25話で「Sentinel Knight(ズバーン)」と合体するバトライザーが登場しました。音楽がアレンジされていたりしますが、戦闘シーンの映像をば。
最初、見た瞬間、思わず「胸の顔は飾りだ!」と言いたくなりましたが、一応、光線を放つ仕様になっていたんですね。むしろ、電王クライマックスフォームのリュウタの仮面みたいだな、と。
ついでに、最新のOP画像も貼り付けておきます。
22話「One Fine Day」
この話の元ネタは順当に31話。
さくら姉さんとシルバーの交流話です。
パワレンにアレンジされた話では……以前(16話)、ブラックにまとわりついていたタイゾンが今度はピンクにまとわりついて……やっぱり関係がギクシャクするわけですね。
日本のシルバーもそうでしたが、マーキュリーレンジャーもそれまで仲間作りを避けていたせいか、コミュニケーションが下手なように描かれています。
で、フィアキャッツの襲撃でタイゾンが負傷したことで、ピンクがキレて逆襲に出る、という展開も日本と同じ。
23〜24話「Ronny on Empty」前後編
ダイボイジャーが登場する33〜34話をアレンジした話。
原作では、菜月が古代レムリアの末裔だと分かって一波乱あったわけですが、パワレンでは、その辺りの設定は割愛されています。
真面目で冗談の通じないブラックに、一緒にハロウィーンパーティーを楽しませようとイエロー(ロニー)が絡む日常シーンからスタート。パワレンでは、ロニーの性格って競争心が激しいはずだったんですが、どうも日本の菜月の影響を受けているようですね。ずいぶん、精神年齢が下がった気が。
まあ、この前の話でも、ピンク(ローズ)の性格が、研究者肌だったはずが、さくら姉さんの影響からか「コミュニケーション下手な一面がある一方で、キレて暴走する」要素が吹き出していましたが……というか、話によって性格が違う? ようにも思えます。まあ、それは実際のドラマを通して見ていないからかもしれませんが。
話を戻して。
戦いの中で、ブラックとイエロー、そしてSentinel Knightが敵に捕らわれてしまいます。ブラックはイエローと共に何とか脱出しようとするのですが、追撃を受けて、イエローだけがもう一度捕まってしまう、と。
Sentinel Knightとイエローの生命力を吸収することで、敵は強力なロボットを起動させ、レンジャーたちのゾードを粉砕することに成功します。
ピンチのレンジャーを救うために、バトルフリートゾード(ゴーゴーボイジャー)が初出動。かろうじて敵を撃退したものの、バトルフリートの整備は完全じゃなく、イエローも捕らわれたままです。責任を感じたブラックは、単身、イエローの救出に赴くことに……ここまでが前編。
後編は、ブラックのイエロー救出劇と、ロボモードに変形したバトルフリートメガゾード(ダイボイジャー)の活躍と、まあ、原作とほぼ同じ展開。
なお、イエローの出自の話が割愛されている分は、原作にないダークシャドウとの戦い(今回のメイン敵は、リュウオーンとクエスターなので)が追加されることで、放送時間の調整がされているみたいです。
25話「Things Not Said」
……ということで、今回の目玉のバトライザー登場話です。
巨大戦映像の元ネタは、原作35話ですが、まあ、そんなことは、この話ではどうでもよろしい。
原作では「菜月の秘密」にスポットが当たっていたわけですが、パワレンでは「レッド(マック)の意外な秘密」がこの回で、唐突に暴露されます。何と、彼は人間ではなく、「作られて2年目のアンドロイド」だったのでした!
以前、「パワレン・ターボ」にロボットレンジャーの話があったのですが、そういう「身代わりのために特別に作ったロボット」というオチではなく、「人ではないロボット人間の苦悩」をここに来て、真面目にドラマに取り入れよう、という流れなんですね。
いや、まあ、宇宙人という設定なら、レッドは「イン・スペース」のアンドロスという例がありますし、本作でも(レッドではないですが)タイゾンの例があるから、パワレンでは別に珍しくもないのですが、
メカ人間レッドというのは初めてです。ジャッカーのサイボーグとも違うわけで、むしろキカイダーやメタルダー。思わず、「アンドロイドはパワーレンジャーの夢を見るか?」と言いたくもなります。
自分がロボットだという秘密を知ってしまったレッドが、仲間にそれを伝えるかどうか悩むのが、ドラマの中核。結局、バトライズして活躍した後で、それを伝え、仲間は戸惑いながらも、それを受け入れるのですが、レッドは素直に喜べないまま、浮かない顔でつづく、と。
非常に続きが気になるところですが、次の回の放送は10月になるそうなので、やきもきさせてくれます。