何だか、話数を見ると、『コウ・ウラキ吶喊(とっかん)します』と言いたくなるのですが。
そうなると、次回は、『ソロモンよ、私は帰ってきた!』となるわけですな。
それはともかく、新番組のゴーオンジャーです。
NOVAの現在の注目は、大人視点で、未熟な3人にツッコミ入れるゴーオンブラックです。
元警官で、クールな外見に熱い正義の心を宿し、「お前らに正義は守れん。オレにやらせろ」と言い放つ自信過剰男です(笑)。
そんな彼に、明日放送の2話で、ぜひ言ってほしいセリフがあります。
「お前ら、何も守れていないじゃないか!」(byアイハラ・リュウ)
1話で周囲の被害も省みず、エンジンオーで大暴れしたカクシターズの後継者(?)に、怒りをぶちまけてほしいものです。
エンジンオー考察
胸と腹と腰の3縦並んだ瞳が特徴のエンジンオー。
「トーテムポール」という仇名もすでにつけられていますが、初めてデザイン画を見たときの衝撃に比べれば、劇中ではさほど気になりませんでした。
理由は、慣れたから……というのもありますが、デザイン画の方は頭部が小さく描かれている一方で、実際の撮影に使われるロボスーツは、頭部が大きい。
頭がしっかり大きく目立つなら、胸腹腰はそれほど気にならないかな。
それでも、せっかくの胸顔、腹顔、腰顔を活かさない手もないので、「目からビーム」「目からミサイル」「目から炎」など凝ったギミックで遊んで欲しいものです。
あ、口で噛み付いてもOKですよ。
ただのRVロボの二番煎じではない、存在感を発揮してもらいたいものです。
なお、NOVAは、第1話で飛行形態を披露したスピードルに拍手喝采でした。
敵も久々に小型戦闘機を登場させましたので、分離メカアクションも、しばらく(バンクでもいいから)魅せて欲しいですね。せめて半クールぐらい。
カクシターズ後継者
とりあえず、スタートは3人から。
半年近く活動しているメンバーに、後から追加されるって設定は、同じ武上センセのガオや、ボウケンジャーを連想します。
ガオの場合は、レッドが新入りで、いきなりリーダー任命。序盤は、当初からのリーダーであるイエローと対立していましたが、すぐにイエローがヘタレ化。
一方、ボウケンの場合は、大人路線の赤青桃に、子供路線の黒黄が追加加入。黒はレッドに反発してツッパっていましたが、いまいち相手にならず、そのまま落ち着いた……ように見えて、終盤で反抗期モード復活。
このようにメンバー加入による対立ドラマ*1を序盤から展開しようという流れですな。
レッドは、分かりやすい熱血漢。未熟ながら、しっかりメンバーを引っ張るリーダーとなっていました。
ブルーは、知識担当。放送前はクールなキャラで、おバカなレッドにツッコミを入れるのかなあ、と思ってましたが、実際は薀蓄たれな性格を逆にツッコまれる弟分キャラとして描かれていました。いわゆるコンVの小介みたいな「博士くん」キャラですね。
イエローは紅一点ですが、前作のマジメ路線から切り替わって、ボウケンイエロー的な妹キャラですね。愛車のベアールVともども、しっかり萌えキャラとして描かれてほしいものです。
以上3人が活躍した第1話。
速いテンポで豊富なアクションを魅せてくれた回でした。
アクション描写で気に入ったのは、腕や脚についてる車輪がただの飾りではなく、きちんと回転して技使用されること。こういうスーツデザインを活かしたギミックは好きですね。
期待の新メンバー
そして、改めて黒と、若輩者の緑です。
スーツデザインは、腕と脚が車輪ではなく、金色の歯車状になっている点が、カクシターズ後継者と異なっています。こういう金色パーツが、ちょっと豪勢な感じですね。
もっとも、ブラックの場合、黒タイヤだったら目立たないので、そういうカラーリング的な必然もあるのでしょうが。
変身アイテムも違っていて、初期メンバーは携帯電話、新メンバーは戦隊の昔の伝統っぽいブレス。これは、オールドファンは新メンバーを応援しろってことですかね。
気になるのはグリーンの性格。
弟分キャラだと、ブルーと被りそうなんですが、対立するレッドとブラックを、とりあえずブルーとグリーンでそれぞれ「まあまあ」となだめる役どころになるのでしょうな。
でも、お調子者で、事件に巻き込まれやすいイジラレキャラみたいですね。
でも、グリーンが目立てば、ブルーが地味になりそうだし、その辺のキャラ配置のバランスが気になるところ。
ブラックについては、何も心配せず期待しています。
昔、ガオで、ガオブラックが暴れてくれることを期待していたのですが*2、意外とおとなしい性格で、
また、アバレブラックも名前に反して、温厚な性格*3。
そして、ボウケンブラックも、前述のように、本当に暴れたのは終盤だけ。
そんなわけで、今回のブラックは、久々に「ツッパったブラック」として、レッドと激しくいがみ合って、ドラマを盛り上げてくれることを期待しているわけですな。
次回、5人そろって「えころじい」、いや、5人そろって「ゴーオンジャー」が結成されることを楽しみにして。
今はまだ「サンオンジャー」だし。