Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

現在Xプレイ中

 5月に入って、NOVAの「ACE2」プレイは中断しております*1
 で、連休明けに久々に再開したのが「FFX」。
ファイナルファンタジーX ファイナルファンタジーX シナリオアルティマニア (SE-MOOK)ファイナルファンタジーX バトルアルティマニア (SE-MOOK)ファイナルファンタジーX アルティマニアΩ (SE-MOOK)
 世間が「FF12」をプレイしているのに、ここは5年遅れていますな(苦笑)。
 ……と言っても、すでに40時間ほどプレイしているので、終盤の「ガガゼト山」に来ております。


 これまでのプレイでは、あまりレベルアップのための戦いはしていなかったのですが、この山で「シーモア終異体」なるボスキャラと戦って、撃退したものの苦戦したために鍛える必要を痛感。うん、山にこもっての修行、というのはドラマになるし。
 目標は、黒魔導士のルールーが「〜ガ」シリーズの魔法*2を覚え、召喚士のユウナが「ケアルガ」を覚えること。
 で、その間に仲間も順調に成長。盗賊娘のリュックが「わいろ」の特技を覚えたり、敵からアイテムを盗んだりして大活躍*3
 以前にプレイしたときは、あまり戦闘を楽しんでいなかったと思うけど、今は結構、楽しめてます。楽しみすぎて、ルールーは「連続魔」の特技を、ユウナは「アレイズ」の呪文を習得できるぐらいまで成長。
 しかし、ここで成長バトルも中断を余儀なくされました。それらの特技を入手するには、「LV3キースフィア」なるアイテムを入手しないといけません。で、ストーリーを先に進めないと、それは手に入らないらしい。
 ……ということで、久々にサルのように打ち込めた成長バトルを終えて、プレイを進めることにするのでした。


 でも、その前に、ここで本作の主人公ティーダについて、少し語ってみようかな、と。

軽戦士の主人公

 RPGの主人公……と言えば、大体、「剣士」と相場が決まっていますが*4
 ドラクエの主人公が「回復魔法の使える勇者的戦士」であるのに対し、FFの場合は「盗賊的軽戦士」の印象があります。いや、「FF4」のセシルのように、勇者(パラディン)というケースもあるのですが、「FF6」のトレジャーハンター・ロック*5や、「FF9」のサルみたいなジタン*6の印象も強くて。
 確かに、「FF7」のクラウドは大剣使い、「FF8」のスコールはガンブレード使いと、それぞれ長剣を使いこなしますが、ロックとジタンは騎士用の大型剣を使えない軽戦士として描かれており、パワーに欠ける印象。
 そして、ティーダもまた、スピード勝負の軽戦士。おかげで、「固い敵」に攻撃が通らなくて、苦労しています。それでも目下、NOVAのティーダが愛用しているのは、相手を石化できる「ブレイクブレイド」。イメージは「ミキサーで固めて、ドリルでとどめ」(笑)。結構、やみつきになってます。

主人公……と言えば、自分探し

 ドラクエでは「父親探し」「故郷探し」がメインで、純粋に「自分探し」となると「6」ぐらいなのですが*7
 FFではストレートに自分探しをやっている作品が多いか、と。
 最初にそういう要素が表れたのは「FF4の暗黒騎士セシル」。暗黒騎士の生き様に悩むうちに、自分に打ち勝って聖騎士パラディンに転向。その後、実は「自分が月の民の末裔であり、宿敵と思いつめていたゴルベーザこそ自分の兄と判明」するなど、意外な真相を発見するドラマに満ちていました。
 「FF5の冒険者バッツ」は、異世界の戦士の息子という出自が判明するというドラマがありますが、この作品でのポイントはもう一つ。それは「記憶喪失の王様ガラフ」。FFシリーズで記憶喪失ネタは、彼が元祖。
 続く「FF6」では、「幻獣とのハーフ」ティナが記憶喪失として登場。この作品の主人公は、ロックとティナ、後に帝国の女将軍セリスと多彩な視点で展開していくわけですが、自分探しというテーマに最も当てはまるのは、やはりティナではないか、と。
 そして「FF7」。主人公クラウドの名乗っていた「ソルジャー」という過去は、「偽りの記憶」だったと後半で判明。そして、精神崩壊してしまう主人公……という「Zガンダム」チックな展開を見せてくれます*8
 「FF8」のスコールも、「ガーディアンフォースによる副作用」で記憶の喪失を起こしております。どうも、こういうP.K.ディックばりのネタは、ゲームでは好みではありません。プレイヤーに与えられた情報が、「実は偽りのものだった」というのは、ゲームとしてはいまいちフェアじゃない気が……。
 それに比べると、「FF9」のジタンのように、「隠された出自」というのは素直に受け入れられます。「天涯孤独の放浪の冒険者が実は……」的な展開はOK。


 そして、本作のティーダは、実は「具現化した夢」であることが、ガガゼト山で示され……最後は世界を救うために、自分が消えることを覚悟して戦う主人公となっていくらしいですが、そういう感想はまたいずれ。
ファイナルファンタジーコレクション PS one Books ファイナルファンタジーVIIインターナショナル ファイナルファンタジー? ファイナルファンタジーIX

*1:プレイ中断はいつものことだが(苦笑)。

*2:「ファイガ」「ブリザガ」「サンダガ」など属性系の最高位。なお、標準は「ファイア」「ブリザド」「サンダー」で、中位は「〜ラ」が付くのはFFファンには常識。

*3:リュックはメカニックの技能も持っていて、敵の機械系のモンスターから素早く部品を盗む取ることで、一瞬にして破壊することもできる。まるで「カーレンジャー」のイエローレーサーみたい。

*4:ドラクエVの主人公のように、「主人公の最強武器が杖」というのは珍しい例。

*5:「泥棒じゃない。トレジャーハンターと呼んでくれ」の名セリフを残すが、得意技は「ぬすむ」(笑)。今だと、ボウケンジャーのネタに使えそうなキャラです。

*6:モデルは『ドラゴンボール』の孫悟空と言われており、尻尾が生えてる亜人

*7:「主人公=プレイヤー視点」ですから、「自分が誰なのか悩む主人公」は描きにくいわけで

*8:「プレイヤー=ドラマの観客視点」ですから、できた展開ですね。