Shiny NOVA&WショーカのNEOスーパー空想(妄想)タイム

主に特撮やSFロボット、TRPGの趣味と、「花粉症ガール(粉杉翔花&晶華)というオリジナルキャラ」の妄想創作を書いています。

復活のK(ホビー館創設20周年バトル話1)

塔への侵入者

 

晶華「さて、14日の土曜日だけど、昼間は特に何も起こらなかったわね。このまま何も起こらなくて、全てはNOVAちゃんの杞憂でしたってことになればいいんだけど」

ケイPマーク2『油断してはなりません、晶華ママ。事件が起こる可能性が高いのは夜、と古来から決まっています』

晶華「だけど、よりによって何で今日が14日の土曜日なのよ。できれば、今夜は『仮面ライダークウガ』をYouTubeで見たいのに。前回はキノコ怪人の毒攻撃で雄介さんが大ピンチで続きが気になるんだから。ケイソンが出て来たら、絶対に文句を言ってやる」

ケイPマーク2『ん? 塔に接近する影あり。パターン青、シロです』


シン・ゴジラ 巨災対 BGM EM20 ”組織結成”

晶華「使徒なら、すぐにシンジ君を呼ばないと」

ケイP『シンジ君って誰ですか?』

晶華「いたじゃない。NOVAちゃんのストーカーやってて、コメント欄に変なことをいろいろ書いて、『よしりん何ちゃら』ってハンドル使って、通称シンジって呼ばれていた人

ケイP『今もいますよ。名前を変えて、アステロイド観測所のコメント欄に出没しております。20周年記念でマスターNOVAが忙しいから相手できないって記事で書いているのに、12日もまた空気の読めないコメントを入れて、当面放置されています。この時期にブログコメントを入れるなら、せめて「20周年おめでとう」の一言ぐらい述べるのが社交的マナーだと考えますが、それはともかく、そんな人をこっちに呼んで、一体どうすると言うのです?』

晶華「悪霊と戦ってもらうのよ。悪霊VS後ろ向きネガティブパワーのどちらが勝つか、見てみたい読者の人もいるのではないかしら? いわゆる目には目を、的な何か?」

ケイP『そんなヨドンだ、つまらない戦いを見たい奇特な読者がどれだけいるか分かりませんが、彼はマスターNOVAに当ブログでの書き込み禁止処分を食らったままなので、こちらにコメントすることは許されない身です。まあ、できることがあるとしたら、アステロイドで「20周年を祝う」ことぐらいでしょうか』

晶華「うん、こっちは絵師の人の応援の声が耳に届いて、勇気100倍だし、これなら使徒が来ても大丈夫だと思う」

ケイP『使徒ではなく、シロですよ。それとリトルな青龍くん』

晶華「え? シロ君とリウ君? だったら、どうして直接、塔の中に飛び込んで来ずに、外から接近してくるのよ。それに紛らわしいBGMを流さないで。てっきりエヴァ使徒かと思ったじゃない」

ケイP『それはこちらです』


ヤシマ作戦 DECISIVE BATTLE

晶華「どっちも同じようなものじゃない?」

ケイP『同じようなものですね。まあ、エヴァゴジラシンカリオンを通じてリンクしているという話ですし、もうすぐそこにウルトラ時空もつながるのではないか、と予想されます』

晶華「とにかく二人がお手伝いに来たんだったら、すぐに迎えてあげないと。今はどこにいるの?」

ケイP『塔の中のダンジョンを駆け抜けて、ここまで上がって来る途中ですね。うまくトラップを避け、強敵とは戦わずに逃げたりしながら、最小限の労力とスピードで迷宮突破。さすがは忍者、と言ったところでしょうか』

晶華「何で、そんな風に探知できるのよ」

ケイP『だって、マスターNOVAが塔の中のダンジョンのマップを、私の中にインプットしてくれていますからね。それに塔内の管理オペレートは私の仕事です』

晶華「知らなかった」

ケイP『晶華ママがマスターとお喋りしている間に、私は私の仕事をきちんとしていたのですよ。正に縁の下の力持ちといったところでしょうか、ハハハ』

晶華「もう一つ聞いていい、KPちゃん? どうして、今回はそんな口調なの? 前の記事の『おいら』とか『ピプ』はどこに行ったの?」

ケイP『今回はシリアスなバトル編を予定しているみたいなので、日常編の口調じゃコメディーになるだろうと空気を読んでみたのです。空気を読むのは、人間性の一つですからね。まあ、たまに、どうしようもなく空気を読めない人もいらっしゃいますが』

晶華「そんな人の話は、もういいわ。それより、白青忍者の人たちよ。今どうなってる?」

ケイP「どうやら、ダンジョンを突破して、まもなく到着するようですね。3、2、1……」

 

シロ「(扉を開けて)やあ、アッキー。まだトラブルは発生していないようだな。邪神Kって恐ろしい悪霊が出現するって情報を聞いて、辺りをざっと探ってみたけど、今はまだ平和みたいだから、ついでにいろいろ食材を狩って来た。アリナ様から託されたホールディングバッグにいっぱい詰め込んだから、後で仕分けを手伝ってくれ」

リトル「ふう、ふう、シロ姉さんのスピードに付いて行くのは大変だったですぅ」

シロ「それでも、だいぶ付いて来れるようになったじゃないか。これなら、琉球忍者下忍の資格を得る日も、遠くないだろう」

 

晶華「……あのう、二人は何で塔のダンジョンみたいな危険な場所を、わざわざ駆け抜けてきたわけ?」

シロ「え? ここってそのための修行場じゃないのか? 日頃の運動不足を解消するための、塔内にいながら経験値稼ぎができるためのダンジョン。さすがは新星さまだよ、このような施設を用意して、日常生活の中で自分を鍛えられるように設計するなんて。これこそが、あの人の強さの秘訣だったんだなあって」

リトル「まさに、暮らしの中に修行あり。ニキニキですぅ」

晶華「そんなはずはないって思うんだけど……」

 

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妖精郷の、ドルイド娘(SWフェアリーガーデン2−8.5)

20周年を前に

 

NOVA「今回は、やり残したキャラの成長記事なんだが、その後で、俺はコンパーニュ南の屋久島に向かうつもりだ」

晶華「私も行く〜」

NOVA「いや、ダメだ。お前はケイPマーク2と一緒に、ここで20周年記念の準備をしなければならない。それと、ケイソンもしくは、それに準じた悪霊の復活に備えて、この塔を守る重要な任務がある」

晶華「悪霊の日は、14日の土曜日。今日が13日の金曜日だから、明日には復活するのね」

NOVA「そう。この悪霊退治こそが、20周年を迎えるに当たっての最大の試練になるはずだ」

晶華「悪霊退治は花粉症ガールの使命。それこそが私のこの世に生まれてきた理由の一つ」

NOVA「そうだ。日頃はアシスタントガールとして楽しい日常生活を送っているが、お前がバトル創作のヒロインである以上は、そういう使命からも逃れられない」

晶華「分かったわ。私は自分の使命から逃げない。このブログの平和は私が守る」

NOVA「ああ、しっかり頼むぞ。特に、この〈夜明けの尖塔〉(サンライズ・スティープル)は絶対に守り抜かねばならん」

晶華「私たちの家、大事な拠点だものね」

NOVA「いや、それだけじゃない。前にも話したが、この塔はFF3のクリスタルタワーをイメージソースにしたダンジョンになっていて、中には危険な魔物たちがいっぱい封印されている。もしも、この塔が破壊されたり、闇の手に落ちたりしたら、封じられた魔物が世界に解放され、大変なことになってしまうんだ」

晶華「そんな設定、聞いてない」

NOVA「最近できた設定だからな。ただ、元ネタはあってな。FF3以前の1987年に俺が趣味で書いたファンタジー小説『光の杖』に、敵の魔術師の拠点〈夕闇の尖塔〉(ダスク・スティープル)というのがあって、〈夜明けの尖塔〉(サンライズ・スティープル)が闇堕ちするとダークタワーみたいになるわけだ。なお、『光の杖』にまつわる設定に興味のある方は、こちらを参照

晶華「ダスク・スティープルなんて名前、高校生の時に考えたの?」

NOVA「ああ、当時はダークタワーなんてストレートな名前がダサいと感じて、和英辞典を調べて、それっぽい単語を見つけ出したりしていたなあ。もっとも、ダークタワーなんて名前だったら、後からスティーブン・キングの小説が翻訳出版された際に、何だか名前をパクられた気になっていたろうが」

晶華「いや、キングさんの『ダークタワー』の方が早いんだから、パクった呼ばわりはおかしいでしょう」

NOVA「中高生時代は、無知な割に自意識過剰だから、なまじ勉強したと自認している者ほど、自分の知識やアイデアが至高の素晴らしいものだと錯覚しやすいんだよ。当然、その慢心は世間に出ると、狭い自分の考えがいかに陳腐で月並みなものかを悟って、鼻っ柱を叩き折られて、アイデアにより磨きをかける方向を模索したりもするんだが。とにかく、高校時代に考えたダスク・スティープルの設定を今さら流用することになるとは、昭和時代には考えもつかなかったろうな」

晶華「正に、昭和NOVAちゃんから、平成NOVAちゃんを通じて、令和NOVAちゃんに受け継がれたアイデアの遺産ってところね」

NOVA「スティーブン・キングだって、『ダークタワー』小説を学生時代のアイデアから昇華させて、30年以上かけて完成させたそうだし、しかも、そのきっかけがトールキンの『指輪物語』ということで、俺も同じことをしているような気になる。水野さんのロードスも似たような経緯で書かれた作品だし、こういう先達からの継承を自分なりに味わいながら、パスティーシュ(模倣して混ぜこぜすること。二次創作・パロディの高尚な言い方)できているのは、プロじゃないアマチュア作家としては至高の娯楽だと考えるわけだ」

晶華「でも、30年以上前の自分の作品からアイデアを引き継ぐなんて、セルフオマージュの一種でもあるわけね」

NOVA「それを言うなら、ジェイソンから誕生したケイソンとか、ドゴラから誕生して諸要素を混ぜこぜしたケイPとか、うちの作品世界は元ネタありきの集合体なわけだ。ええと、鳥山明のペンギン村みたいなものか? あそこも、ウルトラマンとかスーパーマンとかゴジラとかもパロディー化して出演してるし」

晶華「だったら、私がアラレちゃんで、NOVAちゃんが千兵衛さんで、KPちゃんがガッちゃんみたいなものね」

ケイPマーク2『クピプー!?』

NOVA「うわー、俺が千兵衛さんの役どころかどうかはともかく、晶華がアラレで、ケイPがガッちゃんが元ネタと言われると、何となく納得できそうだ。まあ、キャラの立ち位置が似ているってだけで、ガッちゃんとドゴラは関係ないけど(それでも原作のネーミング元が、ガメラゴジラを合わせてガジラという程度には関連性がある)」

晶華「独身の博士と、彼の生み出したメガネの可愛い女の子と、その子が冒険先で拾ってきたペットみたいなお友達って構図は、そのままね」

NOVA「俺は博士じゃないよ、魔術師だよ。しかも物書きだよ」

晶華「で、早く屋久島に行かないといけないんでしょう? 前置き無駄話はこれぐらいにして、キャラ成長しない?」

NOVA「そうだな」

 

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20周年記念の企画始め

さて、何をしようか?

 

NOVA「20周年は祝うべき行事なんだが、さて、どうやって盛り上がろうかと考えると、『俺は勝手に盛り上がれる』ことに気づいたが、どうやって盛り上げようかと考えると悩み出している俺がいる」

晶華「何それ?」

NOVA「俺は自己プロデュースを志して生きてきた人間だからな。一人ボケ、一人ツッコミ芸とか、妄想リプレイとか、自己完結とか自己満足なら大得意なんだが、いざ他人を集めて、みんなを盛り上げようと思うと、二の足を踏みがちなんだよ」

晶華「それが陰キャラNOVAちゃんの宿命って奴ね」

NOVA「そこで、ゲームマスターとしての自分を呼び起こすと、やはり冒険の目的を具体的に設定して、各キャラにできることできないことを把握あるいは想定して、シナリオ作りに取り掛かることになる。まあ、俺がわざわざ盛り上げようとしなくても、プレイヤーが陽キャラ揃いで、俺はシナリオ準備係と裁定役だけでいいなら、勝手にプレイヤーの盛り上がりに期待すればいいんだけどな」

晶華「ところで、会場はここでいいの?」

NOVA「そのつもりだが、俺の拠点になっている、このクリスタルタワーを会場にするのは無理だということに気づいた」

晶華「どうしてよ?」

NOVA「クリスタルタワーをあまり話題にすることはなかったが、一応、俺の拠点はクリスタル湖畔によく似た場所に構築したクリスタルタワー、正式名称〈夜明けの尖塔〉(サンライズ・スティープル)という設定だ」

晶華「その辺の物語は、2年前のこの記事辺りがお勧めよ」

NOVA「本当なら、キラメイジャーが始まったときに、クリスタリアとうちのクリスタル湖とかクリスタルタワーと関連づけを持たせるのも面白いかな、と思ったんだが、現役番組には直接タッチしないという俺ルールにより、その辺のリンクは番組終了後に行おうと思う。とにかく、俺の拠点の塔の元ネタの一つは、FF3のラスボス前のザンデがいるクリスタルタワーなんだ」


【SP版FF3】58 ファイナルファンタジー3 クリスタルタワー BGM

 

晶華「クリスタルタワーの頂上は、闇の世界につながっていたりするわね」


ファイナルファンタジーIII 闇のクリスタル アレンジ

 

NOVA「闇の世界で流れるBGMは、いかにも勇壮で俺好みだったなあ。ラストダンジョンの曲が、不気味で陰鬱なパターンもよくあるが、それだとプレイしていて気分がドンヨリするので、やはり最終決戦が近づくのを盛り上げる曲であって欲しいし、ラスボス戦は格好いい曲であって欲しいな」


ファイナルファンタジー3 PSP 暗闇の雲戦


【ドラクエ3】勇者の挑戦(vsゾーマ戦のBGM)

 

NOVA「そして、エンディングはこれかな」


ドラゴンクエスト「この道わが旅」ヒーローズVer.♪

 

晶華「だけど、こちらも甲乙付け難いわよ」


【MAD】そして伝説へ…【完全版】

 

NOVA「って、うちのブログのカテゴリーには『ファイナルファンタジー』はあるのに、ドラゴンクエストがなかったことに今、気付いたや。今年はダイ大で話題にする機会も増えそうだから、今さらながら『ドラゴンクエスト』カテゴリーを設定しておこう」


【ダイの大冒険】~旧アニメ最終回シーン~【バラン撃退(おまけつき)】

 

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ホビー館創設20周年への序章

一週間前になって

 

NOVA「いよいよ、来週の月曜が11月16日。俺のサイト『ホビー館』の創設20周年の記念日だ」

晶華「それに向けて、いろいろ準備を整えようってことね。コンパーニュでは、ミストグレイヴの第1部が完結したみたいだし」

NOVA「ああ、ヒノキ姐さんたちが頑張ってプレイした結果だな。もっとも、メタ的には、作者が週末に頑張って書いた結果なんだが」

晶華「おつかれさま。じゃあ、次は私たちのフェアリーガーデン第2部も完結させましょう」

NOVA「いや、それは諦めた」

晶華「どうしてよ。コンパーニュにできて、私たちにできないなんて、恥ずかしくないの?」

NOVA「う〜ん、この1週間ずっと頑張ればできないことはないんだが、その気になれば、3日もあれば何とかなると思うんだけど、それで完全燃焼してしまって、肝心の20周年祝いがシオシオのパーになってしまっては、本末転倒な気がしてな」

晶華「つまり、20周年の勢いづけで頑張るはずの記事で、気力体力を消耗してしまえば、本番で力を発揮できないってことね」

NOVA「まあ、人間、目標は高く持って、その中で、できること、できないことを見極めながら、地に足ついて『限界を越えないように』頑張ることも大切なんだな。そう、キラメイレッドの精神って奴だ」

晶華「無理をして燃え尽きてしまっても、ダメってことかあ」

NOVA「そもそも、俺は短距離ランナーじゃなくて、長距離ランナーだからな。ペースアップのタイミングと、持続可能なマイペースのタイミングを図りながら、攻めるときは攻める、守るときは守るって切り替えを重視しているわけだ」

晶華「今はどっち?」

NOVA「サイト創設20周年に向けて、リプレイ2本を完結させるって目標を掲げたときが、攻める時だな。そして、それを応援してくれる声とか、無言のメッセージとかが俺の味方であり、そういう俺のヤル気に対して、水を差すような自己中コメントが、味方とは言えないジャマールということになる。まあ、人と関わる以上、自分のペースだけで行動できないことは百も承知だし、人間、やりたいことだけでなく、時としてやりたくないこともしないといけないわけで、そこはまあ、真っ直ぐハッピーを追求する気持ちとともに、一種の諦念も必要と悟ってはいるわけだ」

晶華「大きな目標を掲げたのが攻め時で、それを応援してくれる人は味方。だけど、邪魔する者にペースを崩されたから、諦めたってこと?」

NOVA「他人のせいにしてしまえば、そういうことだよな。そして、人間、自分のやりたいことが上手く進まないときは、外部のせいにしたがる醜さも持っていて、文句の一つも言いたくなるんだが、そうしたからと言って、自分が立派になれるわけじゃない。自分のペースが乱されたなら、そういう状態に応じて、スケジュールに軌道修正を図ることも大切。感情を害されても、そこで腐ることなく、堅実に進みゆくのが守り時って奴だ。少なくとも、コンパーニュでは目標達成できた。ならば、二兎を追わずとも、こっちはこっちで新しい方向性で20周年を迎えればいいわけだ。俺は有言半実行の男だと言っているわけだしな」

晶華「有言半実行かあ。そんな記事もあったわね」

NOVA「言ったことの半分でも実行しながら、残った半分はまた次の課題にするか、それとも見切りを付けて別のタスクに切り替えるかを判断することも大事。あえて、完成させずに画竜点睛を残しておき、ここぞというタイミングで完成させる、というのも、また一興。一気に仕上げる醍醐味もあれば、最後に溜めておいて、期待を持たせて、満を持して、という締め方もある。フェアリーガーデン第2部は、20周年記念を祝った後の楽しみに取っておこう、と言うことだな」

晶華「物は言いようってことね」

NOVA「ああ、物は言いようだ。それによって、ポジティブにも、ネガティブにもなれる。『予定どおりに記事が完結しませんでした。残念です』なんて言っちゃえば、20周年が祝えないだろう? 『記事は完成したけど、力尽きました』とテンション下げてしまうのも、どうかと思うし、俺の場合は割とそういうことをやりがち。だけど大切なのは、『記事を完成させること』ではなくて、『20周年を祝うこと』なんだ。前者は手段で、後者が目的。手段に夢中になって、目的を疎かにするのが、若さゆえの過ちって奴なんだな。若い人間なら許されるが、50にも近い人間がそんな過ちを続けるのは恥ずかしい話だ」

晶華「つまり、NOVAちゃんの方針は『記事は完成しませんが、20周年は盛り上げます』ってこと?」

NOVA「それも少し惜しいな。記事の未完成をネガティブにしてしまえば、お祝い事に水を差す形になって、つまらない。ここはこう明言すべきだろう」

 

 20周年を盛り上げて、その勢いで、妖精郷第2部完成に向かいます。

 過去から現在、現在から未来に受け継ぐのが、ホビー館の志であるゆえに。

 

晶華「……と言うことで、妖精郷の話は来週以降に先送り、と」

NOVA「キャラ成長だけは、 今週中にしておくけどな」

 

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文化の日のG話

文化の日に際して

 

NOVA「ふう、ハロウィン記念のGMから解放されて、ホッとしている俺がいる」

晶華「まだ、今回のミッションのキャラ成長を残しているんですけど」

NOVA「少しは休ませろよ。TRPGの妄想リプレイ記事を書くのも、結構大変なんだからよ。おまけにフェアリーガーデンは道に迷ったり、妖精のいたずらで飛ばされたりして、ストーリー展開が読めないこともあって、これで終わりだ、と思っていたら、思わず長引くことがあって、ゲッてなるわけで」

晶華「そういう、ままならないダイス目は見て見ぬふりをして、なかったことにすればいいのに……」

NOVA「そういうズルをしたら、ゲームそのものが楽しめないだろう? ランダムに思いがけないことが起こるから楽しいんじゃないか」

晶華「だけど、ランダムに思いがけないことが起こって、文句を言ってるじゃない?」

NOVA「その思いがけないことに意味を感じて、充実できたら面白い。だけど、ランダムが単に時間の浪費とか、自分の完璧な計画とかスケジュールと思ったものが醜く歪んでしまうと、不満だって出る。俺が求めるのは、セレンディピティって奴なんだ」

晶華「何、そのセレブパーティって?」

NOVA「セレブはセレブリティの略で、著名人・有名人の意味だが、日本だと金持ちの意味で使われがちだな。しかし、セレンディピティってのは「金持ちの宴」って意味ではなくて、「思いがけずに飛び出した幸運」「掘り出し物」、インターネットだとブラっとネットサーフィンしていたら舞い込んできた興味深い情報だな。例えば、気まぐれに誕生日ネタを調べた時に、『へえ。この人の誕生日は今日だったのか』と思ったりとか、先月、ゲッターロボのネタをブログであれこれ書いて記憶がまだ新しい段階で、来年夏に『ゲッターロボアーク』のアニメ化が発表されて、非常にタイムリーな想いを味わったりして、自分が時流に乗れていると感じたときとかは、セレンディな気分になれる」


「ゲッターロボ アーク」PV第1弾

晶華「へえ、YouTubeさんはゲッターロボOVA配信祭りをやっているのね」

NOVA「まあ、俺は一通り見ているからいいんだが、それでも世の中のゲッター線濃度が高まって、人類の敵コロナウィルスを死滅させてくれるなら、俺はゲッターロボに融合したって構わないって気になるぜ」

晶華「そうなったら、どうなるの?」

NOVA「ゲッターロボNOVAって作品はまだないはず。俺の名を冠するゲッターが出れば、何だか自分が無敵のロボになったみたいで、嬉しくならないか?」

晶華「ロボになったら、日常生活はどうするのよ?」

NOVA「格納庫で待機して、いつでも出撃できるように準備しているんだろうなあ。時々、メンテナンスされたりして、旧式化すれば博物館に飾られたりもする」

晶華「それがNOVAちゃんにとっての幸せなの?」

NOVA「う〜ん、何だか少し違うような気がする。ロボになっても、特撮ヒーローやTRPGスパロボを楽しんだりできるんだろうか?」

晶華「スパロボを楽しむロボ? 意味がよく分からないんですけど」

NOVA「勇者ロボとか、トランスフォーマーみたいな自意識を持ったロボなら、自分たちの活躍を描いた作品やゲームを楽しむかもしれないぞ」

晶華「だったら、NOVAちゃんが夢見るロボって、普段は人間のように暮らして、敵が攻めて来た時にロボになるタイプね。クリスタリア宝路さんみたいな」 

NOVA「そいつはシャイニーでワンダーだな。他には、融合合体のダグオンとか、ロボに乗るよりも、ロボになる方に親近感を感じそうだ。どうも、操縦タイプだと操縦技術が追いつかなくて、敵に勝てそうにない。操縦するにしても、脳波コントロールとか、AIが基本動作をやってくれ、俺は技名を叫んでいるだけの機体がいい」

晶華「……って、文化の日にこんな話をしちゃうところが、NOVAちゃんらしさなのね」

NOVA「ロボもまた、文化だからな」

 

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妖精郷の、未来のドルイド娘(SWフェアリーガーデン2−8)

最初からクライマックスバトルだぜ

 

GM(NOVA)「今回は前振りはなしだ。大樹の森で、ロイヤルゼリーを入手した君たちに向かって、剣のかけら入りキラービー、すなわち殺人蜂の群れが襲い掛かる。果たして、この脅威を切り抜けることができるかな」

ミリィ(晶華)「だけど、レベル2なんだよね」

GM「おっと、前回はうっかり、そう言ってしまったが、魔物知識判定をまだしていないんだったな。別のリプレイでは、〈狩人の目〉なるアイテムを装備しているキャラがいるから、判定に失敗しても相手のデータが分かる仕様だが、こちらでは、そんな便利なアイテムはない。だから、小説家のサイバ☆リオン、君に魔物知識判定をしてもらおうか」

サイバ(ハイラス)「承知した。(コロコロ)達成値は14でござる」

GM「さすがは知識を極めし小説家。弱点までバッチリ見抜いて、命中率+1ボーナスが得られるぞ」

マークス(ケイPマーク2)「ここぞとばかり、自分のキャラを露骨に褒めてますね。聞いていて恥ずかしくなるほどに」

GM「成功した時には褒める。これが俺の教育方針だ」

ミリィ「失敗した時には?」

GM「可愛い子どもには、惜しかったね、と励ます。しかし、全然惜しくはないダメな大人には、どこがダメなのか、改善すべき点をネチネチと説教する。俺の指導はしつこいぜ。場合によっては、3時間ぐらい濃密に書くことすらあるが、ネット上でそれをしても、相手が読まなければ、あるいは読んでも直らなければ、徒労に終わるものだからな。まあ、俺の説教芸がたまに好評でウケる時がないわけでもないし、ボケに対するツッコミ芸として昇華できればいい、と考えているのが現状だ」

ミリィ「長文説教癖とか、寄り道脱線癖を芸風と考えているのは、NOVAちゃんぐらいでしょ」

GM「『芸は身を助く』と言うからな。ただの癖は無意識だが、芸レベルになると意識してやってる。上手く芸や技として極めれば、エンタメにだって昇華できると信じてるぜ。それはともかく、キラービーが攻めてくるのに、のんびり説教や寄り道脱線している場合じゃねえ。とっとと先制判定しろよ。こっちの先制値は10だから、まず失敗なんてしないだろうがな」

ミリィ「そうね。ピンゾロが出ないと失敗しないし。はい、成功。じゃあ、全員、後衛スタートね。まずは、リオン様に【スパーク】を掛けてもらいましょう」

サイバ「初心者プレイヤーにアドバイスかたじけない。では、操霊魔法【スパーク】を使うでござる。魔力6に、出目は4。つまり達成値10でござるな。これは運命変転が必要であろうか?」

GM「蜂の精神抵抗は9しかないんだ。運命変転するまでもなく、抵抗失敗……いや、ちょっと待て。剣のかけら入りだと、抵抗力にボーナスがもらえるんだったな。フッ、我らキラービー3兄弟、そんじょそこらの蜂よりも鍛えているのだ。そのような、つまらん魔法など効かん。ブンブンブンと羽音で高笑いしているぞ」

ミリィ「何、この蜂ウザい。どうして、レベル2のザコなのに、そこまで自己主張旺盛なのよ」

GM「まあ、GMが俺だからだろうな。一寸の虫にも五分の魂って言うだろう? ボス敵が自己主張しなかったら、クライマックスバトルが盛り上がらんだろうが」

サイバ「だったら、ここで人間キャラの特権、運命変転と言って、ダイス目をひっくり返せばいいのでござるな。フッ、キラービー3兄弟よ。お前たちの運命はこのぼくの手に握られている。お前たちの結末はぼくが決める。ダイス目が10になって、達成値16」

キラービー『何だと? 魔法の威力が向上しただと? バカな。これでは抵抗できん。ぐふっ』

サイバ「ダメージは、6点×3体でござる」

キラービー『フッ、所詮はその程度か。普通の蜂なら死んでいたが、鍛えに鍛えたキラービー3兄弟、残りHPはまだ9点も残っておるわ』

マークス「GMに質問。さっきからやたらと蜂の声がうるさいのですけど、本当に喋っているのですか?」

GM「いいところに気付いたね。このキラービー3兄弟は体内に宿した剣のかけらの魔力で、細やかながらも知性らしき物を身に付けたんだ。ただし、発声器官まで備わったわけではないので、君たちにはその心の声はブブブという羽音としてしか聞こえない。まあ、虫語が分かるキャラなら、理解できるんだけどね。グラスランナーとか」

ミリィ「じゃあ、どうして、さっきから喋ってるのよ」

GM「理由その1、クライマックスバトルを盛り上げる演出。理由その2、ドルイドだったら虫の声だって分かるんじゃないの?」

ミリィ「え、分かるの? ハイラスおじさん?」

サイバ「そう言われてみれば、プレイヤーの私は分からないでもないが、ソード・ワールドドルイドには、そういう呪文があるのでござるか?」

GM「ざっと見たところ、生身の動物と交信するような呪文はないな。あくまで動物が霊化した精霊体を操るだけで、生きている動物そのものには意外と働きかけられないのが森羅魔法のようだ。ドルイド技能単独だと、ペットを持つことすらできないので、生き物を飼いたきゃ、結局、ソーサラーの使い魔か、ライダーかバード技能に頼るしかなさそうだ」

ミリィ「ふうん。まあ、いいわ。会話が通じたところで、目の前の蜂がウザいことには変わりないもの。残り9点のHP、このカシュミーラがしっかり削りとってあげる。そう、《魔法拡大/数》を宣言して【ファイアボルト】の3倍掛けをするわ。魔法行使判定は13と言って、抵抗貫通。くらいなさい、炎の矢。ダメージは、クリティカルで14点、普通に9点、さらに9点。ざっとこんなところかしら」

GM「するとカシュミーラの放つ炎の中に、狼の精霊体が見え隠れし、炎の狼牙となって蜂を焼き尽くすような感覚を覚えた」

ミリィ「そう、これがタイタン様より伝授された森羅魔法の糸口なのね。妖精の力に加えて、新たに動物霊の力があたしに味方してくれる」

サイバ「何だ、今のは? 異世界の物語の中にしか登場しない獣の霊、精霊体の力だって? 伝説のドルイドの力、まさか、この目で見ることができるとは……と、ぼくは驚くでござる。何しろ、これまでのラクシアでは知られていない力の発現を目の当たりにしたわけであって、博識を誇る者だからこそ、これが全く新しい魔法であることを理解した」

マークス「まさか、ミリィさんがただの妖精使いとは異なる力に覚醒したのですか?」

GM「みんなで驚いているところ済まないが、ルーンフォークには動物の精霊体の力が全く感じられない。妖精はグラタンにもらったメガネの魔力で見ることができるけど、動物霊はメガネの対象外なので、キャプテンはカシュミーラの得た新たな力に気づかないままなんだ」

マークス「それは残念。つまり、私はリオンさんが何に驚いているか、さっぱり分からないんですね。今日のリオンさんは、いつもにも増して変だな、って思っています」

GM「いつも変だと思っていたわけだな(苦笑)。まあ、いい。ともあれ、クライマックスバトルはこれにて終了だ」

ミリィ「【スパーク】と【ファイアボルト】だけであっさり片付いたものね。過剰な演出で時間を掛けただけで」

 

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妖精郷の、大樹の森(SWフェアリーガーデン2ー7)

ハロウィン明けた後のプレイ

 

GM(NOVA)「さて、前回の話だが、ハロウィンで雑談に夢中になったり、お菓子を食べたり、何故かソード・ワールドでなくてナイトウィザードの話に流れたりした挙句、GMがハイラスから俺に交代してしまって、戦隊ものでよくある『入れ替わり回』みたいな展開になってしまっている。小説家のサイバ☆リオンと、そのゲームを仕切るGM神が入れ替わって、少なくとも1ミッション終わらないと元に戻れないというアクシデントが発生した。

「だから、俺をプレイヤーに戻すために、君たちは頑張って、『大樹の森でロイヤルゼリーを集めないといけない』わけだ。さあ、プレイを始めようか」

ミリィ(晶華)「それって、前回のあらすじとしてはどうなの?」

マークス(ケイPマーク2)「決して間違ったことは言ってないけど、物語の中ではなく、外の話ですよね」

サイバ(ハイラス)「とにかく、ゲームマスターからいきなりプレイヤーになってしまい、ぼくは戸惑っているでござる」

GM「まあ、神の身から人の身に落とされたようなものだからな」

ミリィ「ん? すると、あたしがGMになったら、神さまを名乗ってもいいわけ?」

GM「いいことに気づいたようだな。キャラクターが神になることよりも、プレイヤーがゲーム内の神の立場になることの方が楽だぞ。今から、お前がGMをするか?」

ミリィ「だったら、誰がミリィを代わりにするのよ」

GM「そりゃ、俺かハイラスじゃないか」

ミリィ「却下。このあたしの美しいエルフの体を、むさ苦しいおじさん2人に好きに扱わせるわけにはいかないわ」

サイバ「ぼくも、女性キャラを演じるのは、ますますハードルが上がるでござる」

GM「まあ、そういう時は、GMのキャラをNPCかフェロー扱いするのが定番だろうけどな。とにかく、俺も勢いでGMをやることになったが、ハロウィンが明けてみると、何をバカなことをやってんだろう、この作者は、と自己ツッコミしてしまう状況なわけだ。正に妄想暴走リプレイだろう、これ」

ミリィ「他にない展開よね」

GM「まあ、こうなったら仕方ない。頑張って1ミッションをクリアして、このカオスな状態を解消してくれ」

 

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