http://www.toei.co.jp/tv/kabuto/index.asp?action=entry&num=77によれば、
メインライター米村さんによる、天道の初期設定は……、
- 天才型。裏で多大な努力をするが、それを表には出さない。
- 世界で戦うアスリート同様、『勝つための努力』――それは余りにも当然なことなので、敢えて口にしない。本当の男は根性などと口にしない。
- お世辞や愛想が言えず、融通が利かない。
- 敬語を使わない。誰に対しても「お前」。いちばん丁寧な挨拶が「おう」「よう」。
で、この天道のモデルが、脚本家・井上敏樹氏ではないか、という話が語られていました*1。
そして、11話、12話に続き、井上敏樹氏が脚本した15話。
カブトと影山ザビー、ドレイクの三つ巴の戦いは、
「気まぐれな風ではなく、天道への借りを返しに来た」とうそぶくドレイクが、カブトに一方的に痛めつけられ、
さらに影山ザビーにまで一方的に打ちのめされた挙句、
「もう少しだったのに……今日のところは邪魔が入りました。アディオス・アミーゴ」(趣意)と捨て台詞を残して、キャプテン・ドレイクが去ったところで終わり。
ついでに、影山ザビーもカブトに殴りかかっていましたが、全く相手にならず。
何とも、力量差が明らかすぎて、盛り上がりようのない三つ巴戦でした。
その後は、「組織に頼らず、一人で戦うことを決意した加賀美」の前に、「今まで一人だったのに、突然シャドウの隊長として出現した天道」という「?」な展開でつづく。
これがダブルワーム?
前回、スーパーダイボウケンの必殺技名をネタにしたミニコント「ダブルワーム」。
まさか、今回の伏線だった?
ワームと見なされた酔っ払い医者。同じ姿格好の人物が目撃され、どちらかがワームかと思いきや、二人そろって、居酒屋で仲良く酒を飲み交わして「?」状態。その時、別の場所でワームが出現して、戦いにもつれ込んだわけですが、果たして真相は?
- 文字どおり、ダブルワーム。居酒屋の2人は、どちらもワーム。あるいは、もう一体も合わせて、トリプルワーム?
- 居酒屋の二人は単なる双子で、ワームではない。ワームは別の人間に擬態していた。
考えられる予想は以上ですが、ミステリーでは「読者に情報を与えない双子の登場」は禁じ手なんですよね*2。まあ、それを言うなら、11話も「いくつ殺人事件があっても、真の犯人は一人でなければならない」に反していますが*3。