長くなったので、記事を切り分け。
テッカマンブレード
ダイゴウジ・ガイを含む多くの犠牲を経て、火星から地球圏に帰還したナデシコ。
その途上で、謎の生物群と戦うパワードスーツ状の戦士に遭遇する。
ということで、本作初登場のテッカマンブレードです。発売当時は、「おお、テッカマンまでも参戦か。旧作も出ないかなあ」とか、いろいろ話題になりました。
そして、続編OVAも含めてWで再参戦したために、スパロボでブレードを堪能するのは、Jが最適、とは言えなくなったりも。
目下のプレイ感覚では、ブレードが自由に使えるようになるのは、中盤過ぎなので、微妙に「じらされている」気がします。
本作では最も回避率が高い、激強ユニットなんですけどね。
まあ、テッカマンが強すぎるので、出番も多いと、レイズナーが霞んでしまう感じですが。
ガンダムSEED
地球の周囲を取り囲んだラダム獣相手に、強行突破の前の補給目的で、スペースコロニー・ヘリオポリスに入港したナデシコ。
そこで、新たなGが起動する。
ということで、2005年当時のスパロボは、「第3次α」に次いで、SEEDが参戦。
「第3次α」では、それまでα世界に存在していなかったコーディネーターが急に発生するなど、SEEDのために世界観を強引に歪めてしまった嫌いがありますが、その後、無印SEEDは携帯機をメインに定着していきます。
前半の主人公機ストライクガンダムは、スパロボでは実はレアで、「第3次α」「J」「W」の3作にしか出ていません。それ以降は、種D仕様で、「Z」「K」「L」「第2次Z」に出てくるので、キラの愛機はフリーダムや、ストライクフリーダムの印象の方が強いか、と。
ともあれ、Jは、第3次αでは不十分だったSEEDの話をじっくり描いていますが、よりハッピーエンドに改変したWの方が評価されているみたいです。
特に、ニコルやフレイが救われるとか、「アストレイ」との共演もあって、美化されたSEEDを堪能するにはW、原作に忠実なSEEDならJとなりますね。
機体としては、ストライクって、意外と地味ですな。換装システムはいいんですが、本来メインと言うべきエールストライクが、攻撃力不足で使い勝手が悪いです。どうしても、真価を発揮するのは、フリーダムになってから、という感じです。
ブレンパワード
「第2次α」に続いて参戦。
αシリーズだと再現しきれなかった原作要素が、後から携帯機でフォローされたりします。本作も、そういう作品。
第2次αには登場しなかったナッキィ・ブレンと、カント・ブレンまで採用。主人公以外のペアにも合体攻撃が採用されるなど、ブレンパワードファンなら、本作はチェックしておきたいところ。
ダンバインや、キングゲイナーとの共演もいずれ期待したいけど。
本作のブレンの長所は、地形適応の良さですね。水中戦が得意なユニットが少ないので(ゲッター3もいないし)、海メインなら重宝します。
物語的には、勇が姉と戦わないといけない縁で、同じような状況のエイジ(レイズナー)に親近感を持つのが特筆する点。
他に、友人と戦うキラ、異星人の血を引くボルテスの健一、そして家族と戦うテッカマンなど、「身内同士の因縁の戦い」という絡みが目立ちます。
ダンクーガ
地上に下りて合流。
ダンクーガはスパロボ常連で、最近は第2次Zにおけるダンクーガノヴァとの共演も記憶に新しいです。
アランのブラックウイングと合体したファイナルダンクーガの登場は、GC(XO)、第3次α、本作に次いで、第2次Zと。
さて、ダンクーガと言えば、仇敵シャピロですが、ファイナルダンクーガに合わせて、彼の乗機「シャピロ戦闘メカ」にも、「デザイア」という名称が公式に付けられました。まあ、「新マンがジャックになったみたいなもの」で、あまりピンと来ないのではありますが。
そして、そのデザイアと戦ったのは、今回が初めてです。それにしても、シャピロ自身が特殊技能「野生化」を持っているのは勘弁してください。「ひらめき」や「不屈」を使わないと、怖くて攻撃できないじゃないですか。
まあ、ボス敵相手なら、普通は使いますけどね。「ひらめき」や「不屈」は。マジンカイザーぐらい装甲が高くて、バリアまで付けているならともかく。
そんなおっかないシャピロさん、もう出るたびに裏切って、敵組織に付いてしまう方ですな。
初登場のFではゲストに付いて、ルート次第ではラスボスになります。
続く64では原作どおりムゲ帝国に。
αではエアロゲイターに寝返って倒されたものの、第3次αで復活してまたも原作どおりムゲ帝国に付きます。
IMPACTでは、ディラドによって復活した後、後から出てきたムゲ帝国に。
GCでも、ムゲ帝国に。
そして、今作Jでは、ムゲが出ないのでグラドス軍に、と実に裏切り人生ですな。
第2次Zの創世篇でも出てくれないかなあ。
Gガンダム
WiiによるスパロボNEOを除けば、このJが最終作。シャッフル同盟の面々を交え、もう一度、Gガンダム本編のエピソードが描かれます。
で、この記事を書いている今現在、NOVAはギアナ高地での修行中に襲い掛かってきたデビルガンダム軍団と戦うシナリオをプレイしていたわけですが。
ようやく、シャイニングからゴッドガンダムに乗り換えですよ。
スパロボでGガンダムの歴史をたどると、「第2次G」「新」「F」「64」と次第に進化していきましたが、これ以降、裏街道を歩むことになります。「64」で初登場したシャッフルの面々は、その後、「A」や、続く「R」でも登場。
また、声あり機では、「IMPACT」にナデシコと共に参戦。実は、ナデシコと相性のいい作品なんですな。「MX」でも、シャッフルの面々が声付き参戦。ある意味、Gガン好きが一番堪能できた作品がMXだったかも。
RやMXでは、Gガンのその後のストーリーが描かれ、復活したデビルガンダムとの決戦もさることながら、「成長したドモンの姿」に感心。この時期、エヴァのシンジもそうですけど、「原作後の成長した姿」というのがスパロボIF世界の醍醐味になっていたなあ、とも。
で、自分の感覚としては、RやMXで成長したドモンというのが固まってしまったので、本作で「もう一度最初から」となったことに、少々違和感が。
いや、それで「今まで描かれていないエピソード」でもあれば納得なのですが、どうも本作のGガンは不遇な扱いですな。ユニット性能としても、回避率が心許ないですし、メインで使うのは困難。
まあ、そこは愛でカバーしますか。ギアナ高地の修業もありましたし。
後は、チボデーとジョルジュ、サイ・サイシーとアルゴのカップリングで合体攻撃が初採用。シャッフル同盟拳以外でも強力な攻撃ができたりするので、そこが本作ならではのポイントかな、と。
コンV&ボルテス
最近は、この2作のカップリングが珍しくも何ともなくなりました。
当初は、コンVがスパロボ常連で、ボルテスが新のみのレア(コンVの代理参戦みたいなもの)だったのですが、αシリーズで共演し、Aでもダイモスと一緒に共演し、IMPACTなど一部の例外を除けば、もはや共演が当たり前のようになってます。Zには登場せず、携帯機でも本作以降は、Lで久々に登場したわけですが、まあ、もはや珍しい取り合わせとは言えず。
超電磁関係が出ないスパロボ作品と、その代理と言える多人数合体ロボをチェックしてみると、まず「D」。こちらではダルタニアスが代理と言えますな。ダルタニアスと超電磁メカのスパロボ共演は今のところないので、コミックのみの扱い。
次に「GC」ですが、こちらはダルタニアスの他に、ダイオージャとか、J9シリーズとか、複数パイロット機体は豊富です。
逆に、携帯機の「K」が、ダンガイオーしか代理機体がありません。まあ、ガンXソードに登場する「エルドラV」を代理機体と見なす手もありますが。
まあ、出ない作品を挙げつらっても仕方ないという気もするのですが、「出るのが当たり前」と思っているのが出ないと、何だか物足りなかったりもするわけで。本作のゲッターみたいにね。UCガンダムの出ないスパロボも。
フルメタル・パニック!
昨年、原作小説がめでたく完結した作品。
で、今年、続編の「アナザー」も出たりしてますが、スパロボ的には、「まずアニメ化しないと」と思ったり。
ゲームとしては、JとWで登場。リアル系にしては攻撃力がコンスタントに高いのが機体の特徴ですね。エステバリスとか、ストライクガンダムよりも、よほど使えます。
主人公機のアーバレストは、搭載されたラムダ・ドライバによって、攻撃力もさらに上昇しますし、結構、優遇されてますな。
まあ、Wにも登場している分、Jが見劣りするような感じですが。
ゼオライマー
ともあれ、本作一押しのゼオライマーです。
一応、MXにも登場しているのですが、そちらにはグレートゼオライマーが出ませんので、「Jの最大の売りは、グレートゼオライマー」「第2の売りは、レイズナーの合体攻撃」「第3はブレンパワードか、Gガンの合体攻撃、胡蝶剣ハンマーとか、ローゼスマグナムとか」になりますか。
で、ゼオライマーですが、戦闘BGMが「仮面ライダーBLACK」とか「RX」の川村栄二ですので、特撮者としては聞き慣れたフレーズが心地よいわけですな。
これについては、ダンガイオーや、イクサーロボ、それからゴーダンナーの宙明さんBGMについても同じことが言えるわけですが。
それでは、今から参戦作品に関する感想薀蓄など、つらつら書いて、満足したところで、ゴッドガンダムで戦ってきたいと思います。
つづきは、またいずれ。