裏部隊チームに対抗するため、ＡＥＵとユニオンと人革連が手を組みました。
なお、ユニオンには、ギアスのブリタニアが参加しており、ＡＥＵにはゼクスも参加。
おまけに、サーシェスは、ボトムズのレッドショルダー隊と傭兵仲間として提携。
すなわち、ＯＯとギアスとガンダムＷとボトムズの敵キャラが大挙して襲い掛かってきた状況と。
次元獣戦と比べて、一機一機はそれほど大したことはなくても、物量的に脅威を覚えたり。
なつかしのＷイベント
長らく、ＯＶＡ「エンドレスワルツ」での参加が多かったガンダムＷ勢。
ＴＶ版での参加は、初参加の「新スパロボ」以降、「Ｆ＆完結編」「６４」「α」「Ｄ」の５作のみ。
一方、エンドレスワルツ版は、隠しユニットのゼロカスタムが出た「Ｆ完結編」以降、「ＣＯＭＰＡＣＴ」で初めてストーリーが描かれ、以降、「α外伝」「第２次α」「第３次α」「ＣＯＭＰＡＣＴ３」「Ａ」「Ｒ」「Ｗ」「Ｌ」と計１０作品。
まあ、ＴＶ版初期の「主人公たちが反体制派のテロ」という設定が使いにくく、エンドレスワルツの平和監視組織プリベンター関係の設定の方が使いやすいことはよく分かります。
おかげで、ゼクスさんも、ノインさんも味方の印象が強く、逆に五飛はいつまで経っても、敵組織に所属って印象が強く根付いていますな。
それに対して、今回は本当に久しぶりに「敵のノインさん」が見られました。ええと、Ｄでは「テレビ版後半から」なので、「α以来」となるのでしょうか。すなわち、スパロボでは１１年ぶりに「敵ノイン」が見られた形になります。
さらには、久しぶりに「ヒイロの死ぬほど痛い自爆イベント」が見られました。本当に、なつかしい。
これまで、スパロボで「最もＴＶ版ガンダムＷの物語を再現した作品」は６４だと言われてきました。
Ｆでは、こちらが体制側なので、Ｗガンダムたちは、味方部隊に襲い掛かってくる厄介なテロリストだったわけですが、
６４だと、異星人に征服された後の地球が舞台なので、味方がレジスタンス部隊。そして、Ｗガンダムたちはテロリストとして協力してくれます。その後、ストーリー分岐によって、完全平和主義国家サンク・キングダムに協力したり、独立部隊として遊撃任務をこなしたり、いろいろな角度からガンダムＷの物語を掘り下げてくれたな、と。
αでは、当初は謎のテロリストだけど、Ｆの時ほどしつこく攻めては来ません。理由は、部隊が太陽系の端っこにフォールド（マクロスイベントによるワープ）してしまったから、地球に戻るために、テロ行為に徹するわけにはいかなくなったゆえ。
Ｄでは、味方が「逆襲のシャア」のシャア（本来敵役）と提携するという異色シナリオのため、体制側へのテロというＴＶ版Ｗ勢のアイデンティティーも、意味を為さないと。
まあ、ＴＶ版Ｗの扱いって、毎回、苦労しているのが分かります。
もっとも、本作では、ソレスタル・ビーイングとのコラボで、新たなＷの魅力が語られているわけで。
自爆のインパクト
敵の物量攻撃の前に、大ピンチに追い込まれた味方部隊。
いや、まあ、ゼクスも、ノインも、グラハムも、ピーリスも、セルゲイも、コーラサワーも、スザクも、サーシェスも、レッドショルダー隊も、みんなやっつけたんですけどね。
それでも、カティ・マネキン大佐の戦術の前に、完全包囲網を敷かれたわけで。
……ええと、原作ＯＯでは、この時にスローネ３機が出てきたんだけど、今回のイベントは「ナドレ登場」と、敵の布陣を切り開くための「ヒイロ自爆イベント」が白眉。
ナドレは、避ける機体。でも、ティエリアがあまり避けてくれず、「鉄壁」で耐え凌ぐような使い方になってしまいます。
う〜ん、これまでヴァーチェは、運動性を鍛えてなかったけど、ナドレになることを想定して、保険程度に鍛えておくかな。それと、ＨＰも上げておこうか。
それはともかく、ヒイロの自爆、それでも生還を遂げた超人ぶりには、ＯＯ勢も衝撃を受けたようで、
刹那いわく、「お前もガンダムだ！」と賞賛（笑）。う〜ん、刹那がアムロやカミーユに対して、どういう反応を示すか楽しみですよ。いや、キラやアスラン、シン、それからガロードやロランに対する反応も気になりますが。
そして、これまで刹那とヒイロに対して否定的だったティエリアも、ヒイロの覚悟を目の当たりにして、「お前の覚悟を疑って済まなかった。それに引き換え、自分はナドレを敵にさらすという失態を見せてしまった。本来なら機密保持のために、太陽炉ごと自爆するべきだったのに……」と謝罪と自己卑下発言。
そこで、ヒイロの「自爆したいなら一つ、警告しておく。……死ぬほど痛いぞ」発言。そしてトロワが爆笑……というお約束を披露。
ともあれ、この一連の流れで、今回のＷとＯＯのコラボは大成功と思います。
