最近は、読書量が落ちていたなあ。
その分の時間は、(仕事以外に)たぶんスパロボのプレイに当てているんだけど。
前回の書籍カテゴリー記事(9月16日分)の続編をちらっと読んだぐらい。
ドラル国戦史6巻
前巻は、「萌えない表紙イラスト」と評価したら、今回は一応、改善されました。アカーラ島の女王戦士トレニシアが表紙です。いわゆるアマゾネス系のキャラですが、彼女の視点で描かれる話は「300ページ中、わずか40ページ」で、いまいち印象が薄かったりします。
どうも、この作者の描く女性キャラは、女魔法使いとか、女盗賊とか、いろいろ陰謀を巡らせる宮廷描写や恋愛描写などは秀逸なのですが、単純明快な女戦士は扱いがちょっと地味な感じ。
で、肝心のバトル描写ですが、前巻で「敵の進化の脅威」を散々煽っておきながら、神々の介入であっさり解決したわけで、あまり堪能できませんでした。
敵怪物の獲得能力の一つが「人間のような武器使用能力」だったのですが、それを警戒して直接対決をせずに、砦を囮にして敵の軍勢を引き寄せ、そこに「天変地異」を引き起こして、一気に殲滅したものだから、結局、期待していたようなチャンバラアクション劇にはならなかったわけで。
接近戦よりも活躍したのは、「神々の奇跡」の他、弓矢や投槍などの飛び道具、そして火炎弾を放つ大型投石器。
よって、砦を建造した技術者や、白兵能力の高い戦士などは、不平をもらしたりします。
最終的に「神々の力」で勝てるなら、自分たちが戦場にいる意味は何なんだ? とまで発言する始末。
あとは、敵怪物に扇動された狂信者の一団との戦いが砦の戦いの前哨戦になるわけですが、そちらは「野牛の群れを突っ込ませて殲滅する」という結末。
自分的には、盛り上がり度に欠ける話だったので、1月末に出る予定の7巻めで、溜飲を下げたいと思います。
7巻の舞台は、西南北に続いて、残り1つのドラル国東部。
ここを治める女神アラシアは前巻で自己中ぶりを露呈して、助っ人傭兵たちの不信を招いています。現在の神々も、後継神に交代する周期に入っており、知的能力が耄碌したりしています。
そんな状態で、後継神たちの介入も受けながら、各地から終結した人間戦士たちがどのような戦いを展開するか、残り2巻の最終決戦を堪能するつもり。
ユニコーンガンダム6巻
こちらは10月末に出て、買ったけど、まだ読んでいない作品。
さらに。
おお、7巻も昨年末に出たのね。今、気付いた次第。
そんなわけなので、読んでから感想書きます。
お粗末ながら、10月以降の読書状況は以上の次第ってことで。
ガンダムOOF2巻
ガンダムと言えば、OOの外伝コミックの2巻も10月に出ていたので、買って読んだ(コミックは忙しくても、あっさり読めるし)。
前巻のラストで、トリニティ兄妹によって「あわや爆死」の危機にあったフォン・スパーク。何とか一命を取り留めましたが、彼が昏睡状態にあるうちに、ソレスタル・ビーイング(CB)は壊滅の危機に陥っていました。
CBを陰からバックアップするフェレシュテの行動も間に合わず、トレミーおよびCBのガンダム4機は撃破。フェレシュテの仕事は、ガンダムの太陽炉や生存者の救出活動となりました。
その過程で、ティエリアの救出*1や、ついでにコーラサワーの救出(笑)*2が描かれたりします。
その後は、第2シーズンに至るまでの隙間の期間が舞台。どのようにして世界が統一され、アロウズ結成に展開していくか、続巻も楽しみにしたいと思います。
主役機、ガンダムアストレア(タイプF)。
赤いボディが素敵な機体です。
竜馬がゆく
夏からハマッていた司馬遼太郎小説。今年は、「必殺仕事人」復活の件もあって、時代小説にも触れようかな、と。
現在は、幕末小説の傑作のこちらを読んでいる最中。2巻まで読了して、今読んでいる3巻は、千葉道場での修業を終えた竜馬が脱藩して、尊王攘夷運動の最中の京都に向かっている段階。
竜馬と言えば、今年の大河ドラマ『天地人』の後、来年に『龍馬伝』が決定しているとのことで、その前の予習の意味合いもあります。
私生活では、歴史人物で「坂本竜馬」が一番好きと公言しているのに、実は本作を未読だったことも恥ずかしい話。
ただ、当サイトの傾向としては、「竜馬」と言えば、こっちになるかな。
第1話のサブタイトルが「竜馬が行く」で、最終話のサブタイトルが「竜馬がいく」。他にも、「三匹が行く」(4話)とか「天と地と」(12話)とか、時代劇を意識したサブタイトルが散見したり。