Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

ヒーローガールな空の話

プリキュアの情報増えた

 

NOVA「今年最初のニチアサも見れて、いよいよ平常運転って感じの2023年だな」

翔花「初ドンブラでハッピーよ♪」

晶華「ひろがるスカイの主人公が史上初の青プリキュアってのも意外な話ね」

NOVA「一応、W主人公形式なので、青のキュアスカイと従来どおりの桃キュアプリズムの両方が主人公と俺は見ているがな」

晶華「これまでのパターンだと、普通の中学生が異世界の妖精力でプリキュアに変身ってのが定番なのよね」

NOVA「でも、今回は異世界の住人が主人公のキュアスカイで、従来なら主人公枠になるキュアプリズムがナンバー2の相棒枠という変化球だ。言わば、プリキュア界におけるグレンダイザーみたいなものと言えよう」

翔花「どういう意味?」

NOVA「ごく普通の高校生である兜甲児が、祖父の兜十蔵博士の作ったスーパーロボットマジンガーZに乗るのが第1作。そして兜甲児の死んだと思われていた父・兜剣造博士が作ったグレートマジンガーに乗るのが、剣造博士の養子的な立場でパイロット教育を受けた孤児出身の剣鉄也となる」

晶華「甲児くんは一般人からマジンガーパイロットになったけど、鉄也さんは最初からマジンガーパイロットとして英才教育を受けたプロの戦士ってことね」

NOVA「科学者の祖父や親譲りの機械操作の才能を持つ天才肌が甲児で、血のにじむ努力を重ねてきたのが鉄也という比較もできるが、どちらも地球人という点では変わりない。そこにマジンガーシリーズ3作めとして新設定を加えたのがグレンダイザーなんだ」

晶華「宇宙人のデューク・フリードさんが故郷のフリード星を悪のベガ星に滅ぼされたので、地球に脱出して来て、宇門大介を名乗っているのよね」

NOVA「ああ。そして宇門博士の研究所で宇宙学の研究に来た兜甲児と大介さんが知り合い、親友になることでW主人公になるわけだな。大介さんは故郷の星を滅ぼされた亡国の王子で、当初は戦いを忌み嫌うんだが、第二の故郷・地球の緑を守るため、そして友となった甲児くんのピンチを救うためにグレンダイザーに乗って戦う物語だ」

翔花「なるほど。つまり大介さんがキュアスカイに相当し、甲児くんがキュアプリズムに相当するってNOVAちゃんは考えているわけね」

NOVA「異星人、もしくは異世界人が主人公ってことは、受け皿として地球人のパートナーが必要なわけだな。東映特撮だとアクマイザー3に相当するかな」

晶華「でも、戦争嫌いの大介さんと、ヒーロー好きなキュアスカイさんじゃ、全然キャラが違うよね」

翔花「活発な青と、控えめなパートナーの桃だと、今までのプリキュアの文脈とも違うみたいだし」

NOVA「青プリだと、クールな才女ってイメージが強いもんな。まあ、違う青もそれなりにいるんだが」

NOVA「とにかく、『ヒーロー好きなアクティブ青ヒロイン』って設定で、ヒーローファンの俺のツボを突くのは明らかだし、声優さんが関根明良さんってことは、『風都探偵』のときめだからな」

NOVA「風都探偵の助手から、空のプリキュアになるとは華麗なる変身ってところだな」

 

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正月三ヶ日が明けて

明日から仕事だぜ

 

NOVA「まあ、仕事の準備とかは、昨日のうちに済ませたので、今日は最後ののんびりモードだ」

翔花「お正月休みの間にやりたいことは全部終わった?」

NOVA「いや、やりたいことリストをざっと上げてみるが、どうやら正月休みの間には無理だな」

 

・モンスターの逆襲(当ブログ)

・妖精女王ズ(当ブログ)

ゴブリンスレイヤー外伝イヤーワン3感想(コンパーニュ)

・魔神ハンター(コンパーニュ)

・ガイア・グランプリ(ウルトロピカル)

・年末ギーツ&リバイス映画感想(掲示板書き込み)

 

NOVA「『妖精女王ズ』と『魔神ハンター』は簡単に終わらない連載記事なので、取っ掛かり程度と思っていたが、とにかく勢いがついた時に面白い記事が書けるようにテンションを上げて行くつもりだ。時流なんかも意識しながらな」

晶華「時流と言えば、1月8日の日曜日がいろいろ波乱っぽいわね」

NOVA「ニチアサや水星魔女の第1部完もさることながら、大河ドラマの新作や必殺仕事人が楽しみだったりする」

NOVA「他には、この3ヶ日の間に、こういうものが話題に上がった」

晶華「へえ。スパロボでもお馴染みのボルテスさんが海外で実写映画化されるのかあ」

NOVA「いや、映画じゃない。全80話近いTV放送として、今年スタートするらしい」

翔花「ボルテス愛に満ちたフィリピンの人って凄いわね」

NOVA「ああ、フランス人のグレンダイザー好きとか、日本人以上の盛り上がりがあるらしいからな。外国人が改めて日本のロボットアニメや特撮作品を盛り上げてくれると、この趣味を続けて良かったと感じることもあるんだ。なお、フィリピンの陸軍の軍歌がボルテスの主題歌だという話も聞く」

NOVA「ロボットアニメファンの視点では、ボルテスがマイナー呼ばわりされるのは口惜しくもあるが、比較対象がマジンガーガンダム、それにエヴァなど社会現象を引き起こした作品群だとすれば、まあ、マイナーなんだろうな。OPが堀江美都子さん、EDが水木一郎さんと言うだけで、アニメファンには神作なんだが」

NOVA「ともあれ、フィリピン人におけるボルテスは、ナデシコの木連におけるゲキガンガーに近いような印象を覚えるんだが、こういうのを見て『ボルテスV軍国主義アニメだ』という誤解が広まるのはイヤだな」

晶華「でも、前番組のコンVさんよりは、軍隊が前面に出てくるわよね。岡防衛庁長官とかもろに軍人だし」

NOVA「軍人とか自衛隊を見ただけで、軍国主義と短絡的に決めつけるのはどうかと思うがな。軍国主義云々を言うなら、後番組のダイモスの三輪長官を例に挙げるべきだ。ボルテスもダイモスも、最後は侵略者との和平を勝ちとる平和主義の主人公たちの苦闘と勝利を描いた作品で、決して軍国主義を是とする話じゃない。中身を知らずに、表層だけでバッシングする文化破壊主義者はおそらく『軍国主義と文化破壊がリンクしがち』ってことを認識して欲しいものだ」

翔花「そこから、差異を乗り越える愛がテーマになるのがダイモスさんと」

NOVA「まあ、最近はスパロボダイモスが出る機会がなくなっているので、そちらも流したくなるわけだがな」

晶華「ダイモスさんの代わりに、ダルタニアスさんが超電磁トリオ扱いだもんね、DDでは」

 

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お正月のウサギ話

新年明けましておめでとう

 

NOVA「よし、ダブルスペイザーをゲットした」

翔花「おめでとう♪」

晶華「年始早々、スパロボ?」

NOVA「だって、正月にお年玉でもらったクリスタルで、ガシャ1回できるだけ貯まったから、祈りを込めて回したんだよ。すると、欲しい物をゲットした。今年は幸先がいいぜ。去年の終わりの負け呪いが払拭できた気がする」

NOVA「後は、マリンスペイザーと、ドリルスペイザーと、サポートパーツでマリアちゃんが実装されると嬉しいが、その前に鋼鉄ジーグマッハドリルをゲットしたく思う」

NOVA「俺のマッハドリル愛は以下の記事を読めば分かるはず」

NOVA「一年の計は元旦にあり。今年こそ、マッハドリルが当たるよう願掛けをするのが今だ」

晶華「私にはどうして、NOVAちゃんがそこまでマッハドリルに愛情を注ぐのか分からないんだけど」

翔花「わたしも同じ」

NOVA「では、語ってやろう。俺とマッハドリルの馴れ初めを」

晶華「いや、別に正月早々、そんな話を聞きたくないし」

翔花「ええと、NOVAちゃんが川で洗濯をしていると、川上からマッハドリルがどんぶらこ〜と流れて来たのよね」

NOVA「そうだ。マッハドリルを拾い上げた俺は、中から生まれた子どもをマッハドリル太郎と名付け……って、そんな昔話があるか!」

翔花「じゃあ、竹取のNOVAちゃんが竹をスパンと割ると、美しいマッハドリルがちょこんと座っていて、将来、月に飛んで行くのね」

NOVA「竹ドリ物語……って、そんな話でもねえ!」

晶華「正月早々、一体、何の話をしているのよ? これだからドンブラ脳は……」

 

NOVA「と、とにかくだ。正月はダブルスペイザーが当たってハッピー。この勢いで、今年はマッハドリルも当たればいいなあ、と考えているわけだ。それはともかく、月の話が出たってことは、ウサギだな。そう、今日はウサギの話をしようと思っていたのに、何でこんな流れに?」

 

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スパロボ年末完結編・緑色の奇跡(DD第2章パート14)

弾丸Xキター

 

NOVA「ということで、今年の締めを飾るスパロボ話だ」

晶華「あれ? 『モンスターの逆襲』じゃないの?」

NOVA「俺は先程こう言った」

 

今年最後に何かを完結させられるとしたら、『モンスターの逆襲 第3章』か『スパロボDD 第2章パート14』だろうからな

 

NOVA「で、年末ガシャで、こいつをゲットしたんだ」

NOVA「ガオガイガー前半のクライマックス、パスダー戦で切り札となった弾丸X。これまでのスパロボでは、イベント描写でしかなかった必殺攻撃が、初めて映像込みの必殺技として実装された。こいつをガシャで当てた。これが2022年最後の達成感と言っていい」

NOVA「勇者王と言えば、小林清志さんかあ。今年の夏の訃報が偲ばれるぜ」

翔花「この記事ね」

NOVA「何だ、この記事? 訃報で哀しむのはいいが、その後に自爆するとは……」

009『すまない。ぼくの不始末だ』

翔花「そう言えば、KP1号ちゃんはどうなってるの?」

NOVA「ボディの方は修復されたんだが、メモリの方がな。言わば、弾丸X使用後のGGG機動部隊みたいな状態で、意識不明が続いている。来年には覚醒することを期待して、今はリバTが世話している」

ケイPジロー『そうだッピね。おいたわしや、イチロー兄さん』

NOVA「大丈夫。ああ見えても、勇者・翔花のサポーターだからな。勇気で補えば、必ず復活するさ」

晶華「KPちゃん自爆事件も、今年の大ニュースの一つじゃない?」

NOVA「自爆の原因が原因だし、俺や翔花たちがいない間に起こった事故だからな。そんなアクシデントを重大ニュース扱いしたくはない。とにかく、今は弾丸Xゲットを祝う時間だ」

 

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大晦日の総括タイム

前回の続き

 

NOVA「さあ、泣いても笑っても、2022年は本日で終わりだ」

晶華「『泣いても笑っても終わり』ってフレーズはよく聞くよね」

翔花「『怒っても浮かれても終わり』って言い回しにはならないよね」

NOVA「まあ、一年の締めくくりで、泣いたり怒ったりはしたくないんだが、とりあえず、泣いて終わるなら悲劇で、笑って終わるならハッピーエンドか喜劇ってことだな。それと、浮かれるのは年明けの正月で、大晦日はしみじみ感じ入るのもありだと思う」

翔花「今年もいろいろあったわね」

NOVA「前回も、それを総括したんだが、疲れていたからか、うまくまとまった気がしない。同じ総括記事なら、こっちの記事の方がまとまりがいい感じだ」

晶華「秋以降は、NOVAちゃんがゲームブック脳だったから、ここだけだとあまり何も成し遂げていないって感じだけど、ゲームブックはいっぱいやり遂げたんじゃない?」

NOVA「まあ、『魔神ハンター』にしても、『妖精女王ズ』にしても、サクサク終わらないけど、ゲームブックはサクサク終わるもんなあ。今年クリアしたゲームブックを挙げると、こうなる」

 

1.火吹山の魔法使いふたたび(6月、新作)

2.火吹山の魔法使い(6月、ダイアンナ)

3.バルサスの要塞(6〜7月、ダイアンナ)

4.盗賊都市(7月、アスト)

5.危難の港(8月、新作)

6.運命の森(8月、ダイアンナ)

7.魂を盗むもの(9月、新作)

8.さまよえる宇宙船(9〜10月、アスト→ダイアンナ)

9.地獄の館(10月、カニコング)

10.サイボーグを倒せ(11月〜未完、アスト→ダイアンナ→NOVA→カニコング予定)

 

NOVA「作者としては、攻略記事を書くに当たって新作も旧作も全部解いたり、解き直したりしてるんだが、記事を書くに際しては『NOVAは新作のみ解いている』『旧作はゲームブック初心者のダイアンナを始め、ウルトロピカルの面々が解いている』という形式をとった。昔、解いた作品だったら、俺はストーリーや攻略手順をある程度、分かっているんだが、そういう視点で記事書きしても面白くないんだよな。やはり、ゲームブック初心者プレイヤーが悪戦苦闘して成長する物語が面白いのであって」

晶華「やり込み派が超絶テクニックを披露するのも面白いんじゃない?」

NOVA「それはeスポーツみたいな感覚だな。魅せるプレイとかに通じるが、ゲームって勝ったり負けたり、ドジって失敗するのも楽しいんだ。特に、『負けたからコンティニューだ〜』を持ち芸にするのもあり。まあ、さすがに負け続けて物語がなかなか進まないのは、読み物としてイライラしたりもするから、不毛な再プレイの繰り返しは記事として避けるべきだが、『負けてリベンジを誓って、攻略法を見つけて、頑張ってクリアする』という展開は、勝負事のエンタメとして面白いと思う」

翔花「で、ゲームブック記事ばかり書いてると、『妖精女王ズ』が進まなくなったのが秋ってことね」

NOVA「こう言っちゃ何だが、『魔神ハンター』も『妖精女王ズ』も長期連載で惰性になっていたし、切り替わりが欲しいと思っていたんだよな。で、ゲームブックは1作が短く終わってサクサク進むし、何よりもFF40周年って熱気があって、時流に乗ってる感があった。さらに嬉しいことに、同じゲームブック攻略ブログを書いてる御仁からの『いいね』をいただくと、励みになったりもしたし、趣味を通じて人とつながる感覚はいいものだ」

 

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仕事納め後の雑談タイム

今年もそろそろ終わり

 

NOVA「ふう。とうとう仕事が終わって、一息ついてる俺がいる」

晶華「おつかれさま〜」

翔花「仕事が済んだら仕事だぜ」

NOVA「それはパチンコのCMだな。まあ、仕事と言えば、新春の仕事人の追加情報が出たりしたんだが」

NOVA「とりあえず、今回、退場する仕事人がエンケンさん演じる瓦屋の陣八郎だと分かって、残念な気持ちとホッとした気持ちの両方がある。

エンケンさんのキャラは、殺しの際の演技がコミカルで面白いと思っているが、ドラマ面では一歩引いた立ち位置で、あくまでメインではない助っ人仕事人だと思っていた。もしも万が一、メインキャラの涼次が退場ならガーンとショックを受けるだろうが、陣八郎の場合はそれほどショックではない。だからホッとしたのもあるが、それはそれで面白いキャラだったのになあ、と残念な気持ちもある、と」

晶華「陣八郎さんって、2015年からのレギュラー枠だったのね」

NOVA「登場しなかったのは2020の時だけだな。15、16、18、19、22、23の6作に出て退場って形になる。前回のリュウとのそば屋コンビが『生真面目な若者リュウと、ちゃらんぽらんな陣八郎の掛け合いが楽しい』と思っていたんだが、これで退場と思うと寂しいな」

翔花「他に注目ポイントは?」

NOVA「鎌倉殿で巴御前を演じた秋元才加さんが、ガッツ石松の娘のゲストヒロインを演じるが、ついでに仕事人に覚醒してくれないかと期待している」

晶華「ただの犠牲者枠でしょ?」

NOVA「おそらくはな。しかし、アクション女優としてウルトラマンの映画や牙狼の魔戒法師も務めた彼女がただの犠牲者とはもったいない気がするんだな。秋元才加さんが女仕事人として、エンケンさんに代わってレギュラー入りしたら、俺は大歓迎するぜ」

翔花「願望妄想乙といったところかしら」

NOVA「お前まで、そんなことを言うか? まあ、女仕事人と言えば、鎌倉殿のトウが最終回で殺しの道から足を洗って、孤児たちに武芸を指南する立場を獲得して、一応の平和な日常に帰結したのは良かった。養い親の善児に比べて、仕事が失敗続きのドジっ娘のイメージが付いていたが、殺しの世界から光の当たる場所に帰って来たのはハッピーエンドだと思う」

晶華「鎌倉殿はさておき、他に注目ポイントは?」

NOVA「橋本じゅん演じる医者の東庵が犠牲者枠なのか、それとも実は悪人で、殺しの的に転じてしまうのかがドラマ的に重要と考える。『エンケンさんの幼馴染みで、ワクチン開発に勤しんでいる真面目な医者』という設定だが、こいつが悪党だと、反ワク思想の人間が調子づきそうなので勘弁して欲しいわけだ」

晶華「でも、江戸養生所が悪人の巣窟であることは明らかでしょ?」

NOVA「給付金詐欺のために、鬼面風邪の患者数を水増ししているようだな。まあ、悪党殺しのドラマなので、悪い医者がいて殺しの的になるのは結構だが、全ての医者が悪党のように描くのは救いがないからな。『ワクチン作っている医者は善人だったけど、ワクチンなんて作られたら金儲けの邪魔だと考える悪党に殺される。彼の仇を命がけでエンケンさんが討って、彼の作ったワクチンを守って、江戸の市民はワクチンのおかげで助かる。鬼面風邪騒動は、こうして人知れず命をかけて戦った善意の医者と仕事人の犠牲のおかげで収まって、めでたしめでたし』となるのが、俺的に納得できるストーリーだ」

翔花「医者の東庵先生が悪党で、それを知った秋元才加さんが絶望して闇堕ちして、殺しの道に足を踏み入れて、レギュラー化するってのは?」

NOVA「それはそれで見てみたい気もするが、善人が絶望して闇堕ちする皮肉なストーリーは今の必殺2時間ドラマの定番だからな。表と裏のどんでん返しがシリーズの醍醐味とも考えるが、反ワク万歳な物語に堕してしまうと、そいつは残念と言わざるを得ない。その辺は脚本の西田征史さんがどんなオチをつけるかを見極めるしかないが、一つだけ先に言っておくことがある」

晶華「何?」

NOVA「ドラマと現実は別物だってことさ。仮に、必殺のドラマでワクチン作りが悪党として描かれたとしても、現実で反ワクチンが正しいと立証されるわけじゃないし、そういう思想云々でドラマがつまらなくなってしまうような感想をもしもメールで寄越してきたら、『俺はそういうドラマをつまらなくしてしまう元凶を、一生許さない』ってことだな。

「ドラマが現実の一部を風刺するとか、皮肉っぽく描くことはあっても、『好きなドラマシリーズをつまらない政治思想の玩具にされた』なら、それは『今回の話はつまらなかったな』となるだけであって、『好きな必殺シリーズが反ワク思想を肯定したから、自分も前言を撤回して、反ワク思想に乗り換えます』なんてことにはならないので、その辺は先に釘を刺しておきたい」

翔花「せっかく楽しんでいるドラマを、つまらない感想のために台無しにされたら、興醒めだもんね」

NOVA「面白い感想ってのは、聞いてて学びがあるんだよな。『役者のこの演技が上手いなあ』とか、『この場面で、このセリフは感じ入った』とか、『こういうストーリーを描くために、こういう伏線を差し挟むなんて緻密なストーリーメイキングだ』とか、読むと面白い考察があって、なるほどな、と首肯できる部分がある。つまらない感想にはそれがない。首肯できる部分がないのに、偏頗な毒だけが目立ってしまい、食べたらグゲっと来る吐き出したくなるような感想。

「面白い感想は、作品の味を引き立たせるような調味料と言えるし、食後のデザートとか、酔わせてくれる美酒にも例えられる。逆に不味い感想は、作品の味を壊してしまうわけだ。仮に反ワク思想の持ち主であっても、ストーリーとは別に、『役者の演技』『殺しの美学や演出、選曲のあれこれ』『物語の伏線や構造の分析』『過去の作品との比較』『今後の期待』など、語れる切り口が芳醇であれば、読んでて勉強になるし、

「もっと簡単に『涼次のキャラはいいですね。リュウも毎回、職業と殺し技が変わるのが面白い。今回は魚屋ですか。天秤棒で棒術を披露するのかな。クライマックスはいつもの刺し技でしょうけど、前座の殺しで見事な棒術アクションを披露してくれるのを期待します』とか、『陣八郎さんの退場は残念です。この人はカクレンジャーの貴公子ジュニアの怪演とか、コミカルな悪党が似合っていますが、仕事人Vのラスボスでもあったのですね。良い役者さんの最後の活躍を楽しみにしたいです』とか、キャラ愛を披露する蘊蓄語りとか、読み応えのある感想を書ける人間を尊敬するなあ、と」

 

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クリスマス・イブのWショーカ

NOVA帰還

 

NOVA「ただいま〜」

翔花「わあい、NOVAちゃんだ〜」

晶華「クリスマス・プレゼントちょうだい〜」

NOVA「俺はサンタじゃないから、プレゼントなんてないぞ」

晶華「だったら、これに着替えて」

NOVA「何で、サンタのコスプレをしないといけないんだ?」

晶華「もちろん、私たち良い子にクリスマスプレゼントを贈るためよ」

NOVA「そんなにプレゼントが欲しいのか?」

晶華「当たり前よ。この日のために、1年間、辛くて厳しいアシスタントガール業に励んできたんだから」

NOVA「辛くて厳しい? 楽しく面白いの間違いじゃないのか?」

晶華「とにかく、今のNOVAちゃんの選択肢は2つよ。私たちに何でもいいからプレゼントをくれるか、それとも寒空の下、雪山登山に行くことよ」

NOVA「雪山登山は絶対イヤなので、頑張ってプレゼントを見繕います」

 

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