Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

ぷちラーリオス

 オリジナルヒーローの実験作だから、間違いなく「非メジャー」と言えますね(笑)。まあ、創作アップはここでは初の試みだけど、続けるようなら「創作」用のカテゴリーを作るってことで。
 まずは、どういう見え方をするか、お試しアップ。

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ぷちラーリオス習作「ナイトメア先生の悪夢の授業」


雄輝「な、なんだ? この強烈な睡魔は?」
ナイトメア(フヒヒ、私の授業を聞いた者は、みんな深い眠りの世界に誘(いざな)われるのです。さあ、ラーリオス、あなたも私の魔力にとらわれなさい)
雄輝「く、これ以上は耐えられねえ。こうなったら……」
 シャーペンを自分の脚にぐさっと突き刺す。
ナイトメア「何? 自らの体を傷つけることで、私の魔力から逃れるとは!」
雄輝(脚から血をダラダラ流しながら)「せ、先生。これで、あんたの授業も、しっかり受け止められるぜ!」
ナイトメア(我を忘れて)「おのれ、ラーリオス。こうなったら……星輝転装! フヒヒーン!」(黒馬モチーフの星輝士に転装する)
雄輝「え? 先生がゾディアックの怪人だったなんて。畜生、よくもだましたな!」
ナイトメア「フヒヒ、ラーリオス。あなたは耐えられても、他の生徒たちはすでに私の授業のとりこなんですよ。さあ、みなさん、ラーリオスを押さえつけなさい」
生徒たち「ZZZ……」
雄輝「なに? みんな眠りながら、こっちに向かって来る。まるで夢遊病者みたいだ」
ナイトメア「ヒハハ、これぞ我が催眠奥義トロイメライです。彼らは、眠りの世界でゾディアックに忠誠を誓っています。ほら、聞きなさい。彼らの忠誠の声を!」
生徒たち「ZZZ……」
ナイトメア「Zは、すなわち、ゾディアックのゼ〜ット。さあ、ラーリオス、あなたに、ゾディアックの手先となった級友たちを倒せますか?」
雄輝「くっ、卑怯な……」
ナイトメア「ヒ〜ヒ〜ヒ〜、ヒキョウとは最高のほめ言葉ですよ。生徒たちを傷つけたくなかったら、あなたもおとなしく我が軍門に下ることですね」


梓(突然)「みんな、いい加減に目を覚ましなさい!」(そう言って、バケツの水をクラス全体にぶっかける)
男生徒「ハッ、オレたちは一体、何をしていたんだ?」
女生徒「何、あれ? 変な馬のコスプレしてる奴がいる……」
 教室中、大混乱……というより、冷ややかで、呆然とした雰囲気になる。


ナイトメア(雰囲気をくつがえすようにテンション高く、梓に向かって)「くひっ、あ〜な〜たには、どうして私の術が効かなかったのですかぁぁぁぁ?」
梓「簡単なことよ。授業があまりに眠いので、眠らないようにこっそりイヤホンでCDを聞いていたの」
ナイトメア「何と! 教師の話を聞かずに音楽を聞いているなんて、そんな非常識な学生がいるとは……実に嘆かわしい。やはり、この世はゾディアックによって浄化されないといけないようですね。それに、授業中にバケツで水をぶっかけるなんて、どういうつもりです? おかげで、みんなのノートがびしょ濡れじゃないですか? 学習妨害もいいところです」
雄輝「馬怪人が、今さら教師面すんなよ。みんなのノートなら大丈夫さ。要は乾かせばいいんだろう? 星輝石パワー発動! ソーラー・ドライヤー・フラッシュ!」
ナイトメア「何? 星輝石から発する熱で、水分が蒸発していく!」
雄輝「乾いた後で、紙がパサパサなのは、勘弁してくれってな」
梓「雄輝、よくやったわ。それにポカポカ暖かい陽気で、クラスのみんなももう一度、眠りについた。今なら心置きなく、戦える!」
雄輝「OK。行くぜ、正義転装!」
ナイトメア「ヒェッ? 戦闘形態になりましたか。しかし、教室で生徒が先生を殴ったりしたら、校内暴力ですよ。学級崩壊ですよ。そのように世の中の秩序を破壊して、あ〜な〜たは、いいのですかぁぁぁぁ?」
ラーリオス「ごちゃごちゃ、うるせえんだよ! 眠くなる授業しかしない教師なんて、いらねえ! お前なんかクビだ! 光になれぇぇぇぇぇ!」
 DOGOOOOOOOOOONNNNNNN!
 ラーリオスのパンチで、窓から飛び出したナイトメアは、キラーンと星になる。


 一方、そのころ。とある山中で。
 夜空を見ている星輝士ソラーク、星が一つ流れるのを見て、つぶやく。
「また一つ、星が散ったか。おそるべし、ラーリオス!」


 こうして、生徒を催眠状態にして操る、ゾディアックの悪夢の計画は阻止され、学園には元の平和が戻った。術にかけられていた生徒たちも、教室で見た馬怪人のことは単なる変な夢として、あっさり忘却していった。
 それから数日後……。


雄輝「ZZZ……」
梓(あ〜あ、ゾディアックの怪人相手にはあれだけがんばったのに、普通の授業ではこうなんて……先が思いやられるわ)
 そうつぶやきながら、ポンと雄輝の頭に消しゴムをぶつけて、起こそうとする。
雄輝(消しゴムが当たって)「ムォガ? 畜生! 一体、何しやがるんだ?」
教師「どうした、上座! オレの授業に何か文句でもあるのか?」
雄輝「い、いえ、先生。そういうわけじゃなくて……」(梓の方を見て小声で)「くそ、恥かかせやがって。後で覚えてろよ」

 クスクスと笑う梓。


 こうして、平和な日常が過ぎていく。(つづく……かな?)
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 以上です。
 とりあえず、ギャグで書くなら、書き慣れた、しかも余計な描写に字数を喰わない会話リプレイ型が、自分ではベストだと思います。