FFのプレイは停滞中。
ただ、先日、FF12の攻略本(アルティマニア)が出たので、読んでいたりします。
さて、何だかんだ言って、FF熱が冷めてきているのも現状なので、完全に冷める前に、ヒロイン考察のつづきをやっておきます。
お題は、FF9。
ガーネット・ティル・アレクサンドロス17世
王女にして、白魔道士です。召喚魔法も使えます。
本作では、他の女性キャラが角付き幼女と、人外ですので、正統派ヒロインを求める向きには、彼女しか選択肢がありません。
いや、まあ、パーティーキャラにこだわらなければ、女将軍ベアトリクスなんて、セリスの流れを汲む大人の女性で、いい雰囲気なんですが。パーティーキャラの騎士シュタイナーとの純愛なんかは、『未来少年コナン』のダイス船長とモンスリー女史の関係を髣髴とさせました。
さて、『未来少年コナン』が出てくると、同じ宮崎駿監督作品で『ルパン三世 カリオストロの城』とつながります。
泥棒と王女の恋。これはFF9のテーマの一つにもなっていますね。主人公ジタンと、ガーネットの関係は、舞台劇の盛んな中近世風ファンタジーワールド「霧の大陸」で、陰謀と戦乱を背景に、しんみりと描かれます。身分違いの恋……こういうドラマは、FFでは本作だけ*1。
ただ、まあ、最新作のFF12では、亡国の王女と空賊さんが何だかいい雰囲気になるそうで、これはやはり『スターウォーズ』へのオマージュなんでしょうなあ、と感じています。
ガーネットに話を戻して……戦闘での役割はFFXのユウナと同じ。
途中、王女の身分を隠すために「ダガー」なんて偽名を使ったりするわけですが、女性キャラの名前が「ダガー」なんてのは、ネーミングセンスを疑われます。もっと可愛いのを希望! ってことで、NOVAは「ミスリル」と名付けていました。偽名の由来が、彼女の持っていた「ミスリルダガー」だったもんで。
フライヤ・クレセント
FF史上初、人外の異種族、女性キャラです*2。ネズミ族の女性竜騎士で、内心では恋の情熱を燃やすのですが、普段はクールな大人の女性。ただし、人の目から見て、色気は全くありません。
彼女のキャラクター像(クールな大人の異種族女性)は、FF12のフランに受け継がれていますが、そちらはウサ耳美女で色気抜群。うん、何だか進化を感じるぞ。
それはともかく、ここでは竜騎士について語りたい。
竜騎士という単語がFF世界に登場するのは、2のパーティーキャラ、リチャードが元祖ですが、ジョブとしては、FF3が初出。槍を愛用し、ジャンプで敵の攻撃をかわしつつ、大ダメージの攻撃! という戦闘シーンは、サイドビューのFFらしさをフルに活かした「魅せる戦闘」をNOVAに堪能させてくれました。
その後、4の竜騎士カインを経て、5では「竜剣」というMP吸収技を習得、6ではモーグリのモグが竜騎士的役目を務め、7のシドまで華麗なジャンプ技が受け継がれてきました。8では、ラグナの仲間ウォードが、槍ならぬ巨大モリのハープーンを武器に、特殊技でジャンプ攻撃を見せるなど、一応、正統派とは言えないながらも、竜騎士的要素を継承。
9のフライヤの後は、Xのキマリを経て……途切れてしまった。X2のドレスフィアには竜騎士はなく、12でもジャンプ技はないようだ。
ということで、竜騎士好きのNOVAにとっては、需要が満たされない状況が続いているのですが、その想いはDS版「FF3」で昇華するつもり。竜騎士4人衆で強敵ガルーダに挑んだ、あのバトルよ、今一度。
エーコ・キャルオル
召喚士です。この世界の召喚士は、額に角が生えています。それと大きな黄色いリボンが特徴。FF6のリルム以来、幼女系キャラは出ていなかったのですが、本作で復活。しかし、また、しばらく鳴りを潜めています。
NOVAにロリコン趣味はないので、エーコについては、あまり書くことがありません。困ったものだ。
戦闘での役割的にも、ガーネットと同じで、特筆することはないですし。