわけですが。最近は、リアル系を突っ込ませても、何度も攻撃を受ければ命中率が上がって行くので、むしろ「鉄壁・必中マジンガー作戦」の方が有効に感じます。
で、謎の敵ガブリンに対して、前作のヒロインと言うべきマルグリットのパールネイルが悩みながら攻撃を仕掛けてくれるわけですが、
彼女の滅びた祖国が攻めてきている訳で、なかなか複雑な立場のお姉さんだな、と。
敵が弱いので、シナリオ的には、さくっと終わります。何せ、SRポイント獲得条件が「2ターン以内に相手を全滅させる」ですから、ねえ。
まあ、全滅させた後、増援の次元獣群団が出てきて、しかも強敵のライノダモンも登場するわけですが。
でも、そんなのは、まだ序の口でして。
第12話「悪意と嘘を越えて」
謎の敵出現に加えて、アロウズの陰謀が発動して、クラッシャー隊が反抗するシナリオ。
次元獣に比べると、テロリストを名乗る敵もさらにザコですが、SRポイント獲得条件が「5ターン以内にクリア。いずれかの味方ユニットが6機以上を撃墜」ということで、まあ、1ターンに1機撃墜じゃ間に合わない。援護攻撃での撃墜を利用しないといけません。まあ、敵への反撃返り討ちを利用する手もありますし、そもそも連続攻撃を覚えていれば、途端に簡単になりますな。
もっとも、この段階のNOVAは連続攻撃がまだなので、敵のHPを調整しながら、エスターちゃんの援護でノルマを満たす、と。
まだ、ここまではSRポイント完全取得できた、と。
ともあれ、アロウズとはここで決裂状態に。
第13話「時空震動、再び」
で、謎の敵が、いよいよしっかり登場するシナリオ。
インサラウムの強敵サフィアーダをHP5000以上から、一気に倒すのがSRポイント獲得条件。
ここで、だいぶ苦労させられました。
本作で、初めて、勝つためにあれこれ考えさせられた敵。これまでは、SRポイント獲得のために、ターン制限などの制約をクリアするのに頭を使いましたが、「こんな敵をどうやって倒せばいいねん」と思わせられたのは初めて。
まあ、頑張って倒したけど。「クリティカル付き超重剣プラスサンダーフラッシュ援護」でギリギリ。
15%のクリティカルが出るまでリセット繰り返したので、少しセコイとは思ったけど、ここで改めて、ダメージを増やすためにできたことを、もう一度、確認しておく。
マジンガーZのルストハリケーンで防御力を下げるとか、周囲を4機で囲んでダメージプラス10%とか、そういうのは後から気付きました。いや、ルストハリケーンのことを思い出したのは、撤退HP5000ギリギリまで追い込んでからだったので、それ以上のダメージを与えられなかったタイミング、と。
一応、このシナリオで初めて、精神コマンド「分析」を使用し、「脱力」で相手の気力を下げて、とあれこれ手を尽くした次第。
あと、ダンクーガノヴァの「野生化」発動の方が、ダメージが高くなることを、攻略サイト情報で知って、思わず手を打つ、と。
ともあれ、インサラウムの強敵ぶりを実感した回でした。
あ、後、セツコが時空震動に巻き込まれて登場。久々にバルゴラ・グローリーのお世話にもなった、ということも特筆。
第14話「動き出す世界」
ソレスタル・ビーイングと合流して、アロウズと戦うシナリオ。
はい、ここでダブルオーとか、ケルディム、アリオス、セラヴィーといった新ガンダム登場。まあ、その前の6話でエクシアリペアを見かけているんですけどね。ローレライのことばかりが気になって、記事に書き忘れていたや。
でも、まあ、無改造なので、過度な期待は禁物。
強敵に対しては、「直観」を使わないと、まともに攻撃が当たりやしないので、照準と運動性を上げて、後はENを上げないと、と、いろいろ育成方針を考えます。
ウイングチームも合流するけど、機体は古いまま。ええと、ヒイロとトロワだけで、デュオとカトルはシナリオ後に合流。彼ら2人の機体は、以前のシナリオで改造済みなので、ここで使えたら、もう少し楽だったのになあ。
それでも、カミーユのZや、シンのデスティニーもあって、ガンダムの数はいっぱいなので、無改造でも何とかなって、「4ターン以内の全滅」というSR条件は満たせました。
ブシドーさんの弱点は、射程の短さ。接近戦主体のダブルオーならともかく、他の長距離射程ユニットのいい的になりますな。ヘビーアームズとか、ウイングとか、ケルディムとか、狙撃ユニットに狙い撃ちされて、反撃もままならないブシドーさんがいと哀れなり。
で、アリオスのアレルヤさんは、ソーマ・ピーリス改めマリーとの逢瀬に夢中で、途中戦線離脱。まあ、この辺は、原作踏襲のドラマですね。
シナリオ終了後、トレーズさんとの会談で、我々の部隊をZEXISとして再結成。OZとアロウズに対する警察権を獲得、という計らいですね。基本的にトレーズさんって、スパロボでは自軍を支援してくれる、いい人です。
まあ、OZの総帥として、一時的に敵対することはあっても、旧第2次のビアン博士みたいに、陰ながらこちらを支援してくれて、成長を図っている形で描かれるのが常です。初登場のFの時から、いろいろと目を掛けてくれた、エレガントな人でしたなあ。
とにかく、トレーズさんの政治工作で、アロウズとは対立しながらも、反連邦ではない立場で、自由に行動できる権限を獲得。
そして、ここからルート分岐が一本化して、共通シナリオに突入。
第15話「マン・アズ・ビフォー」
エスターとセツコさんの交流シナリオ。
そこに、クロウのかつての上司、ゴスロリ整形女のマリリンさんが登場し、エスターをいじめたところ、「金と心に余裕のできた」クロウさんが救援に駆けつけます。
クロウさんの戦闘セリフは、金絡みのネタが実に笑えます。
あと、長距離射撃の「今のは牽制」をなくして、「きちんと初弾を命中させる」のは、嬉しいですね。
「ブラスタには、こんな装備もあるんだ」と対次元獣捕獲セットを駆使して、ネットとスタンロッドを放つのも懐かしい。ブラスタEsには付いていない武装でしたからねえ。
さらに前作のパワーアップ武装SPIGOTも健在で、実に頼りになる奴です。さすがは前作の主人公。いや、今作でもここから主人公に返り咲きですけどね。
で、マリリンを撤退させた後、インサラウムの一番の騎士ジェラウドが、強化された量産機に乗って登場。あくまで顔見せあいさつとのことなので、専用機は使わないとのこと。彼を登場後3ターン以内に倒すことがSR条件。
なお、「前作のラスボス・ガイオウより強い」と称され、レベルは70。なお、ガイオウも最終決戦ではレベル70なので(ハードだとレベル99)、強いと言うよりは対等と言うべきか。
もちろん、機体性能は20万越えだったラスボスに比べて、3万越え程度なので大したことはない。
まあ、こちらもレベル20前後で攻撃力不足だから、きついんですけどね。ええと、必殺技なら5000近いダメージになるので、8回ぐらい当てれば何とかなる、と。
確かに何とかなった。
当然、素の能力だと、相手に当てることが困難ですが、どんなに強い相手でも、「必中」使えば確実に命中しますし、「ひらめき」使えば確実に避けられますし、「不屈」を使えば確実にダメージ10なので、能力値による修正は取り立てて意味がないルールですけどね(防御ぐらい)。
精神コマンドを使わずに倒すなどというマゾプレイをしているのでなければ、SPの無駄使いで「必中」かけられないなどということでもない限り、当てることは可能。
縛りプレイを行なうなら、周回重ねて、PPを溜めて「能力値の大幅なドーピング」をすれば、いいのでしょうけど、そこまでプレイする時間も気力も自分にはないので、そういうプレイは、自分よりはるかにディープな人に任せます。
とにかく、SRポイント全取得にこだわったプレイはここまででした。
最後に、自分には自分の戦い方があると格好付けて去ろうとしたクロウさんですが、突然、借金が膨れ上がって、やむなく返済の必要から、前作どおり部隊に残留。この辺の過程は、コミカルな展開なのに、借金発生時の効果音が強敵出現同様のシリアス音なのが非常に楽しい。
クロウさんにとって強敵なのは、ガイオウでも、インサラウムでもなく、実は借金だったという「現実的にシリアスなのに、笑える」という独特の感覚が好み。
借金返済のために、巨敵と戦うヒーローというのは、トライダーやダイ・ガードといった企業戦士とも相性よく、実に大人好みなスパロボ主人公だなあ、と。
若者の多いスパロボで、大人な主人公を3人挙げると、「第2次αのゼンガー親分」、「Zのランド」、「第2次Zのクロウ」になるかな。次点として、「インパクトのキョウスケ」だけど、彼を考慮するなら、ライバルと言うべき「Aのアクセル」も入れないといけない。
大人の女性ということなら、「第3次αのセレーナ」が代表的で、他には「エクセレン」と「MXの主人公パートナーのアクア」が該当しますか。「Jのカルヴィナ」も入るけど、使ったことがないので、よく分かっていない。
と、以上、クロウさんの話から、いろいろ脱線しましたけど、彼の加入で、インターミッションでの会話のコミカル色が増したなあ、と思ってます。
第16話「次元の心央」
で、これまでちらほら顔見せしてきたインサラウムが、正式に宣戦布告してくるシナリオですな。
そういう世界の敵に対して、アロウズもOZも様子見中とのことで、我々ZEXISの出番だ、と。
国家や世界の危機に際して、戦力の温存を図りながら積極的に動こうとせず、権力争いに邁進する連中は無用の長物と称すべきですが、そんな時に「正義の味方」として行動する部隊。ただ、それを称して「貧乏くじ」と自称するセンスが、まあ、大人的リアリティって奴ですな。
大人はまあ、打算で動いて危険にあえて踏み込もうとしないのが賢明と称される生き方なわけで、そうとは知りつつも、「やはり世界のため、一般市民の安全のために、自分たちの危険を顧みず、悪を討つ」って生き様を示すのが、格好いい、と思ったり。
チームメンバーの中には、後先考えない子供とか、熱血バカもいる中で、「相変わらず貧乏くじを引かされてばかり」だと自嘲しつつ、それでもあえて、状況を理解した上で正義の活動を行なうのが、まあ、大人的に感情移入できるキャラ、と。
そんなことも考えながら、宣戦布告してきたインサラウムを迎え撃つ、と。
SRポイント獲得条件は、防御するボス、聖王機に一度の攻撃で4500以上のダメージを与えること。まあ、実質、9000以上のダメージを与えられるかどうか、ですが、自分はここで諦めました。
以降は、SRポイントにこだわるプレイをやめよう、と決断して、アルトに突撃させて、少々ダメージを与えて、ボスとお付きのマルグリットに、お引取り願った、と。
後はまあ、ターン制限関係なしに、じっくり残敵の掃討作戦にいそしむわけですが、人造次元獣アダモンというのが、また強敵だなあ、と思いつつ。
敵全滅後、相手の仕掛けたZONEという装置が、周囲の次元力を吸収して、世界を崩壊させる代物だと判明。それを阻止するため、セツコさんがスフィアの力を発動させて、自分ごと封印。
う〜ん、最近見た映画のウルトラマンダイナを連想したり。
そんなわけで、Z主人公の一人が仲間になったのも束の間、3話過ぎて離脱という憂き目に。まあ、死んだわけじゃなく、後に復活することも分かっているので、悲しまないですけど。
彼女を復活させるために戦う、という物語的な動機もできて、物語は中盤に突入する頃合いです。
次元の向こうに撤退したインサラウムを追撃することもできず、この辺の感覚はゴーバスターズと同様ですな。襲撃してきた敵を迎え撃つしかないという現状。
ま、敵はインサラウムだけじゃないので、することは多いわけですが。この後は、ギアスとOO、Wの物語が展開していく、と(つづく)